わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

冬の病気

鼻血の原因は空気の乾燥もある

新年あけましておめでとうございます。

本年も当クリニック及び当ブログをよろしくお願い致します。

 

さて、お正月は皆様どのようにお過ごしでしたでしょうか。

我が家の娘は前半は父方の実家、後半は母方の実家にそれぞれ旅行に行っていました。

そこで起きたちょっとしたトラブルとその原因についてちょっとお話をしていきましょう。

 

ちょっとしたトラブルとは鼻血。

それぞれの家で仲良く1回ずつ鼻血を出したようです。

 

もともと、娘は鼻血を出す体質ではありません。

鼻血そのものは出す人、出さない人の差が大きなものです。

子どもはもともと鼻血を出しやすい傾向にありますが、

それでも、今までほとんど出しかことのない娘が2週間で2回出しています。

 

その原因について考えていたのですが、

どうも、鼻をいじる癖が原因のようでした。

 

では、なぜ鼻をいじるのか?

もちろん鼻の中が気になるからですね。

ではなぜ鼻の中がきになるのか?

 

実はそれは空気の乾燥の影響があるのです。

 

空気が乾くことにより、鼻の中の感覚が過敏になります。

そして、ちょっとした刺激で鼻の中が痒くなってしまうのです。

 

思い返してみると、どちらの家も加湿器はあまり見当たりませんでした。

東北地方の私の実家では雪が降っているから大丈夫?

かと思いたいところですが、室内には雪は降りません。

そして、エアコンで室内の温度をあげるので、湿度はとても低いものになるのです。

 

そのため、湿度の低い室内でずっと過ごしているために

鼻をいじってしまい、結果的に鼻血を出してしまうのです。

 

鼻血予防に加湿器?と思われるかもしれませんが、

結構大きな予防になるのです。

 

子どもの鼻血に悩まれる親御さんは加湿器を試しても良いのかもしれませんね。

足の冷え

貼るカイロ快温くん くつ下用 白タイプ 15足分入

いよいよ寒くなってきました。
そろそろ霜焼け注意報の時期ですね。
ちなみに、院長は、霜焼け体質です。

しかも、この寒い中自転車で通勤するため、今朝は足用ホッカイロの登場となりました。

 

この足用カイロ、靴用とくつ下用があるのをご存知でしょうか。

実は、昨年幼稚園の保育参観で、使用したのですが、私は靴用しか知らず、大変な思いをしました‥

娘の通っていた幼稚園は、参観の際に保育の妨げにならないよう、園児達を園庭側のベランダから観ないといけません。

幼稚園に入る際に、靴は脱がないといけないので、園内用のスリッパを履くようになります。
また、園内に階段があるため、脱げにくいように、スリッパはかかとのあるタイプを履いておりました。

参観は真冬日。
外からの見学は寒いと思い、手持ちの靴用カイロをスリッパの中に入れ、万全の防寒対策。
ところが‥

ちょうど、ヒールを履いた時に地面と接する部分が、どんどん熱くなってきました。
最初はよかったのですが、途中からものすごく熱くなり、スリッパが脱げにくい形のため、外すことも出来ず、モゾモゾしながら一時間たってしまいました。
終了後、すぐにトイレではずしたのですが、足の底はジンジン。
しばらくすれば治るかと思っていましたが、翌日になっても治らず、足の底の皮が浮いているような違和感と、歩行の際に地面に接する度に痛みが。
どうやら低温やけどになってしまった様でした。

カイロのパッケージをよく見ると、『くつを履かない時は使用不可』の文字。
最高温度は43度になっていましたが、どうやらそれ以上に上がってしまった様です。

その後購入したくつ下用も一緒に調べたところ、
靴用は最高温度が43度、くつ下用は41度でした。
市販のカイロでは、最高温度は39度から44度まで、マチマチでした。
平均はこの温度より低くなることを想定してあるようですが、室内温度や使用状況によっては、私のように低温やけどをおこす場合がありますので、十分に注意してください。

また、足先が冷えるからと、就寝時に使用するのは絶対に避けてくださいね。

布団のなかは暖かいので、カイロの成分の化学反応が進み、高温になる可能性が高くなり危険です。

やけどに注意して、皆様暖かくお過ごしください。

「なめかん」という病気

があること、知っていますか?

