わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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2019年5月1日より、アレサガテープの長期処方が可能になります

いよいよです。

 

来月5月1日よりアレサガテープについての長期処方が可能になります。

今までは14日までしか処方できませんでした。

しかし5月からはより長期処方が可能になります。

 

実はあれさがテープについては期待をしている面もあったのですが、

期待の割に実際の処方が少ない薬でした。

というのも、この投与制限があったからです。

今回、その制限が解除になりますので、今まで以上に処方ができるの可能性あります。

処方を希望される方がおりましたらお申し出ください。

対応させていただきます。

 

このアレサガテープですが貼付型の抗ヒスタミン剤として

非常に興味深い使い方ができる薬剤と考えています。

 

まあ、この話はいずれ行うことにしましょう。

2019年5月1日より、シダキュアの長期処方が可能になります

いよいよ来月からです。

 

今年の5月1日より、シダキュアの14日間処方制限が解除されることになりました。

4週間の投与が同日より可能になります。

 

おまたせしました。

としか言いようが無いのですが厚生省のルールなので仕方ありません。

いままで不便をおかけしました。

 

これからはシダキュア内服患者さんの受診間隔を開けていきます。

 

こちらについては5月に入ってから即時の対応とさせていただきます。

もしも処方のときに14日以上になっていなかったら窓口にお申し出ください。

 

また、上記に伴い、シダトレンの処方についても順次シダキュアに切り替えます。

実はシダトレンの製造はあと1年程度で中止となります。

まあ、シダトレンもシダキュアも同様の製品ですから

シダキュアが長期処方可能になったらシダトレンはあまり必要ないですからね。

シダトレン内服のかたの処方も順次切り替えますので、

外来のときにお申し出ください。

花粉症検査のための「指先採血」はじめました

今年の春も花粉症の患者さんがたくさんやってきます。

アトピー性皮膚炎を合併している子もたくさんやってきます。

見ていて思うのですが、低年齢化進んでいますね・・・

小さな子も目の周りを赤くしているのを見ると、なんとかしたいと思ってしまいます。

 

治療法については近年舌下免疫療法が行えるようになりました。

こちら、現在は小さな子でも問題なく治療可能になってきました。

実際にうちの下の子も今年から始めようかと思っています。

 

で、治療の前の問題として、検査で確定診断を行うことが挙げられます。

一般的な検査は採血となりますが、小さな子供の場合は難しいです。

まず、了解が得られない。

そして動いてしまう、暴れてしまう。

最後に血管が細くて採血できない。

等々の問題があり、なかなか検査できないのが実際です。

 

なんとかならないものかな?と思っていたところ、

新しい検査方法を知ることができたので、早速導入してみました。

通称、「指先採血」です。

 

その他のとおり、血管に針をさすのではなく、指先を刃物でわずかに切って、

数滴の血液を採取する。

そして、その日のうちに検査結果が出るという検査方法です。

 

メリットは、簡単なこと。

指先を刺すだけなので、どんな子にも行うことができます。

まあ、刺すときに少し傷みがあり、それを避けることはできませんが。

そして、その日のうちに結果が出ること。

採血して判定板に血を垂らし、5分後に判定液を投入。

その15分後には結果が出るというすぐれものです。

採血だと結果が出るまで1週間かかりましたからねぇ。

とにかく、簡便に検査することができます。

 

しかし欠点もあります。

まず、検査項目は少ないこと。

花粉系4種、動物系(ダニ含む)4種の合計8種類確定です。

そして、判定基準がある程度曖昧であること。

つまり、帯状に出てくる陽性反応の色の濃さを以て陽性陰性を判定するので、

採血のように数字でしっかりと出るものではありません。

 

まあ、欠点はあるのですが、花粉症があるのかないのか?

