わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

唇の荒れが野放しになる原因(2022年12月)

冬ですね。乾燥も徐々に出てきました。

今回は唇の割れだけではない口の周りの湿疹のお話です。

 

特に小学生くらいでしょうか。口の周りの湿疹を作って受診する子が増えてきました。

ここ2年、言ってしまえばコロナ禍に目立ってきた湿疹です。

原因は自分で舐めること。

まあ、以前からあったのですが、増えてきた理由としてはマスクで隠れること。

もあります。

 

マスクで隠れるので他人の目が気にならなくなる。

流石に皆さん舌を出して口の周りを舐めるのは躊躇していたんですね。

なので、舌で触ってなめてしまい、そのための湿疹が出てくる。

という理由で悪化してきます。

逆に蒸れてしまい湿疹ができることもあるようです。

 

いずれにしても口の周りの保湿保護をしっかりと行うことが重要です。

同時に湿疹をしっかりと抑えていくことも大事ですね。

 

あとはお部屋そのものをきちんと保湿して乾かないようにすること。

忘れがちですが、しっかりと環境を整備していきましょう。

今夜の雨のあとはシモヤケにご注意を(2022年12月)

師走に入り、毎日が寒くなってきました。

コートも一段温かいものに変えて対応しています。

 

さて、今日の夕方から夜にかけては雨が予想されています。

この温度からはしもやけのハイリスクな状況ですね。

 

しもやけは温度が下がることが一番のリスク要因ですが、

それ以外にも濡れることは大きなリスクとなります。

気温は5度以下で十分にリスクとなりますので、

特に今晩のような天候では注意が必要となります。

 

また、子供はハイリスクですが、循環の悪い高齢者も同様にリスクとなりますんので、

ご注意ください。

 

対応としては

・耳あて、帽子、手袋などの防寒をしっかりと行い、濡れることを予防する

・靴も同様にスニーカーはNG。ブーツや長靴などの濡れにくい靴を用意する

・濡れても大丈夫なように靴下や可能であれば靴の替えも用意しておく

・帰宅後すぐに濡れた靴を脱げるように玄関先にタオルやスリッパを用意する

・帰宅後も冷えないようにお風呂や暖房器具を準備しておく

などでしょうか?

 

寒い思いをして帰ってくる人も、それを迎える人も、予めしっかりと準備をして

冬の雨を迎えていきたいものですね。

本当に怖いそばアレルギーのお話(2022年12月)

一部ネットでも話題になっているようですが、

お蕎麦のアレルギーって本当に怖いんですよ。

 

少なくともそばアレルギーがあってお蕎麦食べたことのない人に

お蕎麦及びそば関連の食品を食べさせることが絶対にやめてくださいね。

 

Yahooで堀向先生がその理由についてお話されています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta/20221201-00326491

堀向先生とは以前に同じ病院で一緒に働いていました。

少なくとも成育時代にはそばアレルギーの有無についてはアレルギー科にすぐに

お願いしていましたし、現在もアレルギーに強い先生に紹介状を書いています。

それだけ蕎麦アレルギーの検査は難しいものがあります。

 

記事にもある通り、蕎麦を使用しないでの検査の信頼性が低いこと。

アレルギーを起こす閾値が極めて低いために

(高校時代の先輩は、そばがらの枕が置かれているお部屋に入っただけで

アレルギー症状を起こした話をしていたのを覚えています。)

ほんのすこしの量でも症状を出しかねないこと。

そしてその症状がかなり激しいこと。

 

以上を考えると開業医レベルでは対応しないほうが良さそうだという結論になるのです。

大きな病院で入院して、アレルギーの専門家がそばにいて何かあったときにすぐに対応できる。

そのような状況で初めて精密検査を行うべきと考えています。

 

