city.musashino.lg.jp/kenko_fukushi/
武蔵野市からの正式な情報が出ました。
50歳以上の任意の予防接種の最終日は
2026年3月31日となります。
シングリックスをご希望の方は初回投与は原則として
1月31日が最終日となります。
接種をご希望の方はお早目に行動することを強く推奨します。
TEL050-3355-9592
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F
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武蔵野市からの正式な情報が出ました。
50歳以上の任意の予防接種の最終日は
2026年3月31日となります。
シングリックスをご希望の方は初回投与は原則として
1月31日が最終日となります。
接種をご希望の方はお早目に行動することを強く推奨します。
2026年1月以降の予防接種の対応についてですが
一般外来での対応となります。
・インフルエンザ(フルミストは現在対応しておりません)
・新型コロナ
・帯状疱疹
については今まで通りの対応と致しますが専用の枠は用意されておりません。
また製剤の確保の観点から
予防接種をご希望の方は事前に連絡をいただけますようお願いいたします。
ご協力をお願いいたします。
こんにちは。わかばひふ科クリニックです。吉祥寺で小児皮膚科、皮膚科のクリニックを開業しています。
今回は外来でもよく質問を受ける帯状疱疹ワクチンについてのお話をしていきましょう。
また武蔵野市の補助についてのお話も進めていきたいと思います。短い時間ですがお付き合いください。
なお、動画が良いという方はこちらのYouTubeをご確認いただければと思います。同じ内容をお話しています。
https://www.youtube.com/watch?v=R6lVSVuGk-U
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。
まずはこちらから。
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。
水痘・帯状疱疹ワクチン
まずは水痘・隊所疱疹ワクチン。
こちらは赤ちゃんのみずぼうそう(水痘)のワクチンをそのまま帯状疱疹にも流用したものです。
このワクチンの特徴はみずぼうそうのウイルスをそのまま投与するということ。
もちろんワクチンでみずぼうそうを作っては本末転倒なので、
弱毒化したウイルスを使用していますが、そのために生ワクチンとも呼ばれます。
シングリックス
もう一つはシングリックスです。こちらはウイルスそのものを接種するのではなく、
ウイルスの表面にあるタンパク質のみを投与するわけですね。
つまりタンパク質を人工的に合成し、投与するわけです。
この違いは今後説明する効果や副作用の点で差が出てきます。
治療効果について
まずは治療効果についてお話をしていきましょう。
最初は水痘・帯状疱疹ワクチンです。
効果については大体3年で50%程度です。
こちら、低い数値と思われるかもしれませんが、免疫が付き、抵抗力がついていることは事実ですので、
もしも帯状疱疹を発生したとしても症状はより軽く、痛みはより弱く、
痛みの持続期間も投与していない場合に比べてより弱いと考えられます。ただこの数字は目には見えないのですがね…
次にシングリックスです。タンパク質なので、生のウイルスを入れるよりも成績が悪いだろうと思われるかもしれませんね。
効果は実は10年で90%程度とかなり高いです。というのも生のワクチンといっても人間の体が認識し、
免疫を作るのはその一部のタンパク質のみなのです。そのタンパク質のみを投与することにより、
効果をもたらすわけですね。その純度の違いが効果の差となり出てくるのだと考えられます。
副反応について
副反応については効果に比例すると考えるとわかりやすいと思います。
水痘・帯状疱疹ワクチンの副反応はあまり強いものではありません。
まあそうですよね。赤ちゃんにも使うわけですから。
イメージとしてはインフルエンザワクチンのようなものでしょうか?
接種したところにはある程度の反応が出てきます。
つまり、熱を持ったり、腫れたり、痛くなったりですね。
しかし全身がだるくなる、熱を持つなどの副反応はほとんど出ないと考えてよいでしょう。
それに対してシングリックスの副反応は強いと考えたほうがよいでしょう。
新型コロナのmRNAワクチンが出るまでは最も強かったと考えてよいかと思います。
局所の副反応は当然ありますが、それだけではなく、全身にも副反応が出てきます。
だるくなるとか熱が出るとかは普通に起こりうるとお考え下さい。
したがってうちではシングリックスを接種される方には当日・翌日は予定を入れないように説明しています。
(なお、自分が接種した時には翌日はかなり怠くなり、動けませんでした。
その翌日にもだるさは残ったくらいです。参考までに)
みんなはどちらを選択したのか?
