わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。

他の話題について、時事ネタや質問などありましたら、
下の問い合わせフォームや記事の返信機能をご利用下さい。

取材の申し込み、記事や出版の相談、講演の依頼などについても受け付けております。
ご希望の方も同様に問い合わせフォームをご利用下さい。
必要なときには折り返し連絡させていただきます。

2017/3/14
ブログ内文章及び画像について、転載される場合は、予めご連絡をくださいますようお願いいたします。
無断転載につきましては、関係機関と相談のうえ、削除をお願いすることもございます。
ご了承ください。
なお、DeNA社およびDeNA社との資本・人的関係を含む関連諸団体からの転載申し出については、
一切お断りさせていただいております。
2021/3/1
現在ブログ記事に対する返信は原則として行っておりませんのでご注意ください>br/>

ブログ一覧

不織布マスク以外の方は受付にお声をかけてください

新型コロナウイルスの第5波、だいぶ落ち着いてきました。

なぜ感染者数が減少しているのか、全くわかりませんが、減っているのも事実です。

しかし次も考える必要があります。

 

当院受診の方へのお知らせです。

現在の感染状況を考え、今後当院に来られる方のマスクについて

・不織布マスクのみOK

とさせていただきます。

・布マスク

・ウレタンマスク

については受付で外していただき不織布マスクへの付替えをお願いすることにいたしました。

 

また、そちらにご協力いただけない方及びマスクの着用を拒否される方については

当院以外での診療を強く推奨いたします。

(精神発達遅滞及び自閉症などの発達上の理由によりマスクを着用できない方についてはこの限りではありません)

 

当院の特徴としてどうしても感染対策が行えない乳幼児が多く受診することがあります。

また精神発達遅滞などのやむを得ない理由で受診される方も多いこと、

アトピーの内服薬や基礎疾患により感染症に対して脆弱な方の受診も多いこと、

もあり、一般の皮膚科クリニックよりも感染リスクの高い方が受診することの多いクリニックです。

 

他者への感染予防という観点から今回の第5波をきっかけにし、より厳重な感染対策を行うことにいたしました。

 

ご理解いただければと思います。

「2月の勝者」とアトピー性皮膚炎

2月の勝者というドラマ、ご存知ですか?

まだ見てはいないのですが、原作の漫画は読んでいました。

今は忙しくてフォローできていませんが・・・

舞台が吉祥寺なので、ニヨニヨしながら読んでいましたね。

この場所知っている!

 

さて受験についてあれこれ言うほどの知識はないのですが、わかっていることもあります。

それは

アトピー性皮膚炎の子の受験は大変

ということ。

 

実際に親しい人の話を聞いたこともありますし、患者さんからもたくさん見聞きしています。

ゆる受験が増えたといってもガチ受験している子も多いでしょうしね。

アトピー性皮膚炎のかゆみってかなり厄介なんですよね。

集中力を阻害してしまいますし、睡眠時間その他の時間も阻害されます。

また薬を塗る時間というハードルも課されてしまいます。

 

以前より治療をどうすべきか考えていたのですが、新薬の登場で一気に状況が

変わる可能性が出てきました。

内服JAK阻害薬です。

現在12歳から内服可能ですので、誕生日が過ぎた受験生にも使用可能です。

いくつか事前に検査が必要であり、内服処方開始までに少し時間がかかりますが、

内服開始すれば1日2日でかゆみは一気に改善します。

湿疹も当然良くなっていきますので、本人のストレスもきっと減るでしょうね。

集中力も増す可能性が高いですし、塗すぐりも減らせる可能性があります。

 

こうやって考えてみると今の時期には非常に良い薬のように見えますね。

お値段はどうしてもそれなりに掛かってしまいますが、保険診療ですので、

小児医療券も使用可能です。

また期間限定で初めてやめることも可能ですので、春までは頑張るという

使用方法もあるでしょう。

 

結構症状の強いアトピー性皮膚炎持ちの子で受験を考えている子については

少し考え見てもいいかもしれませんね。

もちろん中学受験だけではなく、高校受験、大学受験、就職活動いずれも

使ってみる価値はあるかもしれませんよ?

