わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

ヒルドイドの美容目的での使用についての記事が掲載されました。

雨の中、クリニックで仕事をしながらニュース記事を見ていたら、

あらま、こんな記事が掲載されているではありませんか。

 

ヒルドイドの違法な美容目的使用は推計「年間93億円」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171020-00146383-diamond-bus_all

 

皮膚科で一般的に保湿剤として使用されているヒルドイドソフトおよびヒルドイドローションの

美容目的での使用がかなり多く見られるというお話です。

 

実は既にこのお話は皮膚科領域では認識されていました。

だって、診察室でみんな言ってくるんですもの。

「美容液代わりにヒルドイドください」

って。

 

最初は

「あら、結構詳しい人もいるんですね」

と聞いていましたが(もちろん理由をお話して、処方はお断りしていますよ)

ですが、次第にどんどん人数が増えてきて、

ヒルドイドを顔に使いたいから処方してくれ。

とそのためだけに受診する人が来るに及び、

当院では結局通知を出すことにしました。

美容目的によるヒルドイドソフト/ヒルドイドローションの処方は行っておりません

いやあね、それで揉めた人がいるんですよ。

 

何でこんなことにと思って、Google先生に聞いてみました。

すると、ゴロゴロと検索結果が出て来るではありませんか。

 

それも美容系のブログやまとめ系サイトなど。

どんどん出てきます。

 

・・・いやあ、これはまずいでしょう。

と思ったら実際に記事が出てしまいました。

 

 

今回の問題は

・本来病気が無いのに処方できないはずの医薬品が美容目的のために処方されていること

ですね。

つまり、日本の保険のルールとして、病気がないのに薬を出すことはできないわけです。

なのに、そのルールを曲げて処方されている。

ということが問題になります。

 

でもね、その根底に有るものは

・美容に有効と謳って、医薬品を使っていることを喧伝し、自慢している人がいる

・そして、それをブログやまとめサイトで公開している。

ということも有るのではないかと思います。

 

私はあまり美容には詳しくないのですが、

世の中の美容にかける執念はものすごいものがあります。

宣伝とか広告とかもすごいですよね。

あれがいい。これが良いとか。

で、行き過ぎると、ルールとして使ってはいけないものを使ってみて、

それを世に広める人が出てくる。

ということになるわけです。

・・・なんか、昨年から苦しめられたWELQにも似ている気がしますが。

 

そして、その量があまりにも膨大であるために、それを抑えることができない。

そもそも、そのような不適切使用を薦めるようなブログをやめさせることが

出来るような法令などはありましたっけ?

また、純粋にその人手をどうするのかという問題もありますよね。

 

うーん。この問題についてどうしたら良いのかはわかりません。

考える時間もまだ無いので。

 

 

少なくとも1つ言えることは、ヒルドイドがこんなバカげた話で使えなくなるようであれば

これは非常に困るんだと言うことです。

どうしたら良いんだろう?

暖房を付ける前にやるべきことはしましたか?

秋です。

徐々に気温も下がってきました。

そして、雨なんかも降った日には・・・

ウヒャあ、寒い。

となりますね。

エアコンをつけて暖房を廻したくなりますが、

その前にやるべきことはきちんと行いましたか?

 

そうです。エアコンの掃除です。

 

エアコンの吸気口や吹き出し口の部分には夏のクーラー稼働中に

たっぷりとホコリが積もっています。

そのホコリ。時間が立つと今度はカビの巣窟になります。

そして、暖房をつけると・・・

ブイーンと空気中にカビとホコリが吹き出されます。

で、人によっては鼻に症状が出たり、目に来たり。

そして、皮膚もつられて悪化することがあります。

乾燥肌も元もと悪化しやすい季節。

更にアレルギーの種を増やす状態になっているのです。

 

どうですか?

早くエアコンの掃除したくなりませんか?

お早めに、掃除を行うことにしましょうか。

唇が乾いてきませんか? (2017年9月)

秋になりましたね・・・

さて、診察室でも湿度が下がり、乾燥の強くなってきた子が続々と受診するようになってきました。

さて、では自分の子どもの皮膚の乾燥をどうやって知ることが出来るのか?

今回はそんなお話をしていきましょう。

 

まず全身の皮膚の中で最も乾燥しやすいところはどこか?

