わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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古くなったお化粧品はどうしましょう?

古くなったお化粧品はどうしましょう?

コロナ第6波が終了し、心配していたGW後の波もどうやら小なさそうな状況です。

感染対策についての再検討も始まり、人のいない屋外のマスクについても検討がなされています。

その際に問題になるのはお化粧品ですよね。

コロナ前に購入したお化粧品の再活躍はアリなのでしょうか?

 

まずお化粧品の有効期限について。

特に記載はされていないことも多いかと思います。

記載されていたらその指示に従っていただく必要があるのですが、

記載がない場合の考え方は「3年」です。

法律上、3年以下である場合は有効期限の明記が必要になるわけですね。

 

ただし、この期間は「開封前」である状況においてのみ有効です。

蓋を開けたらダメですよ?

また保管がしっかりされていることが前提条件となります。

直射日光の当たらない冷暗所で安静保存されていることが条件です。

洗面所に置きっぱなしは残念ながらNGです。

冷蔵庫も実はNG。温度の変化にさらされますので、実はあまり良くないです。

 

 

では開封後の期限はどうなのか?

一般的に毎日使用して使い切るまではOKと考えてよいでしょう。

しかしそれ以上の期間についてはあまり想定はされていないと考えた方が良いでしょう。

開封前に比べ、温度変化、酸化、湿気など、状況は化粧品に取って更に過酷になります。

そのために期限は短くなると考えてください。

 

同様のシチュエーションの塗り薬については一般的に3ヶ月くらいと考えられます。

したがって化粧品でも医薬品と同レベルを考えるのであれば3ヶ月。

もう少し余裕を見ても6ヶ月といったところでしょうか?

1年以上は確実にアウトですね。

実際の診察現場でも1年経過した化粧品でかぶれるケースを目にします。

 

なので、「コロナ禍前に購入した化粧品を使っていいか?」という質問に対しては

未開封かつ期限の記載の無い製品であればギリギリかな?

未開封で期限の記載のある製品についてであればその期限に従ってください。

開封品であればすべてNG。

となります。

また、いつ購入したか覚えていない開封品はやっぱりダメでしょうねえ・・・

 

 

あとはコットンなどの付属品になりますが、こちらもコロナ禍前に使用中のものは

もう何も考えずに捨ててしまったほうが良いでしょうね。

化粧品もそうなのですが、表面や内部で雑菌やカビなどが繁殖している可能性があります。

なので、消耗品についてはもったいないのですが、新品を購入の上での使用をおすすめします。

自分の体を健康に保つための製品でトラブルを起こすリスクは最低限にしたいところです。

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