レベルの判断は可能なのです。

実際に花粉症だと思っていたのに、検査をしたら

花粉は反応なく、実際はダニだったという例も経験しているので、

本当はしっかりとは花粉症か否かの検査はできたほうがいいんでしょう。

 

ということで、「指先採血」。

小さなお子さんで、花粉症か否かの検査を行いたいという方は

あらかじめご相談くださいね。

 

あ、最後に一点注意点を。

結構人気のある検査方法だったりしますので、花粉症シーズンは

検査キットが品薄になってしまいます。

キットがなかったらごめんなさい。

もしも検査希望の方は予め電話で残数を確認した方は

いいかもしれませんね・・・

 

太ったので舌下免疫療法をしようと心に誓う

のっけからなんの話ですか・・・・

ということなのですが、実はこれには深いわけがあります。

 

以前記事にしたかもしれませんが、私は花粉症を持っています。

上京してからなので、十年以上経過しているのかもしれません。

対症療法については毎年いろいろとやってみました。

鼻腔粘膜のレーザー焼灼も行ったことがあります。

翌日から1週間位、鼻血と鼻腔内痂皮がすごかったので、今回はしませんでした。

そして、昨年は結構悪化したので、ステロイドの内服も積極的に行ってみました。

今年は・・・

とにかくマスクをすることで、対応してみたのです。

一番シンプルな方法ですね。

 

その結果はどうだったかというと・・・

以外に調子は良かったです。

とにかくマスクをして花粉症を遮断すること。

このシンプルな方法ですが、非常に効果ありました。

ステロイドの内服は昨年の10分の1以下になっています。

 

でも、ステロイドの内服が減少したのにはもう一つ理由がありまして・・・

 

昨年までは春先にも自転車で通勤をしていました。

しかし今年が予防を徹底的に行うという考えのもとに

自動車通勤に切り替えました。

その結果としての花粉症の症状抑制に成功したわけなんですが、

その副作用も出てしまいした。

 

その結果が体重の増量です・・・

半年前に比べて、乳児一人分の体重増加みに見舞われました。

まあ、仕事が忙しくなったので(診察以外の仕事が舞い込んだので)

そのストレスを解消するために食べていたということもあるのですが、

明らかに増えすぎました・・・

 

 

ということで、昨年は中途半端に終ってしまった舌下免疫療法を

今年こそはしっかりと行いたいと思います。

ここに宣言します。

 

頑張る!

 

・・・いや、そうしないと体重増加のための睡眠時無呼吸がまた

発症してしまいますので、命の危険を感じるということもあるのですが。

 

ゴールデンウイークが開けたら今年こそ舌下免疫療法を始めます。

みなさんもいかがですか?

治療中の方は実感として効果あるみたいですし、

治療期間に効果は比例しているみたいです。

来年の花粉症を抑えるためにもぜひ舌下免疫療法を試してみては

いかがでしょうか?

2019年ゴールデンウイークの診療について

2019年ゴールデンウイークの診療についてのお知らせです。

10連休ですが、その中の一部の時間帯を開けることにしました。

 

休日診療を行うのは

5月1日水曜日 13時から17時半

5月2日木曜日 13時から17時半

となります。

 

また、

・尋常性疣贅に対するCT療法(特殊外来)

・円形脱毛症に対する局所免疫療法(SADBE治療)

・IPL

・紫外線照射

は行いませんので、ご注意ください。

 

また、その前後の

4月27日土曜日

5月8日水曜日

の診療時間には変更ありませんが、予約枠は通常よりも少なくなっております。

 

GW前後及び最中の診療制限については

スタッフの休暇の兼ね合いのためです。

スタッフにはしっかりと休んでいただくための措置となりますので、

ご了承ください。

また予約はお早めにお取り頂ますようにお願いいたします。

 

2019年5月1日、2日は診察いたします(制限あり、注意のこと)

さて、世間ではそろそろ新元号も決まるということで

ざわざわしています。

4月1日だから発表してみて世間の評判があまりにも悪かったら

ジョークと言ってやり直し出来るから良かったね!

