わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

治療

ブヨ刺され・結節性痒疹の治療法その1 まずは薬をしっかりと塗りましょう

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さて、昨日のお話でブヨ刺され・結節性痒疹のお話をしました。

本日はその治療のお話を進めていきましょう。

 

結節性痒疹の特徴は非常に炎症が強いことです。

それに伴い、痒みも非常に強いものがあります。

ですので治療法もその強い炎症に合わせて行う必要があります。

 

1)ステロイドの塗り薬

治療の最初はステロイドの塗り薬です。

薬の選択ですが、小さな子にも、非常に強いものを使うことがあります

というか、使わざるを得ないのです。(ステロイド外用薬の強さ

まずはしっかりと痒みと炎症を取ることが大事です。

時には多毛などの副作用が出ることがありますが、

ある程度の副作用は出ることを承知の上で使うこともあります。

なお、副作用は塗るのをお休みすると落ち着いてきますので、

早く治すことはすれだけトラブルの可能性を減らすことにもなるのです。

 

2)プロトピック軟膏

プロトピック軟膏とは、ステロイドと違う成分の、炎症を抑える薬です。

一般にはアトピー性皮膚炎に使われますが、それ以外のさまざまな皮膚の病気にも使われています。

副作用は、塗り始めの1,2週間にひりひり感や火照る感じがするくらいです。

また、ステロイドの塗り薬と違って、長期使用に伴う副作用が少ないことが特徴です。

(もちろん、免疫を抑える薬ですので、真菌やウイルス、細菌による感染症を起こしやすくなりますが)

効果はステロイドに比べ、痒みを抑える傾向が強いです。

(一般的に湿疹の部分には皮膚直下まで神経が伸び、痒みに敏感になっているのですが、

プロトピックはその伸びた神経を縮める作用があるようです。)

そのために、プロトピックとステロイドの塗り薬を併用することもあります。

 

3)ステロイド内服

本当に症状が強い時に短期間に限り飲んでもらうことがあります。

当院では使って2週間程度です。

少量を長期飲むという選択もありますが、

小さい子の場合、将来成長に問題が起きる可能性があるので、当院では行っておりません。

 

4)抗ヒスタミン剤内服

いわゆる一般的な痒み止めの薬も飲んでもらうことがあります。

時に眠くなるので、要注意。

 

 

当院で治療に使う薬は上記にあげた薬で、一般的なものです。

あとは、使い方ですが、

乾燥肌がある子にはまず、全身に保湿剤をしっかりと塗ってもらいます。

意外にこれを忘れると乾燥により引っ掻いてしまうことが有るのです。

同時に結節性痒疹の部分を引っ掻いてしまい、落ち着かなくなる原因にもなります。

その後、結節性痒疹の場所にステロイド(+プロトピック)を塗ってもらいます。

 

この時の注意。

ひとつ、少し広い範囲に塗ること

ふたつ、少しでもしこりやかさかさを感じたらためらわないこと

みっつ、ほてった時には塗らないこと

よっつ、こすったり、擦り込んだりしないこと

結構大事なことですよ。

 

あとは、忘れていけないかさぶたのケア。

私はかさぶたにも薬を塗るようにお話をしています。

かさぶたの部分からの薬の吸収についてはわかっていないことも多いのですが、

少なくともかさぶたが痒くなることは防げるようです。

ですので、しっかりと塗ることにより、かさぶたをむしらずに自然に落ちるのを待つことが出来るのです。

 

まずは薬をしっかりと使うこと。

次はそれでも治療が難しい場合のお話です。

往診の時に最初にするお話

少しずつ涼しくなってきました。

往診の時にはありがたいですね。

 

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さて、現在当院は数名の患者さんの往診を行っております。

疾患は様々ですが、褥瘡や湿疹などが多いです。

さて、この往診の時に最初に聞くようにしているお話があります。

それは何でしょうか?

