わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

ガンの治療前にまず考えること

access-img01

まず、すべてのガンでなくなった方のご冥福をお祈りいたします。

 

最近のニュース記事を眺めながら、気になった事が一つあります。

ガンの治療についてです。

 

治療は「何をすべきか」考える前に、一つ注意すべきことがあります。

もちろんガンに限らずすべての病気について同じことが言えるのですが、

特にガンについては非常に重要な注意点になります。

 

それは、「治療を待てるのか?」です。

治療を待つことが出来るのか?もしくは待つ余裕がないのか?

これは非常に大きな問題になります。

待つ余裕の無いものであれば治療法の選択に時間をかける余裕は有りません。

逆に急がなくても良ければじっくりと治療法を検討できるのです。

 

ガンにかぎらず、治療法をどうするのかは大きな問題となります。

選択肢が多ければそれだけ難しい問題になります。

今、すぐに出来る治療法の他にも、どこかにより良い治療法があるのかもしれない。

ひょっとしたらベストな治療が受けられるのかもしれない。

と考えたくなるのは当然のことでしょう。

でも、ここに時間という考えを忘れると大きな落とし穴に嵌ってしまいます。

 

どういうことか?

治療法を探し、検討しているうちに時間切れになってしまう可能性があるのです。

 

治療法と治療効果だけを考えたら

何もしなかった場合<すぐに出来る治療法<どこかに有る治療法

ですよね。

でも、待てない病気だったらどうなるでしょうか?時間軸を追加して考えた場合は

すぐに出来る治療法>何もしなかった場合=どこかに有るかもしれないけれど探せなかった治療法

つまり、治療をしなかった場合と、見つけられなかった場合はイコールになってしまいます。

つまり、最悪の結果が待っているのです。

この場合の最善の方法は、すぐに出来る治療法を今すぐ始める場合になるんですね。

 

この時間軸についての考えかたは医療者の側からすると、あまりにも当たり前の事になります。

逆に当たり前すぎて患者さんにその考え方が伝わらないことも多いのです。

この、待てるのか待てないのかについては難しい問題です。

待てるにしても、どのレベルで待てるのかも異なります。

数週?数ヶ月?数年?

と、また話は変わってくるでしょう。

 

ただ、治療法をどうするか考える際にはどのくらい待てる。言い換えれば悩むことが出来るのかは

今後を左右する上で重大な問題になりますので、

もしもわからない場合は、主治医の先生に確認してみたほうがいいでしょうね。

 

難しい問題ですが・・・

子どもの足先が乾燥して割れている時には

冷えとり 靴下 子ども用 日本製 【841 子供用冷えとりソックス 内絹外綿】

今回は前回に引き続き、足先の乾燥のお話です。

そして、今回は赤ちゃんよりも大きな年齢の子たちへの対処の方法です。

 

少し年齢が大きくなってくると、また様相は変わってきます。

変化の一番の原因は自分でいじってしまうこと。

赤ちゃんは気にはしますが、いじりません。

でも、幼児期以降になると自分でいじってしまうのです。

それで悪化してしまう。

 

では、どのようなことをしているのか?

まず、むしっています。

むしることにより、亀裂はより深くなります。

当然、痛みやかゆみ、しびれといった症状もより強く出現します。

もう一つ大事な点は出血すること。

それを気にして更にいじってしまう子もいますし、

出血した血液の中には痒みを増強する成分も含まれています。

そのためにより痒くなってしまうんです。

同様に、深く割ってしまう子もいます。

これも悪化する原因になりますし、深すぎる傷を作ってしまうと、

最終的には一生残る傷になることもあります。

また、細菌がついてしまうと二次感染を起こし、かなりの痛みが出てきます。

 

対処法は赤ちゃんと同じです。

靴下が一番大事。

でも、幼児になると靴下を脱いでしまうんですよね・・・

難しい問題です。

諦めずに履かせ続けるしか無いでしょう。

あと、カットバンはあまり良くないです。

特に粘着剤の張り付いた部分にふやけが出来てしまい、

割れがひどくなることがよく見られます。

乾燥をきらうあまりふやけさせると逆に悪化しますので、

注意してくださいね。

 

赤ちゃんの足先が乾燥して割れている時には

徐々に乾燥が強くなってきました。

そのせいもあってか、赤ちゃんの足の指が乾燥して受診する事が増えています。

これから、更にできやすくなるので注意しましょう。

 

赤ちゃんの足、特に指先の腹の部分が乾燥して割れるのは

生後半年から2歳くらいまでです。

その後も出る子はいますが、小学生くらいになるとだいぶ減り、

中学生以降ではほとんど見られません。

どうも生活習慣が大きく影響しているみたいです。

 

というのも、みんな裸足で歩いているから。

です。

 

話を聞いてみると、いつも靴下を履いている子でこのような症状が出る子はほとんどいません。

いつも裸足で歩いている子がほとんどです。

そして床はフローリングか畳敷きの事が多いようです。

じゅうたんという子はいません。

ただし、ホットカーペットは要注意です。

 