食物アレルギーについては対象となる食物によって症状の出方、治療の進め方がかなり変わります。

お家で少しずつ食べてみることが可能な食材もありますし、全く不可能な食材もあります。

お蕎麦については完全に後者の食材となりますので、ご注意ください。

食物アレルギーについての相談も当院ではお受けしておりますし、合併された方の治療も

軽症でしたら行っております。

一度ご相談いただき、専門医につなぐこともできます。

小児でしたら近隣の専門の先生に直接紹介状を記入しますし、

成人の方はアレルギーセンターを併設して総合的に対応してくれる病院に紹介いたします。

 

食物アレルギーの方はくれぐれもお家で自己判断のもとにチャレンジするのではなく、

一度医師に相談してみてくださいね。

 

帯状疱疹ワクチンのご案内をおこなっています(2022年12月)

12月になりました。師走です。

バタバタしている時期になってきましたね。

お正月に向けての準備もそろそろ始めていかないとですね。

 

今月から当院では50歳以上の受診者に対して帯状疱疹ワクチンのプリントを配布しています。

テレビのCMなどで何かと話題になっているかと思いますが、お話をするだけでも

皆さんの発症したときの様子とか色々なお話が聞けるのが興味深いですね。

 

50歳以上のかたのみとはなりますが、ご興味のある方はぜひお声をかけてくださいね。

 

赤ちゃんは冬でも当然のようにあせもを作ってきます(2022年11月)

 

だいぶ寒くなってきましたね。

北の方では大雪のようです。

でも、こんな気象状況でも赤ちゃんはあせもを作って診察室にやってきますというお話です。

 

お腹にぶつぶつ。お尻にぶつぶつ。

普通にあせもを作ってきますよ。

その理由はお家と親心にあり!

 

現在のお家が昔と違うところはというと、

一つは断熱性能。

もう一つは暖房器具。

で説明することができます。

 

お家の断熱性能は昭和の頃と比べて段違いに良くなっています。

少なくとも新築のお家で隙間風が吹くということはなくなりましたよね。

建材の高性能化、施工の精度上昇などなどが合わさっているかと思いますが、

専門家ではないのでこのお話はここまで。

一つ言えるのは冬でも家の中で薄着でいられるお家が増えてきたということです。

 

もう一つは暖房器具。東京で言えばエアコンですね。

石油/ガスストーブに比べての利点は、比較的空気の入れ替えを必要としないこと。

一酸化炭素はもちろんですが、当然二酸化炭素も出ません。

その分空気もきれいですので、あえて窓を開けての換気が必要なくなってきました。

もちろん省エネルギー性も高くなっています。

 

この2点から言えることは、薄着でも寒くないお家になってきたということですね。

ここに親心が加わると・・・

そうです。そんなお部屋で着ぶくれした赤ちゃんが出来上がるのです。

隣にいるお母さんは薄着なのにねえ。

あとは夜も同様に昭和の時代に比べて遥かに暖かくなった寝室に、

昭和の時代の布団の枚数となりますので、更に汗をかくわけです。

まあ、布団でしたら蹴飛ばせばいいのですが、お母さんが気を利かせて

再度布団をかけてあげたり、スリーパーを着せたりしているわけです。

なので、汗ダラダラの状態で寝ている。

最終的にはあせもを作ってしまう。

 

というわけなのですね。

 

まあ、赤ちゃんはものが言えないので周りが判断するしかないので、ある面ではやむを得ないと思うのですが、

もしも気になるようでしたら隣で寝ているお兄ちゃんやお姉ちゃんがどういう状況なのかを確認してみてもいいかもしれません。

もしもお父さんがあつそうにして布団を蹴飛ばしているなら、当然赤ちゃんも必要なさそうですよねえ?

 

赤ちゃんのお腹に、背中に、おしりにあせもを見かけたときには

少し室温、洋服、おふとんなどにも少し目を向けて上げてくださいね。

帰省すると赤ちゃんのお肌の調子は悪化しますよねというお話(2022年11月)

もう年の瀬が迫ってきました。

皆さん、年末年始のスケジュールはお決まりでしょうか?

当院も年末年始のお休み期間は発表済みですので、ご確認を宜しくお願いします。

 

今回は帰省と赤ちゃんのお肌の関係についてです。

帰省すると赤ちゃんの肌は荒れますよ?まあ、仕方が無いのですが。

 

なぜ荒れるか?