 

さて、問題になるのはその先です。

4月末から5月までのゴールデンウイーク。

一般的には10連休とのこと

 

なんですがね。

 

医療機関にとっては困った期間になってしまいます。

だって、10日連続しておやすみ出来るわけないですよ。

 

特に当院では2週に1回の投与が必要なデュピクセントという薬もあります。

なので、完全にお休みにすることはいたしません。

 

そこで、

5月1日水曜日、2日木曜日には診察を行うことにしました。

 

ただし、時間は通常通りではありません

短めにさせていただきますので、ご了承ください。

 

スタッフにはしっかりと休んでもらう必要が有りますし、

患者さんをそのままにはできませんしというせめぎあいからの開院時間です。

 

そもそも10連休という設定をした方が問題と思うんですけどねえ・・・

現在の日本でのサービス業に従事する人間の多さを考えても

あまり良い方策ではないと思うのですが・・・

 

 

 

 

ちなみに、院長出ずっぱりですねどね!!

顔の症状の強いアトピー性皮膚炎にもデュピクセントは使えます

どうも誤解されている面があるようですので、

簡単に説明をさせていただきます。

 

デュピクセントの投与条件は厳密に決まっています。

処方する医師がアトピー性皮膚炎に精通していること

患者さんが長年湿疹に苦しんでいること

治療をしてもあまり効果がなかったとこ

現在症状は強く出ていること

このくらいでしょうか。本当は数字がはっきりと決まっていますが、

今回は割愛しております。

 

で、問題になってくるのが症状が強いこと。

こちらも条件は2つに別れています。

一つは全身の症状は強いこと。まあ、当然ですね。

もう一つは顔の症状が強いこと。

です。

 

顔というのは社会生活を送る上で非常に重要なポイントになります。

当然ですよね。

ですので、顔面の症状は強いことを以て、重症とみなすという

考え方は理にかなったものと言えるでしょう。

 

しかしこのことがあまり知られていません。

残念です。

 

 

なので、顔の赤みを直したいというアトピー性皮膚炎の方は

一度皮膚科医に相談してみてはいかがでしょうか?

 

デュピクセントを1年間使用してみた結果

デュピクセントが発売されてそろそろ1年が経過しようとしています。

当院でも30名以上に治療を開始し、既に250本以上が使用されています。

先日は中断ではない卒業者も出ました。

ちょうど年度末ですので、簡単にまとめてみたいと思います。

 

まず効果面について。

確かに非常によく効きます。

先日もブログに書きましたが、当日翌日からかゆみに対しての効果を発揮します。

その後乾燥と赤みが改善。最後にはざらつきとしこりが改善する印象があります。

 

なお、症状の改善の度合いには部位も影響しているような印象を受けます。

顔はなかなか良くなりません。体手足に比べても明らかに弱い印象があります。

露出していること、掻爬していることも影響あるかと思いますが、

それだけではないような印象を受けていますが。

一度、顔に注射してみて、症状の変化を見てみたいものです。

 

また、春になって顕著に出るようになったのが花粉症です。

花粉症のある方の改善が非常に悪い。

とにかく悪い。

診察室のドアを開けた瞬間の顔の赤みの状態を見るだけで

花粉症の有無がはっきりわかるくらい効果に差が出る。

という印象を受けます。

まだ実証はされていませんが花粉症のある方は注意が必要かもしれません。

 

副作用については当初想定されていた目の周りの症状はある程度の確率で出ます。

予防的に抗ヒスタミン剤の目薬を出してもいいかもしれないと思っているくらいです。

重症ではないのがありがたいのですが。

 

金額についてはやはりどうしてもネックになってしまいますね。。。

治療間隔はまず3ヶ月は隔週という形になるので、6本。

ほとんどの方の自己負担額以下になるので、合計15万円。

その後は受診間隔を開けていくこともあるので、この金額が持続するわけでは

ないのですが、それなりの金額にはなってしまいます。

やはり、簡単に治療を開始できる金額ではないのかなと思ってしまいます。

こちらは来年度の診療報酬改定に伴う薬価変更の情報待ちでしょうか・・・

 

