わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

温泉

大江戸温泉物語に行ってきました

お台場の大江戸温泉物語に行ってきました。

 

出来たのは知っていながら、仕事だ、子育てだと、なんだかんだ行けず、苦節10数年(2003年開業です・・)、やっと行って参りました。

 

まずはエントランス。

まぁ、外国の方が好きそうな、江戸風情タップリな外観です。

中に入ると、すぐにセゾンカードの有無を聞かれました。セゾンカードで、入館料が割引になるそうです。

我が家は、幸いセゾンカードがありましたので、そのまま中へ。

 

カウンターで見てみると、セゾンカード以外に割引になるカードが山のように掲示されてました。別にセゾンじゃなくて大丈夫です。

アトレカードなども該当していましたので、最初の声がけは、多分セゾンカード入会を誘うカウンターだったようです。お気をつけ下さいね。

 

 

上がると、まずシューズロッカーがあり、まずここでロッカーキーを受け取ります。

ここから、怒涛のロッカーキーラッシュになります(笑)

ちなみに、シューズロッカーは小さめなので、モフモフのブーツや、ロングブーツはやめた方が無難です。

 

入館手続きをすると、バーコード付きのバンドをつけられます。これがロッカーの鍵です。そして、浴衣を選んでロッカーへ。

 

ロッカーから先は浴衣エリアのため、全員お着替え。ここにも洗面エリアがあり、ドライヤー、ブラシなどは備え付けてありましたので、最後の身支度は十分できます。

 

中に入ると、江戸風の街並みです。屋台で甘味を楽しむもよし、ビールとおつまみを楽しむもよし。

お腹が空いている人は、しっかり定食が食べられるお店もあります。

 

 

我が家は、子連れだったこともあり、まず個室の予約に向かいました。

奥にある宿泊スペースのお部屋が、昼間は個室利用できるのですが、数が少ないのでお早めに予約した方がよさそうです。

我が家も、11時の予約開始に間に合わせたかったのですが、渋滞にはまり、12時近くなってしまい、案の定ラスト2室という状況でした。

 

露天付きや利用人数で、いくつかのタイプはありますが、全8室しかありませんので、早い者勝ちです。

幸い、利用人数2名の露天風呂付き個室がとれ、早速お部屋へ。

部屋利用は12時からで、基本は2時間です。

我が家は昼食を取る時間を考え、3時間にしました。

お部屋はこんな感じです。

入ってすぐにお座敷があります。

奥の窓から露天風呂にいけます。

なので、タオルが窓際に積んであるんですね・・・

露天風呂。

一人用です。

二人は難しいかな?親子利用ならなんとか。

写真の左手奥にはシャワー室もあります。

こんな感じ。しっかりと洗って流すことも出来ますよ。

石鹸もしっかりと外においてありますしね。

中に戻って、洗面台。

十分。

このお部屋はトイレも付いていました。

ちなみに、洗面台、トイレは入ってすぐ右側にありました。

小さなお部屋だと、トイレは共同になるので、ご注意を!

 

さて、まずは腹ごしらえ。

 

中は、江戸っぽいしつらえで、なかなか雰囲気があります。

いわゆるフードコートのように、各店舗で好きなものを購入し、中央のテーブルで食べるもよし、ちゃんと食べたい方は、お店の中で食べることもできます。

今回は初めてだったので、とりあえず和食のお店に入ってみることにしました。

定食タイプのお料理も、ツマミ系もあり、お値段も割合リーズナブル。もちろん、味も美味しかったです。

車でしたので、お酒は飲めませんでしたが、電車でくるか、泊まりなら是非呑みたいところでした。

 

 

食事の後は、いよいよお風呂です。

さすがにお風呂は撮影できませんので、入り口だけですが・・

 

中はかなり広々。

夏休みでしたが、平日だったので、それほど混雑はありませんでした。

入ってすぐに、バスタオルとタオルのセットをもらい、好きなロッカーへ。

そもそも浴衣ですので、着替えもスピーディー。あっという間に準備OK。

内風呂はいくつもあり、ジェットバスタイプの寝湯もありました。

もちろん温泉ですし、ほんとに気持ちいい〜。

 

露天は、岩風呂タイプのものと、屋根付きの樽風呂がありました。

一人でゆっくり浸かりたい方は、樽がオススメです。

 

入浴後は、タオルを回収ボックスにポイと入れれば終了。楽です!

ドライヤー付きの広い洗面台もありましたが、まだまだ入るので、ここでは省略。

 

 

今度は館内で縁日を楽しみます。

ジュースやビール、かき氷なども充実していますし、ゲーム関係もたくさんありますので、子供も大人も楽しい!

ヨーヨーつりや、型抜きなんかで遊びました。売店でも、外国人観光客向けの商品が意外と新鮮で可愛い!ついつい買ってしまいました。

 

 

お次は足湯。

広いお庭のようなスペースに、ひろ〜い足湯がありました。

浴衣は、裾が濡れやすいので要注意です。

あんまりたくし上げると、今度は下着が見えちゃうので、ご注意くださいね。

ちなみに、岩盤浴とドクターフィッシュは、別料金です。

 

 

たっぷり楽しんでから、お部屋でまたお風呂です。

 

ホントに1日楽しめます。海外に行く前日に、ここでお風呂に入ってから羽田に向かうのもいいなぁ、なんて遠い目をしてしまいました。

1日空いたけど、出かけるのは疲れるから近場がいいなぁ、なんて時にオススメです。

 

GWは温泉に行って?