いつもと違う行動を取るからです。

 

スキンケアの状況ですが普段お家にいるときとはどうしても同じには行かないですよね。

使用している保湿剤も持っていけないとか忘れたとかという話もよく聞きます。

あとはお風呂。温度も違えば浴室のレイアウトも違う。

当然脱衣所の状況も異なるので、いつもと同じには絶対に進めることができません。

あと、実家ってだいたいお家が古いので寒かったりしますよね・・・

入浴時間についてもおうちと同様には行きません。

回数だって、入れる時間だって変わります。

 

あとは移動そのものが皮膚が荒れる原因となります。

汗だくでの移動。

外は寒いので厚着させると今度は中の気温で汗だくになります。

洋服の着せ替えも狭い面積で行わなければなりません。

電車や飛行機だと湿度もかなり低いですよね。

車は車でシートベルトに押さえつけられてあせもができそうな状態になっています。

 

そして通常と異なる環境で大泣きする子もいるでしょう。

 

 

これらの要因はが積み重なり、結果的に帰省時には赤ちゃんのお肌には大きなストレスがかかります。

結果として荒れる

という訳なのですね。

 

では対策はどうすればいいのか?

まあ、一番良いのは規制しないことですが、さまざまなしがらみもあり、そういうわけにもいきません。

現実的に最も有効な対応策は、荒れるものと思って予め準備しておくことですね。

 

帰省先との打ち合わせをしっかりと行い、赤ちゃんのケアを行う時間を確保すること。

必要な物品は予め調達し発送するもしくは購入して準備をしておくこと。

スケジュールを確認し、時間に余裕を持って行動すること。詰め込混ないこと。

 

などは予め行っても良いでしょう。

 

事前の準備と余裕を持った行動。この2つを気をつけるだけでもずいぶんと赤ちゃんのお肌の状況を買えるでしょう。

 

ことしもあと1ヶ月です。しっかりとスキンケアをしていきましょう。

11月の虫刺されは悪くなる!?(2022年11月)

んじゃないかな?というお話です。

 

11月の虫刺されが悪化する患者さんを立て続けに何人か診察しました。

まあ11月も中旬になってから虫に刺されることなんてあまりないので、今まではスルーしていたのですが、今年はなぜか症状の悪化が多い。

なぜかと考えていたのですが、これも虫刺され経験値で説明ができそうな気がします。

つまり、しばらくぶりの虫刺されは反応が強くなるの法則ですね。

 

こちら、一般的には5月6月の虫刺されの最初期に見られることが多いです。

体の免疫反応がより強く出てくるのでしょうね。きっと。

まあ、こちらの反応は合理的ではあります。久しぶりのアレルギー反応なので、最初は強めに反応しておく。

そして頻繁に反応するようであれば徐々に弱くしていく。

異物に生体が侵食されないように、逆に反応を強いままにしないように程々に調整をしていく。

と考えるとわかりやすいのではないかと思います。言わゆる馴化ですね。

 

ただ、夏に虫に刺され、秋になって刺されなくなった。そして晩秋にまた刺された。

ということでアレルギー反応はしばらくぶりの反応ということで強めに出た。

と考えることができそうです。

 

11月の虫刺され、意外に侮れませんね・・・

 

アトピー性皮膚炎全身療法の年齢制限のまとめ(2022年12月)

2022年12月より、サイバインコの投与制限が解除になります。

今までは新薬ということもあり、2週間の処方制限がありました。

しかし販売開始から1年が経過したとのことで処方制限が解除になります。

当院でも4週間を限度に処方を行うことになります。

(その他のアトピー性皮膚炎内服薬も4週を限度に処方しています)

何度も処方のために病院に通ってもらうのも大変ですからねえ…

 

それに伴い、当院の全身療法もまた一つ武器が増えることになりました。

今回はその治療法を年齢制限という面から確認したいと思います。

 

12歳以上

・リンヴォック 15mg(通常量)

・サイバインコ 100mg(通常量)、200mg(倍量) ←New!

