わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

治療

重症アトピーの方がデュピクセントを使ったお話

の体験談がTwitterで掲載されております。

 

https://x.com/k_yuizaki/status/2022264496694116446

 

作者の体験談についてですね。

 

アトピー性皮膚炎はかゆみが強く全身に湿疹ができるために
見た目でも目立ってしまう疾患です。

しかし今までは症状を強力に抑える治療法は副作用の多いものだけでした。

それが変わったのが2018年。この漫画に出てくるデュピクセントが登場してからです。

その後8年が経過し、現在使用できる薬剤は7剤まで増えました。
正直隔世の感があります。

それくらいデュピクセントの登場でアトピー性皮膚炎の世界は変わりました。

 

現在ウチでは3桁の方がデュピクセントをはじめとする
注射剤の使用を行っております。

ほとんどの方が満足のいく結果を得ているようです。
非常に満足度の高い治療と言えるでしょう。

実際に見た目もかゆみも全然下がっているというのが印象であり、
本人の実感値でもあります。

 

ただ今でも問題がいくつかあります

・お薬の存在が知られていないこと

・なかなか医療機関に受診できないこと

・皮膚科を受診しても治療につながらないこと

 

これは正直問題だと考えています。
当院でもできることは少しずつ進めていきますが、

まずは皆さんがこのお薬の存在を知ってもらうことが
一番のハードルかと思います。

 

この漫画がアトピーで悩んでいる多くの方に届き、
治療につなげられるといいなあと思います。

 

 

しもやけは予防が9割

しもやけ、いったんできると気温が上がるまで落ち着かないパターンが結構多いんですよねえ。
特に高齢者には多いように思えます。

だからとにかく予防してください。

足のしもやけで受診しているのに、メッシュのスニーカーを履いている、
手のしもやけで受診しているのに手袋をしていない。
そういう状態で受診される方が多いので、
それじゃあ治らないんじゃない?とお話をすることも多いです。

 

冷やさない、濡らさない をどれだけ徹底できるか?
そのために使用している物品や生活習慣、時間管理をどのように変えて行くのか?
という所まで踏み込んで予防を進めていくしかないのですよねえ…

ステロイド外用薬をアトピー性皮膚炎に使いたくないという方に読んでいただきたいお話

アトピー性皮膚炎でステロイドを使いたくない!
という方もいらっしゃるかと思います。
だから脱ステロイドの自費治療や商品に行く。
というのも今は少し違うよね?
という時代になってきたのはご存じでしょうか?
今のアトピー性皮膚炎の標準治療でも
ステロイド外用を上手に減らしながら治療することは
一部の患者さんでは可能になってきました。
言ってしまえば上からの治療と下からの治療ですね。
上からの治療というのは注射薬や内服薬を上手に使用することです。
標準治療でよくならない中等度以上のアトピー性皮膚炎の方には
このような治療が2018年から可能になり、
今では選択肢がだいぶ増えてきました。
このような選択肢が増えたことにより
定期的に注射を行うことでステロイドの使用量を減少させながら
治療のコントロールを保っていくことは
多くの患者さんで可能になっています。
また下からの治療としてステロイド以外の
抗炎症外用薬が挙げられます。
こちらも2020年以降に多数の薬剤が使用可能になりました。
そして症状の軽い方、特に小さなお子さんであれば、
これらの外用薬だけで十分にコントロールが取れる。
もしくはごくわずかなステロイド外用剤だけで
治療を行うことができるのもまた事実であります。
このように現在では皮膚科でのアトピー性皮膚炎治療は
ステロイド外用薬一本槍の昭和の時代とは異なります。
ステロイド外用薬も含めた多種多様な薬剤を
患者さんの状態に合わせて組み合わせ、
症状の変化に合わせて変更していく。
というのは令和の時代のアトピー性皮膚炎治療と言えるのです。
ステロイドを使いたくない。
というのであればその気持ちを一度皮膚科の先生に
伝えてみてもいいと思います。
そのうえでお互いに話し合ってちょうどいい治療法も
模索していってもいいのではないかと思います。
少なくとも一方的にその発言を拒否する先生は多くないと思うんですよねえ…

ニキビの受診は薬がなくなる前に!

ニキビの治療についてですが、

薬がなくなったら取りに行く ではなく
無くなる前に処方に行く ほうがいいんですよねえ…

薬がなくなった時点でどんどんニキビは 悪化してきます。

悪化している状況を診察してそれを 押しとどめる処方と、
薬が残っていて、ニキビは落ち着いている状況での 追加での処方は異なりますし、
後者の方が対応するのは容易だと思いませんか?

 

処方する側としては薬がなくなって
悪化した状態を毎回見ていると
その治療の手を緩めるタイミングを 見失ってしまうんのです。

で、結局強い治療を継続せざるを
得ないというお話にもなっていくんですよねえ。

逆に調子が良い状態を見て、
治療を下げていくようにしたい所なのですが、
悪化しているなら当然そういうお話しにもならず。

 

最終的にはダラダラと同じ治療が継続するという
状況になってしまうこともあるのですよ…
なので、調子がいいときにこそ受診して
薬をしっかりと減らしていく算段を付ける。

というのは大事な事なのです…

皮膚科は季節によって保湿剤を変更していきます

というお話です。

医療関係者向けの講演会でこういったお話をするので、
ちょっとまとめてみました。

 

皮膚科ではアトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹に対して
保湿剤を処方することも多くあります。
当然保湿なので、空気の乾燥する冬には使用量が増え、
夏は逆に使用量は減るはずです。

ということで当院での昨年の保湿剤処方量をグラフにしました。

差がきれいに出ていますねえ。

逆に夏でも使用しているというのはアトピー性皮膚炎の子が
これだけ多いということの証明でもあったります。

ウチは子供がかなり多いクリニックなので、差があまり出ませんが、
一般の皮膚科クリニックで高齢者が多いと、
その差はもっと大きく出るかもしれません。
皮脂欠乏性湿疹は基本的には冬を中心に発生する症状ですからね。

あとはこのグラフから気象条件とかと併せて
データ解析を進めてみると興味深い結果が出るかもしれないですね。

 

花粉症の薬を皮膚科にもらいに行くのも合理的ですよ?

