わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

理科の本

書評:「はたらく細胞」 著:清水茜

マンガも読みますよ?

 

本屋さんの店頭で平積みの1巻を見つけて、思わず衝動買いしたのが最初です。

 

ヒロインは赤血球

ええと、血液1μlあたり300万個くらい居ますよね。

ヒーローは好中球。

こちらも血液1μlあたり5000個の50%だから2500個くらい居ますよね。

 

凄いなー。

今まで見た中で一番小さなヒーローとヒロインだー。

と考えてみたり。

まあ、最初はそういったわけで正直イロモノとして見ていたのですが・・・

 

いやいや。

しっかりと書いていますよ。

戦闘シーンは本当なわけがありません。

顕微鏡で見ている感じでは静かなものですから。

こんなに熱血はしていませんよ。

 

でも、生体内でどんな細胞が何を行っているのか。

それについては(医学部学生時代の知識プラスアルファしかありませんが)教科書レベルの記載としては

全く問題なし。

 

なんですよ。意外でしたが。

 

そんなこんなで毎度毎度新刊が出るたびに購入して

今回は4冊目です。

 

血液・血管系だけではネタが持たないんでしょうね。

いろいろなところでの感染症との戦いです。

そういえば3巻ではニキビ居たなあ。

 

一つ言えることは、

これは学習漫画としても、問題は無いのでは無いかと思うんですね。

 

子どもたちの興味を引かせるには良いマンガかと思います。

時にスプラッタですが、中学生高校生向けに読むには良いかもしれません。

生物特に人体の分野が苦手という方も多いかと思います。

でも、こういったマンガをきっかけにして興味の幅を広げていっても良いのではないかと思うんですね。

 

というわけで、(皮膚科医ですが、)オススメします。

 

 

「たんけんライト からだたんけん」

からだたんけん (はじめての発見―たんけんライトシリーズ)

 

この本はその名の通り、ライトをてて、体の中を探検していくお話です。

 

ライトと言っても実際に光をあてるわけではありません。

この本の中には、プラスチックのページと黒いページが有ります。

付属の白い紙で出来たライトを、その2ページの間に挟むことで、

白い部分(ライトの形になっています)が浮かび上がってくる寸法です。

 

また、上手なことに、一部分しか白くなるようになっていないので、

ライトを動かすと、本当に暗闇の中に懐中電灯を当てているかのように見ることが出来ます。

 

内容はレントゲン、顕微鏡、体の中の透視など、ある意味定番ですが、

楽しんで見ることができるようです。

 

いろいろなことが気になるお年ごろの子にはちょうどいいかもしれませんね。