アトピー性皮膚炎でステロイドを使いたくない!
という方もいらっしゃるかと思います。
だから脱ステロイドの自費治療や商品に行く。
というのも今は少し違うよね?
という時代になってきたのはご存じでしょうか?
今のアトピー性皮膚炎の標準治療でも
ステロイド外用を上手に減らしながら治療することは
一部の患者さんでは可能になってきました。
言ってしまえば上からの治療と下からの治療ですね。
上からの治療というのは注射薬や内服薬を上手に使用することです。
標準治療でよくならない中等度以上のアトピー性皮膚炎の方には
このような治療が2018年から可能になり、
今では選択肢がだいぶ増えてきました。
このような選択肢が増えたことにより、
定期的に注射を行うことでステロイドの使用量を減少させながら
治療のコントロールを保っていくことは
多くの患者さんで可能になっています。
また下からの治療としてステロイド以外の
抗炎症外用薬が挙げられます。
こちらも2020年以降に多数の薬剤が使用可能になりました。
そして症状の軽い方、特に小さなお子さんであれば、
これらの外用薬だけで十分にコントロールが取れる。
もしくはごくわずかなステロイド外用剤だけで
治療を行うことができるのもまた事実であります。
このように現在では皮膚科でのアトピー性皮膚炎治療は
ステロイド外用薬一本槍の昭和の時代とは異なります。
ステロイド外用薬も含めた多種多様な薬剤を
患者さんの状態に合わせて組み合わせ、
症状の変化に合わせて変更していく。
というのは令和の時代のアトピー性皮膚炎治療と言えるのです。
ステロイドを使いたくない。
というのであればその気持ちを一度皮膚科の先生に
伝えてみてもいいと思います。
そのうえでお互いに話し合ってちょうどいい治療法も
模索していってもいいのではないかと思います。
少なくとも一方的にその発言を拒否する先生は多くないと思うんですよねえ…