わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

高齢出産

高齢出産のその先

医療技術が発達し、いまや45歳でママになることも珍しくなくなりました。

 

私自身、上の子はアラサーで出産しましたが、下の子はアラフォーでの出産です。

リスクはあがりますが、確かに産めます。ですが、子育ては出産のあとにスタートするのです。

そして、20年というその長い道のりの方が、出産までの9ヶ月なんて比べものにならないほど、ずっと大変・・

 

最初の数年は、体力勝負。授乳やらオムツ替えやらが大変なんて言ってられません。それは平常時のルーチン。大変なのはそれに加えて、病気をしたり、反抗期を迎えたり。毎晩夜泣きなんてされたら、寝不足でこちらが死にそう。

一晩中、下痢のオムツを替え、オムツかぶれで泣き叫ぶ子供を朝まで抱っこ。夜間救急に駆け込み、3時間待ちで、帰宅は明け方。喘息持ちの子だと、一晩中抱っこを一週間。

 

しかも、若い頃なら頼れたおばあちゃんは、自分が年を取った分同じように年を重ねているわけなので、血圧が高いやら、糖尿の薬を飲んでいたり。

おじいちゃんは腰痛で、孫なんて3日もいたらもうウンザリ。

元気なおばあちゃんは仕事を持っていたり、趣味や娯楽に忙しく、孫は時折可愛がる位で十分。もはや、娘である母親のために自分を犠牲にするようなおばあちゃんは、少なくとも私の周りにはいません。

預かっていたおばあちゃんもお一人いましたが、無認可保育園にいれてしまいました。

 

そうして、就学年齢がくると、膨大な教育費です。少しでも豊かな人生を送らせてあげたいと思うと、スポーツも芸術も、お勉強も、なんてやっていたら・・・

落とし穴が、見かけの収入が多いということ。出産が遅かった分、教育費がかかる頃、これらの費用をなんとか出せてしまう収入があるケースが多いのです。

ですが、本来は老後に回すべき資金だったもの。無理して出しても、親の思った通りにはいかないのが子供です。

私の周りの高齢ママたちは、みんな保険をかけまくったり、自分が70代になっても働けるように考えていたり、そうそう楽ではありません。

 

また、子供は一人が限界、というママも少なくありません。

かくいう我が家も、高齢出産組に入りますので、これらの覚悟をしなければなりません。

 

だからこそ、我が子には20代での出産を勧めたいと思っています

時代と逆行するのかもしれませんが、やはり生物学的に最適な時期はあります。高齢ならではのメリットを唄う人もいますが、乱暴な言い方にはなりますが、所詮は後付け理論。

ただ、20代出産での大変さ(20代出産は、決して若いわけではないのですが。)は、可能な限り手助けしてあげたいな、と思っています。

 

自分が遅く産んでしまったツケは、自分で払うしかありませんものね・・。

妊娠がわかるまでのお話

新生児

最初に、妊娠がわかった時のお話をしていきましょう。

 

いや、正直発覚当日の話はよく覚えていないんですよね・・・

というのも、開業して半年くらいしか経過していない時です。

夏が終わり、冬体勢になり、患者さんの数はなかなか増えない環境。

往診など、今まで全くしたことのない業務が始まったばかりでもあり、

慣れない中無我夢中で働いていた時だったのです。

 

最初の気持ちは嬉しいというよりも戸惑う気持ちが最初でした。

というのも、多分2人目は無いだろう。

と思っていましたからね。

後は年齢の件もありました。

実際、かなりの年齢ですので、様々なリスクも高いと考えていました。

したがって、「ないな」と思っていたのですが・・・

 

妊娠が発覚してからも戸惑いが先に出ていました。

正直、「どうしよう」ばかりでしたね。

 

 

生まれてしまってからはもうそんなことはありません。

やるしか無いですからね。

 

では、どうして年齢のリスクにこれだけ敏感になっているのか?

そのお話は次回にしていきましょう。