松山の道後温泉、よかったなあ。

0歳の娘を連れていきましたが、満喫しました。

 

今回は温泉のお話です。

 

実は毎日、ブログの閲覧数が記録されていまして、その数をチェックしています。

毎日あまり変化はなく、良く読まれる記事は決まっています。

それに応じて、ときに記事の内容を変更することもあるのですが。

 

GWにデータを確認していると気になることが。

温泉の話題が一気に上位に上がっています。

 

おやおや。こんなことは珍しい。

きっと、皆さん温泉に行くのに気になってしまったんでしょうね。

 

ということで、お休みの日の前には温泉の話題がメジャーになるのでしょうか?

アトピー性皮膚炎と温泉のお話

年末です。皆様はどこでこの年末をお過ごしでしょうか。

私は相変わらず仕事をしています。統計などをとっているので、時間があれば皆様にお目にかけることもできるかとは思いますが。

 

さて、年末の診察をしていると、よく旅行の話が出てきます。

この中でも、よく聞かれる事は温泉のお話。

特にアトピー性皮膚炎や乾燥肌の子の温泉のお話です。

今回はそんなお話をしていきましょう。

 

だたし、気をつけていただきたいのは小さい子と大人ではだいぶ話が変わるということです。

つまり、成人の場合は、リラックス効果や温度に対する鈍感さがあり、温泉がアトピー性皮膚炎の治療に

有効になることもあるのです。

ですので、あくまでも今回は小さな子の温泉のお話とお考えください。

 

さて、子どもが温泉に行っていいのか?これは別に問題ないでしょう。

ただし、気をつけて欲しいのは、小さな子は温泉に行っても別にリラックスすることはありません。

息抜きして、のんびりするということはあまり期待できないでしょうね。

自分をふりかえってみても、温泉地の旅館でのんびりは退屈だった記憶が有りますし。

 

問題は温泉に入ること。これは条件付きです。

まず、確認すべきは泉質です。これはしっかりと確認して下さい。

まず、硫黄系。これは皮脂をとってしまいます。

「ニキビを、乾燥して、なおしマース」というCMを昔、目にしたかもしれませんが、あれも硫黄系ですね。

このように、硫黄分は皮膚を乾燥させてしまいます。

 

ついでアルカリ系。特に「美人の湯」などと言われているものは注意が必要です。

なぜ、「美人」なのか?これは皮膚の表面がつるつる・ぬるぬるするからなのですが、

このぬるぬるの理由は皮膚の角質が溶けているからです。

つまり、弱くはありますが、ケミカルピーリングをしていると考えてもよいでしょう。

逆にいえば、皮膚のバリアを落とす行為です。

もともと皮膚のバリアが弱い子では更に症状を悪化させる可能性があります。

 

海水系はまだよいかもしれませんが、一般に浸透圧が高いのが特徴です。

したがって、湿疹やかきこわしがあるとしみる可能性があります。

また、塩分をよく取らないと、皮膚に付着した塩分により、湿疹が悪化する可能性もあるでしょう。

大深度地下水は逆にそんなに問題と捉える必要はなさそうです。なにせ井戸水ですからね。
(あ、もちろん海のそばでは海水を汲んでいるところもありますから確認はするべきです)

 

もう一つの問題は湯温です。

一般に温泉の温度は高めです。たまに、入れないこともあるくらいです。

また、子どもは体積は無いためにすぐに体温が上がってしまいます。

これが問題。体内深部の体温が上がると痒みが強くなってしまいます。

また深部体温はなかなか下がってくれません。

なので、いつまでも、「ほっこり」してしまうのです。

大人にとっては「きもちのいい」ほっこりさですが、子どもにとってはかなりつらいものがあります。

そして、引っ掻いてしまうのです。

 

このように子どもを温泉に入れるということはいくつかのリスクが存在しています。

最終的に実際に入ってみて/入れてみて、症状が悪くなるかどうかを見るしか無いでしょう。

ただし、心配でしたらお部屋備え付けのお風呂に入れてあげてください。

 

最後に家族で温泉に行くことが、子どもの乾燥肌の治療になるかということですが、

多くの場合は良い方向に行くと思います。

 

理由はいくつかあります。

まず、アレルゲンの暴露。温泉旅館と自宅ではアレルゲンの質と量が異なります。

特にダニについてはずいぶん異なります。

室内の環境アレルゲンに暴露されることで湿疹が落ち着かないような子は別の土地にいくと

良くなることがあります。転地療法という言葉もあるくらいですからん。

 

ついで、「ゆっくりできること」。これは本人にとっても家族にとっても良いことです。

特に母親は家事から開放されてのんびりと過ごすことができます。ストレスも多くの場合減るでしょう。

スキンケアを行う人のストレスも、病気に結構関係します。

ゆったりとした気持ちで、ゆっくりと薬を塗ってもらうだけでもずいぶん効果は変わってくるでしょう。

もちろん、本人も何かに追われることなく、生活することができますから、これだけでも違います。

自分でスキンケアを行う時間もきっと出来るでしょう

 

ということで「温泉地に行くこと」はアトピー性皮膚炎の子にとっては決して悪いことではありません。

ただし、「温泉」そのものには気をつけて。

 

ということで、今年のお話はこれで最後です。

では、また来年です。

 

ではでは。