 

 

そのお話は「(患者さんあるいは介助者が)ご飯をしっかりと食べていますか」というお話です。

玄関で介護者の方が迎えてくれるのですが、その時に世間話半分、診察に関係する話半分で聞いています。

そうすると、スムーズに現状の確認、問診に移ることが出来るのです。

 

そのお話をすると、なんで皮膚科で食事?と思われる方もいるかと思いますが、

食事の話は大事なのです。

 

往診の患者さんで多く見るのは床ずれ、褥瘡です。

褥瘡はやはり栄養状態が悪くなるとできやすく、治りにくくなることが知られています。

褥瘡は体の一部が死んでしまう病気ですから、治すのにタンパク質をはじめとする栄養分が必要なのです。

そのため、栄養状態の確認は非常に重要になるのです。

また、その他の病気についても栄養状態が良いことは治療を早めることになります。

逆に栄養状態が悪いと、全身にざまざまな問題をきたし、それが皮膚に影響することにもなります。

なので栄養状態の確認は非常に重要な話なのです。

 

また、介助者の食事の摂取状況も大事なお話です。

食事が十分にトレなければ十分に介助できません。介助は重労働なのです。

介助者が元気ないと、患者さんも元気がなくなります。

なので介助者の食事についても把握したほうがいいのです。

 

こうして往診は進められます。

小さな話が大きな治療のヒントになるのです。

「大」やけどの治し方

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やけどの話、最後は大やけどについてです。

前の話にも書きましたが、大やけどと小やけどの区別は難しい物があります。

今回は入院が必要なやけどのお話だと思って下さい。

 

全身の数十%を超える大きなやけどの治療はとても大変です。

なぜか?ここまで大きなやけどになると、皮膚だけではなく、全身の問題になってしまうからなのです。

 

大きなやけどを受傷した場合、全身はショック状態になります。

この状態になってしまうと、血管から皮膚の下に全身の水分が移行してしまいます。

そうすると困るのは腎臓です。腎臓に流れる血液が減ると腎臓がおかしくなってしまうので、

腎臓からでるおしっこの量で治療を決めていく必要があります。

つまり、おしっこが出てこないと血液の量が少なく、危険というわけです。

そのために一生懸命水分を外から与えなければ行けません。

同様にタンパク質も血管から逃げ出してしまうので、輸血を一杯しなければいけないのです。

 

さて、そうしているうちに腎臓からおしっこが出てきました。

今度は皮膚の下の水分が一気に血管に戻ってきてしまいます。

こうなるとおしっこ、つまり腎臓の問題は落ち着いてくるのですが、今度は心臓と肺の問題が出てきます。

肺の中に水が溜まってきてしまうと呼吸がうまくいかなくなってしまうのです。

かといって、水を外から与えないと、やけどの皮膚から水が漏れてしまうので、水分が足りなくなってしまいます。

こうして、体の水分が多すぎても少なすぎてもいけないという、綱渡りの状態が続いていきます。

 

数日立ってくると、今度はバイキンの問題が出てきます。

死んだ皮膚をエサとして、バイキンが増殖してきます。

そのバイキンはそのままにしておくと血液を通して全身に広がっていきます。

そうなると大変なことになりますから抗生剤を使わなければいけません。

でも、今度はその抗生剤に抵抗力のあるバイキンが増えてくるので、抗生剤の種類を替えて・・・

とイタチごっこが始まります。

やけどから数日たったあとに急に調子が悪くなる場合があるのは、主にこのバイキンの問題が有るのです。

 

また、この頃からは皮膚の問題が出てきます。

多くは深い部分までやけどを追っていますので、その部分の皮膚はなくなります。

そうすると、他の場所から皮膚を持ってきて、移植してあげる必要があります。

同時に死んだ皮膚も取り除かないと、皮膚の移植は上手に進みません。

この手術も大変なものです。またそのためには麻酔をしなければいけませんが、

その麻酔の影響も当然考えなければいけません。

また、大量に出血しますので(皮膚を削り取るので仕方が無いのですが)

輸血も大量にする必要があります。

 

したがって、治療を続けるに当たり、元々の本人の体力も非常に重要なものとなります。

また、栄養失調になると、傷の治りにも影響するので、食事や栄養管理も大事になります。

 

大きなやけどの治療をするためにはこのようなポイントに気をつけながら、進めていく必要があるのです。

やけどのニュースを目にするたびに、本人と医療スタッフのがんばりに想いをはせるのです。

「子」やけどの治し方

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さて、今度は「子」やけどの治し方についてです。

・・・え、「小」の間違いでしょ?いえいえ、それは前回お話をしたので、

今回は子どものやけどについてお話をしたいと思います。

 

