わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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アラフォーの子育て

おくるみいろいろ。


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 先日、イギリス王室のキャサリン妃が、第二子をご懐妊とのニュースがありましたね。

ジョージ王子に続き、王位継承権第4位となるそうですが、

次は男の子、女の子どちらでしょうね。

 

このジョージ王子ご誕生の時に、ご愛用されているとのことで、

一躍有名になったおくるみが、エイデン&アネイ(aden+anais)。

我が家もお祝いで頂いたので、さっそく試してみました。

 

たしかに、柔らかいですし、ガーゼ素材なので、お洗濯してもすぐ乾きます。

実際におくるみとして使うことは、新生児期の数回のみでしたが、

お出かけ時に1枚持っておくと、肌寒い時に赤ちゃんの上にかけたり、

お友達のうちで赤ちゃんを寝かせるのに、下に敷いたり、

おむつ替えの時にシートとして使ったりと、とても便利。

 

だっこひもの時には、日よけにしたり、クリップで留めれば、即席の授乳カバーにもなります。

速攻で買い足し、今はベビーベッドのシーツ代わりにも使っています。

うちの子はすぐ吐く子なので、洗ってすぐ乾く敷物は、とても重宝しています。

 

ところが、別のおくるみの存在を小耳にはさんだので、調べてみました。

それが、スワドルデザインズ(Swaddle Designs)。

 

じゃあ、比べてみたいな〜、と思ったのですが、

こちらは実物の取り扱い店舗が見つからない!!!

 

すると、あったのです。すぐ近くに。

妹が持っておりました。

しかも、5年選手の使用感たっぷりのもの。

エイデンアネイの物も持っていたので比べてみました。

 

エイデンアネイの方が厚みがあり、若干柔らかいかな、という感じ。

スワドルデザインズは、糸が細くて柔らかいのですが、薄くて生地に張りがある感じ。

ただ、だっこひもでお出かけする時には、アネイはかさばるので、

スワドルデザインズの方がコンパクトになります。

 

また、スワドルデザインズは、ディズニーコラボ商品が出ているため、

お好きなママには、たまらないかもしれません。

 

ただ、柔らかさで言えば、エイデンアネイから出ている、バンブーシリーズが一番でした。

そのかわり、生地に張りが無いので、シーツ代わりに使ったら、赤ちゃんの足の動きでくっちゃくちゃになり、

使いづらかったです。

 

用途に応じて使い分けするのがいいような気がしました。

 

どちらも、様々なシリーズが出ていますので、実際に比べてみるのが一番だとは思いますが、

私の主観では、この3つに限って言えば

柔らかさは、 a&a バンブー>a&a クラシック>スワドルデザイン(マーキゼット・ブランケット)

かと思います。

 

エイデンアネイは、普通の物(クラシック)の他にも、バンブー、オーガニック、コージーと

様々なタイプのおくるみがありますし、

スワドルデザインズは、厚手のアルティメットというタイプもあるようです。

 

また、どちらからも、おくるみ以外にも様々なアイテムが出ていますので、

試してみるのもいいかもしれませんね。

デザインで選ぶのもいいかも。(トップの写真は、我が家のスワドルデザインズです。)

 

どちらも、アマゾンでの取り扱いがありました。

aden+anais(エイデンアンドアネイ) swaddle クラシック・スワドル おくるみ 2枚セット for the birds【4027】   Swaddle Designs マーキゼット織おくるみブランケット サークル SD-052

指しゃぶりの仕方で湿疹のできる場所が決まる

そろそろうちの次女も生後3ヶ月になろうとしています。

指しゃぶりもだいぶ上手になってきました。

暇な時やおなかがすいているときには自発的に指を口にもっていっているようです。

そして、指を口につけて、それがおっぱいでないことに気が付きびっくりする。

・・・もっと早く気づこうよ。

 

などと眺めていると面白いことに気が付きました。

長女の時と指のしゃぶり方が違います。

具体的には手首の角度、指の入れ方。

などが微妙に違うのです。

 

長女はどちらかというと、横から指しゃぶりをしていました。

しかし、次女は縦に指をしゃぶっているようです。

 

実はこれ、大きな違いになります。

何が違うか?