2023年4月から武蔵野市では補助が開始されました。ちょうど1年が経ちましたのでその間の接種者を確認してみました。
水痘・帯状疱疹ワクチン:シングリックス
6:30
でした。
正直統計を確認してみて意外でしたねえ…シングリックスの希望者は想定よりもかなり多いと思いました。
その理由はいくつかあるでしょう。帯状疱疹の怖さがしっかりと伝わり、
皆さんがより効果の高い予防法を希望されたこと、
副反応の強さについて新型コロナmRNAワクチンで経験し、どのようなものか読めるようになったこと、
あとは武蔵野市からの補助の金額についてです。
補助については大事なお話なので、次にお話をしていきましょう。
武蔵野市の帯状疱疹ワクチン接種にかかる補助
こちら、実際に接種する場合は大事ですよねえ。
補助のありなりによる金額はこのようになります。
水痘・帯状疱疹ワクチン 8000円→3000円(5000円補助) 1回接種
シングリックス 21000円→10000円(11000円補助) 2回接種
となります。
なお、補助前の金額はうちの例ですが、おおむね平均的な金額と考えています。
補助額だけでいえばシングリックスのほうがかなり高いですね。
もちろんこの事実をもとにシングリックスを選ぶ方もいます。
また、実際の支払額もだいぶ軽減されました。補助なしでは全体にかかる金額の差は34000円ですが、
補助があると17000円と半減します。
この補助額の差もどちらを選択するかで重要な判断材料になりますよね。
ワクチン補助を受けるには
武蔵野市で帯状疱疹ワクチンの補助を受けるにはいくつか必要な事項があります。
まず市内在住であること、そして市内の指定医療機関で接種すること。
最後に、予診票をきちんと持ってくること。
この3点が必要です。
指定医療機関については各自武蔵野市の広報で確認していただくか、直接医療機関までご確認ください。
予診票ですが、すでに届いている方はそちらを持参ください。お持ちでない場合は、
あらかじめ市にWebもしくは電話で申し込みください。折り返し郵送されてきます。
それを持って医療機関に相談しましょう
うちの帯状疱疹ワクチン接種までの流れ
当然いきなりは打てませんからね。ご注意くださいませ。
薬品の性質上うちの冷蔵庫には常備していません。
いつ来るか、どちらを選ばれるかはわかりませんから…
まず1回目はお話だけです。受診したらまずどちらを希望するかの相談を行います。
決まっていればそのままお申し出ください。わからなければ詳しくお話をさせていただきます。
そこで決まったら日程の確認です。最初にお話をしたとおり院内には常備していませんので数日の時間をいただく形になります。
こちらは事務方が把握していますので、そこで各自の予定を含め日程の調整を行いましょう。
この時点では予診票は必要ありません。
接種当日はかならず予診票をお持ちください。予診票の控えをもって事務手続きが行われます。
院内には予備などはありませんので、必ず持参いただく必要があります。
接種自体はあっという間に終わりますし、その後の経過観察も一般的には不要です。
過去に予防接種でトラブルがあった方くらいでしょう。
その後ですが、水痘帯状疱疹ワクチンでしたら日常通りで構いません。
シングリックスは先に述べたとおり、当日翌日は予定を入れず自宅でゆっくりと過ごしていただくことを推奨します。
シングリックスの2回目は1回目接種後の経過を見てどうするか判断していただく形になります。
さいごに
最近ニュースで出ていますが、帯状疱疹の発生が増加傾向にあります。
というのも子供たちの水痘予防接種が2回しっかりと行われるようになり、
町中に存在する水痘帯状疱疹ウイルスVZVの数が減ってきたからなんですね。
それにより町中でウイルスをちょっとだけ吸い込んで免疫を刺激するというイベントの起こる回数が少なくなり、
体内のVZVを抑える力がなくなり、帯状疱疹を発症すると考えられます。
このように頻度が上がっていることもありますが、実際に帯状疱疹を発症されると大変であるというのも大事なことです。
実際に発症した方に聞いても、予防接種をしておけばよかったと言う方がほとんどです。