それは粘膜との移行部分になります。

最もわかりやすいのは唇ですね。

もともと薄い顔の皮膚の中でも特に薄い部分の一つになります。

 

なので、大人の唇が乾燥したと思ったときには、

子どもの皮膚の乾燥も出てきている時。

なんですね。

 

唇が乾いてリップクリームを使いたくなったら、

子どもにも保湿剤を塗ってあげるようにすると、

乾燥肌を防ぐことが出来ますよ。

運動会の2週間前からイボの治療はお休みです。(2017年9月)

秋です。

台風が過ぎてて一安心ですね。

でも、文化祭が台風のために中止になったところもあったとか。残念。

その次の運動会のシーズンがこれからやってくるわけですが、その前の注意事項です。

 

運動会の2週間まえからイボの治療はお休みです。

通院し、イボの状況を確認することはありますが、処置はしません。

 

というのも、結構剥けるんですよね。皮膚が。

イボの治療として液体窒素を行った後、皮膚はなんともないように見えるのですが、

実は皮膚はこわれています。通常よりも弱くなっているんですね。

だから、本来はなんでもない様な刺激によっても皮膚が剥がれてしまい、

ズルムケになってしまうことが有るんです。

 

特に小学校の運動会は裸足でやることも有るでしょう。

その時に、足の裏の皮が剥けていたら・・・

かなり痛いんじゃないかな・・・

 

ということで、運動会時は

しばらく前からイボの治療はお休みになります。

ご注意下さい。

 

 

運動会の2週間前から、イボの治療はお休みです

9月です。

そろそろ運動会の季節です。

ということで運動会を迎える前の注意事項。

 

運動会の2週間前からイボの治療はおやすみです。

 

なぜか?

イボの治療の後に運動を行うと、

水ぶくれになって、痛くなる可能性がより高くなるから。

なんですね。

 

液体窒素で凍らせた後の皮膚は見た目では問題ないように見えても、

小さな水ぶくれができていたり、接着が弱くなっていることがあるのです。

通常の行動では問題がなかったとしても、激しい運動の後には

水ぶくれになることもあるのです。

特に裸足で運動会の練習をした後にはなおさら。

 

なので、運動会の前はしばらくおやすみしたほうがいいんですね。

ということで注意事項でした。

気をつけてくださいね。

 

今年は「秋」が早くやってきた(2017年9月)

早いもので、もう9月です。

秋がやってきました。

というにはいつも早い時期ではあるのですが、今年はまさにその状態です。

というのも、寒い。

だけではありません。

乾燥もかなり強く出ている印象です。

 

湿度は気象予報であまり目にすることはないかもしれません。

しかし皮膚科医としての目は気温よりもむしろ湿度に注目が行くのです。

 

現在の湿度はどのくらいか?

これからどのように変化していくのか?

を見ながら処方を行っています。

 

赤ちゃんや小さな子のお肌は非常に敏感なものです。

だから、周辺環境にも大きく依存するものなのです。

そのため、湿度の低下により皮膚の乾燥が一気に進み、

結果として湿疹の悪化をきたすことも多いのです。

 

印象ですが、その境目は湿度55%程度。

その目で見ると・・・

今年はすでに日中にはその湿度を下回る日が出ています。

最近過ごしやすくなったわけですね。

(湿度は気温の不快感に強く影響しますから)

 

診察をしていても、子供たちのお肌は少しずつ乾燥を増しているように見えます。

例年は9月下旬くらいからその兆候が見えるのですが、

今年はいつにもましてその傾向が強く現れているようです。

 

そろそろ、冬の支度を始めたほうがいいですよ。

保湿剤もあまりきちんと塗っていなかった人は、

しっかりと塗るようにしたほうが良さそうですね。

ベタベタあせもには石鹸を

夏ですね。

まだまだあせもの患者さんがたくさん来院されます。

今回はそんなあせものお話です。

 

あせもにはいろいろなパターンがありますが、

今一番多いのは首は肘、膝といった関節の内側に出来る

ベッタリとしたあせもです。

湿疹の形もベッタリとしていますが、

触るとその部分が実際にベタベタしているのも特徴です。

このベタベタがあせもの原因です。

 

対応はこのベタベタを取ること。

ただ、面倒なことに普通に洗うだけではベタベタは取れません。

 