 

もちろん正式な病名ではありません。

これは方言です。どうも東北地方限定のようですね。

 

正式な病名(というのも実は無いんですけどね)は「口唇部唾液性接触皮膚炎」

英語では「lick dermatitis」と呼びます。

 

何やら難しそうな病名ですが、実はよく見られる病気です。

何か?

空気が乾燥する冬になると子どもも唇が乾燥するので、唇をなめますよね。

そのために唇がひび割れ、口の周りに赤い湿疹が出来る状態があります。

それを「なめかん」と呼ぶのです。

 

育ちも大学も研修医も山形でしたので、最初はこの病名は全国区なのかと思っていました。

実はこれが方言だったことを知って、びっくり。

関東出身のうちのスタッフは

「なめたけ」「缶詰」と言ってました・・・

確かに、語感は似てますね。

 

この冬最初の「しもやけを呼ぶ雨」が降っています

寒いです。

往診に行ったら靴下まで濡れてしまいました・・・

 

2014年冬の最初の雨が降っています。

しもやけを作る雨ですね。

 

しもやけを作る雨にはいくつかの条件があります。

1)気温10度以下の環境で降る雨

気温が低くなれば雨の温度も低くなります。

そのために濡れた指や足が冷たくなるのです。

2)不意打ちの雨

防寒、防水の対策が不十分な時の雨もしもやけのハイリスクとなります。

3)登下校時の雨

しもやけになるのは小学生くらいまで。中学生以降のしもやけの出現はグッと減ります。

ですので、小学校の登下校時に雨が降ることはそれだけしもやけを作りやすくします。

 

これらの条件が重なるとしもやけになりやすい濡れた手足ができるのです。

 

さて、今日の雨ではどうだったでしょうか。

まだ冬の準備はなかなかできていない中の雨でした。

 

早い子では明日の朝にはもうしもやけが出ているかもしれません。

しかも今週末は連休です。当院は土曜日の後は水曜日になってしまいます。

怪しい症状をみつけたら早めに受診してくださいね。

 

あとひとつお母さんにアドバイスです。

濡れた靴で明日の朝に登校すると、しもやけが出来る確率が跳ね上がります。

今日のうちにしっかりと靴は乾かしてください。

乾かないようであれば別の靴で登校させてくださいね。

電気ポットはなくてもいいかな?

皆さんのお家にあって、我が家にないもの。

それも、意識して導入していないもの。

その中の筆頭が電気ポットです。

 

赤ちゃんがいるお家にはいらないものと考えていますので。

特に皮膚科医の立場からもいらないと考えています。

 

冬になり、ヤケドの患者さんが多く来院する用になります。

赤ちゃんや子どものヤケドの患者さんが受診しますが、

電気ポットを倒してのヤケドはそれなりの比率で目にすることがあります。

 

便利なのはわかるのですが、ヤケドのリスクを考えると必要ない。

というのが我が家のスタンスです。

 

考えてみると、家でお湯を使うのはお茶を飲むときか、ミルクを上げるとき。

お茶は飲みたくなったら必要な分だけ沸かせば良いですし、

ミルクについては予めお湯を魔法瓶の中に入れておけばよいのです。

(もちろん魔法瓶の蓋はしっかりと締めておきますよ)

と考えると、要りません。という結論になるのです。

 

テレビのCMでもありますが、子どもにお湯を沸かさせるのも考えものですね。

あのCMの電気ケトルは転倒時の安全装置などありませんので、

倒すと中のお湯がすぐに外に流れ出てしまうものです。

消費者庁からも情報が出ていますね。

クリックしてn-20121128_1.pdfにアクセス

 

一見便利そうなものでも、家庭の状況によっては事故の原因となります。

リスクとメリットをよく考えて製品を選ぶようにしたいものです。

 

