わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。

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2017/3/14
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ブログ一覧

2018年2月1日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

 2018年2月1日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-047
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2018年3月1日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-049
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

 2018年4月5日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-048
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2018年5月10日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-050
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は提携駐車場をご利用下さい。

予約時の注意事項
 キャンセルは直前まで承ります。問い合わせフォームよりご連絡ください。
防犯上の観点から電話ではお受けできませんのでご注意ください。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。


予約希望の方は最下段の問い合わせフォームより希望日時をご記入のうえ、ご連絡ください。
折り返し、電話にて当院より予約状況の連絡をさせていただきます。
よろしくお願い致します。



美容目的によるヒルドイドソフト/ヒルドイドローションの処方は行っておりません

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最近ネットなどで話題になっているようですが、

当院ではヒルドイドの美容目的による処方は行っておりませんのでご注意ください。

(類似品や後発医薬品もこれに含まれます)

 

そもそも美容目的による処方せん医薬品の使用は医療保険の使用はみとめられません。

アトピーや乾燥性湿疹などの湿疹があり、その予防のために保湿剤を使用することについてのみ

許可された医薬品です。

したがって、自費診療となりますし、本来自費診療で有るべき美容目的の保湿剤使用を

保険で使用することは最悪の場合、保険者を騙す行為になってしまいます。

 

また、ヒルドイドの持つ作用として毛細血管の拡張作用があります。

いわゆる赤ら顔ですね。

そのような症状で受診された患者さんの中に、

ヒルドイドを頻回に使用された患者さんもいるのは事実です。

(多くは子どもですが、大人でも数名おりました。)

 

本来の目的外使用のために、副作用の起きるリスクを看過し、処方を行うことはできません。

特に美容のために使用した薬剤で副作用を起こすなどというリスクは、

取るべきでは無いと考えております。

 

美容目的による保湿剤の処方は当院では行いませんので、

一般に市販されております保湿剤をご使用下さい。

 

(2017.10.20一部修正)

2018年1月22日 降雪のため、診療開始10時30分からとなります

2018年1月22日の診察ですが、

 

降雪が予想されるために

午前の診療開始時間を

10時→10時30分

とさせていただきます。

 

午前の診療時間は

10時30分から12時

となりますので、ご注意下さい。

 

なお、午後の診療時間は

13時から17時30分

夜間の診療時間は

18時から19時

となります。

(1/22 10時更新)夜間診療の新規受付は終了いたしました。

 

なお、今後の気象状況によっては更に変更される可能性もありますので、

当ブログを随時ご確認下さい。

 

追記

1/22 10時頃 雪はちらついていますが、まだ路面は湿っている程度です。

1/22 12時頃 雪はしっかりと降っています。地面にもうっすらとつもり始めています。

1/22 15時頃 徐々に雪が積もってます。地面が見えなくなってきました。雪かきして最低限の雪は取り除きましたが、自転車移動はもう完全に不可能です。

 

iPhoneのバッテリー問題について考える

IT業界も結構古い考え方なんですね。

と思ってしまったり。

 

昨年末から問題になっているiPhoneのバッテリー問題ですが、

なんかややこしいことになっています。

でも、この問題の根本については医療業界からみてみると、

20年前に通った道なんですけどね。

 

まず現在のiPhoneのバッテリー問題ですが、なにが問題になっているのでしょうか?

検討してみましょう。

 

ことの発端は少し古いiPhoneのOSアップデート後に性能の劣化が見られたこと。

OSをアップデートしたら、その数日前に比べて明らかに下がっているということでした。

いくらなんでもおかしいよね。と外部の会社がアップルに問い合わせたところ、

古いiPhoneの性能を意図的に落としていることが発覚した。

というわけですね。(そのように理解しています)

 

アップル社ではバッテリーの劣化に伴うシャットダウン発生を減らすためと

説明しているようですが、うがった見方をすれば、古いスマホの性能をわざと落とし、

新型に積極的に買い換えさせようとしているのではないか。

なんて考えることもできますし、そのように見ている方も多いようです。

アメリカでは集団訴訟などの問題にもなっていますね。

 

買い替えの問題は今回は脇においておきます。

問題は他にもありますよね。

「なんで勝手に性能を落とすような行為を行ったのか」

です。

 

アップル社はよかれと思ってそのような対処をしたのかもしれません。

でもそこにはユーザーが何を考えているかという視点が欠けていました。

結果としてメーカーの対応で起こった人が出てきたわけです。

 

医療業界でも昔同じようなことがおこりました。

いまは随分変わっていますけどね。

それはなにか。

「パターナリズム」と「自己決定権」の問題です。

 

パターナリズムとは何か。

家長主義・父親主義などと呼ばれることもあるかと思います。

つまり、「黙って俺に従っていればいいんだ。いいようにしてやるからさ」

という考え方ですね。

医療業界ではガンの治療で問題になったことがありました。

医療者側が一方的に患者に対して治療方針の押しつけを行い、

治療を勝手に行うなんてこともあったわけです。

治療方針が合理的、効率的なものであればよかったのですが、

そうでない治療方針を一方的に押し付けるなどということもありました、

副作用などのリスクを過小に説明したりすことなどもありました。

そのような事態が多発したために出てきた概念が、

「自己決定権の尊重」であり、「説明による合意、つまり、インフォームド・コンセント」

なんです。

医療者側はいろいろな情報を提供する。しかし最終的に決定権を持つのは患者自身であり、

その決定を医療者側は尊重する。と言うものですね。

 

 

ここまで話しをすればおわかりでしょうか?