ぜひご検討ください。

 

中学生高校生向けののアトピー性皮膚炎の新規治療薬の効果がものすごく高い件について

今回は久しぶりに薬の話をしていきましょう。

今年に入って新規に使用可能になった薬剤に内服JAK阻害薬というものがあります。

 

詳細についてはメーカーさんのページを確認していただくとして

2021年8月25日プレスリリース

今回はその治療薬の効果のお話をしましょう。

 

 

現在内服可能な年齢は12歳からとなっております。

したがって誕生日を迎えた小学校6年生以上は対象となります。

もちろん中学生高校生も内服は可能ですね。

 

副作用は感染症の悪化のリスクが最もたかく問題になるでしょう。

特にコロナ第5波が猛威を奮っていたときにはなかなか提案しにくい薬剤でしたが、

これだけコロナの予防接種が進んだ状況では話が変わってきます。

 

また効果についても今までははっきりとしたことが言えなかったのですが、

実際に当院での処方ケースが増えてきたので結果についてお話ができるようになってきました。

 

まず、かゆみについてですが、こちらはものすごいものがあります。

当日もしくは翌日から一気に減少します。

 

皮膚の状態も非常に効果が高く、

2週間程度で赤みがだいぶ減ってきました。

かゆみに対する効果もあり、引っかき傷はほとんど無くなる状況です。

ただザラつきや皮膚の硬さといったテクスチャの変化はもう少し掛かりそうです。

 

本人の満足度も非常に高いのもすごく印象的ですね。

確かに今までの人生にずっとついてきた湿疹と痒みが数日でガラリと変わる訳ですからね。

逆に減量中断のときに抵抗されそうで心配です。

 

数年前からは15歳以上のアトピー性皮膚炎の治療は一気に変わりました。

これがことし12歳までハードルが下がった印象を受けます。

症状の強さによっては使うことができないこと、

事前に内科で検査を行う必要があること、

感染症への対抗力が下がるリスクが有ること

といくつか気をつけるべきポイントがありますが、

効果については当院でもしっかりと実証できたと考えています。

 

該当される方は検討してみても良いのではないでしょうか?

乾燥の季節がやってきました

冬です!寒いです!

ただ皮膚科に取っては寒さよりも乾燥のほうが問題になるのです。

 

最近皮膚の乾燥の悪化が目立って来ました。

カサカサの悪化。それに伴い湿疹の悪化。

いずれも起こっている状況です。

 

皆さん、加湿器の準備はよろしいでしょうか?

保湿剤の準備もよろしいでしょうか?

ただ、痒くなってくると保湿剤だけでは症状を抑えることができません。

しっかりと薬を使ってかゆみを抑えていく必要がありますからね。

 

この冬も頑張ってスキンケアして保湿して乗り越えていきましょう!

アトピー性皮膚炎の薬剤と感染症の副作用についてのお話

ここ数年で本当にいろいろな薬がアトピー性皮膚炎の治療に使われるようになりました。

副作用についても色々あるのですが、今まで常識と思われていた易感染性の副作用から

離れることのできる治療薬も出てきました。

 

今回は易感染性の副作用という観点から治療薬をまとめていきたいと思います。

 

>易感染性の副作用がある薬剤

・ステロイド(外用・内服・注射)

・シクロスポリン(内服)

・タクロリムス(外用)

・JAK阻害薬(外用・内服)

 

>易感染性の副作用のない薬剤

・デュピルマブ(注射)

・PDE4阻害薬(外用)

・抗アレルギー薬(内服)

 

となります。

以前はない薬剤が効果の弱い抗アレルギー剤内服以外にはない。

という状況でしたので、随分様変わりしたなあという印象を持っています。

 

選択肢が一気に増えましたので、上手に組み合わせながら治療を勧めていきたいですね。

2021年度後半もアトピーの新しい薬が出てくるようです

今日メーカーさんからメール頂いて呼んだ瞬間に変な声が出てしまったことは内緒です。

 

アトピー性皮膚炎の薬ですが、今年度上半期に飲み薬が2種類、

子供への適応拡大が塗り薬で1種類ありました。

下半期も色々あるようです。

現在入手した情報についてまとめてみます。

 

まず1種類目はファイザーさんから出てくるJAK阻害薬という種類の飲み薬です。

こちらのJAK阻害薬の内服は3剤目になります。

まだ入手できる情報が限られているのですが、すでに発売されている薬剤と同様の

効果・副作用・コストと考えられます。

使い分けについて考える必要がありそうですね。

 

もうひとつは大塚製薬さんからのPDE4阻害薬の塗り薬です。

PDE4阻害薬はすでに乾癬に対して飲み薬として使用されている薬剤で、

そちらは初期の副作用にクセはあるものの、非常に効果のある薬という

印象を持っています。

今回使用可能になるのは塗り薬ですので、その初期の副作用というのはなく、

喜ぶべきことに易感染性の副作用も見れないという情報もあります。

ただ、まだ効果についてはどのくらいの強さなのかはっきりしませんが、

副作用の少なさという面から処方しやすいかなとも思っています。

 

一つ注意すべきはまだ処方可能ではないということですね。

処方できるようになるまで情報を色々と集めて分析を行う必要がありそうです。

 

新しい情報ありましたら当ブログでもまた記事を書いていきますので、

興味のある方はご確認くださいね。