わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

じんましん

慢性蕁麻疹にも注射ができるんです

今回は蕁麻疹のお話をしましょう。

 

実は慢性蕁麻疹にも注射の薬が使えるようになりました。

その名もゾレア。

IgEという蕁麻疹に関与する抗体に作用します。

非常に効果が高いのも特徴ですが、

高価であることも特徴だったりします。

 

3割負担のかたで1回あたり3万円がかかります。

ただ注射の間隔は4週間とアトピーに対するデュピクセントに

くらべて1ヶ月あたりの金額はやや少なく済むといえばいえるのですが。

 

ただ、これだけ高価な薬剤ですので、院内に常に常備されている

わけではありません。

投与希望されての受診後約3営業日お待ちいただくことがあります。

ご了承くださいませ。

 

どんどん皮膚科領域においても新薬が出てきています。

高価ではありますが、効果も非常に高いですので、

なかなか落ち着かない蕁麻疹の患者さんは

一度ご相談くださいませ。

 

師走は蕁麻疹の季節です

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年末です。

どうしましょう。

と思っている人も多いかもしれません。

 

正月に立てた計画はうまくいきました?

焦っては居ませんか?

焦っても良いことありませんよ?

蕁麻疹ができますよ?

 

と言うのが今日のお話です。

 

 

蕁麻疹の原因は様々です。

しかしm一つ言えることがありまして、

疲れると出る。寝不足になると出る。

ということは紛れもない事実です。

 

逆に蕁麻疹ができるか否かで体にかかっているストレスを感じることも出来るくらいですからね。

 

・・・ということは・・・

年末年始の忙しい時期には蕁麻疹がよく出来るということでも有るのです。

 

これは大人だけ?

と思いきや子どもたちも蕁麻疹の発生時期だったりもします。

 

中学生高校生は定期テストで。

受験生は追い込みの時期だから。

小学生は長い2学期で疲れてしまい、

蕁麻疹を発生させてしまうのです。

 

乳幼児は?と考えてみると。

結構出たりもします。

 

その原因の一つ目は風邪。

風邪などの細菌/ウイルス感染症は小さな子の蕁麻疹の最も多い原因です。

 

もう一つは疲れ。

結構多いのは帰省です。

ラッシュの中帰ってヘトヘトに。

いつもと違う環境で疲れてしまい、

構われすぎることもストレスになります。

 

帰省先で蕁麻疹。

そして、帰ってきて落ち着いたら蕁麻疹。

 

結構多いです。

 

いずれにしても、忙しくなると蕁麻疹ができるもの。

できたときには体をゆっくりと休めてあげてください。

無理は?まあ、できないことも無いでしょうけどね。

でも、ここで無理をすると大きな病気につながりますよ。

と言われているんだ。と考えたら良いのでは無いでしょうか?

 

皮膚科でみる小1ギャップ

小学校が始まり、1週間が経過しました。

新1年生の肌のトラブルが増えています。

まあ、仕方ないことですけどね。

 

それはなぜか。

どうしても生活習慣がかわります。

そのために大きな精神的な重圧がかかってきます。

ストレスにより、悪くかるということがまず上げられます。

当然、睡眠の状況も変化するでしょう。

一般的には睡眠時間は短くなると考えられます。

 

また、汗をかいても今までの時間に帰ってこられるわけでは有りません。

より、汗が皮膚に付いている時間は長くなり、それが刺激になってしまいます。

 

次いでスキンケア。

どうしても学校が始まると朝のシャワーやお昼の塗り薬が出来なくなってきます。

 

そのために湿疹が悪化する子、蕁麻疹が出てくる子が続出するのです。

 

まあ、時間と共に多くは良くなっていくことも多いかと思いますが。

落ち着かない場合は少し頑張って朝や帰宅時にシャワーをする、薬を塗る、

早めに寝るなどの対処で良くなることも多いです。

 

是非試してみてください。

蕁麻疹の治療は内服時間の設定から

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iPhone5Sの投げ売りが始まってるようですね。そろそろ新機種発表でしょうか。

販売価格を見ると、販売直後が最高値で後継機種の出現直前が底値になりますよね。

実は蕁麻疹も同じことが起こるのです。

・・・まあ、蕁麻疹はお店で買うことはできませんが。

 

他の病院で蕁麻疹の治療の治療をされている患者さんが来院されることがあります。

私は最初は薬剤の種類を変えたり、量の変更を試みることは殆どありません。

まずやること。それは蕁麻疹がよく出る時間を確認し、

その時に血液内の薬の濃度が最大になるように飲む時間を変更してもらうことです。

それだけでだいぶ症状の出方が変わってくることが多いのです。

 

蕁麻疹の治療は飲み薬で行います。

飲み薬の血液内の濃さにより治療は決まります。

飲み薬は飲んだ1時間後くらいが最大になります。

ということはその時間が蕁麻疹に対する治療効果が最大になり、

その後少しずつ落ちていくのです。

 

したがって、蕁麻疹の治療効果を最大にするためには

蕁麻疹のよく出来る時間帯を確認し、その時間帯に薬剤の濃度が最高になるように

少し前に薬を飲む。

 

結構効果ありますよ。蕁麻疹にお悩みの方は試してくださいね。

じんましんと食事の不適切な関係

子どもの蕁麻疹の原因で一番多いものが食事と思っていませんか?

お母さんの多くはそのように思っているようです。

常識と言い切られることもあり、びっくりしたことがあります。

 

実は、違いますよー。

毎日の外来で診察をしていると、当然ながら蕁麻疹の患者さんがたくさん来ます。

当然子どもの患者さんもたくさん来ます。

 

お話を疑い、原因として怪しいものを確認していると、

一番多いものが感染でした。

感染と言っても皮膚の感染ではありません。

全身性の疾患。つまり、風邪や下痢などの呼吸器感染症あるいは消化器感染症が原因となることが

多いようです。

 

当然わからないものもありますが、更に詳しく聞いてみると、

疲れていたり寝不足だったり、体調が悪かったりという子に多く出てくるようです。

少なくとも、「ウチの子は全然元気です!」と言われることはほとんどありません。

 

そして、その次に出てくるのが食事です。

たまーにいますよ。

 

 

でも、食物アレルギーの症状の多くは蕁麻疹や赤みという皮膚症状が出てきます。

非常に多いです。

 

 

蕁麻疹と食物アレルギーの関係は片思いのようなものです。

蕁麻疹の原因は

1)感染症

2)体調不良

3)食物アレルギー

の順番になります。

 

しかし、食物アレルギーの症状としては

蕁麻疹

が一番多い症状です。

 

どうも、片思いは食物アレルギーがしているようですね。

じんましん、ツレナイですね・・・

じんましんも流行っています?

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いよいよお盆です。
帰省ラッシュも始まったみたいです。

 

今週、診察をしていてあれあれと思いましたが、
どうもじんましんの患者さんが増えているようです。

幼児、小学生、大人と年齢は様々です。

原因ははっきりしません。少なくとも食事や薬といったものではないようです。

ただ、共通しているのはつかれていること。
夏休みもそろそろ折り返しを過ぎ、子どもも疲れが溜まっているのでしょうか。
また、大人もお盆休みの前に仕事を全部終わらせないと行けないのでしょうか。

ウイルス感染などはないようですので、一つ安心ですが、
しっかりと薬を飲んで、休んでくださいね。

 

あ、でも、みんな疲れているということは
お盆明けに帯状疱疹も増えるかもしれません。
このように考えると、お盆というシステムもいいのか悪いのかわかりませんね。

最後に一つ。このうだるような暑さは絶対に体にわるいです。
ふう。