わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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電子書籍に絵本がなくて残念なお話

最近思っていることなんですけどね。

夏休みに長時間飛行機に乗ることがありました。

その時に痛切に感じたことです。

 

絵本を電子書籍に入れて欲しいんです。

というのも、荷物を重く出来ない、電車や飛行機の中で

その子が気に入った本を見せてあげれば、

少しは快適に(本人も、家族も、周囲も)過ごすことが出来るんじゃないかと思うのですが、

どうなんでしょうか?

 

私はあまり電子書籍は好きではないのです。

自分のものにならないのがまず嫌い。

ということで、だいたい裁断して、自炊するのですが、

子供向けの絵本で同様のことをするのは結構難しいのです。

まず、ハードカバーの本を裁断するのが大変です。

そして、特に大きな絵本などはドキュメントスキャナに物理的に入りません。

また、単価も高いので、気軽にもう1冊買うことが出来ません。

というわけで、絵本を自炊しようとは考えないのです。

 

でも、電子書籍であれば、そのような面倒くさい手続きは踏む必要は有りません。

また、2冊めの、一時的に気に入った本を入れておけばいいので、

「自分のものにならない」というデメリットは少なくなります。

そして、電子データでかさばらないというのは実は大きなメリットになります。

電車や飛行機のなかでさっとスマホやタブレットを出せばいいのですから。

多くの場合はすでに出ているかもしれません。

 

臨場感や迫力がない?

そんなもの、電子書籍には望んでいません。

移動中の時間におとなしくしてくれればいいのです。

そして、家に帰ってから実物の本を読ませてあげればいいのです。

まあ、飛び出す絵本や仕掛け絵本については難しいのは承知していますから。

 

などと考えながら、最大手のAmazonで探してみたのですが、

絵本の電子書籍、あまりにも少なすぎませんか?

書籍で絵本を探すと、7万1千件以上見つかります。

同じようにKindleで探してみたら、たったの600件あまりです。

1%ですか・・・

しかも、ウチの娘が好きな本は有りませんでした。

残念。

 

絵本の出版社の皆さん、

絵本を電子書籍にしてもらえませんか?

 

 

爪の水虫の人は「爪ダイエット」をしたほうがよい

爪の水虫、最近はいい塗り薬も出てきました。

でもただ塗れば良いというものでは有りません。

爪のダイエットも一緒にしていますか?

 

爪ダイエットとは、爪を削って薄く、軽くすることを言います。

なぜそのようなことが必要なのでしょう?

それは爪の生態に関わってきます。

 

爪とは、根本で発生したものが押されて伸びてくる死んだ組織です。

良く有るのがケガをした後に、根本から新しい爪が生えてきますよね。そのことです。

しかし、木をつけるべきは、爪が伸びるのは根本から押されるから。ということ。

何らかの理由で一度爪が厚くなると

爪が重くなる

→爪が伸びにくくなる

→爪が厚くなる

→爪が重くなる

→・・・

と悪循環になり、どんどん爪が厚くなっていきます。

そうすると、爪の中に水虫が出来た時に、なかなか爪が伸びず、取れない。

ということになってしまいます。

 

もう一つ、爪の表面は特に硬いという特徴があります。

逆に表面の硬い部分の下には軟かく、脆い爪が存在します。

当然水虫の薬が硬いところからは滲みませんが、柔らかいところからはしっかりと入っていきます。

効果も同様です。

 

したがって、爪を薄くし、軽くすることによって、

爪の伸びを良くし、薬の効きを良くするというような効果を期待することが出来ます。

高齢者の爪の水虫の治癒率はより若年者に比べて悪いのですが、

その理由の一つは爪の肥厚にあると考えられます。

爪を削って薄くするということは爪の治療の上で大事なことなのです。

爪ダイエット、試してみてください。

 

 

診察の時に「よくわからない」と言ってもいいんじゃないか→言ってます

昨日の記事をかきながらなんとなく考えていたのですが、

まんま自分の仕事にブーメランするのでその辺りを書いてみます。

 

医者の仕事は一言で言ってしまえば診断と治療です。

でも、診断が簡単なものと、難しい物があります。

ただし、診断は難しいというのは「見当がつかない」というものでは有りません。

幾つか候補があるが、それを絞り込むことが出来ない。

ということが多いのです。ご安心下さい。

昨日の、晴れか曇りか雨かよくわからない。

と言った状況に近いかと思います。

 

ではその時にどうするか。

しっかりと検査します。

それで区別をつけます。

それが天気予報との違いです。

治療をかねた検査もありますので、一律には言えないのですが、

「検査をしなければいけません」

という時にはより詳しく知るための検査であることがほとんどです。

 

ではなぜ追加で検査をするのか?

今後の流れがそれぞれの病気で違うからです。

悪くなるのか?ならないのか?

ということはとりもなおさず

今治療すべきか?待ってもいいのか?

という話につながってきます。

 

なので、検査を行っている段階で

「今後どうなりますか」

という質問をされるのが一番答えにくかったりもするのです。

検査をしているということはその質問に応えるための情報を集めている段階

というように受け取っていただければと思います。

天気予報で「よくわからない」と言ってもいいじゃないか

と最近思うようになってきました。

というのも、天気予報の精度が上がったから何でしょうね。

 

昔は天気予報の精度は高いものでは有りませんでした。

また、予報してくれるのも地域ごと、極端な場合は県ごとであり、

学校に通っていた時は、自分で天気図から天気を予想していたくらいです。

だってNHKでも、一番近い予報地点と2番めに近い地点はそれぞれ100kmずつ離れていましたから。

その2つを足して2で割っても正確な天気には当然なりませんし。

 

今は逆に各市町村別、しかも1時間毎の天気を丁寧に教えてくれるようになりました。

ということは、より詳しくわかるようになったわけですね。

そうすると私達も、あくまでも参考だった天気予報が、だいたいそのとおりになると

考えるわけです。

でも、そこで問題が一つ。

天気がそんなに簡単にわかるわけが無いということです。

より正確にいえば、「天気を読みきれない時もでてくる」ということです。

コンピューターで計算して、その土地のその時間の天気を予想した時に、晴れの確率が100%なら

自信を持って「晴れ」と予報できるでしょう。

でも、どうしても、晴れ40%曇り30%雨30%としか、計算出来ない時もあるでしょう。

でも、それも、確率で言えば晴れが一番多いので、「晴れ」と出るのでしょう。

でも、最初の「晴れ」と次の「晴れ」は同じでは無いですよね。

最初の晴れなら実際に晴れでしょう。でも、次のケースではそうとも言い切れません。

私なら傘を持って行こうか検討する数字です。

 

ということが天気予報からは読み取ることが出来ないのです。

予報は一つにしなければいけないのでやむをえないことなのですが、

最初の自信を持って晴れといえるのか、

次のあまり信用のおけない晴れなのか。

それを予報から読み取ることは現状では出来ないのです。

 

予報であり、予言無いと言ってしまえばそれまでですが、

想定からブレない天気なのか、ブレる可能性が高い天気なのか。

その辺りも天気予報を見た時にわかるようになればいいんですが。

極端な話、天気予報は完全に当たる必要は有りません。

自分によって不幸になること(雨や雪にぬれるとか)が減ってくれるような、

準備を予め出来るような情報を知りたいのです。

 

予報している人にとって、

正確さが読みにくいということは恥ずかしいことなのかもしれませんが、

あくまでも予報でしか無いので、逆に不確定であれば

それをはっきりと分かる形で示してもらえればいいんですがね。

「はっきりと予報ができない天気だ」という情報だけでも十分に対応できることは多いですから。