わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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病気の話

足の裏の多汗症の治療法について(2024年8月)

先日子供の足の裏の皮剥けについてお話をしました。

その原因の一つに多汗症を上げたのですが、今回はその足の多汗症についてのお話です。

なお2024年8月時点での状況になりますので、今後新規治療薬が出る可能性がありますので、

そちらはご注意ください。

 

足の裏の多汗、いわゆる足底多汗といいますが、悩んでる患者さんは結構多いのです。

統計によると、手のひらとワキについて3番目だとか・・・

 

ただ、まず外来で積極的に話を聞くことは少ないのが実情ですし、

汗をかくけど気にしていないという方も多そうで、実際の所どれだけの患者さんがいるのかというのは多分わからないです。

しかし、外来でイボや水虫の処置をしているときに足の裏の汗が多いなあと思う方も多くいるのが実情です。

 

多分いるけど、気にしていない方も多いので、実数はわからない。

というのは本当のところでしょう。

 

 

では、気になっている方の治療法にいいのはあるのか?

というと、実は心もとないのが現状です。

保険診療、いわゆる病院で処方できる塗り薬というのは実はゼロ。

というのが現在の状況です。

現在いくつかの薬剤の治験が行われているというお話もありますが、

まだ市販には至っていません。

あとは抗コリン薬の飲み薬というのもありますが、足の裏だけのために

飲み薬を飲むというのもねえ。と言われるとそのとおりですし、

実際に副作用も全身性のものが出る可能性があります。

また現在品薄でおくすりがないと薬局で言われたこともあったり…

あとは処置としてはイオントフォレーシスが一つの方法でしょう。

足の裏を水につけて軽く電流を流し、それにより汗の出が落ち着くという方法ですね。

こちら、一応医療機関でも行えることにはなっていますが、ほとんどの皮膚科では導入していません。

うちもまだ導入はしていないですね。

あとの問題は時間がかかること。数分以上は必要になるようです。

(だから医療機関では設置されていないという面もあります)

自宅でも出来るようですので、購入して自宅で試してみるというのも一つでしょう。

自費の治療といえば塩化アルミがあります。

こちらはどの部分にも使えるので当然足にも使用可能ですね。

ときに刺激が出たり、負けたりすることもありますが、確率はあまり高くはないです。

ただ、効果は処方薬に比べて落ちますし、何回も塗らなければいけないのでそういう意味では少し手間がかかります。

そういう欠点はありますが、現在では最も容易に手に入りますので、もしも気になっている方は

一度試してみても良いかもしれません。

 

治療法について簡単に説明しました。

結局のことろ、すぐに使える効果の出る治療法というのがないので、治療しない。

治療できないなら気にしても仕方ない。

気になっても方法がないなら諦める。

ということで悩んでる方は多いのかもしれませんが、現状では治療に繋がらないので諦めている

そのようなパターンに入り込んでいるのかなあと思っています。

 

しかし、今後は薬剤の開発も進むでしょう。

その時にはこちらのブログで情報提供をしていきたいと思います。

 

今回は多いけど諦められている?足の裏の多汗症のお話でした。

 

手足口病、爪の変化が出てきました(2024年8月)

今回も手足口病のお話です。

 

先月にも簡単に説明しましたが、手足口病の今年の流行は爪に影響が出るパターンのようです。

実際に外来でもそのようなケースに遭遇してきました。

 

手足口病はいくつかの種類のウイルスが原因となり発生します。

その中でもコクサッキーA6型を原因とする手足口病は、発生してしばらく立った後に

爪に影響が出ることが以前から知られていました。

またコクサッキーA6型手足口病はその他にもいくつかの特徴が知られています。

 

そして、今年の手足口病はどうもこのコクサッキーA6が原因ではないかと症状から考えられてきました。

そうすると一つのポイントとして爪の脱落が起きるのかということになります。

この反応は感染してからしばらく立って、概ね1ヶ月ぐらい経過して出現するのですが、

最近の外来でこのような変化が出た方が出現してきましたよ。というお話です。

 

つまり、予想の通りのウイルスの感染が原因となるわけです。

 

 

ではこの爪の変化はどのようなことが起きるのか?