湿疹のできる場所が大きく異なるのです。

 

一般に生後3か月くらいに出てくる湿疹は「乳児湿疹」といわれます。

以前にも書きましたが、これは厳密には「よだれによる接触皮膚炎(かぶれ)」です。

つまり、よだれの長時間付着した部分に湿疹ができるわけです。

 

ということは、その子の指しゃぶりの状態により、湿疹ができる場所が変わってくるのです。

つい先日も書きましたが、次女はほっぺたには湿疹はありません。

あごの真ん中に湿疹ができています。

 

これは、よだれが垂れることも原因ですが、指しゃぶりも湿疹の一つの原因なのです。

 

赤ちゃんをよく見てあげること

これが湿疹の予防に一番大事なことになるのです。

1ヶ月未満の子の湿疹が悪くならないわけ

新生児

1ヶ月未満の赤ちゃんの湿疹が悪くなることはほとんどありません。

 

・・・と言い切ってしまいましたが、これは意外に知られていません。

ではなぜなのでしょか。

 

実はこれには赤ちゃんの発達が関係しています。

具体的には手や腕の動かし方についてです。

 

手や腕の動かし方も年齢とともに段階を踏みながら発達していきます。

1ヶ月未満の子は肘を曲げて腕を動かすということはできません。

腕をバタバタさせることはできるのですが、よくみてみると、上下にブンブンと振り回すような行動しかできません。

そのために、湿疹ができたとしてもひっかくことができないので、

悪化することも長期化することもありません。

 

湿疹というのはどうも引っ掻いて初めて悪くなるようです。

まあ、いずれこのようなお話もしていけるかと思います。

新生児の皮膚の表面では陣取り合戦が行われています

新生児

さて、今回は赤ちゃんのお肌のお話をしていきましょう。

お話の内容は皮膚常在菌の話です。

 

新生児、生まれて数日の間は皮膚にいくつかの赤いぶつぶつができることはよくあることです。

この赤いぶつぶつは何もしないでいると数日でなくなってしまいますが、一体これは何でしょう。

 

実はこの赤いぶつぶつは毛嚢炎なのです。

簡単に云うと、毛穴にバイキンが入った状態のこと。

 

実は新生児の皮膚の表面では陣取り合戦が行われていて、

その影響が赤いぶつぶつとしてあらわれるのです。

 

赤ちゃんは胎児の時には羊水の中に浮かんでいました。

羊水にはバイキンはいませんので無菌状態にあります。

しかし、誕生とともにこの世の中のバイキンの洗礼を受けることになります。

つまり、

無菌状態の皮膚の上に様々なバイキンがつき始めるのです。

丁度椅子取りゲームのような状態でしょうか。

そして、数日のうちに皮膚の表面にはバイキンたちが一定のバランスを取りながら

住み着くようになるのです。

これを皮膚の常在菌と呼びます。英語でいうと、フローラ。臭いそうですね・・・

 

その常在菌が定着する過程で、バランスが一時的に崩れ、悪玉菌が皮膚で増え、毛嚢炎を作ることがあるのです。

 

え、こんなお話聞いたことがないって?

いやいや、CMでよくやっているではありませんか。

まあ、あれば腸内のお話ですがね。

・・・ピント来た方もいるでしょうか。お腹の中でも同じような事が行われているのです。

皮膚の表面は自然につくのですが、お腹の中は食品やその表面に付いているものから決まるという違いはあるのですがね。

 

なお、皮膚表面については、善玉菌や悪玉菌と言ったもの、およびその量と病気の発生原因との間には

はっきりとしたことはわかっていません。

あまりにも複雑過ぎるお話ですからね・・・

ただ、ひとつわかること。それは皮膚表面にも一つの世界が出来上がってるということなのです

妊娠がわかるまでのお話

新生児

最初に、妊娠がわかった時のお話をしていきましょう。

 

いや、正直発覚当日の話はよく覚えていないんですよね・・・

というのも、開業して半年くらいしか経過していない時です。

夏が終わり、冬体勢になり、患者さんの数はなかなか増えない環境。

往診など、今まで全くしたことのない業務が始まったばかりでもあり、

慣れない中無我夢中で働いていた時だったのです。

 

最初の気持ちは嬉しいというよりも戸惑う気持ちが最初でした。

というのも、多分2人目は無いだろう。

と思っていましたからね。

後は年齢の件もありました。

実際、かなりの年齢ですので、様々なリスクも高いと考えていました。

したがって、「ないな」と思っていたのですが・・・

 

妊娠が発覚してからも戸惑いが先に出ていました。

正直、「どうしよう」ばかりでしたね。

 

 

生まれてしまってからはもうそんなことはありません。

やるしか無いですからね。

 

では、どうして年齢のリスクにこれだけ敏感になっているのか?

そのお話は次回にしていきましょう。

看板娘が増えました

新生児

 

最近、ブログの更新頻度が落ちています。

申し訳ないとは思っているのですが、実は事情があります。

 

個人的な事情で申し訳ないのですが、

実は赤ちゃんが我が家にやって来ました。

 

現在その対応に追われています。

数年ぶりの子育て、しかも体力の衰えを実感する中での子育てということもあり、

再度一からやり直しの状態です。

 

また、今回の妊娠、出産、子育てのお話の中で皆さんの参考になるお話もあるかと思います。

アラフォー小児皮膚科医のやり直し子育て、2回戦。

さてさて、どんなことになりますのやら・・・

はじまり、はじまりです。

 

まあ、かくいう私自身もだいぶ心配ですが・・・