子どものやけどと大人のやけどそのものには大きな違いはありません。

でも、子どもには独特なところがあります。

 

まず、こちらのいうことを聞いてくれないこと。

親御さんはいうことを聞いてくれるのですが、肝心の本人は

やけどのそんざいなど、どこ吹く風です。

したがって、どんな生活習慣にも耐えられる治療法を選ぶ必要があります。

また、痛みには我慢できないので、処置中、自宅では極力痛みを伴わない治療を選ぶ必要があります。

逆に子どもであることが有利に働くこともあります。

やけどの傷が早く治ることです。

若いって、いいねぇ・・・と思いながら治療していますよ。

 

さて、痛くない治療法ですが、来れば断然シートの方が良いです。

昔ながらのガーゼと塗り薬だと、ガーゼが傷口にガッチリとくっついてしまい、

剥がす時に痛くなってしまいます。

シートを剥がすほうが痛みは少ないのです。

また、交換の頻度はシートの方が少なくて住みますし、

周りに「つゆ」(浸出液といいます)が漏れることも少ないです。

当然ニオイも少ないです。

 

子どもがやけどになった時には

ぜひ近くのシート治療(閉鎖療法、密封療法、湿潤療法などともいいます)を行っている

医療機関を探してみてくださいね。

もちろん、当院でも治療を行っていますよ。

「小」やけどの治し方

 

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さて、今回は小さなやけどの治し方についてお話をしたいと思います。

「小さな」「大きな」というのはやけどに関してはあくまでも便宜上の区別です。

しかし、体表面積の10%を超えると、場合によっては入院が必要となることもありますので、

治療の方向性が大きく変わることもあります。

今回は、クリニックに通院して治療することができる、それ以下の面積のやけどの話をしたいと思います。

 

さて、やけどとは一体何でしょうか。

体の中ではなにが起きているのでしょうか。

 

やけどは人体に熱を加えると発生します。

温度は50度以上なら起きると言われています。子どもはもっと小さい温度でも起きることがあります。

やけどの正体は熱により皮膚のタンパク質が壊されること。

それにより、皮膚の機能が果たせなくなることが問題なのです。

よく、やけどのあと、水ぶくれになることがありますが、これはあくまでも表面に見える症状です。

その周囲には役目を果たすことの出来ない皮膚が広がっている可能性があります。

また、その影響は時間が立ってから初めて見えることもあるので、油断できません。

一般に数日経過して初めて皮膚の影響がはっきりわかるのです。

(低温熱傷は例外。もっと外まで影響が広がっていることがあります)

 

皮膚に影響した熱の強さにより、皮膚の変化は様々に変わっていきます。

弱い時にはただ赤くなる。そして、ヒリヒリします。

更に強くなった時には水ぶくれになり、

更に強い時にはその部分が焼けたり、こげたりして死んでしまいます。

痛みはあったりなかったり。

でも、実は痛みが無い方が症状は悪いのです。

なぜなら痛みを感じる神経が死んでしまうために痛みすら感じなくなるのです。

なので、痛みが無いときには要注意です。

 

治療ですが、また症状によって変わります。

皮膚が赤くなった時には細胞はまだ生き残っているので、

炎症をステロイドで抑えることで落ち着くこともあります。

 

逆に皮膚の表面が死んでしまった場合はその死んだ皮膚を剥がして、

新しい皮膚を生やして上げる必要があります。

必要があれば皮膚を移植する手術も行うかもしれません。

 

一番、治療の選択にバリエーションが有るのは水ぶくれが見られるときです。

水ぶくれを剥がすべきか残すべきか。

薬を使うか、シートで覆うか。

これは人によりかなり方針が異なります。

当院では破れていない水ぶくれはそのままにし、

上からシートで覆うような治療法を行っています。

これは、水ぶくれの中にはバイキンがいないということ。

中の水には傷を早く治す成分が沢山入っていること。

という事実を基に選択する治療法です。

もちろん、薬が早いと思えば薬を使うこともありますが、大部分は

シートを使います。

あと、シートの利点はもう一つ。

痛みやひりひり感はシートを使ったほうが痛くないのです。

 

なので、当院では8割以上の患者さんにシートを使っています。

軟膏とシートの併用も含めるとほとんどすべての患者さんにシートを使った治療を行っています。

(なお、このシートを使った治療は閉鎖療法や密封療法,湿潤療法と呼ばれています。)

2013年9月18日勉強会のお知らせ

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマをきめて勉強会を行なっております。

皆様の御参加をお待ちしております。
2013年9月18日

あざのはなし NV-A-001

生まれつきのあざの見分けかた。

その子のそのあざ、治療は待てますか?

