わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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RMK

RMK 回収です・・・。

RMK

我が家の証拠品です・・

 

お恥ずかしながら、カネボウの回収の件はメディア(主にTVのニュースですが)で知っていましたが、

日常の忙しさにまぎれ、きちんと確認するまでには至りませんでした・・

 

今回、購入したデパートの店舗からのダイレクトメールで回収を知りましたが、

メルマガ登録をされている方には、どうやら7月のアタマの段階でお知らせが来たようです。

 

私の知る限り、TVのニュースでも、『カネボウ』が大きく報道されていましたし、

それ以外のメーカーにも該当商品があるというアナウンスは、ほとんどなかったように思います。

正直、『ふんふん、カネボウね〜。私は買ってないから関係ないわ〜』と思ってました。

その後の顛末については、院長の記事の通りです。

3社、8ブランド、54品目という、とんでもない数だったんですね・・・

 

なお、皮膚がまだらに白くなる件については、非常にいい加減な使用頻度だったことが幸いしたのか(?)

まったくもって影響ありませんでした。

すなわち、まだらにすら白くなっておりません・・ハイ。

 

今回の件でひとつ疑問が。

 

海外に出かけた際に、免税店で化粧品を買う方はたくさんおられると思います。

また機内販売で買われる方もいるでしょう。

RMKに関して言えば、海外のみならず沖縄のDFSでも購入できます。

 

通常のデパート内店舗での販売では、多くの場合、顧客登録をし、購入商品の履歴が残ります。

私の場合、この購入履歴から、該当商品を販売した顧客ということでDMが届きました。

ですが、免税店や機内での購入に関して言えば、記録が残ることはありません。

 

また、海外からの観光客が購入した場合も同様で、おそらく旅行客は履歴を残すことは無いのではないかと思います。

こうしたお客さんたちに、回収情報をどう伝えるのか。

メーカーの努力だけでは、もはや限界な気がします。

 

私たちが海外製品を購入した場合も同様です。

回収命令が出ていたり、重大な問題が起きていた場合に、よほど海外の情報に精通しているか、

ニュースで取り上げられるほど大々的に報道されなければ、

帰国した私たちが知りうる方法は少ないでしょう。

 

化粧品購入の際のリスクを、真剣に考えなければいけないのかもしれません。

考えさせられる一件でした。

カネボウ狂”騒”曲 第2章

カネボウ株式会社のロドデノールのお話は前回で最期にしようと思っていました。

理由は、患者さんとしては来る可能性があるけれど、少なくとも我が家では使用していないからです。

・・・そう思っていた時期もありました。しかし、我が家も巻き込まれていたようです。とほほ。

 

始まりは一通の封筒からでした。その封筒は「RMK」からのもので、”重要なお知らせ”と書いてありました。

当然、自分あてではないので、机の上に置きっぱなしにしていたのですが、該当者(というか、事務長ですが。)が

封筒を開けて、中を確認して、一言。

「コレ、うちにもあるんじゃない?」

 

おやおやと思っているうちに、事務長が洗面所に行って、その品を持ってきたら、どんぴしゃり、該当製品でした。

とりあえず、今は返品用の宛名を書いています。

 

さて、なぜ、こんなことが起きたのでしょうか。不思議に思ったので考えてみました。

まず、ロドデノール製品を開発したのは、カネボウです。

そのカネボウの子会社のエキップがRMKというブランドを展開していたわけです。

 

我が家では

夫:RMKのブランドは知っている。買っていたのも知っている。

エキップの製品が返品対象になっているのも知っている。

でも、RMKがエキップのブランドであることは知らなかった。

妻:RMKはよく知っている。当然買っている。

カネボウの製品が返品になったのも知っている。

でも、エキップがカネボウの子会社であり、回収対象になっていることは知らなかった。

ため、傍目にはお間抜けな事態になってしまったわけです。

 

では、どうすれば良いのか。

まず、製品が回収されたという話を聞いた時にはメーカーのHPを家族全員で確認する。

テレビの言うことは鵜呑みにはしない。

(上記には語弊があるかもしれませんが、テレビでは放送時間に制約がある以上、

「カネボウ」としか言わない可能性が十分にあるわけです。

実際は、「カネボウ」の”ブランシールスペリア””suisai””トワニー””インプレス””アクアリーフ”

「リサージ」の”リサージ”、「エキップ」の”RMK””SUQQU”とそれぞれ対象商品がありますが、

ここまできちんとしゃべることは出来ないでしょうからね)

その時くらいは新聞を読む

など、色々と行動しなければいけないのでしょう。

 

でも、ここまで普通はしませんよねえ。

メーカー名とブランド名を別にすることにより、様々な問題が出てくる

ということを思い知った一件でした。

 

追記。

ここまで書いた所、「RMKって、免税店で売っていたわよねぇ。」という事務長の言葉。

これも大きな問題を孕んでいるわけですが、これはまた別稿で。