ベタベタを取るのにはどうすればよいか。

まあ、幾つか方法はあるのですが。

まず熱湯をかけること。

・・・夏にはやりたくない方法です。

次にお酢をかけること。

・・・匂いが嫌ですね。

最後に石鹸で洗うこと。

まあ、前2者に比べれれば良いのではないでしょうか。

ということで、石鹸を使って関節部分のあせもを取ることを推奨します。

 

試しにやってみてくださいね。

 

今年の手足口病も爪が剥がれる(2017年8月)

初夏から始まった手足口病ですが、

お盆のお休みを経て、少し落ち着いてくれるといいですね。

と思っています。

(まだお盆休み明けなので、落ち着いているかなんとも言えないんです)

 

そして、以前に手足口病を発症した患者さんもぼちぼち受診されるようになりました。

 

すでに数名出ていますが、今年の手足口病も、手足の爪が剥がれ落ちるパターンのようです。

 

過去にも書きましたが、その経過はみな同じです。

手足口病の感染後6週間経過して、手と足の爪の数本が同時に剥けてきます。

ぽとりと落ちるのではなく、クレバスのような隙間が空いて、それが徐々に先端部に移っていきます。

途中で剥がれる人もいますし、最後までクレバスの割れ目が残っている人もいます。

 

そもそも手足口病のウイルスは数種類あり、その中の一部のウイルスのみが爪に影響を与えます。

つまり、手足口病でも爪が剥がれるウイルスとそうでないものがいるんです。

で、今年は剥がれるタイプもいますよ。

 

というお話でした。

爪が剥がれてもびっくりしないでくださいね。

光と熱が分離する

不思議な事が起きているように見えました。

連続して白熱電球に触ってやけどをした子がきたんですね。

それも、それなりの年令になっている子どもたちです。

何でだろう。

といろいろと考えていました。

我が家の娘の行動も踏まえて考えていた時に、

思ったことが有るんです。

 

今の子たちはきっと、「光=熱」では無いんだろう。

と思ってしまったんですね。

 

古来、光とは熱でありました。

洞窟の中に住んでいた頃から、光を取るには熱が伴いました。

焚き火から始まり、灯籠やカンテラ、ろうそくなど、様々な明かりがありましたが、

それはいずれも火焔を伴うもの。つまり熱を伴うものでした。

少し前までの日本の家屋も同様に光=熱の図式が伴います。

しかし、第二次世界大戦後にその図式に変化が出てきました。

蛍光灯の登場です。

蛍光灯は、電子の流れと衝突からの放射光がその原理です。

この時、初めて熱=光の図式が崩れました。

でも、まだ蛍光灯は熱かったんですけどね。

 

そして、最新のLEDの登場です。

消費電力が蛍光灯よりも遥かに低いこの発光体は逆に言うと熱となるエネルギーも少ないということ。

したがって、消費エネルギーと発光体の温度が一気に変わりました。

エネルギー消費に比べて発光体の温度が特に低くなったのです。

流石に室内を照らすものでは温度がそれなりなりますが、白熱電球よりも遥かに低くなったのも事実です。

 

そして、その生活に慣れた日本の子どもたち。

そうなんです。明るいものは熱いものという刷り込みは徐々に薄れてきたんですね。

室内でLED、蛍光灯のみの環境に慣れた子達は、旅行先の白熱電球に物怖じせずに触ってしまう。

何ていうこともあるかもしれませんね。

 

世の中の変化に伴い、病気の内容も変化していくものなんです。

というお話でした。

 

子どもの手湿疹は梅雨のうちに治す

いままで、子どもたちの手の湿疹は、春から秋まで一本調子に悪くって、

冬に一気に治すものだというふうに思っていました。

でも、どうも違うんじゃないか?と最近思う用になってきたのです。

 

手湿疹が悪化するのはなぜか?

子どもたちの場合、多くは砂遊びです。

砂に触っていれば荒れる。

なので、夏に悪化、冬に改善のパターンを取るのですが、

夏は夏でも今の梅雨の時期は結構みんな良くなっているんですね・

 

まあ、そうですよね。

雨が降れば砂遊びはしませんからね。

というわけで、多分梅雨の時期の子どもたちの手荒れは良くなっている。

のでしょうね。

きっと。

 

さあ、今のうちに手荒れを直して夏休みに一杯遊ぶことにしましょうか!