 

2013年9月25日

わかば式アトピー性皮膚炎治療マニュアル AD-A-001

アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断、治療について

当院で治療を希望される方は一度はお聞きください。

 

2013年10月2日

生後1ヶ月から3ヶ月までのスキンケア CS-A-001

小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、

皮膚にやさしいスキンケアをお教えします。

 

時間

開場 10:15

講義 10:30-11:15

質問の時間 11:15-11:30

 

場所

わかばひふ科クリニック 待合室

180-0002

吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F

0422-22-1232

 

定員

6名

 

費用

無料

 

講師

野崎誠

わかばひふ科クリニック院長

 

受講時の注意事項

赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。

他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。

勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。

おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。

駐車場は1台分のみあります。予約は受け付けておりません。

駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。

 

予約時の注意事項

キャンセルは前日まで、メールでお願い致します。

当日のキャセルは申し訳ありませんが、お受け出来ません。

 

個人情報について

個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。

各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

流動性の罠

※経済学の用語を検索して当ページにたどり着いた方は申し訳ありません。
他のページを参照いただくようにお願い致します。
間違っても、このページを基に、経済学のレポートなど書かないように。

雇用、利子および貨幣の一般理論〈上〉 (岩波文庫)

 

診察をしていると、様々な処方を見ることができます。
今回はそんなお話です。

ある昼下がりに80代の女性の方が娘さんと一緒に受診されました。
頭の湿疹を訴えています。

問診票を見ると、あれあれ?治療中ではありませんか。
お薬手帳も同時に確認すると、しっかりと、ローションで治療を受けていました。
しかも、飲み薬が3種類も出ています。

おやおやと思いながら診察を始めると、
頭の中が乾燥して、粉を吹いています。
そして、話によると、ぬってもぬっても落ち着かないと。
痒くて眠れないということですからよっぽどのことでしょう。

さてどうしようかと話を聞いていると、
「薬を塗った後に頭のなかが乾いてしまう」と言われました。
そこで、ピンときたので、薬を変えてみる事にしました。

塗り薬はあえて一段下のステロイドに変更し、
軟膏に変更。
飲み薬は全部やめてみました。

そして、「べたべたするけどしっかりとぬってね」とお話をして、
その日は終了。

 

その1週間後くらいでしょうか。
受診した彼女は開口一番
「よくなりました」と。

d(`・ω´・+)ャッタネ

 

さて、実はコレは「流動性の罠」と呼ばれるものです。
というか、今勝手に名前をつけました。

一般に、飲み薬は飲んだほうが効果が高い。
塗り薬は強いものの方が効果は高い。
と考える方は多いかと思います。

しかし、塗り薬にはもうひとつの問題があります。
それは「基材」の問題です。

「基材」と言ってもピンと来ない方も多いかと思います。
簡単に説明しましょう。
塗りすぐりには有効成分の他に、それを何に溶かしているかという話が常にあります。
その「何に」が基材なのです。
細かい成分云々は難しい話になるので、割愛しますが、
おおまかに基材はいくつかの種類に分けることができます。
軟膏、クリーム、ローションです。
(厳密にはヴァニシングクリームやら、スプレーやらo/wにw/oやらいろいろありますが、省略)

この、3種類の基材はそれぞれ性質が異なります。

一般に軟膏が一番ベタベタします。逆にローションはさらさらです。
したがって、塗り心地はローションのほうがいいのです。

しかし、皮膚によく残っているのは、軟膏が一番。
また、かぶれるリスクは軟膏が一番少なくなります。
また、塗りやすいものは乾きやすいという難点もあります。

 

つまり、今回、塗り薬を弱くしても逆に効果が出たのは、
基材を変更したからといえるでしょう。
べたつく基材で長い時間皮膚に接触していることが大事っだったわけです。

 