まず、爪の一部が浮いてきます。爪の中途から丸い形の白く濁った爪が出てきます。

実はこれは爪が皮膚にくっつかずに浮いている様子を反映しているんですね。

また、爪の根元が同様に白く濁って浮いてくることもみられます。

こちらは同じ反応が爪の根元で起こっている様子。

そして、それが爪の伸びと伴い、かぱかぱ浮いてきます。

途中で浮いた爪は側面まで浮いている状態が拡大し、どちらかの端だけで爪がくっついているようになりますし、

根本が浮いた爪は、先端部だけでくっついているように見えます。

そして最後に爪を何処かに引っ掛けた拍子にポロリと落ちる。

という流れで症状が出てきます。

 

その後は、何事もなかったかのように新しい爪が生えてくることがほとんどなので心配はいらないのですが、

爪がポロッと行ったらそりゃあびっくりしますよねえ。

 

 

対応は…残念ながらありません。

一度浮いた爪がもとに戻ることはありません。なので、剥がれるのを待つ形になります。

なので、どれだけ良い状況で剥がれるかという状況になります。

浮いている爪を引っ掛けて剥がして出血するというのが一番良くないパターンですので、

引っかからないようにあらかじめ爪を切って整形して引っ掛けないようにすることもよくあります。

あとは段差をジェルネイルで埋めるとかですかねえ…

 

コクサッキーA6型の手足口病はこのように終わってからしばらく立ってから爪の症状が出てくるので

いやらしいんですよねえ…

今年は注意が必要ですね。

という話でした

 

日焼けかと思ったらりんご病でした…(2024年8月)

というケースを複数経験したので、簡単に解説します。

 

日焼けとりんご病。実は合併して出ることがありまして。

特にりんご病の顔や手足の発疹の出現のきっかけになるのは

陽に当たることだったりします。

(なお、ストレスや寝不足も同様に原因になるのですが、

今回の話の趣旨とは変わるので割愛します)

 

ではひやけとりんご病の発疹の出方はどのように違うのか?

まず顔から

・日焼けの主体である、鼻の頭、おでこにはりんご病では症状はでない。

・下顎、口の周りにもりんご病の症状は出ない。

・日焼けするときは唇もがさがさになるが、りんご病ではきれい。

次に体の方も

・首の後ろにはりんご病では症状が出ない。

腕についても同様に

・日焼けはベッタリとした赤み。りんご病は網状の赤み。

・りんご病では手の甲に赤みが出ることはあまりない。

ですね。

 

理由としては日焼けは露光部に照射量に比例して症状が出るのに対して

りんご病は出る部位が決まっていること、特に腕足では網状に出ること

の違いがあります。

りんご病の赤みがなぜ出現するのかはわかっていませんが、

ウイルスが壊れたあとの欠片によるアレルギーと考えられています。

そのため血管の位置に合わせて症状が出てくる可能性があります。

 

確かにどちらも日にあたったあとに症状が出るのが特徴ですが、

日焼けとりんご病の発疹は細かく見ていくと少し違うことがわかるかと思います。

ただ、パット見ではわかりにくいかもしれませんね。

もしもどちらかわからなくて気になる方は一度皮膚科にご相談ください。

クロックスが原因の足の皮むけ?

という例を毎年経験するので、簡単に解説をしてみましょう

 

足の裏の皮むけを理由に受診される患者さんが毎年夏に見られます。

幼稚園児から小中学生くらいまでかな?

もちろん大人も多いのですが、大人の場合は水虫。

でも子供の場合は少し話が異なりまして。

その原因、実は汗なのですよ…

 

もちろん水虫の検査はしますが、水虫はいません。

ではなぜ皮がむけるかというと、汗っかき。

その汗が足の皮をふやかして皮むけを作るのです。

ではなぜ汗がたくさん出るのか?

おおもとの原因は夏だから。

なのですが、もう一つ理由がありまして。

 

それがクロックスをはじめとする靴なのです。

ゴムやビニール底の靴が原因です。

 

つまりスニーカーのような布や革の靴と異なり、

吸水性・吸湿性が一切ありません。

なので、汗をかいたその汗が靴の裏にそのまま残り、

皮膚の方へと再度浸透します。

そのために皮膚がふやけてしまい、結果として弱くなり剝けてくる。

という現象が起きるのだと考えます。

こういう子にはスニーカーを履くように、靴下をはくように指導すると

症状が良くなることも多いので、たぶんそうなんだろうなあと思っています。

 

勿論水虫は考える必要があるので、

心配な方は一度皮膚科を受診してください。

検査して有無を確認しますので。

 

足の皮むけが気になる方はまず足元のチェックをしてみてはいかがでしょうか?

 

アトピー性皮膚炎ですが、水泳教室に通わせてもいいですか?