というお話です。

 

花粉症の治療は一般的にはどこでするでしょうか?

耳鼻科?

小児科?

内科?

ですが、皮膚科もありですよ。というお話です。

 

この時期のこれらの科は風邪を引いた方で一杯です。

その中で花粉症の薬をもらいに行くのもねえと思われるかもしれません。

逆に皮膚科はどうかというと、比較的余裕のある季節ですから待ち時間はあまり長くはありません。

また感染症の治療を目的に受診される患者さんの数も少ないです。

実は一番多い皮膚科の感染症はニキビ?ですからねえ。

インフルエンザや感冒の患者さんに比べて他者への感染のリスクは低そうです。

まあ、水ぼうそうくらいでしょうか?注意するのは。

 

ということで待ち時間が少なく、感染症のリスクも少なく、お薬をもらえるのには

皮膚科外来というのはありなのではないかな?

とも思っています。

 

 

あとはまあその皮膚科でお薬がもらえるかというお話になるので、

出来ればあらかじめ電話して聞いてもいいかもしれません。

なおウチでは一部薬剤を除き治療を行っていますよ。

とびひになった時にスキンケアで気をつけること

今回はとびひのお話です。

とびひは夏に子供によくみられる病気の一つです。
どんな薬を使うかといった治療のお話は大事なのですが、それと同じくらい大事なのはとびひになった時にスキンケアをどのように行うかというお話です。
こちら、多岐にわたるお話しなので、外来ではなかなかすべてをじっくりとお話することができませんでした。
今回はそのとびひのスキンケアについて、気を付けるべき点をすべて網羅したスキンケアの解説動画を作成いたしました。

一般のお風呂のスキンケア、学校生活上の注意事項に加え、外来では時間の都合上なかなか触れることのできなかったその他の日常のスキンケア指導についてすべてを解説しております。

とびひの診断を受けたけど、日常生活で何を気をつけ、どのようなケアを行えばいいのか。疑問に思った保護者の方にぜひ見てみてほしい動画です。

00:00 オープニング
01:01 とびひの特徴について簡単なまとめ
02:44 とびひのスキンケアの基本的な考え方
03:25 洗い流しのスキンケア
12:23 保湿のスキンケア
14:40 温度管理のスキンケア
19:48 温度管理のスキンケア:学校と習い事・塾
22:43 迷った時の考え方
25:36 エンディング

🦊キャラクターデザイン
高菜 しんの さん

Live2Dデザイン
乃樹坂 くしお さん

♪BGM:サンタは中央線でやってくる
しゃろう さん
https://dova-s.jp/bgm/play13761.html

🥁効果音:効果音ラボ
https://soundeffect-lab.info/

🐍☤奥行きなき医師団
https://lit.link/okuyukinaki

保湿剤って必要ですか?

今回のテーマは保湿剤!

今となっては当たり前のようになっている保湿剤の使用ですが、それ、
ここ1世代のことなんですよ?
ということでアトピー性皮膚炎と保湿剤についてのお話を進めていきます。

なぜ必要なのか。
どうして使われるようになったのか。
について簡単に解説を進めていきます。

 

おまけはこちら。

乾燥肌はどこから始まるのか?

今日は乾燥肌のお話です。

 

 

気温が下がり、同時に湿度も下がり、乾燥肌も悪化がみられるようになってきました。

ただこの乾燥の悪化。子供と大人では少し状況が違う気がするんですよねえ。

出方が少し違うかな?

 

大人と子供の乾燥の最初はいずれも膝と肘から始まるようです。

正確には膝の裏と肘の内側。

この原因ははっきりはしていませんが乾燥+こすれの刺激による悪化というのは

理論的にはありそうです。あとは汗の刺激とかですかねえ。

 

その次の部位は四肢の伸側になります。

上腕、前腕の外側と大腿下腿の前側ですね。

こちらも原因は乾燥と、こすれも少しはあるでしょうか?

 

その次に乾燥する部位なのですが、子供と大人では少し違う印象を持っています。

子供はほっぺた。大人は手。かなという気がするんですよねえ。

こちらは生活習慣の違いが要因でしょうか?

というか、大人の場合は水仕事が一番の要因な気がします。

明らかに女性のほうが手と指の湿疹になる方が多いですからねえ。

子供は水仕事はあまりしないので、手と指は比較的落ち着いているのかもしれません。

逆に頬部に湿疹ができやすいように見えますが、これはずっと外を走り回っているから

かもしれませんねえ。

いずれにしても生活習慣の違いが症状の出方の違いを生むということはありそうに見えます。

 

 

これからだんだん乾燥が強くなってきます。

早めに保湿。そして症状が出るようであれば早めに湿疹を抑える塗り薬を使っていきたい

ところです。