わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

薬の話

デュピクセント投与後に皮膚の感染症を減らす事ができるようです

最近になってデュピクセントのデータも続々と出てきました。

色々とデータを確認して気がついたことがあります。

 

投与後の皮膚感染症の出現率が下がっている!

 

副作用は今まで感染症の悪化がないか増悪していないかを中心に確認していました。

まあ、今までの薬剤はみんな副作用としての感染症の悪化がありますからねえ。

でもデュピクセントに関してはまったく逆の結果となっているようです。

 

細菌感染症と真菌感染症はあきらかに減少。ヘルペスウイルス感染症も広範囲皮膚の感染症は減少している模様です。

まあ、口唇ヘルペスは大きな変化無いようですけどね。

 

理由はまだはっきりしていませんが皮膚表面での湿疹が改善することにより、バリア機能が回復する。その結果として感染症が減少するというのが理屈として十分考えられます。

 

アトピーの治療そのものが皮膚の感染症を抑えるという今までにない事実に結構びっくりとしています。

こんなこともあるんですねえ、、、

 

 

最後に原著論文へのリンクを記載しておきます。

https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/fullarticle/2753673

英語力に自身のある方はぜひ読んでみてくださいね。

 

年始にデュピクセント治療開始希望の方への注意事項

年の瀬になりました。

今回もデュピクセント関連の話題です。

 

前回の記事にも書きましたが、経済的な面から考えると

デュピクセントの治療開始は12月より翌1月からのほうが良いかと思います。

今回はその話の続きです。

 

年末年始ですが、どうしても薬剤メーカー、卸メーカーのお休みの期間が出てしまいます。

やむを得ない面もあるのですが、それぞれのお休みの期間がずれることもあり、

年末から年始にかけての出荷については不透明な点が出ていまいます。

つまり、希望したときに希望した量が入ってこないというリスクも出てきます。

 

また、年末年始の外来の予約も通常とは大きく動態が異なります。

いつも以上に待ち時間が掛かる可能性があります。

 

なので、治療を開始されたい方へのお願いですが、

早めに行動を移したほうが良いかと思います。

 

まず診察を行う、検査を行う、治療開始の希望を伝える。

いずれも通常の時期よりも早め早めに動くことをおすすめします。

 

医療者側もできるだけ早くことを進めたいとは思っているのですが、

事が休日なだけになかなか難しかったりもするのです。

 

よろしくおねがいします。

医療費控除の準備をお忘れなく

年末になり、徐々に季節も冬へと移り変わるようになりました。

師走という名前のとおり、年末進行で仕事が忙しくなってくる人も多いかと思います。

今回は年末の風物詩、税金のお話です。

 

デュピクセントというお薬のために皮膚科もそのお話が必要な業界になりました。

それは医療費控除です。

 

年内1月から12月までの医療費が一定額を超えた場合、

税金が控除されるというシステムです。

その最低基準は年間10万円。デュピクセントの自己負担額で言えば

(3割負担の方で)4本を超える程度。

 

ということで、デュピクセントでアトピー性皮膚炎を治療している方は

かなりの確率で医療費控除が該当になるかと思います。

 

こちらで気をつけてほしいことは、年末調整では処理できないので、

確定申告が必要になるということです。

 

面倒くさいといえば面倒くさいのですが、しっかりと書類を揃えた上で、

半日程度の時間さえ用意できれば十分に対応可能ですので、

金額もそれなりのものになりますし、しっかりと請求してみてもよいかと思います。

 

詳しい方法については国税庁がしっかりとした資料を作っておりますので、

(リンクはこちら

しっかりと申告してみてくださいね。

 

今回は年末のお話でした。

 

12月はデュピクセントに向かない月かもしれません

今月のデュピクセントのお話です。

12月ですが、実はあまりデュピクセントの治療開始には向いていないかもしれません。

 

デュピクセントは年末になるというお話はありません。もちろん。

問題になるのはお金のお話です。

 

まず1つ、年末のお話です。

医療費がある一定以上になると医療費控除を受けることができます。

こちら確定申告が必須となりますが、概ね年間の医療費10万円を超えると

税金軽減の可能性が出てきます。

しかし、12月にデュピクセントを開始した場合は、デュピクセント開始

1ヶ月間の医療費は自己負担額で7万5千円となり、医療費の上限を

デュピクセントのみで超えることは難しくなってしまいます。

(もちろん他の疾患も含めて合計10万円を超えた場合は、

還付の可能性がありますので総合的にご検討ください)