という質問をときに聞くのですが、

答えは

「まずはやってみましょう。ダメならその時考えましょう」

になります。

なぜか、そこについて解説していきます。

 

アトピー性皮膚炎、別にスポーツをやってダメというわけではありません。

ただ状況によって湿疹が悪化することが有るというだけの話なのです。

悪化要因は人によって異なります。

その悪化要因とスポーツとの相性になってくるんですね。

なので、それを事前に判断することは正直むずかしいのですよ。

 

したがって、結果として

・まずやってみる

それで問題なければ継続する

ダメなら対応を考える。

色々対応してそれでもダメなら中断する

という流れになることが多いですね。

 

ただ今までの経験からするとダメでしたというケースは非常に少ないのです。

だから、本人がなにかしたいというのであれば、まずやらせてみていいと思うんですよね。

 

まあ、走りながら考えましょうの精神で進めていくのが良いんじゃないでしょうかねえ。

大きくなる頃にはアトピーの治療がもっと進歩して問題なくなっている可能性もありますしねえ。

 

というお話でした。

武蔵野市:新型コロナウイルスワクチンの任意接種医療機関が公開されました

リンクはこちらです。

 

武蔵野市の新型コロナウイルスワクチンの接種可能医療機関が公開されました。

市民からの問い合わせがあり、健康課がまとめてくださったのです。

うちも含め、結構ありますよ。

 

接種希望の方はそれぞれの医療機関にご相談くださいね。

例年以上に細菌感染症がはやっています(2024年8月)

どうも巷では人食いバクテリアが結構ニュースになっているようですが、

現在外来には例年以上に細菌感染症の患者さんが受診をされています。

 

皮膚科でよく見る細菌感染症としては

子供では、とびひや爪囲炎など。

大人では爪囲炎や蜂窩織炎、毛包炎などでしょうか。

 

今年は特に大人での細菌感染症特に蜂窩織炎を多く確認します。

 

なぜなんでしょうねえ?

そのあたりについては今後はっきりしてくるとは思いますが。

抗生剤の効きが悪いということはあまりなく、例年とそこは変わりは無いかと思いますが。

 

ただ、注意すべきは細菌感染は最悪の場合、どんどん拡大することが有るということです。

人食いバクテリアもとい壊死性筋膜炎ではそこそこの確率で致命的になることもあります。

もちろん最初は小さな感染から始まるんですよね。

例えば水虫のジュクジュクからだったり、虫刺されからだったり。

ただそれが治療の遅れ、不適切な対応で一気に拡大する。

ということになるわけです。

 

痛い、熱を持っている、腫れている

というようなときにはお早めに受診をして、しっかりと抗生剤を飲み始める。

そして完全に症状が落ち着くまでは飲み続ける。

ということをきちんと行う必要があるようです。

 

ということで、今年の夏は感染症に注意です。

ひと夏に手足口病に2度かかる!?(2024年8月)

今日も手足口病のお話

 

診察をしていて気になっているのですが、7月の手足口病と今の手足口病、

少し症状が違うような気がするのですよね。

 

7月のは先のブログにも書いたとおり、手足口肘膝尻と広い範囲に大きな発疹が出るのが特徴です。

そして多分爪が落ちる。

今の手足口病は発疹のサイズが小さいのが以前のと異なる点です。

そして発疹の領域は手足口とおとなしい。

その違いがあります。

 

多分原因となるウイルスが違うんでしょうねえ。

コクサッキーとエンテロとかかなあ?

 

手足口病は簡単に説明すると夏風邪の一種であり、それが皮膚にも症状を及ぼすわけです。

夏風邪もいくつものウイルスが原因となるように手足口もいくつものウイルスが原因となり

症状が出ます。

そして免疫はそれぞれのウイルスに対して別個に付くので、コクサッキーの手足口にかかったから

エンテロの手足口を防ぐものではありません。

つまり、ひと夏に2回手足口になりうる。というわけなのですよ。

 

まあ今回感染して免疫が付けば今後数年はそのウイルスにはかかりにくくはなるのですが。

ただ今年の夏は大変ですよねえ。というお話でした。

 

手足口病が流行中です(2024年8月)

 

流石に少し落ち着いてきましたかねえ?

