わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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臭い

大人もニオイが気になる時にはまず石けんで洗いましょう

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最近、テレビなどで消臭剤や芳香剤の宣伝をよく耳にするようになりました。

なんでも、ここ数年のクールビズや節電意識の高まりに伴い、香り製品の販売量が増えているようです。

特にいままでこのような製品を使用したことのない、中年男性に受けているようです。

 

でもね、まず、このような製品を使う前にやるべきことが有るでしょう?

 

体から出てくる臭いの元はいくつかありますが、

その中でも、汗や皮脂の占める割合は高いものです。

最近の研究では、摂取した食品などの芳香成分がそのまま汗や皮脂から放出されることも有るようです。

「ワキガ」など、汗の臭いが強い病気もありますが、もとはやはり、汗や皮脂なのです。

 

その汗や皮脂がもともと臭うということもありますが、

その汗や皮脂(油ですね)を、皮膚の表面に棲んでいる細菌や真菌が分解し、

さらに別の臭いの元を作るのです。

 

では、臭いを減らすにはどうすればよいのか?

答えは、まず洗うこと。

とにかく、汗や皮脂を石けんを使って洗い流すのです。

朝にしっかりと洗う。それだけで、随分臭いの出方も違ってきます。

(もちろん、汗のベタつきもなくなり、汗疹にもなりにくくなるメリットも有ります)

 

↓の石けんを使うと、カビも抑えることができるので一石二鳥ですね。

コラージュフルフル 液体石鹸 250ml

 

 

 

また、それでも臭いが強い時には抗生剤の塗り薬や飲み薬を使って

皮膚表面の雑菌を減らすことも行っています。

なお、この方法は医療機関でしか行えないので、

シャワーをしっかりとしても臭いが気になる方は受診してくださいね。

 

それでも気になる方は、皮脂腺そのものをとってしまうことも選択肢に上がるかもしれません。

もっとも、そこまで治りにくい方はあまり経験したことはありませんが・・・

 

本当は、まずはこのような生活習慣を作ってから、芳香剤を考えて欲しいのです。

毎日夜遅くまでお酒を飲んで、朝にシャワーもせずに香水をたっぷりつけて通勤電車に乗って・・・

周りの人にとっては迷惑この上ないですね。

「臭いテロリスト」とは良く言ったものです・・・

子どもの足のニオイが気になるときはまず石けんで洗いましょう。

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我が家でパパが娘をお風呂に入れる時、必ずママに聞かれることがあります。

「足、洗った?」

 

これは非常に大事なことなのです。

 

子どもの診察をしている時に足のニオイの相談を受けることがあります。

その話を聞きながら、いつも確認をすることはただひとつ。

「足、洗っていますか?」

それだけです。

皆さん、意外に足を洗えていないのです。

 

幾つか年齢別に気をつけるべきポイントを見て行きましょう。

1)生後9ヶ月から3歳まで

つたい歩きをするようになると、たったまま体を洗うようになります。

また、足に石けんをつけたままだと、逆に滑って転んでしまうリスクもあります。

そのため、なかなか足に石けんをつけることができなくなってしまいます。

特に1歳を過ぎてからは自分で歩くようになるので、汚れもたくさんつきます。

しっかりと洗ってあげてくださいね。

2)3歳から7歳まで

まだまだ家族がお風呂を入れる必要があります。

しかし、お風呂でも遊んでばっかり。おとなしく洗わせてくれません。

ついつい、足を洗うことを忘れていませんか?

3)8歳から

そろそろ自分ひとりでお風呂に入れるようになってきました。

でも、子どもがお風呂で何をしているか見たことがありますか?

しっかりと洗えていますか?

特に男の子はほとんど体を洗っていませんよ。

また、小さな子が石けんで泡を作るのは難しいことなのです。

 

どの年齢でもしっかりと足を洗えているか、難しいことです。

気をつけて見るだけでも随分と違います。

ぜひ、お風呂に入る時には気をつけてみてあげてくださいね。