 

もう一つは月3回投与の可能性です。

月初にデュピクセント治療を開始した場合、

初回2本5万円。

2回め2週間後1本2万5千円。

3回め4週間後1本2万5千円。

合計4本10万円を使用することが可能になります。

しかし、12月は残念ながら月に3回の投与を行うことができる日程はありません。

 

この2点についてはデュピクセントをおすすめしきれない理由となっています。

もちろん病気の症状が強いためにデュピクセントを一刻でも早く投与したいという場合は

その限りではありません。

 

でも、1ヶ月待てという人は、お金の事を考えて、来年の1月になってから

治療を開始してみても良いかもしれませんね。

 

今回は治療だけではない、結構大事なお金のお話でした。

2019年10月のデュピクセント開始日程(2019年9月)

毎月恒例になりつつありますが、来月のデュピクセント開始日程のお知らせです。

 

久しぶりに月3回投与可能な日程が出てきましたので、お知らせです。

 

10月のデュピクセント投与開始推奨は

2日水曜日

3日木曜日

となります。

本当でしたら1日も該当するのですが、当院お休みなので、

上記2日間となりますね。

 

デュピクセントの自己負担額は1本辺り2万5千円です。

 

投与初月は2回もしくは3回投与となるのですが、

2回の場合自己負担7万5千円。

3回の場合自己負担10万円となります。

 

ここで関係が出てくるのは高額療養費です。

こちら、ある一定額以上の医療費については支払いが免除されるというシステムです。

現在は所得水準により金額が算定されるのですが、

多くの方は8万円を少し超えるくらいになるでしょう。

つまり、3回投与を行う場合、計算上の自己負担額に比べて

より少ない金額の負担で済む可能性が出てくるのです。

 

という理由もあり、月に2回の注射かそれとも3回かと言うのは

お財布にとっては大きな問題になってきます。

 

もちろん、一日でも早く治療を開始したいという考え方もありますので、一概には言えませんが、

お財布と相談して、少しだけ待ってみるという考え方もありかなと思います。

 

 

ただし、気をつけてほしいことがあります。

診察に行ったその日に注射ができるとは限りません。

可能でしたら数日前に受診して日程を確定したほうが良いかと思います。

 

10月のご案内でした。

デュピクセントの飛行機内持ち込みには書類が必要です

デュピクセントの治療歴も長くなってきた患者さんの中には

旅行や出張などでデュピクセントを飛行機内に持ち込む必要が

出てくることもあります。

今回はそんなお話です。

 

まず、デュピクセントの飛行機内持ち込みそのものについて。

これは一定の条件をクリアすれば問題ありません。

そして、手持ちで持ち込みを行う形になります。持ち込み手荷物というものですね。

預け入れは基本的には禁止となります。

(航空会社に指示された場合はその限りではありません)

というのも、預け入れ荷物は基本的に与圧はされません。

高度数千メートルの中、与圧も暖房もされませんので低温にさらされます。

そのために薬の成分が変質してしまう可能性、

注射器が凍結してしまい正常に稼働しない可能性。

が出てきます。

したがって必ず持ち込み手荷物としての取り扱いが必要になるわけです。

 

もう一つは航空会社の許可について。

こちらは書類をしっかりと用意する必要があります。

サノフィさんのWebに、海外渡航国内旅行用にそれぞれ書類がありますので、

そちらをダウンロードし、必要事項を医療機関にて記載して貰う必要があります。

これがないと空港で飛行機に乗るか、薬を破棄するかの難しい二択を迫られる可能性が

ありますので、要注意です。

 

また、医療機関に持参しても外来の混雑状況によっては即日に書類が用意できない

可能性がありますので、ご注意ください。

 

旅行に行く前には必ず。できれば、決定したらすぐに医療機関に相談してください。

薬の心配をせずにゆったりと旅行を楽しみたいところですね。

 

9月のデュピクセント投与開始カレンダー(2019年9月)

恒例になりつつある?