なお、クリニックでは電気ケトルは使っていますよ。

要は使いかた。なのです。

 

 

2014年、乾燥「肌」注意報発令

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今年の夏は雨が多かった印象がありますね。

やっと、カラッとした秋らしい晴れた日が出てきました。

と、同時に、乾燥肌に注意する季節がやって来ました。

今日はそんなお話です。

 

毎日天気予報をチェックする方も多いかと思います。

私もその一人ですが、チェック項目は他の人と少し違います。

温度だけではなく、湿度についてもチェックをしているのです。

 

本日2014年9月12日のお昼に、久しぶりに湿度50%を割った時間帯が出てきました。

 

実はこの湿度50%は乾燥肌出現の一つの目安となる印象があります。

実際に診察していても、子ども達(もちろん大人もですが)のお肌の乾燥が出てきた印象を受けます。

でも、今年は早い印象があります。例年は秋分の日の頃でしたからね。

今年の秋は涼しいので、きっとその影響なのでしょう。

 

そろそろ保湿剤を(特に夏の間サボっていた人は)しっかりと塗る必要がありますね。

 

頑張ってこれからやってくる冬をかゆくなく過ごしましょう!

スマホのタッチパネルが反応しなくなったら保湿剤を指に塗ろう

先日携帯ショップの前を通りかかったらiPhone 5sの特価販売がなされていました。

新製品の発売も間近ですね。

 

今回はこれからの時期によくある、スマホの画面に指で触っても反応しなくなった場合の

お話をしていきましょう。

というか、すでに私の左の人差指では症状が出ています・・・

 

この原因はいくつかあります。

まあ、機械的な問題もあるかもしれませんが、今回はそちらには触れません。

もっとも一般的なものは指先の乾燥によるもの。

特に指先がガサガサになり、割れているような人の反応はとても悪くなります。

 

タッチパネルの駆動方式はいくつかあります。

超音波や赤外線を使用するもの、圧迫することによる変化を利用するものなどもありますが、

スマホで一般的に使用されているものは電流の変化を使用するものです。

つまり、指先が近づくと、指先に電流が流れる。その反応を確認しているというわけですね。

 

でも、乾燥している指は抵抗が高くなります。

(逆にぬれていると電気抵抗が低くなるといったほうがよいでしょうか。

「塗れた手でコンセントを触らないこと」と聞いたこともあるでしょう)

したがって乾燥した指を近づけても機械の電流の変化は小さくなってしまう。

そのために機械の反応が悪くなってしまう。

 

というわけで乾燥した指はタッチパネルの反応が悪くなってしまうのです。

 

対策は理論上は簡単です。

乾燥した指に対してしっかりと保湿してあげることが大事なのです。

ただし、保湿剤を塗った直後の指でスマホをいじると画面がべたべたになりますので、

ご注意ください。

再度、しもやけは遺伝する

今年の冬は寒かったようですね。

2回大雪が降りましたし、今年はしもやけにはなりやすい年だったようです。

 

今年もクリニックにはしもやけの患者さんがたくさん受診されした。

10人以上はいたんじゃないかなあ。

 

ここでしもやけの子を連れてきたお母さんに必ず聞く質問があります。

「両親のどちらか、しもやけになったことがありませんでしたか?」

と確認します。

すると、今年は全員。家族にしもやけになった方がいました。(もちろん、今出ていないのです。大体は子どもの時でしたけどね)

 

しもやけは遺伝するのか?

と言われたらはっきりとは言えないのですが、遺伝すると言えそうです。

 

・・・え、なんでそんなに歯切れが悪いのか?