また、冬になって床暖房をしている家では多く見られるようです。

ホットカーペットもまた同様です。

 

ということから考えると、原因は乾燥と考えられます。

裸足で、床を歩くときに床に皮膚の油が取られてしまう。

そのために乾燥し、割れてしまうんですね。

ちょうど手荒れの足指版といったところでしょう。

 

対策も手荒れの時と同様です。

かゆみやひりひりが出るようであればステロイドを塗って抑えこむ。

そして保湿剤をしっかりと普段から使っていく。

そして靴下を履いて、乾燥した床を直接触らないようにブロックする

ということが大切になってくるのです。

 

もちろん痒みや痛み、ひりつきが出るようであれば受診して

薬をもらったほうがより早く治るでしょう。

 

あと、もう一点ケアで大切なこと。

それは素足のまま靴を履かないことです。

歩いて擦れて刺激になり、乾燥して割れる。

という流れで出ますので、靴をはくときもしっかりと靴下を予め履いたほうが良いでしょう。

 

冬になってから、症状が出てから治療を行うよりも、

冬になる前、症状が出る前に予防したほうが手間も暇もコストも掛かりません。

ぜひ、いまから注意してあげてくださいね。

手荒れの悪化にご注意を

a0001_000798

秋です。夏はもう遥か彼方です。

水も冷たくなってきましたね。

というわけで、手湿疹の話です。

 

手湿疹の悪化する原因はたくさんあります。

その中でも大きなものが「お湯」なんです。

水を使うよりもお湯を使うほうが手荒れは悪くなりやすいんです。

お湯の方が油が良く落ちてしまうからなんです。

 

というわけで、寒くなって、洗い物が水からお湯に変わると、湿疹は悪化することが多いのです。

割れて痛く・痒くなるまえにしっかりと治療をすることが大事です。

保湿剤ももちろん大切ですから、暇を見て、しっかりと保湿してくださいね。

 

赤ちゃんの湿疹が悪化しています

新生児

連休が明けて、本格的な秋になりました。

どうも最近湿疹が悪化して受診する赤ちゃんが多くなった印象があります。

 

原因についてはいろいろ考えられますが、

まず、湿度が下がったことがあります。

今年は特に湿度の下がりが早く、例年の10月中旬程度まで下がっている印象があります。

現在の室内の湿度は60%。低めですね。

そのために乾燥が強くなり、湿疹が悪化しているようです。

乾燥はより強くなりますので、乾燥性湿疹も今後より悪化すると思われます。

 

もう一つは温度が下がったこと。

気温が直接影響をしているわけではないようですが、

温度が下がると、汗をかかなくなる。

結果として顔を洗ったり、流したりする頻度が下がる。

そのためによだれや皮脂により湿疹が発生する

というわけで湿疹が発生するようです。

 

湿疹は発生して時間が経つと治りにくくなります。

そして、より強い薬をより長い時間使う必要が出てきます。

結果として副作用の問題も出てくるのです。

 

湿疹は早めに治療を開始し、早めに治すことが大切です。

赤ちゃんが痒がるようでしたら早めに受診させてくださいね。

ヒートテック皮膚炎?

ヒートテックを始めとする機能性肌着。

特に冬場は温熱肌着の厄介になるかたも多いかと思います。

しかし、その下着が湿疹を悪くすることも有るのです。

 

よく見られるのが、小さな子ども。

年齢は幼稚園前から小学校入学前くらい。

大腿2歳から5歳位でしょうか。

男の子よりも女の子のほうが多いかな?

 

症状はみんな似ています。

背中の上半分。特に中心部に乾燥と引っかき傷ができること。

同じように左右の肩甲骨の直下にも同じような湿疹ができます。

体の他の部分の乾燥はあまり強くないのに、何故か背中だけ症状が強いです。

 

高齢者は少し違います。

下着の中全体です。

高齢者は乾燥が強く、粉を吹いていることも有ります。

痒いのは一緒です。

 

なぜこのような症状が出来るのか?

実はよくわかっていませんが、いくつか可能性が有ります。

まず皮膚及び皮膚と下着の間の温度が上がることにより、

痒みを強く感じる用になること。

また、下着と皮膚がこすれることも影響としてはあるかもしれません。

 

いずれにしてもあまり小さな子に、あったか下着を着せると思わぬトラブルになることもあります。

寒そうか、そうではないかをよく見ながら洋服は選ぶようにしましょう。

 

台風の日は、足を拭いて水虫の予防を

a0960_004986

今日は台風です。

娘の学校もお休みになりました。

武蔵野市の小学校もお休みでしょうか?登校する子は今日はいませんでしたね。

ということで、台風の日のお話です。

 

大人の病気で台風の後に増えるものはなんだ?

