わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。

2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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院内の電話をAI化していきます。

今回は一般的なお知らせです。

 

 

今月から院内の電話をAIを利用した電話に切り替えています。

順次診察券の電話番号も切り替わりますので、情報の更新をお願いします。

 

電話ですが、便利な半面色々と問題が起きていました。

特性上仕方ないのですが、受付が忙しいときに無遠慮に電話がなり、

その対応をするので、更に人手がなくなるということもありました。

また回線が1本しか無いのでそれが何らかの理由で塞がってしまうと、

他の方が電話できないという問題もありました。

 

今回の電話対応はそれぞれの内容について振り分け、

必要に応じてSMSで情報提供を行う。

必要に応じて内容を録音していただき、こちらから折り返し電話をかける

という形になっております。

 

ご協力をお願いいたします。

円形脱毛のセルフチェックはどこをみればいいのか?

今回は円形脱毛症のお話です。

 

 

円形脱毛症の患者さんの受診はだいたい2週間から4週間に1回です。

ではその間、円形脱毛症の自己評価は何に気をつければいいのか、今回は簡単に説明していきましょう。

 

円形脱毛症、診察のときのチェック項目はまず何よりも局所の確認です。

それぞれの局面が生えてきているのか、まだ変化はないのか、むしろ悪化しているのかを

評価するのですが、大事なポイントが一つありまして。

それは、診察のときの点でしか評価できないということなんですね。

つまり診察していないときの2週間なり4週間マイナス23時間何分間の評価とはできていないのです。

そこが外来診察の一番の弱点であったりするのです。

 

では逆に自宅で細かく毎日評価出来るのか、する必要があるのかというと

こちらも否定的に感じています。

だって、一般の方がまず自分の円形脱毛は見えないですよね。

そして見たとしてきちんとそれば生えているのかそうでないか確認できるかというと

それは無理でしょう。

(というか皮膚科の先生でもそのあたりの判断が怪しい方もおりますので…)

 

したがって毎日細かく評価する必要がないのですが、では何が出来るかというと、

「少なくとも悪化していないかどうか」の判断は可能です。

つまり拡大している=髪の毛が抜けてきていないかの確認です。

 

この評価は実に簡単。

まず円形脱毛の周りを軽く引いてみる。

引いて抜けるなら悪化傾向。抜けないならそこまで悪化はしていないですね。

もう一つ、抜け毛がどのくらい有るのか。

こちらは入浴後の排水口と寝室の枕の周りの毛の量で評価できます。

抜け毛を軽くまとめてボールまたは山にする。

そのサイズは平均と比べてどうか。

平均より大きいのであれば抜けているつまり悪化結構に有るということがわかります。

この2つは毎日誰でも出来るのではないでしょうか。

そして悪化しているなら受診を繰り上げて治療法の相談。

ということができます。

 

円形脱毛の症状の評価は、

・自宅で悪化していないか

を毎日確認し、診察室では

・円形脱毛が良くなっているか

を評価してもらうといいかもしれません。

 

少なくとも悪くなっていないのであれば一安心することも出来るのではないでしょうか?

こちら、自宅でも簡単に行えますので、ぜひ試してみてくださいね。

わかばひふ科クリニックでの後発医薬品の使用方針について(2024年10月:先発医薬品の選定療養費化に合わせての変更)

今回はおくすりの使用方法についてのお話です。

 

 

2024年10月1日から先発医薬品の選定療養費化が始まります。

この制度、簡単に説明すると

・後発医薬品のある製品を

・医師が後発品を指定しているのに

・患者さんが先発品を希望した

というときに実費で誰にでも先発品と後発品の差額を支払う必要がある

という制度です。

こちら、乳幼児0割負担の方にもかかってきますので、ご注意ください。

 

そのため、今回から後発医薬品の使用方針について明示することにします。

 

<内服薬>

まず内服薬についてです

こちら、

すべて後発品

でお出しする形になります。

 

過去には先発品と後発品の製品により治療効果が変わってくるという話もありましたが、

今はもうそうでもなさそうです。

またメーカーごとの細かな違いに影響される疾患というのもクリニックの外来ではそうそうありませんので、

こちらは全部後発品指定という形になります。

 