実は処方された外用薬の種類を見ることで、
皮膚科医はその先生の考え方まで知ることができます。
小児科や内科の先生に対して皮膚科医は軟膏基材の外用薬を出すことが多いです。

たとえ、患者さんからべたつく。とか、塗りにくい。とか言われても、
トラブルの少なく、汎用性のある基材を使用するわけです。
逆に、患者さんのお話を聞きすぎるあまり、
(聞くのが悪いわけではありません。何事も程度問題なのです。念の為に)
ローションやクリーム基材の塗り薬を処方し、
逆になかなか治らなくなってしまう。
これを「流動性の罠」と呼ぶわけですね。

ちなみに、経済学の流動性の罠とはこんなお話です。
・・・よく分かんない。むう。ちなみに高校の社会は日本史選択組でした。

 

 

最後に、そのおばあちゃんが、
「いままで一杯お薬を飲んでいたのは何だったんでしょうね」
と帰りぎわにぽつりと。
難しい問題です。

 

ごほうび

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イボや水いぼの処置は痛くて嫌なものです。
少しでもその嫌な気持ちを減らせるように、
当クリニックでは頑張った子のためのご褒美を用意しています。

写真の箱の中には沢山のご褒美が入っています。

一番多いのはティッシュです。
女の子向けにはプリンセス、アイカツ、プリキュアなど。
男の子向けには仮面ライダー、ウルトラマン、ワンピース、新幹線など。
小さな子向けにはアンパンマンやポケモン、ハム太郎など取り揃えています。

あとは、佐藤製薬さんからもらったサトちゃん、サトコちゃん。

また、実は結構人気があるのはキャラ折り紙です。
みんな嬉しそうにもらっていきます。
色々なキャラクターがあるのですがこれはスタッフの手作りなので、
どの子に会えるのかは運次第。

・・・・今日はリトルグリーン祭りのようですね。

 

最後によく質問されるのは、どんな本を参考にしていますかということ。

↓この本です。もしも良かったら探してみてくださいね。

キャラクター折り紙あそび (レディブティックシリーズno.3443)

イボの治療の時に痛い方がすぐに治るのか?

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イボの治療をしている時に、何度も治療をしている間、

回数を重ねるごとに痛みが強くなると言われることがあります。

逆に何回治療をしても痛みがあまり無いと言う子もいます。

どちらが早くイボが治るのでしょうか?

 

はっきりとした統計はないのですが、多分、痛みが強くなってくる子ほど

イボの治りは近い印象があります。

なぜでしょうか?いくつかの要因が考えられます。

 

そもそも、イボが取り付くのは皮膚のどの細胞なのか?これははっきりとした結論は出ていないのですが、

「幹細胞」ではないかと言われています。

幹細胞」とは最近ニュースで聞かれる言葉かもしれませんが、すべての細胞のお母さんのような細胞です。

女王蜂のようなと言っても良いのかもしれません。

つまり、幹細胞は常にそこにとどまって分裂をしています。

分裂した娘細胞が皮膚となって分化(皮膚として成熟)していくのです。

皮膚の幹細胞は皮膚の一番下に存在しています。つまり、イボが取り憑いた細胞も皮膚の一番下に居るのです。

 

まず、これが一つ目のポイント。

 

次のポイントは液体窒素です。

液体窒素がどのようにしてイボに効くかははっきりとはわかっていません。可能性として

1)物理的な温度の変化で細胞が壊される

つまり、冷凍庫から何度も出し入れするうちに食材がシナシナになっていくのと同じですね。

2)細胞を栄養している血管が壊れる

間接的にイボが取り付いている細胞を餓死させるわけですね。

3)炎症を誘発する

凍ったり、解凍されたりを繰り返しているうちに、体が異変に気づき、その部分を排除しようとする機構が働くわけですね。

などが考えられています。このどれが最も効果をはっきりしているかはわかりませんが、

優しい治療(冷やし方が足りない)と、なかなか治らない印象がありますが・・・

 

最後のポイントは神経線維です。

実は皮膚の表面には神経は来ていません。

神経は皮膚の下の真皮の浅い部分までしか届いていません。

うっすらと血が出ない程度に皮膚が切れていても気が付かないのはこのせいですね。

 

