わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

治験

みずいぼ(伝染性軟属腫)の治験ご案内

みずいぼ(伝染性軟属腫)の治験ご案内

〇みずいぼとは
みずいぼは伝染性軟属腫という皮膚の感染症によるもので、
直径1~4mmの肌色のぶつぶつした小さな盛り上がりができます。
通常は痛みはないですが、かゆみや刺激があったり、はれがあったりします。
触ったり、掻いたりすることにより広がったり、痕が残ることがあります。
また、人から人へ容易に広がり、他の人と共有する物から感染することもあります。
ほとんどは自然に治りますが、1、2年後も残ることがあります。

〇治験とは
治験とは、患者さまにご協力頂き、新しいお薬が国で認められ、世の中に出されるために、
そのお薬の有効性・安全性などを調査し確認する試験のことです。
治験は、すべて厚生労働省に届出が行われています。

【治験にご参加いただける方】
◆2歳以上の方
◆5個以上の水いぼがある方
◆3週間に1回の頻度で通院できる方
※治験参加期間は、最短でおよそ3か月、最大でおよそ6か月です
※上記以外にも参加条件があり、ご参加いただけない場合があります。
詳細は下記までお問い合わせ下さい。

わかばひふ科クリニック 連絡先:0422-22-1232

水虫の薬でいちごが消える?

ネットのデータを漁っていたらこんな話はありました。

 

抗真菌剤つまり水虫の薬である、イトリコナゾールの投与でいちご状血管腫が改善する可能性が

あるとのことです。

 

いやいや、そんなと思いましたが、まあ、薬には思いも寄らない効果的なものがあるかもしれませんね。

なにせ高血圧の薬がいちご状血管腫に効果的な事がわかって、内服薬として一般的に使われるようになった世の中ですから。しかもここ10年の出来事ですから驚きはしませんが。

 

ただし、すぐに薬が登場するというわけではなさそうです。

あくまでも細胞レベルでの話であり、人間に投与した場合のお話ではありません。

ましてやいちご状血管腫の患者さんは0才児ですから、なおさら慎重に投与する必要があります。

また、その抗真菌剤自体も肝臓に影響を及ぼすことは往々にしてありますので、

軽々しく投与はできないのは当然のことです。

 

まあ、今すぐにということではありませんので、今後の進捗を見ていきたいところではありますね。

 

参考までに文献について記しておきます。

今後読み込んで見たいところですね。

J Invest Dermatol. 2019 Jul139(7):1574-1582. doi: 10.1016/j.jid.2018.12.028. Epub 2019 Jan 25. PMID: 30690033