わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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子ども

「子」やけどの治し方

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さて、今度は「子」やけどの治し方についてです。

・・・え、「小」の間違いでしょ?いえいえ、それは前回お話をしたので、

今回は子どものやけどについてお話をしたいと思います。

 

子どものやけどと大人のやけどそのものには大きな違いはありません。

でも、子どもには独特なところがあります。

 

まず、こちらのいうことを聞いてくれないこと。

親御さんはいうことを聞いてくれるのですが、肝心の本人は

やけどのそんざいなど、どこ吹く風です。

したがって、どんな生活習慣にも耐えられる治療法を選ぶ必要があります。

また、痛みには我慢できないので、処置中、自宅では極力痛みを伴わない治療を選ぶ必要があります。

逆に子どもであることが有利に働くこともあります。

やけどの傷が早く治ることです。

若いって、いいねぇ・・・と思いながら治療していますよ。

 

さて、痛くない治療法ですが、来れば断然シートの方が良いです。

昔ながらのガーゼと塗り薬だと、ガーゼが傷口にガッチリとくっついてしまい、

剥がす時に痛くなってしまいます。

シートを剥がすほうが痛みは少ないのです。

また、交換の頻度はシートの方が少なくて住みますし、

周りに「つゆ」(浸出液といいます)が漏れることも少ないです。

当然ニオイも少ないです。

 

子どもがやけどになった時には

ぜひ近くのシート治療(閉鎖療法、密封療法、湿潤療法などともいいます)を行っている

医療機関を探してみてくださいね。

もちろん、当院でも治療を行っていますよ。

おヘソを出して寝ていてもいいじゃないか。

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ある寝苦しい夜のこと。あまりにも暑い日で、一晩中エアコンをつけていました。

ふと目を覚ましたら隣で寝ている娘の姿がありません。

一体どこにと、一瞬で青くなった顔で眺め回すと、ベッドと床の隙間ですやすやと寝ていました。

どうもそのエアコンの冷たい空気が最も貯まる場所を探して自分で降りていったようです。

翌朝にけろりとした顔で、何事もなかったかのように起きて来ました。

そういえばと思い返してみると、自分も子どもの時にお昼寝で一番涼しいところを探して、

廊下で寝ていましたっけ・・・

 

どうも、子どもとネコはその部屋の中で一番涼しいところがわかるようです。

(ということを妻に話した所、「イヌもよ。」と返事が帰って来ました。

人間の大人だけが鈍いのかもしれません・・・)

診察室で話をしていると、「子どもがあちこちで寝ているので、元の体勢に戻すんです。」

と言われることがあるのですが、そこまでしなくてもいいんじゃないかと思います。

 

また、洋服についても同様です。

自分で脱いでしまうのは暑いからです。

半袖を脱ぐならタンクトップに。タンクトップを脱ぐのなら腹巻だけにしてしまえばいいのです。

・・・とここまで話をするとよく言われるのが、

「風邪を引いたりしませんか」ということ。

でもね、風邪はウイルスでかかるので、周りに調子の悪い子がいなかったらそんなにそんなに風邪を引くことはありません。

 

また、もうひとつは、「寒くなったらどうするんですか?」ということです。

でも、この言い方は自分の子どもの力を信じきれていないように思えます。

寒くなったら、今度は子どもは自分で動いて、温かいところを探しますよ。

時々、親にピッタリとくっついて眠っていますが、これは温かいところを探して、

その結果、自分で決めてくっついていますから。

まあ、そのまま見ててあげるのが一番だと思います。