わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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1ヶ月未満の子の湿疹が悪くならないわけ

新生児

1ヶ月未満の赤ちゃんの湿疹が悪くなることはほとんどありません。

 

・・・と言い切ってしまいましたが、これは意外に知られていません。

ではなぜなのでしょか。

 

実はこれには赤ちゃんの発達が関係しています。

具体的には手や腕の動かし方についてです。

 

手や腕の動かし方も年齢とともに段階を踏みながら発達していきます。

1ヶ月未満の子は肘を曲げて腕を動かすということはできません。

腕をバタバタさせることはできるのですが、よくみてみると、上下にブンブンと振り回すような行動しかできません。

そのために、湿疹ができたとしてもひっかくことができないので、

悪化することも長期化することもありません。

 

湿疹というのはどうも引っ掻いて初めて悪くなるようです。

まあ、いずれこのようなお話もしていけるかと思います。

新生児の皮膚の表面では陣取り合戦が行われています

新生児

さて、今回は赤ちゃんのお肌のお話をしていきましょう。

お話の内容は皮膚常在菌の話です。

 

新生児、生まれて数日の間は皮膚にいくつかの赤いぶつぶつができることはよくあることです。

この赤いぶつぶつは何もしないでいると数日でなくなってしまいますが、一体これは何でしょう。

 

実はこの赤いぶつぶつは毛嚢炎なのです。

簡単に云うと、毛穴にバイキンが入った状態のこと。

 

実は新生児の皮膚の表面では陣取り合戦が行われていて、

その影響が赤いぶつぶつとしてあらわれるのです。

 

赤ちゃんは胎児の時には羊水の中に浮かんでいました。

羊水にはバイキンはいませんので無菌状態にあります。

しかし、誕生とともにこの世の中のバイキンの洗礼を受けることになります。

つまり、

無菌状態の皮膚の上に様々なバイキンがつき始めるのです。

丁度椅子取りゲームのような状態でしょうか。

そして、数日のうちに皮膚の表面にはバイキンたちが一定のバランスを取りながら

住み着くようになるのです。

これを皮膚の常在菌と呼びます。英語でいうと、フローラ。臭いそうですね・・・

 

その常在菌が定着する過程で、バランスが一時的に崩れ、悪玉菌が皮膚で増え、毛嚢炎を作ることがあるのです。

 

え、こんなお話聞いたことがないって?

いやいや、CMでよくやっているではありませんか。

まあ、あれば腸内のお話ですがね。

・・・ピント来た方もいるでしょうか。お腹の中でも同じような事が行われているのです。

皮膚の表面は自然につくのですが、お腹の中は食品やその表面に付いているものから決まるという違いはあるのですがね。

 

なお、皮膚表面については、善玉菌や悪玉菌と言ったもの、およびその量と病気の発生原因との間には

はっきりとしたことはわかっていません。

あまりにも複雑過ぎるお話ですからね・・・

ただ、ひとつわかること。それは皮膚表面にも一つの世界が出来上がってるということなのです

出生届を出してみた

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今回は出生届を出してみた。

というお話です。

え、そのまま?ごめん・・・

 

出生届ですが、法律上は出生後14日以内に提出しなければいけません。

国外で出産した場合は3ヶ月以内で良いとのことですね。

提出先は市区町村の役所。

産科あるいは助産所で記載された出生証明書が必要となります。

 

第一子の時にも提出したはずですが、その時の記憶はすっかりと霧の彼方です。

また、一から思い出し、提出してきました。

次があればこのページを参考にできるかな・・・

 

この出生届、まず提出先がわからない。

役所のホームページをみても、どこの窓口に提出するか書いていなかったんですね。

・・・武蔵野市でも明記されていませんが、どうも市民課の窓口のようです。

そりゃあ印鑑証明や住民票、戸籍と違って、申請数が少ないので、「その他」あつかいされるのはわかりますが、

「など」の一言で済ませないで、せめて案内やホームページで記載してもいいんじゃないかな。

なんて思うわけです。

結局、市民課窓口と子ども支援課窓口。迷った挙句、近いからというだけの理由で

市民課の窓口に行きました。そこの案内の方に聞いたら大丈夫とのことでまずは一安心です。

 

ついで、窓口での申請です。書類を出して、ハイ終了ではありませんでした。

「一時間かかる」と言われて、またびっくり。住民票と違って時間かかるんですね。知らなかった・・・

まず書類提出。

これもあれやこれやと書き直しとなりました。

その後、一旦待たされます。数分かな。

その後、次に行うことは漢字の確認。

人名として使える漢字(これもまた面倒臭く、常用漢字+人名用漢字というものがあります。ややこしい・・・)の載った辞書を持ってきて、

この漢字で良いか確認をしていきます。

まあ、旧字体や変字などもありますからねえ。

その後、更に30分以上待ちます。

 

その裏で何をやっているかというと、戸籍や住民票に追加記載を入れているんですね。

そして、やっと終了となります。

 

午前お休み、午後から外来の日にお役所に行ったのですが、正直こんなに時間がかかるとは思いませんでした。

朝一で行ったので、外来には間に合いましたけどね。

 

あと、結構面白かったのは受付の方のサービスでした。

完成した出生届をこちらに見せてひとこと。

「コピーや写真を今撮られますか?」

とのこと。うちは何もしませんでしたが、きっと書類を保存しておきたい人もいるんでしょうね。

出生届そのものはお役所の棚にしまわれるわけですからね。

ちょっとしたサービスと言ったところでしょうか。

 

最終的には無事に終わることが出来ました。

持って行ってよかったものは

印鑑・・・書類は結構な確率で訂正を要求されます。その際には必要となります

ですね。

なお、お役所のホームページや窓口案内の不親切さは想定しておいたほうがいいかもしれませんね。

とにかく人に聞いてみるのが一番のようです。