だって、しもやけにならない人は皮膚科に来ないじゃないですか。

遺伝性の確認って結構面倒くさいんですよ・・・

 

湯たんぽによる低温やけどにご注意ください

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寒い日が続きます。

最近、手足の冷えが気になるようになってきました。

年でしょうか・・・

 

さて、歳が明けてから、一気に増えてきた印象があるのがやけどです。

特に低温熱傷。特に湯たんぽを原因とする低温熱傷です。

問診票で女性の下肢から足のやけどと記載された場合、かなりの確率で湯たんぽによるやけどでした。

 

なぜ増加しているのか、理由はよくわかりません。

昨年よりも当クリニックの認知度が上がっているからかもしれませんが、

実際に使っている人も増えているのかもしれません。

特に東日本大震災以降の節電意識といったものも関係しているのかもしれません。

 

さて、湯たんぽの注意点です。

湯たんぽには必ず布を巻き、テープや紐で固縛してください、

湯たんぽに付属している巻布が薄くて、やけどしたケースがありました

また、巻布の固定が悪く、布の端から湯たんぽ本体が顔を出して、

ヤケドになってしまった話を聞きました。

 

湯たんぽの使い方にも問題を感じる時がありました。

湯たんぽを最も使うべき時は、寝る前です。

寝る前に湯たんぽを用意しておき布団の中を予め暖かくしておく。

そして、湯たんぽは入ってからは外しておくことが大事です。

また、布団の中にずっと湯たんぽを入れておきたい人は、寝る前は湯たんぽに巻く布は薄く、

寝てからは厚く巻くようにしたほうがよいでしょう。

 

低温熱傷になった後は大変です。

水ぶくれになり、壊死になり、最終的に瘢痕になってしまうことが非常に多いのです。

ヤケドはそもそも受傷当日には深さはわかりません。

普通のヤケドでは、2,3日すれば深さはある程度読める。結果として治療期間や治癒後の状況もある程度読めるのですが、

特に低温熱傷では1週間してもはっきりとわからないことがあります。

一般的に深いヤケドになる低温熱傷では、治療にかかる期間も数週間以上になってしまうのです。

数ヶ月かかることもよくあります。

また、気をつけて欲しいのが糖尿病の方です。

特に感覚が鈍くなっている方ではヤケドが特に深くなってしまい、最終的に手足の切断に至る方もいるのです。

要注意ですね。

 

さて、治療についてですが、当院では密封療法を行っています。

密封療法とは、柔らかな樹脂で出来た創傷被覆材を皮膚に密着させ、ヤケドを治す治療法です。

一般の薬剤や軟膏とガーゼを使用する治療法に比べて、痛みも少なく、治療期間も短く済む治療法です。

ただ、場合によっては手術や皮膚移植も考えたほうが良い場合もあります。

皮膚科や外科、形成外科の先生に相談してみてくださいね。

 

手の甲のカサカサは何故起こるか

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東京では毎日、雪が降るか降らないかのぎりぎりの天気が続いていますね。

最近、手足の冷えが気になるようになり、外出時には手袋が手放せません。

でも、子どもたちは手袋もせずに外を楽しそうに走り回っています。

でも、手袋をしないと湿疹ができますよ。

 

冬の寒さも身に応えるようになると、乾燥の子も増えてきます。

特に幼稚園児から小学生位の子で特徴的に目にするのは、両手の甲(手背と言ってもいいでしょう)に見られる

乾燥と湿疹です。

全体的に赤褐色になり、角度によってはひび割れたようにも見え、少し粉を吹く湿疹です。

皮膚表面がちりめん状に見えることもあります。

 

このような子には共通点が有ります。

それは、外出時に手袋をしていないこと。

また、自転車によく乗っていることもあげられるでしょう。

何しろ、自転車に乗って受診する子がほとんどですから・・・

 

この湿疹ですが、原因は風です。

風に吹かれることにより、手の甲の皮膚のみが強く乾燥します。

そのために乾燥を原因とする湿疹がその部分だけ極端に強くなってしまうのです。

 

ということは対処法は「風を防ぐこと」になります。

手袋をすることが予防になります。

当然、湿疹の薬や保湿剤も大事です。

ただ、出来てから治療を行うよりも出来る前にしっかりと予防することの方が簡単なのです。

しっかりと手袋をはめて予防していきたいものですね。