<外用薬>

塗り薬目薬その他のおくすりについてですが、こちらは少し複雑になります。

というのも効能効果の問題ですね。

皮膚科の軟膏は「混合」つまり、混ぜるという作業が発生することがあります。

こちらが曲者でして、軟膏の種類によっては分離したり、効果が落ちたりするわけなんですね。

カレーにいれるじゃがいもの種類が変わると、口当たりだったり変わってきますよねえ。

ということが軟膏でも起こってきます。

なので、軟膏については

基本的にはすべて後発品

では有るのですが、

「下地」:保湿剤+抗炎症外用薬の混合剤については先発品と医師指定を行う

という形になります。

流石にアトピーの子の全身にプロアクティブとして使用する薬剤については

安定性のデータを求めていきたいとことです。現時点でそのデータが十分に揃っているのは先発品のヒルドイドだけなのです。

特にコレクチム、モイゼルトといった新規の抗炎症外用剤との混合データはたぶんジェネリックさんは持っていないと思うのです。

(持っているメーカーさんは資料を送りつけていただけると嬉しいです)

ステロイドとの混合データはジェネリックさんは持っていそうですが、逆に今は混合しませんからねえ…

というわけで、下地に関しては先発品指定を継続する方針となります。

 

また他の混合剤についてですが、

保湿剤+保湿剤の混合剤は以前は「軟膏つぼにするのが目的で」処方していましたが、

つぼタイプの保湿剤も出てきていることもあり、今後は行わない方針とします。

混合の欠点でもある、微生物汚染の問題もありますし、純粋に薬剤交付が遅れる問題もありますので。

もしもつぼタイプが希望の方がおりましたら薬局で(つぼ代は有償でしょうが)詰めてもらうか、

おうちで詰めて行くかのどちらかでお願いします。

またそれ以外の混合材についても単剤化を進めていく方針です。

 

以上2024年10月現在の方針について簡単に解説させていただきました。

11月12日は「いいひふ」の日です!(2024年)

はい、繰り返していいます。

11月12日はいいひふの日です。皮膚の日。

ということで今年もイベントが各都道府県で行われます。

興味の有る方は覗いてみてはいいかと思います。

 

東京都はこちら

日本経済新聞社さんとタイアップして、今年は頭の皮膚トラブルをテーマにハイブリッドでの講演が行われるようです。

テーマは頭皮湿疹の一般的なお話、美容系のお話、脱毛症のお話の3本になります。

いずれも皮膚科の外来ではよく見かける病気ですね。

こちらのそれぞれについてのエキスパートの先生方のお話が聞けるのはありがたいのです。

いずれの先生もエネルギッシュにお話くださるので、聞いて楽しいのですよ。

 

一般の方も自由に参加できますので、よろしかったら上のリンクから申し込みをしてみてくださいね。

 

今回はちょっとした宣伝でした。

アトピーの治療薬のせいで汗をかく?

今回はアトピー性皮膚炎のお話です。

 

 

アトピーの全身治療薬を行っている方からときに聞くのですが、

「最近汗の出が強くなったのですが、それは薬の副作用ですか?」

これ、薬のせいではなく、アトピーが良くなった結果として出てくるのです。

 

そもそもアトピー性皮膚炎では汗の出方に異常が出ることが知られています。

量も少なくなりますし、場合によっては質にも影響しているかもしれません。

アトピーが皮膚の炎症である以上、皮膚に存在する汗の管も影響を受けるわけです。

その異常が全身治療薬のために解除されたらどうなるか?

汗の出方は正常に戻るのですが、例えば生まれてからずっとアトピーだった方は

本来の皮膚の汗の出方を経験したことがありません。

そのため、今までよりも全然多くの汗が出るということでびっくりしてしまうわけです。

実際には普通に戻っただけなのですが。

 

まあそれだけ全身治療薬の効果があるということでありがたい話ではありますが、

一気に汗が出る側からするとそれはびっくりしますよねというお話でもあるのです。

新型コロナワクチン予約を一時停止します

今回はご報告

新型コロナワクチンの予防接種枠ですが、

今月分を一時閉鎖します。

10月からインフルエンザ及び新型コロナワクチンの接種が始まりますので、

それに合わせての措置となります。

 

10月から新型コロナのワクチンも代替わりします。

現在の感染状況に併せての種類に変更されます。

なので、今接種するよりも10月以降に接種することを強く推奨します。

これも一時閉鎖の理由ですね。

 

10月の直前には再度予約枠の設定を行いますので、そちらのご確認をお願いできればと思います。

 

よろしくお願いいたします。