デュピクセントの開始情報です。

 

以前にもお話したように、デュピクセントの投与方法には特徴があり、

初回2本、2回目以降1本。

2週間毎に投与を行う。

というものです。

薬剤の金額は3割負担で1本あたり概ね2万5千円ですので、

高額療養費(多くの方は8万円程度かと思われます)

1ヶ月あたり4本以上の投与になりますと、

薬剤費10万円→高額療養費が上限となり、

結果的に負担が少し軽くなる特徴があります。

そのために当院では患者さんの負担軽減のために

月始にデュピクセントの治療開始をおすすめしております

(一刻でも早く良くしたい方は最短での投与開始を行いますので、ご安心ください)

 

9月ですが、デュピクセントの投与が月に3回行える日程は

残念ながらありません。

カレンダー通りであれば2日が16日、30日とうまくいきそうなのですが、

あいにくシルバーウイークのために16日がおやすみになってしまう。

ということで季節があまり良くないようですね。

 

残念です。

8月のデュピクセント開始は1,2,3日がおすすめです

毎月恒例になりつつある(?)デュピクセントのお話です。

 

来月8月の導入のおすすめは1,2,3日です。

もっというと、より早い日の方はいいかもしれません。

 

デュピクセントの投与間隔は2週間となります。

初回は2本。3割負担の方でおおよそ自己負担が5万円。

2回め2週間後、自己負担2万5千円。

3回目2週間後、自己負担2万5千円。

とならないのが高額療養費です。

高額療養費は、一般的な所得の方で8万円強となります。

したがって、同月に3回目のデュピクセントの投与を行った場合、

2万5千円にはならず、

(窓口で一旦支払いとなる場合もありますが、その場合は還付となります)

それ以下の支払いとなります。

 

結果的に自己負担額を減らして注射を開始できるというメリットがあります。

8月は3回目投与を行うことができる日程から逆算すると

8月1日木曜日、2日金曜日、3日土曜日となります。

 

しかし、今月は「できるだけ早い日」をおすすめします。

というのも、6日から夏休みに入ってしまいますので、

なにかトラブルが発生したときに対応が遅れてしまいます。

したがって余裕を持って対応することができる、

早い日程を当院はおすすめいたします。

 

ただし、気をつけてほしいのですが、診察初回にはデュピクセントの投与を

行うことはできません。

問屋さんに発注をかけ、それが届いてからになりますので、

数日の時間的な猶予が必要となります。

したがって、診察だけは早めにきていただいたほうがよろしいかと思います。

 

デュピクセントを希望の方はお早めにご検討くださいませ。

繰り返すヘルペスに「1日だけ飲む」内服薬誕生

どんどん新薬が出てきます。

皮膚科についても例外ではなく、当院でもここ2年で

「オテズラ」、「デュピクセント」

という新薬を使う機械が増えました。

 

そして、以前からあった薬についても新しい使用方法が出てきました。

今回はそんなお話です。

 

ヘルペスの治療薬としてファムビルというおくすりがあります。

現在ヘルペスの内服薬はいろいろな種類が出ており、

どれも飲み方は似たり寄ったりなのですが、

このファムビル、新しい飲み方が出てきました。

 

それが、一日だけの内服という方法です。

 

通常の抗ウイルス薬は何日か連続して内服する必要がありました。

現在一般的に使用されている薬剤では5日間かな?

それが1日で良くなる?

なんだか騙されているようにも感じてしまいます。

 

しかし、そのためには条件がいくつかあるので注意が必要です。

新規の処方の場合、年に数回以上の発症履歴があること、

そして、症状の出現後6時間以内の受診であること。

その二点が必要となります。

 

そして、処方された直後に1回4錠、

その12時間後に更に4錠内服する。

それで終了。

 

つまり、発症のごく早期に内服を開始し、

ウイルスの増殖を一気に止めてしまおう

という考え方なんですね。

 

したがって飲むまでの条件は厳しい。

しかし飲み方は単純。

 

という形になるのです。

 

 

早く飲んで、早く効く。

どこぞのCMのようですが、こんな治療法、いかがでしょうか?

デュピクセント自己注射指導中に決めておいてほしいこと

今回は前回の話の続きになります。

デュピクセントの自己注射指導を開始された方なんですが、

一つだけ足を運んでいただきたいところがあります。

 

それは調剤薬局です。

 

このデュピクセントは非常に高額な薬です。

一般的な調剤薬局が一般的に用意するような薬ではありません。

なので、処方箋交付前に調剤薬局を決めること。

そして、そちらに予め話を通しておくことが必要になるのです。

 

つまり、

いついつまでにデュピクセントが何本必要なので、

予め準備をお願いします。

ということを調剤薬局に相談に行ってほしいのです。

また、高額な薬剤ですから支払い方法についても

確認をしておいたほうがよろしいかと思います。

 

予め調剤薬局の方とご確認をお願いいたします。