今回のアップル社のiPhoneバッテリー問題については、

OS変更に伴う旧型スマホに対する性能の低下という事象について、

全くのインフォームド・コンセントがなされていないということが問題になるわけです。

 

まず最初にアップル社が行うべきことは性能を低下させるという行為に対して

ユーザーに選択肢を与えるということでした。

いきなりシャットダウンする可能性はあるが、性能が劣化しない設定条件と、

性能は少し(?)下がるけど、バッテリーのリスクも下げる設定条件を用意し、

選べるようにすればいまのような事態は起こらなかったのではと考えます。

また、この問題が発覚した後のアップル社の対応も疑問が残るものでした。

バッテリー交換の金額を下げればいいというものではありません。

だいたい、交換を行う時にユーザーが支払うコストはバッテリー代だけではありません。

お店に持っていく時間と手間。中のデータを損傷されてしまうリスクもありますので、

表面的な金額以上にコストがかかってしまうのです。

(穿った見方をすれて、そんなにバッテリーを交換するユーザーがいないとみて、

アップル社はユーザーの足元を見ているのかもしれません)

穿った見方という考え方が出るような対応はあまり良いものではないでしょう。

 

 

今回のiPhoneのバッテリー交換に伴うさまざまなグダグダについては、

結果的に一言で言い表せます。

「ユーザーの自己決定権を尊重せず、アップル社が勝手に物事を決めている」

ということです。

 

今後のアップル社については私は悲観的な味方をしています。

この件はその後もじわじわとボディーブローの用に効いてくるでしょう。

アップル社はそのような会社であるということが知られてしまいましたので、

今後iPhoneを購入しようとする方は少し減る可能性がありますね。

業績にも少しずつ響いてくる可能性があります。

 

なんでそんなことを考えるのか?

医療業界がそうだったからですよ。

全面的に医療者側の都合を押し出してくる人たちは一気にいなくなりました。

訴訟になったりしましたからね。

患者さんもそのようなところからは逃げ出していたのです。

なので、今はだいぶパターナリズムまるだしの医療者はいなくなりました。

 

相手の意志を尊重しない人たちの未来は暗いのです。

サトウザルベが変色している時は、使用は控えて下さい。

ある日、当院で薬を作ってくれている薬剤師さんがやってきて、棚を明けてひと言。

「色が変わっていますね」

ん?どれどれ。

 

あらまあ。保管してあったサトウザルベの色が黄色くなっているではありませんか。

もうこうなってしまうと使えませんね。残念。

 

メーカーさんにも聞いてみました。

なんでも、いろいろな油分が入っているので、時にこうなることがあると。

基本的に時間が経過するとできやすいとのこと。

 

品質的にはあまり心配はないとのことですが、結局油が変質して色がつくのだから、

当然最初は存在しない成分が新しく出ているわけですね。

そして理論的には何か問題を起こす可能性があるわけですね。

 

つまり、色が変わった軟膏は危険。

というわけです。

そりゃあそうだ。と思いますが、結構大事なこと。

 

処方された薬剤は時間とともに成分が変質していく可能性があります。

特に色を見て変化が出てきている場合は使用はせずに、廃棄してくださいね。

 

 

『君たちはどう生きるか』

書店でこの本を久々に目にしました。
何周目かの流行りなのでしょうか、岩波文庫のほか、マンガ、そしてついに解説本まで出ました。

解説するのは、ご存知池上彰さん。
そして、出張授業先が武蔵中学というのも納得です。開成には向いてないでしょうね・・

とても古い本で、初版は1937年、なんと戦前です。私自身は中学生の時に読んだ記憶はありましたが、当時はなんだかめんどくさい本だな、位しか思いませんでした。

今回、約30年ぶりに読む前に、先に池上解説を読んでみました。
こちらは、NHKで2011年から続いている、『100分de名著』の特別授業です。テレビでの放送はないそうなので、NHKテキストのみになります。

結論から言えば、解説を読んでからのほうが、くじけずに読了出来る気がしました。
自分自身がまだまだ人間として未熟者ですので、物事の捉え方が一辺倒であることを痛感。

それでも、中学や高校の時なら受け入れることが難しかったり、腹を立てたりするようなエピソードも、歳を重ねたことで許容出来るようになっている事も発見。

まだまだ器は小さいままですが、多少の伸び縮みは出来るようになったのでしょうか・・

10年に一度くらい読み返してみると、読む人それぞれの人生と相互作用を起こして、また違った想いを起こさせてくれるような気がします。

お正月休み、解説と文庫とをセットで是非読んでみてください。