金額の多寡は除けば、現時点ではデュピクセントの治療は

重症のアトピー性皮膚炎における一番効果の高いことが実証されている

治療法と言えるでしょう。

一度相談してみたいという方は受診をして診察をお受けすることを

おすすめします。

(ほとんど)痛くないイボ治療を始めて3ヶ月がたちました

新しいイボ治療を始めてから3ヶ月がたちました。

ということでここで簡単に今までの事をまとめてみましょう。

経過としてはおおよそ想定したとおりですが、一部に想定外の事がありましたので、

その後報告も兼ねて、簡単に説明をまとめてみたいと思います。

 

★処置時の痛みはやっぱりありません。

(ほとんど)と少しだけ弱気にお話していましたが、処置のときに痛みを感じることは

まったくと言ってよいほどありませんでした。

まあ、薬を塗るだけですからねえ。

こちらは看板に偽りなしです。

 

★自宅での痛みが少し出る方がいました。

処置終了後、帰宅後の状態についてですが、

こちらはどうしてもゼロにはなりません。

というのも、水疱ができてそれが押されていたくなる。

水疱が破れて痛くなる。

ということはどうしてもなくなりません。

こちらの痛みの発生頻度は液体窒素とあまり変わりはないようです。

なので、治療全期間に於いて痛みが全く出ない治療法ではありませんので、

ご注意ください。

 

★こんな理由で治療を中断したの?

ほとんどの方が液体窒素に戻ることはありませんでした。

唯一あった方の理由が「テープが嫌だから」でした。。。

いや、これは完全に想定外でした。

まあ、4時間ずっとテープを貼らなければいけませんので、

ある意味仕方ない面はあるのですが、

まさか、テープの刺激よりも液体窒素の痛みを取るとは・・・

いやあ、考え方はいろいろですね。

 

★治りやすいイボはあるか?

治療をしていると治りやすいものと治りにくいものがわかってきました。

治りやすいイボは柔らかいイボ、薄いイボです。

薄いイボは当然液体窒素でも治りやすい傾向にありますので、

ある意味当然といえばそうかも知れません。

柔らかいイボについてですが、これは薬剤の浸透が良いからかもしれません。

現時点では仮説ですが。

 

★治りにくいイボはあるか?

こちらは先程の項目とは逆の要因ですね。

治りにくいイボは硬いイボと厚いイボです。

厚いイボは液体窒素でも手こずります。

硬いイボもまた同様です。

なので、この治療を行う場合も最初に削って薄くすることは有効かもしれません。

 

★想定外の副作用はあるのか?

数はあまり多くないのですが、イボの周りが全体的に赤く・硬くなることが

ありました。

押すと少し痛みやかゆみを感じているようです。

この理由ははっきりませんがどうもある程度の確率で起きるようです。

多分イボのウイルスに対して免疫が生じて反応している可能性があります。

 

★効果は液体窒素とどちらが上ですか?

こちらに答えるのは非常に難しい質問です。

全体的な効果については液体窒素と同等かと思われます。

また、一部の柔らかいイボについてはひょっとすると液体窒素よりも

効果が高いかもしれないと考えます。

 

まずは3ヶ月行ってみて、想定以上に治療を希望される方がいること、

想定以上に効果があることを認識しています。

正直なところ、痛みが無ければ液体窒素よりも治療効果が落ちる可能性があることは

やむを得ないと認識していましたが、その考え方は改める必要がありそうです。

 

4月からは予約枠を更に増やすことにしました。

まずは、4時から5時までの枠を開放し、一日20人程度まで対応できるようにしています。

シールを4時間後に剥がす必要がありますので、年長児のみとなるかと思いますが、

逆に年長児にも受診しやすい時間帯を開放いたしました。

予約枠が既に溢れている夜間、土曜日の設定はまだ行っていませんが

希望が多いようでしたら開設も兼用したいと思います。

今後も(ほとんど)痛くないイボの治療を進めていきたいと思います。