じつは、そうなんです。
なぜでしょう?
水虫の症状が起きるのは水虫の菌が原因。
確かにそうなんですが、あとは、水虫の構成タンパク質に対する
体のアレルギー反応。
という言い方をすることもできます。
つまり、水虫アレルギーですね。
このアレルギー。水虫の表面の蛋白にはあまり出ません。
そうですよね。水虫だって馬鹿ではありませんから(聞いたことはありませんが)
人間から排除されないように体の表面はアレルギーを起こしにくい
タンパク質を構成するようにできています。
(というか、アレルギーを起こしにくい菌が生き残った結果そうなったともいえますが)
しかし、水虫の体の中のタンパク質はそうも言っていられません。
だって生きていくのに必要なタンパク質ですから。
なので、水虫の表面のタンパク質と体内のタンパク質、
アレルギーを起こしやすいのはどっちかと言えば、
体内のタンパク質になるんです。
で、水虫の薬ですね、
この薬、水虫の体を破裂させるんです。
ばーん。
なので、死んだ水虫の体は粉々になり、皮膚の表面に散らばります。
そして、その成分に対してアレルギー反応が起きる。
だから、治療を開始した後に一時的に水虫が悪化したような症状が
出ることがあるんです。
でも、大丈夫。
水虫の菌の数は徐々に減少しますので、
そのアレルギー反応もだんだんなくなります。
というおはなしでした。
実はこんな事は別の病原菌でも起きることが知られています。
それは梅毒。
こんなことが知られています。
ただし、水虫の薬でかぶれてしまっていることもありますので、
心配なら一度受診してもいいかもしれませんね。