答えは水虫です。

 

理由は当然ながら濡れること。

もちろん湿ることもあります。

 

水虫の原因菌は真菌です。難しい言葉のように聞こえますが、

要するにカビ。

カビですから、当然温度が高ければ増えますし、湿度が高ければ増えます。

後もう一つ、増える要因は、ふやけることです。

ふやけると皮膚は弱くなります。

そして、その後たとえ乾燥したとしてもそのバリア機能は以前よりも低いものです。

したがって、水虫はつきやすくなると考えられます。

 

対処法は濡らさないこと。

・・・といっても台風の日には難しい物があります。

では、せめて、濡れた足をすぐに乾燥させて下さい。

それだけでも、かなり水虫の感染率は下がると考えられます。

当然、一緒に靴も乾かして下さい。

余裕があれば、替えの靴下、替えの靴は用意しておきたいものです。

 

秋のチャドクガによる湿疹が出てきました

いや、本当に話を聞いていると先週末からなのですが、

チャドクガよる虫刺されの湿疹が多く出てきたようです。

卵が孵化したのかな?

 

一般に毛虫皮膚炎とも呼ばれますが、チャドクガ及びその幼虫の毛を原因とする

湿疹は春と秋の一時期に集中して発生します。

その理由はチャドクガの生態にあります。

チャドクガの卵が孵化するのは早春と晩夏です。

特に今年は秋が早く来ているので例年よりも少し早い可能性があります。

 

チャドクガの幼虫は1齢、2齢くらいまでは固まって生活し、

34齢の大きな毛虫になると、それぞれ分散して生活をおくるようになります。

そのため、チャドクガによる症状も幼虫の年齢とともに変化します。

小さな幼虫がたくさんいる中で刺された場合には

密度の濃い湿疹が集中して体の一部に発生します。

逆に大きな幼虫になると、

広い範囲にバラけた形で症状が出るようです。

 

もうしばらくは毒蛾皮膚炎または毛虫皮膚炎に注意したほうが良さそうです。

茶色いシミを見たら要注意。ですよ。

 

2015年の手足口病では爪が取れる

最近の外来でもまだちょこちょこ手足口病を診断します。

さすがに下火にはなりましたが。

 

しかし、最近見られるようになったのは、

爪の脱落する子です。

どうも、今年の手足口病の中には爪が落ちるタイプも有るようです。

 

数年おきくらいに爪が脱落する手足口病が流行します。

これはウイルスの種類に依ることがわかっています。

落ちるウイルスが流行するか否かが分かれ目。

ただ、今年多かったタイプのウイルスと爪の脱落がはっきりしません。

話を聞く限りではマイナーなタイプのようですが、

今後検討する必要がありそうです。

 

脱落するまでの期間は感染してから1ヶ月から6週間後くらいです。

そして、手足の20本の爪の打ち、ほぼ同時に数本の爪が浮いてきて

落ちるのが特徴です。

わかりにくいのは爪囲炎やぶつけた後の爪の脱落ですが、

その場合は1本だけのことがほとんどですので、そこで区別出来るでしょう。

 

爪が脱落した後ですが、ほとんど、正常な爪がまた生えてきますので

ご心配なく。

それでも気になるという方は一度皮膚科を受診してみてください。

 

手足口病に感染してからタイムラグがあるのでびっくりすることがあるかと思いますが、

大丈夫ですよ。

 

 

9月7日追記

今日も2名受診されました。

いずれも7月下旬に手足口病になっています。

逆に、それ以前に手足口病になった方が、爪が取れる可能性は低そうですね。

爪の水虫の人は「爪ダイエット」をしたほうがよい

爪の水虫、最近はいい塗り薬も出てきました。

でもただ塗れば良いというものでは有りません。

爪のダイエットも一緒にしていますか?

 

爪ダイエットとは、爪を削って薄く、軽くすることを言います。

なぜそのようなことが必要なのでしょう?

それは爪の生態に関わってきます。

 

爪とは、根本で発生したものが押されて伸びてくる死んだ組織です。

良く有るのがケガをした後に、根本から新しい爪が生えてきますよね。そのことです。

しかし、木をつけるべきは、爪が伸びるのは根本から押されるから。ということ。

何らかの理由で一度爪が厚くなると

爪が重くなる

→爪が伸びにくくなる

→爪が厚くなる

→爪が重くなる

→・・・

と悪循環になり、どんどん爪が厚くなっていきます。

そうすると、爪の中に水虫が出来た時に、なかなか爪が伸びず、取れない。

ということになってしまいます。

 

もう一つ、爪の表面は特に硬いという特徴があります。

逆に表面の硬い部分の下には軟かく、脆い爪が存在します。

当然水虫の薬が硬いところからは滲みませんが、柔らかいところからはしっかりと入っていきます。

効果も同様です。

 

したがって、爪を薄くし、軽くすることによって、

爪の伸びを良くし、薬の効きを良くするというような効果を期待することが出来ます。

高齢者の爪の水虫の治癒率はより若年者に比べて悪いのですが、

その理由の一つは爪の肥厚にあると考えられます。

爪を削って薄くするということは爪の治療の上で大事なことなのです。

爪ダイエット、試してみてください。