 

でも手足口病はまだまだ流行しています。

ご注意ください。

 

今年の手足口病の特徴は手のひら、足の裏、口の中にはあまり症状が出ないこと。

むしろ肘や膝やおしりといったそれ以外の部位に多くの発疹が出るのが特徴です。

手足口というよりも手足口肘膝尻病ですね。

今年は。

 

そして、発疹が大きいのが特徴です。

それに伴いかさぶたも大きくなります。

 

この理由はウイルスの種類によります。

手足口病の原因ウイルスはいくつか有るのですが、

今年はその中でもコクサッキーA6という型のウイルスだろうと想定されます。

 

コクサッキーの手足口の特徴はまさに上に書いたとおりですが、

もう一つだけ注意することがあります。

 

それは爪が剥がれること。

1ヶ月くらいしてからポロッと爪が剥がれ落ちるということが知られています。

 

今年の手足口の流行が7月からだったので、早い方は爪に病変がそろそろ出てくるかもしれません。

もしも爪がポロッとしても、びっくりしないでくださいね。

また生えてきますので

 

ということで手足口のお話でした。

帯状疱疹ワクチンの選び方、使い方(+東京都武蔵野市の補助システムのお話)

 

こんにちは。わかばひふ科クリニックです。吉祥寺で小児皮膚科、皮膚科のクリニックを開業しています。
今回は外来でもよく質問を受ける帯状疱疹ワクチンについてのお話をしていきましょう。
また武蔵野市の補助についてのお話も進めていきたいと思います。短い時間ですがお付き合いください。

なお、動画が良いという方はこちらのYouTubeをご確認いただければと思います。同じ内容をお話しています。
https://www.youtube.com/watch?v=R6lVSVuGk-U

 

帯状疱疹ワクチンは2種類あります。

まずはこちらから。
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。

水痘・帯状疱疹ワクチン
まずは水痘・隊所疱疹ワクチン。
こちらは赤ちゃんのみずぼうそう(水痘)のワクチンをそのまま帯状疱疹にも流用したものです。
このワクチンの特徴はみずぼうそうのウイルスをそのまま投与するということ。
もちろんワクチンでみずぼうそうを作っては本末転倒なので、
弱毒化したウイルスを使用していますが、そのために生ワクチンとも呼ばれます。

シングリックス
もう一つはシングリックスです。こちらはウイルスそのものを接種するのではなく、
ウイルスの表面にあるタンパク質のみを投与するわけですね。
つまりタンパク質を人工的に合成し、投与するわけです。
この違いは今後説明する効果や副作用の点で差が出てきます。

 

治療効果について
まずは治療効果についてお話をしていきましょう。
最初は水痘・帯状疱疹ワクチンです。
効果については大体3年で50%程度です。
こちら、低い数値と思われるかもしれませんが、免疫が付き、抵抗力がついていることは事実ですので、
もしも帯状疱疹を発生したとしても症状はより軽く、痛みはより弱く、
痛みの持続期間も投与していない場合に比べてより弱いと考えられます。ただこの数字は目には見えないのですがね…

次にシングリックスです。タンパク質なので、生のウイルスを入れるよりも成績が悪いだろうと思われるかもしれませんね。
効果は実は10年で90%程度とかなり高いです。というのも生のワクチンといっても人間の体が認識し、
免疫を作るのはその一部のタンパク質のみなのです。そのタンパク質のみを投与することにより、
効果をもたらすわけですね。その純度の違いが効果の差となり出てくるのだと考えられます。

 

副反応について
副反応については効果に比例すると考えるとわかりやすいと思います。
水痘・帯状疱疹ワクチンの副反応はあまり強いものではありません。
まあそうですよね。赤ちゃんにも使うわけですから。
イメージとしてはインフルエンザワクチンのようなものでしょうか?
接種したところにはある程度の反応が出てきます。
つまり、熱を持ったり、腫れたり、痛くなったりですね。
しかし全身がだるくなる、熱を持つなどの副反応はほとんど出ないと考えてよいでしょう。
それに対してシングリックスの副反応は強いと考えたほうがよいでしょう。
新型コロナのmRNAワクチンが出るまでは最も強かったと考えてよいかと思います。
局所の副反応は当然ありますが、それだけではなく、全身にも副反応が出てきます。
だるくなるとか熱が出るとかは普通に起こりうるとお考え下さい。
したがってうちではシングリックスを接種される方には当日・翌日は予定を入れないように説明しています。
(なお、自分が接種した時には翌日はかなり怠くなり、動けませんでした。
その翌日にもだるさは残ったくらいです。参考までに)

 

