わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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献血

献血にこそエムラクリームを使うべきでは?

今回もエムラクリームのお話です。

いままで全くないタイプの薬ですので、アイデア次第では使いかたはどんどん広がるのでは無いでしょうか。

今回は献血のお話です。

 

最近はご無沙汰ですが、以前は時々献血をしていました。

新宿の献血ルームはドーナッツ食べ放題なんですよね・・・

 

最近のニュースというわけでも無いのですが、献血者が減っているとのこと。

理由はいくつか有ると思います。

私みたいに疲れている、時間がない。という方も居るのでしょうが、

痛いからイヤダという方も多いでしょう。

なんとなく痛そうですもんね。

 

であれば、献血の時にエムラクリームを使ってみてはどうでしょうか。と思うのです。

事前の採血時、本採血と2回採血がありますが、

どちらも痛みがなくなれはだいぶ気持ちも楽になります。

というか、献血で気持ち悪くなる人の何割かは針をさすときの痛みも関係有るんじゃないかと思います。

 

問題点は時間がかかることでしょうか。

最低1時間は追加で必要ですからね。

でも、それについては献血する方に聞いてみるといいのでは無いでしょうか。

時間があって、痛いのがイヤなら使う。

時間が無い、痛くてもいいのではれば使わない。

 

薬を1個使うだけで、献血に対する心理的な抵抗が少なくなるのであれば、

やってみてもいいと思いますけどね。

 

どうでしょう。日赤さん。やってみませんか?

ヴァンパイア・ニッポン

年末に時間があったので献血してました。

久しぶりに全血で400ml採取しました。

いつも、ヘモグロビンが少なめで色々言われることが多いのですが、

今回は比較的数値が高かったです。

もともと血液薄めの人間と思っていたのですが、いったい自分の体に何があったのでしょうか。

というわけで、少し気になったので、調べ物をしてみました。

 

献血センターに初めてお世話になったのは、大学の実習に入ってからでした。

田舎なので、献血センターなどはなく、行く機会がなかったんですよ。(今はできたみたいですが)

そこでのお話。

実は日本は血液は自給できていません!!(な、なんだってー)

赤血球や血小板などは大丈夫です。

でも、アルブミンやグロブリン、血液分画製剤などは自給できていなかったんですね。
(アルブミンやグロブリンの使用期限は赤血球や血小板に比べてはるかに長いのです)

これが15年位前のお話です。

 

さて、最近はどうかな。と思い確認してみました。

厚生労働書のHPに記載されています。

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ありゃりゃ、まだまだ自給されていないようですね。

分画製剤についてはほぼ問題ないようです。

しかし、グロブリンやアルブミンといった血液内の蛋白に関しては

まだまだ使用量が足りていないみたいですね。

不足分については輸入に頼っているのが現状のようです。

輸入状況についてのデータはなかなかないのですが、

どうも、いくつかの地域から供給を受けているようです。

 

さて、ここまで調べてみて、血液の供給に問題であろうということはわかりました。

でも、これを解決するのはなかなかむずかしそうです。

献血する人を増やすのが一番手っ取り早そうですが、うまくいかないみたいですね

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そもそも、献血可能な人数が減っているのに、血液が必要な人が増えていますから。
(一般に血液が必要な人は大きな手術を要する人です=高齢者になるほど必要になるのです)

iPS細胞が血液分野でも騒がれる理由がよく分かるというものです。

最終的には人工的に合成するしか無いのしょうが、途は長そうです。

それまでは、日本は吸血し続けなければならないのでしょうか。