わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

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排水口

車道の雪かきと、雪が水に変わった後の対応

さて、今回も雪かきのお話の続きをしていきましょう。

今回のポイントは車道です。

車道まで雪かきする必要はないって?

いえいえ、東京の雪かきでは大事なポイントです。

 

東京の道路はとにかく交通量が多いです。

地元の道路を夜間に通っていると、朝まで車道で寝ていても大丈夫そうな印象がありますが、

東京ではそうも行きませんよね。

そして、東京の車はスタッドレスなどは履いていません。

大雪でも普通に夏タイヤを履いている車がたくさんありました。

チェーンをしている車、少なかったですね。

 

ということで、雪の東京で車を運転するのは大変なんです。

ドライバーも慣れていない。車も雪に対応していない。

ということで事故の確率が一気に上がります。

事故の中で多いのはスリップ事故。

スリップ事故で多いのはカーブやブレーキ時ですが、

意外に多いのはわだちを乗り越えるときなんです。

私も地元で一回事故を起こしています・・・

 

ということを考えると、車道の雪かきをすることによって、

もらい事故の確率を下げることが出来るのです。

これ、結構大事。

 

 

車道の雪かきも考え方は歩道と一緒です。

まず、わだちとなる部分を作ること。

ついで、カーブ部分や交差点の部分の雪は半分氷になり、

滑りやすい状態になっているので、その雪を除いていくこと。

です。

もしも交差点があれば、歩行者の通路と車道のわだちとの交点部分の雪を

取り除いて上げると親切ですね。

 

 

 

雪かきをしているうちに気温も少しずつ上がってくることかと思います。

東京の雪は長く降り続くことはありません。

ひょっとするとだいぶ暖かくなっているかもしれません。

 

その時に問題になるのが水です。

以前、記事にしましたが、2014年2月の雪のあとに、

道路の冠水が問題になりました。

つまり、水対策も雪の間にしておいたほうが良いのです。

雪と水、対処が簡単なのは雪ですからね。

 

ここに、排水口の対策をするように述べた意味があるのです。

水を捨てるところがすでに空いていれば、あとは溜った水を

排水口に誘導するべく、雪を取り除いて水路を作ればよいのですが、

水と雪が入り混じった状態で排水口を探すのは大変ですし、

かなり水に濡れてしまいます。

雪の降っている間に排水口は空けておきましょう。

 

 

次は最終回。

翌日以降のお話をしていきましょう。

雪かきの方法論

さて、今回は雪が降った当日のお話です。

具体的には雪かきの方法についてお話を進めましょう。

 

雪かきの進め方と言っても優先順位をつけて雪かきを行うだけです。

でも、見ているとその優先順位の付け方がうまくいかないようですね。

 

雪国に住んでいる人間にとり、雪かきは大事なものです。

家の前の雪かきをしていないと、近所の迷惑になり、トラブルになることもあります。

昨年は雪の捨て方で口論になり、殺人事件が起きたことも有るくらいですからね・・・

 

雪かきの最優先事項は何か?

まず、目の前の道をヒトがスムーズに歩くことが出来るかです。

当然そのヒトには自分や家族も加わります。

 

ですので、最初にやるべきことは、人ひとり通ることが出来る道を開けることです。

 

当然玄関から雪を取り除いていくわけですが、

まず、目の前の道路の、歩道があればその真中、

なければ歩行者が通る場所の雪を除けて行きます。

幅は最初は10cm位で構いません。

すでに人が踏み固めた後があれば、その部分の雪をかいていけばよいでしょう。

なお、隣がすでに雪かきをしていれば、その道につなげるようにするのは当然のことです。

 

 

さて、道が1本できました。単線で頼りない道ですが、まずはそれで十分です。

次のポイントは2つあります。

まずひとつは行き違いが出来る部分をところどころに作ること。

数メートル置きで構いませんので、行き違いが出来るように20cm四方のスペースを

開けていきます。

もう一つは排水口を見つけること。

先日確認して、あたりを付けた部分を探しましょう。

この部分の雪を除いておくことが後々役に立ちます。

 

次に行うポイントは道の複線化です。

除雪してできた道の幅を広げても構いませんし、

隣にもう1本道を作っても構いません。

隣家を確認し、わだちがどのようにできているかも確認しながら道をつくります。

 

一般のお家であれば、それで十分です。

ただ、ウチのようなところでは更に道幅を広げることも必要です。

お店の前の雪かきが最低限しかされていないのは印象悪いですよね。

 

 

最後に雪の捨て方です。

雪の重さと体積は結構なものになります。

雪かきで出た雪は可能であれば、排水口から捨ててしまうのが一番です。

でも。排水口に雪を入れ過ぎると、排水が流れなくなり、

逆流して排水口からあふれる可能性があります。

排水口に雪を捨てる際はお気をつけ下さい。

私は雪かきにはお湯を使うことはありませんが、

排水口が詰まりそうなときだけはお湯を使うようにしています。

 

排水口に捨てきれないような場合には、どこかにまとめて置いていき、

山を作りますが、これも、気をつけるポイントが有ります。

まず、動線を邪魔しないこと。歩行者の邪魔をしてはいけませんよね。

次いで、水の流れを邪魔しないこと。

排水ができないと、一体が水浸しになります。

意外に重要なポイントです。

 

 

さて、次は車道の雪かきと、水対策の話をしましょう。