みんなはどちらを選択したのか?
2023年4月から武蔵野市では補助が開始されました。ちょうど1年が経ちましたのでその間の接種者を確認してみました。
水痘・帯状疱疹ワクチン:シングリックス
6:30
でした。
正直統計を確認してみて意外でしたねえ…シングリックスの希望者は想定よりもかなり多いと思いました。
その理由はいくつかあるでしょう。帯状疱疹の怖さがしっかりと伝わり、
皆さんがより効果の高い予防法を希望されたこと、
副反応の強さについて新型コロナmRNAワクチンで経験し、どのようなものか読めるようになったこと、
あとは武蔵野市からの補助の金額についてです。
補助については大事なお話なので、次にお話をしていきましょう。

 

武蔵野市の帯状疱疹ワクチン接種にかかる補助
こちら、実際に接種する場合は大事ですよねえ。
補助のありなりによる金額はこのようになります。
水痘・帯状疱疹ワクチン 8000円→3000円(5000円補助) 1回接種
シングリックス 21000円→10000円(11000円補助) 2回接種
となります。
なお、補助前の金額はうちの例ですが、おおむね平均的な金額と考えています。
補助額だけでいえばシングリックスのほうがかなり高いですね。
もちろんこの事実をもとにシングリックスを選ぶ方もいます。
また、実際の支払額もだいぶ軽減されました。補助なしでは全体にかかる金額の差は34000円ですが、
補助があると17000円と半減します。
この補助額の差もどちらを選択するかで重要な判断材料になりますよね。

 

ワクチン補助を受けるには
武蔵野市で帯状疱疹ワクチンの補助を受けるにはいくつか必要な事項があります。
まず市内在住であること、そして市内の指定医療機関で接種すること。
最後に、予診票をきちんと持ってくること。
この3点が必要です。
指定医療機関については各自武蔵野市の広報で確認していただくか、直接医療機関までご確認ください。
予診票ですが、すでに届いている方はそちらを持参ください。お持ちでない場合は、
あらかじめ市にWebもしくは電話で申し込みください。折り返し郵送されてきます。
それを持って医療機関に相談しましょう

 

うちの帯状疱疹ワクチン接種までの流れ
当然いきなりは打てませんからね。ご注意くださいませ。
薬品の性質上うちの冷蔵庫には常備していません。
いつ来るか、どちらを選ばれるかはわかりませんから…
まず1回目はお話だけです。受診したらまずどちらを希望するかの相談を行います。
決まっていればそのままお申し出ください。わからなければ詳しくお話をさせていただきます。
そこで決まったら日程の確認です。最初にお話をしたとおり院内には常備していませんので数日の時間をいただく形になります。
こちらは事務方が把握していますので、そこで各自の予定を含め日程の調整を行いましょう。
この時点では予診票は必要ありません。
接種当日はかならず予診票をお持ちください。予診票の控えをもって事務手続きが行われます。
院内には予備などはありませんので、必ず持参いただく必要があります。
接種自体はあっという間に終わりますし、その後の経過観察も一般的には不要です。
過去に予防接種でトラブルがあった方くらいでしょう。
その後ですが、水痘帯状疱疹ワクチンでしたら日常通りで構いません。
シングリックスは先に述べたとおり、当日翌日は予定を入れず自宅でゆっくりと過ごしていただくことを推奨します。
シングリックスの2回目は1回目接種後の経過を見てどうするか判断していただく形になります。

 

さいごに
最近ニュースで出ていますが、帯状疱疹の発生が増加傾向にあります。
というのも子供たちの水痘予防接種が2回しっかりと行われるようになり、
町中に存在する水痘帯状疱疹ウイルスVZVの数が減ってきたからなんですね。
それにより町中でウイルスをちょっとだけ吸い込んで免疫を刺激するというイベントの起こる回数が少なくなり、
体内のVZVを抑える力がなくなり、帯状疱疹を発症すると考えられます。
このように頻度が上がっていることもありますが、実際に帯状疱疹を発症されると大変であるというのも大事なことです。
実際に発症した方に聞いても、予防接種をしておけばよかったと言う方がほとんどです。

帯状疱疹ワクチンの効果として目に見える数字としての発症予防効果だけではなく、
目に見えない効果としての症状の軽減化、短期化という可能性もあります。
現在は帯状疱疹は予防・軽減できる病気であることがわかってきました。
今後この知識が広まり、接種する方が増え、帯状疱疹で苦しむ方が減ってほしいと思っています。

この記事が皆さんの帯状疱疹ワクチン理解、接種の一つの参考にしていただければ幸いです。
ではでは。