帯状疱疹ワクチンの効果として目に見える数字としての発症予防効果だけではなく、
目に見えない効果としての症状の軽減化、短期化という可能性もあります。
現在は帯状疱疹は予防・軽減できる病気であることがわかってきました。
今後この知識が広まり、接種する方が増え、帯状疱疹で苦しむ方が減ってほしいと思っています。
この記事が皆さんの帯状疱疹ワクチン理解、接種の一つの参考にしていただければ幸いです。
ではでは。
帯状疱疹に流行はあるのか?と言われると皮膚科的には「ある」と答えることにしています。
感染症だからではありません。社会・環境的な要因によるものです。(なお帯状疱疹ー帯状疱疹の感染はありませんのでご注意ください)
異常気象であったり社会的なイベントであったりでその地域一帯の住人にストレスが掛かることがあります。そのストレスの出現・消失は帯状疱疹の引き金になることがあるのです。
最近増えている気がしますが、これは夏の酷暑+お盆などの環境の変化によるストレスの変化が原因と考えられます。
山形にいたときは庄内地方では田植え・稲刈り後帯状疱疹、村山地方ではさくらんぼ収穫後帯状疱疹。と地域で呼称される流行を経験しています。こちらは社会的イベントが誘因となる感染と考えられるでしょう。
感染症の流行と一口にいいますが、帯状疱疹の流行は病原微生物の伝播に伴う流行とは少し違った顔をするのです。
最近テレビの広告でも目にすることが増えてきましたね。
帯状疱疹のワクチンですが、当院でも取り扱いを開始することにいたしました。
対象は50歳以上の方です。
使用可能なワクチンは2種類あります。
水痘ワクチンと専用の帯状疱疹ワクチンです。
水痘ワクチンはその名の通り子どもたちが水ぼうそう予防に使用するワクチンです。
昔っからあるものですね。
副作用は一般的なインフルエンザワクチンと同レベルとお考えください。
ただ効果は比較すると少し落ちます。
専用の帯状疱疹ワクチンですが、こちらは全く逆とお考えください。
効果は十分。しかし副反応は結構強く出ます。
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの間くらいと考えてもらうといいかもしれません。
あとは金額が高いです。そしてそれを2回接種する必要があります。
どちらのワクチンが良いか。これは非常に難しい問題と言えるでしょう。
安全性を重視するのであれな水痘ワクチン。効果を重視するのであれば帯状疱疹ワクチン。
あとは経済性を考えて選択していくという形になります。
お値段ですが、
水痘ワクチンは8000円、1回投与。
帯状疱疹ワクチンは1回あたり21000円、こちらを2回、2ヶ月の間隔を開けて接種する形になります。
新型コロナ感染症及びそのワクチンによって一般的に頻度が増えたと考えられがちな帯状疱疹ですが、実はその前からジワジワと発生頻度は上がっています。
子供たちの水痘ワクチンが義務化し、接種率が上がってきたのがその一つの理由となります。そのために、社会生活を行う中での水痘・帯状疱疹ウイルスとの接触回数が減り、体内で対抗するための免疫が刺激されず結果として帯状疱疹が発生すると考えられています。
今回のワクチンは今まで社会生活を営む中でなんとなく接触していた水痘・帯状疱疹ワクチンに対しての人為的な接触を増やし、免疫を能動的に獲得しようという考えのもとに使用されています。
繰り返しになりますが、適応は50歳以上の成人の方です。個人的にはすべての人にしっかりとワクチンを打って頂いて予防を進めていくべきと考えています。
年末年始から最近にかけてですが、帯状疱疹の患者さんが増加した印象があります。
そもそも、帯状疱疹は水痘と同じウイルスですが、出現する機序が異なるために
流行することは考えにくいのです。
水痘は初回の感染症なので、感染が流行するという現象は十分に考えられます。
しかし体内に侵入した水痘・帯状疱疹ウイルスの活性化というメカニズムで
症状の出てくる帯状疱疹では理論的には発症が同時期に多発するのは
水痘の感染とは話は異なるわけです。
ではなぜ患者さんが多発する時期があるのか?
