わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL0422-22-1232


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ハードディスク

3月はデータを整理して

ご無沙汰しております。

ブログ記事を書くのは久し振りですね・・・

でも、ここ1ヶ月は何もしなかったわけでは有りませんよ。

いろいろとやっていました。

ただ、花粉症が落ち着かず、なかなか仕事が進みませんでした。

結果としてここまで手が出せませんでした。

でも、もう花粉もピークアウトしたみたいなので、少しずつ記事も書き進めてきたいと思います。

 

ことし3月の仕事のテーマは2つありました。

一つは4月からの診察時間の変更。

もう一つはデータの保護です。

 

ちょうど今年の3月11日は東日本大震災から5年が経過した日でした。

医療機関の責任者として、あの地震の大きな教訓はデータの保護にありました。

被災し、津波に全てデータを持って行かれてしまった医療機関が多数ありました。

それによって診療の継続に支障をきたす事が多々ありました。

当然被災者の方が薬の詳しい内容や症状の経過、検査データの精密な情報を持っているとは

限らないわけして、そのために結果的に適切な医療が受けられなかった。

ということも起きています。

 

昔からの医療機関でしたら、紙カルテですから、データをコピーするのは至難の業ですが、

最近の医療機関であれば情報は電子カルテを始めとして電子化されています。

そのためにデータのコピーという作業は手間を厭わなければそんなに面倒なものでは有りません。

 

というわけで先月はせっせと診療データを中心とする重要なデータをハードディスクにコピーする作業をずっと

行っていました。

 

でも、結構大変。コピーに一日以上かかることもざらにありますし、データファイルの量も多く

気長に行う必要があります。

 

そして、コピーが終了したデータを梱包し、宅急便で田舎に送ります。

都内にも1個送りましたが(場所はヒミツです)

もう1回最初からデータのバックアップを取るのも前回と同じだけの時間がかかってしまうわけです。

 

結果として1ヶ月弱かかってしまいました。

という訳です。

 

 

でも、本当はこれでおしまいでは有りません。

あくまでも発送したデータは2016年3月というある時点でのデータに過ぎません。

現在も毎日診察をすればデータの中身は追加され、書き換わっていきます。

それをまた今度コピーして保管するという作業を定期的に行う必要があるのです。

データのおせわをするのも大変です・・・

転勤医師のための荷物収納術4 リアルとデジタルの違い

a1180_009552

さて、今回は収納術の中でもリアルとデジタルの違いについて考えましょう。

リアルの反対はバーチャル?ですが、データそのものは手元に持っているので、

デジタルの方が良い気がするので、今回は「デジタル」として話を進めていきます。

 

私の隠れた?趣味の一つに旅行が有ります。

といっても、飛行機や新幹線を使う旅行ではありません。

普通電車(各駅停車)を乗り継いで旅行をするのです。

その時の旅のお供に文庫本が有りました。

もう10年以上も前の話になりますが、山形から東京までそうやって旅行していました。

山形から東京まで最短で8時間。文庫本は5冊くらい読めるでしょうか。

でも、それだけ文庫本を持って行くと、荷物は本でいっぱいになってしまいます。

今はといえば、iPad1個持っていけば用が足りてしまいます。

ちなみに、手元にあるiPad64GBの中にはなんと200冊以上の本が入っています。

これだけの本を書籍のまま運ぶことを考えたらクラリとしてしまいますね。

 

実はこれがリアルとデジタルの違いです。

デジタルの方が、圧倒的に情報密度を上げることが出来るのです。

現在文庫本と同じ位の大きさの2.5インチハードディスクの用量は最大で2TBになります。

文書データのみを保管するのであれば1冊1GBもあれば十分すぎるほどですので、(実際は数百MB以下です)

ハードディスクの中に2000冊程度を入れることが出来るというわけです。

つまり、リアルで文庫本1冊の中にデジタルで2000冊のデータが入るというわけですので、言い換えれば密度は2000倍になります。

 

ただ、デジタルにすれば良いというわけではないのです。

デジタルには向いているもの、向かないものが有ります。

 

これは次にお話しましょう。