わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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陰嚢

おちんちんの湿疹はまずパンツのチェックを

今回のお話はおちんちんのお話です。

幼稚園から小学生くらいの男の子で時々おちんちんの湿疹がある子がいます。

原因は何でしょうか?

 

幾つか考えられます。

まず汗。

汗って、結構しみるんですよね。

また、汗を煮付めて皮膚に塗るとみんなかぶれることが知られています。

そのくらい、汗の刺激は強いのです。

もう一つは蒸れ。

どうしても密閉空間なので、湿度が上がり、蒸れてしまいます。

体感温度が上がると痒みを感じるのは人の常。

それで引っ掻いてしまい、湿疹を悪化させてしまいます。

 

最後の一つはおしっこです。

そんなに?と思うかもしれませんが、これも原因としては忘れてはいけません。

男の子のおちんちんは特にこのくらいの年齢ではみんな包茎状態です。

つまり、亀頭包皮と亀頭の間にはどうしても隙間ができています。

その隙間におしっこがたまり、それがパンツに付いてしまい、皮膚にくっつく。

そのためにおしっこで皮膚がふやけ、湿疹を作ってしまうのです。

 

ちなみに、おしっこが悪さをしているか判断するのは比較的簡単です。

そうです、パンツを見れば良いのです。

パンツに黄色いおしっこのシミが出ていれば、おしっこのカブレの可能性があるのです。

 

 

治療については通常の湿疹と同じで構いません。

しかし、スキンケアでもいくつか気をつけるべき事が有ります。

 

まず、洗うこと。

洗うことにより、汗やおしっこなどの水に溶ける刺激成分はなくなります。

次に乾かすこと。

蒸れを抑えることも大事です。

ブリーフの子の場合、トランクスに変えることも考えても良いのかもしれません。

最後に一つ。

パンツはこまめに変えましょう。

朝には必ず。汗をかいた後にもパンツを変えてあげたほうがよいでしょう。