帯状疱疹の出現には体内の免疫バランスの変化が関係していると考えられます。
この免疫バランスですが、言ってしまえばストレスが関係します。
ストレスが強くなると免疫バランスが低下する。
ストレスが弱くなると免疫バランスが増加する。
免疫バランスが一時的に低下し、その後増加すると言う局面で
帯状疱疹が発生することがわかってきました。
そのために、仕事や家事が忙しくなって、その後余裕ができて暇になる、
その後に帯状疱疹は発症するという現象が見られます。
特に年末年始は多くの人が多忙になりますので、その後しばらくした
年初には帯状疱疹が多くなる。
という理屈が考えられます。
年末に忙しかったかた、要注意ですね。
流行といったものがあるのかどうかは知りません。
でも一つ言えるのはどうも最近患者さんが増えてきた印象がありますね。
原因としてまず思い当たるのはGWです。
みんな疲れたのかな?寝不足になったかな?
あとはGW明けに溜まった仕事を一生懸命に片付けたからかな?
などと考えてしまいます。
ちょうど今は気温も上がりつつあり、疲れも溜まりやすくなってきています。
くれぐれも疲れを残さないように夏を迎えましょう。
あれは、医者になってから2年目の事だったと思います。
ゴールデンウイークが終わった後、医局人事の都合で何回か地方の病院に行くことになりました。
その病院は地域の中心の病院で沢山の患者さんが来ると脅かされ、ビクビクしながら行ったのですが、
外来はガラガラ。のんびりと診察が出来ました。
診察終了後、その土地名物の肉そばを食べながら、看護師さんにその話をすると、
笑われ、理由を教えてくれました。
その時期はさくらんぼの収穫時期だったのです。
聞くと、さくらんぼの収穫時期はてんやわんやです。
普段はのんびりしているおじいちゃんやおばあちゃん、小さな子どもまで狩りだされ、
収穫、梱包、出荷と夜が明ける前から深夜まで、大忙しなのです。
当然、大きな病院にのんびりと受信している余裕はなく、病院側は閑古鳥が鳴く事になるのです。
なんでも、癌の手術ですら延期されることもあるとか。
逆に、その季節が終わると帯状疱疹の患者さんが増えるのです。
先のエントリーの通り、気が抜けてしまうのでしょう。
それを病院のスタッフは「さくらんぼ帯状疱疹」
と呼んでいました。
病は気からとはよく言ったものです。
帯状疱疹。
名前は良く知っているかと思います。
一説によるとお岩さんも帯状疱疹にかかっていたのだとか………
帯状疱疹の原因はみずぼうそうのウイルスです。
このウイルスは、水痘を引き起こした後、その人の神経の中に潜んでおり、
その人の体調が悪くなった時に再度、帯状疱疹という形で現れます。
したがって、季節との関係は無いはずですが、なぜか今の時期によく見かけるような気がします。
先に説明のとおり、帯状疱疹はその人の体調が悪いと出てきます。
今は、5月のしかもゴールデンウイークが終わった後です。
きっと、4月に環境が変わった方も多く、気が抜けてくるのでしょう。
5月病という言葉もありますしね。
あるいは、ゴールデンウイークにおもいっきり遊んだ後に
気が抜けるのでしょうか?
以前の病院に務めていた時にも、
新しく入った研修医や看護師さんがこの時期に帯状疱疹になっていました。
皆様、お気をつけ下さいませ。
なんとなく、ぴりりとした翌日以降に赤いぶつぶつが出てきたら、
それは帯状疱疹かもしれませんね。
早めに受診ください。