わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

自己免疫疾患

紫外線治療は小児の白斑に対して効果があります

さて、今回も紫外線治療についてのお話です。

この機械を導入してからそろそろ2ヶ月が経過しようとしています。

毎日稼働していますが、早速幾つかの疾患で変化が見えてきました

 

それは白斑です。

半分以上の方の白斑に色素の新生が見られるようになってきました。

といっても、まだ治療開始して数週間と言ったところですが、

周囲の一部に色素が出てくることも多く見られるようになりました。

また白斑全部に色素が出現し、白斑自体がなくなってしまった例も出てきました。

 

こればびっくりすることではありますが、すごく嬉しいことでもあります。

昔から白斑の治療に劇的な効果を示すものはありませんでした。

ステロイド外用。

プロトピック外用。

ビタミンD3軟膏外用。

などで治療をしていましたが、色素の出てこない人は出てこない。

 

しかし、紫外線を併用することにより、一気に白斑は治療できる病気になったという

印象があります。

もちろん、期間の長い人、面積の大きな人は治りにくいかもしれません。

でも、逆に言えば、最近できた白斑。小さな白斑は十分に治療ができる。

しかも、塗り薬と併用すれば更に効果を高くすることができる。

そういった病気になってきたようにも思えます。

 

なので、白斑に対して紫外線治療を併用することは、試してみても良いものかもしれません。

もちろん医療保険も効きますので、自己負担額も少く済みます。

乳児医療券も使うことができますので、

白斑ができて悩んでいる子どもで、紫外線治療をしたことの無い子がいましたら、

一度相談に来られても良いかと思います。

まあ、週1回の治療が必要になりますので、通院できる方という限定にはなりますが、

きちんと通ってみて治療してみたいという方はご検討ください。