わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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薬理作用

日焼け止めと虫除けスプレーはどの順番で塗るべきか?

このお話、結構な頻度で相談されます。

更に、塗り薬を塗っている人はどうするのか?

なんとなく適当に縫っている人も多いかもしれません。

でも、それぞれの成分がどのように効果を示すのか考えると、

ベストの塗り方がわかってきます。

 

まず、答えから。皮膚に近い方から

1)塗り薬

2)日焼け止め

3)虫除けスプレーになります。

 

次いで解説を。

塗り薬は一番下に塗りましょう。

それは、薬は皮膚に入り込んで効果を示すからです。

塗り薬の下に他の成分を塗った場合、

効果が下がる可能性があるからです。

 

次いで日焼け止め。

日焼け止めの効果は、その膜で紫外線を吸収または反射することに有ります。

極端な話、日焼け止めはどの順番に塗ってもいいのです。

でも、その他の塗り物との関連で順番を決めています。

軟膏の上に塗るのは、軟膏に紫外線を当てたくないため。

理論上問題は無いとされていますが、軟膏に紫外線が当たれば

そのエネルギーによって成分が分解される可能性も有りますからね。

虫除けの下に塗るのは虫除けスプレーは効果を発揮する理由に有ります。

 

虫除けスプレーを一番上に塗るべき理由。

それは、揮発しなければ虫除けは効かないからです。

揮発し、空中にある程度の濃度となってはじめて、

虫は近寄らなくなるのです。

なので、しっかりと揮発してもらうように一番外側に塗ること。

 

薬理学的に考えて(一番それぞれの薬が効果を発揮するようには)

一番良いのは

薬-日焼け止め-虫除け

の順に塗るのが良いでしょうね。