 

13歳以上

・ミチーガ皮下注

 

15歳以上

・デュピクセント皮下注

・オルミエント 4mg(通常量)

・リンヴォック 30mg(倍量)

 

となります。

今回の変更に伴い、12歳から常用量で内服しても効果の出ないアトピー性皮膚炎の患者さんには早い段階から倍量投与が可能になりました。

今までは15歳からでしたので治療の幅が一段と広がったものと考えています。

 

上手に薬を選んでアトピー性皮膚炎をしっかりと抑えていきましょう

帯状疱疹ワクチンの取り扱いを開始します(2022年11月)

最近テレビの広告でも目にすることが増えてきましたね。

帯状疱疹のワクチンですが、当院でも取り扱いを開始することにいたしました。

 

対象は50歳以上の方です。

使用可能なワクチンは2種類あります。

水痘ワクチンと専用の帯状疱疹ワクチンです。

 

水痘ワクチンはその名の通り子どもたちが水ぼうそう予防に使用するワクチンです。

昔っからあるものですね。

副作用は一般的なインフルエンザワクチンと同レベルとお考えください。

ただ効果は比較すると少し落ちます。

 

専用の帯状疱疹ワクチンですが、こちらは全く逆とお考えください。

効果は十分。しかし副反応は結構強く出ます。

インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの間くらいと考えてもらうといいかもしれません。

あとは金額が高いです。そしてそれを2回接種する必要があります。

 

どちらのワクチンが良いか。これは非常に難しい問題と言えるでしょう。

安全性を重視するのであれな水痘ワクチン。効果を重視するのであれば帯状疱疹ワクチン。

あとは経済性を考えて選択していくという形になります。

 

お値段ですが、

水痘ワクチンは8000円、1回投与。

帯状疱疹ワクチンは1回あたり21000円、こちらを2回、2ヶ月の間隔を開けて接種する形になります。

 

 

新型コロナ感染症及びそのワクチンによって一般的に頻度が増えたと考えられがちな帯状疱疹ですが、実はその前からジワジワと発生頻度は上がっています。

子供たちの水痘ワクチンが義務化し、接種率が上がってきたのがその一つの理由となります。そのために、社会生活を行う中での水痘・帯状疱疹ウイルスとの接触回数が減り、体内で対抗するための免疫が刺激されず結果として帯状疱疹が発生すると考えられています。

今回のワクチンは今まで社会生活を営む中でなんとなく接触していた水痘・帯状疱疹ワクチンに対しての人為的な接触を増やし、免疫を能動的に獲得しようという考えのもとに使用されています。

繰り返しになりますが、適応は50歳以上の成人の方です。個人的にはすべての人にしっかりとワクチンを打って頂いて予防を進めていくべきと考えています。

しもやけの季節がやってきた(2022年11月)

外来でしもやけの患者さんを見ることが増えてきましたね。

冬です。

 

しもやけですが、気温は0度以上のときにも見られる病気です。

意外でした?

皮膚が凍りついて障害を起こすのではなく、寒さにより血流が低下して損傷を起こすためです。

肌感覚として気温5度以下になるとき、もしくは気温10度以下の雨のときに見られる印象を受けますが、とうとう今年もその温度になってきたようです。

 

多くの場合は小学生くらいまでの小さな子に起こるのですが、循環の悪い高齢者でも起こることがあります。特にしもやけのなりやすさは遺伝するので家族や兄弟にしもやけになって事がある人は要注意ですね。

場所は晴れた日であれは耳や手袋をしない指。雨の日だと更に足の指も出てくることが多いようです。つまり末端部分ですね。

予防はまず温めること。そして乾かすこと。

逆に言えば冷えて濡れたときにはその状態から早く抜け出すことも大事になります。

耳あて、手袋、厚手の靴下やしっかりとした靴をはくようにしてください。

 

冬の病気、しもやけ。

しっかりと予防して対処していきましょう。