 

では、イボの治療をする時に痛みが出るのはなぜかというと、

その神経の先端部分が冷やされるからです。

当然その上の皮膚もよりしっかりと冷やされているわけです。

 

一般的にイボの部分には厚く皮膚は積もっています。

つまり、他の部分に比べてちょっとやそっとでは凍らないように成っています。

液体窒素を当てても他の皮膚に比べて痛みは弱いのです。

 

では回数を重ねるうちに痛みが強くなってくるのはなぜか。

皮膚の厚さが減ってきているからなのです。

つまり、イボの取り憑いた細胞の数が減少しているから。

イボの取り憑いた細胞の増殖を、治療で抑え込めているからです。

幹細胞そのものを殺しているか、殺せないまでも分裂ペースを抑え込めている方なのです。

 

痛みが強くなるのは確かにイヤなことではあります。

しかし、そろそろイボが治ってくれる証明と考えれば、少しは我慢できるかなぁ?

え、ダメ?

 

 

 

最後におまけ。

治療時の痛みはしたがって効果の証明にはなりますが、痛みそのものだけを取り除いても

治療の効果が落ちるわけではありません。

(ただし、痛くないように治療の手を緩めるとかえって治りが遅くなってしまいますが。)

当クリニックでは痛みだけを取り除く治療を患者さんの希望があれば行なっています。

受診のうえ、ご相談いただければと思います。

水いぼの治療はどうすればよいか

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水いぼの診察をしていると、タイトルの通りの質問を受けることがあります。

 

実は決まった回答はありません。

生命に危険がないこと、自然に治癒する病気であることから、逆に方針を決めにくいのです。

そのために、それぞれの子に合わせて方針を決める必要があります。

 

では、家で水いぼを見つけた時に、どうすればよいか。

皮膚科医の目からみた、方針の決め方について説明したいと思います。

 

1)悪化しやすいか、悪化することで困ることがあるかを考える。

・アトピー性皮膚炎がある。または乾燥肌がある。もしくは免疫異常を伴う病気を持っている。(悪性腫瘍含む)

・ステロイドの塗り薬・飲み薬その他免疫抑制剤で治療をしている。

・兄弟や家族に病気があるため、もしくは薬を飲んでいるためにうつってほしくない。

という場合には積極的に取らないと、一気に増えてしまい、大変になってしまいます。

・学校や習い事、課外授業などに参加する際、水いぼがあると参加できない。それが困る。

という場合も取らなければいけませんよね。

・友達などに移った時に、人間関係で問題になることが心配

という場合も、取る方向で考えてみてもいいかと思います。

 

2)次に情報収集です。

・習い事、学校に、水いぼがある場合に何か不都合になることがないか確認する。

・小児科あるいは皮膚科を調べ、水いぼに対する治療方針を確認する。

この2つを確認する必要があります。

上の項目は1)のとおり、ダメな事があり、それで困るなら取るしか無いでしょう。

下の項目は以外に忘れてしまいます。

取らなければいけない事情があるのに、医師が取らない方針だった・・・では困ってしまいます。

一般に小児科は取らず、皮膚科は取ることが多いですが、その原則に合わない先生もいますので、確認したほうが良いでしょう。

 

3)水いぼを取る

取ることに方針を決めたら、あとは取るだけです。(放置するなた病院に行く理由はあまりないですしね。)

取るときには短期間のうちに一気にとってしまいましょう。特に最初が肝心です。

水いぼはウイルス感染症です。増えるときには加速度的に増えますので、

取るときも一気に取る必要があります。

数が減ってきたら一安心ですが、目に見えない小さな水いぼが残っていますので、

その後も要注意です。

最後の方になると、1個出てきたらすぐに取りに行く位がちょうど良いです。

治療終了の基準はありませんが、1ヶ月、1個も出て来なかったら終わりでしょうと考えています。

 

今までの経験では、初回水いぼの話をして、

取る人は7割、

取らない人は3割(2割は取りたくない人、1割は治りかけで、取る必要は無いと判断したひと)

と行ったところでしょうか。

また、取リたくないと言った2割の半数程度は最終的には取ることになりました。

参考まで。