わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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2023/1/3
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転勤医師のための荷物収納術4 リアルとデジタルの違い

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さて、今回は収納術の中でもリアルとデジタルの違いについて考えましょう。

リアルの反対はバーチャル?ですが、データそのものは手元に持っているので、

デジタルの方が良い気がするので、今回は「デジタル」として話を進めていきます。

 

私の隠れた?趣味の一つに旅行が有ります。

といっても、飛行機や新幹線を使う旅行ではありません。

普通電車(各駅停車)を乗り継いで旅行をするのです。

その時の旅のお供に文庫本が有りました。

もう10年以上も前の話になりますが、山形から東京までそうやって旅行していました。

山形から東京まで最短で8時間。文庫本は5冊くらい読めるでしょうか。

でも、それだけ文庫本を持って行くと、荷物は本でいっぱいになってしまいます。

今はといえば、iPad1個持っていけば用が足りてしまいます。

ちなみに、手元にあるiPad64GBの中にはなんと200冊以上の本が入っています。

これだけの本を書籍のまま運ぶことを考えたらクラリとしてしまいますね。

 

実はこれがリアルとデジタルの違いです。

デジタルの方が、圧倒的に情報密度を上げることが出来るのです。

現在文庫本と同じ位の大きさの2.5インチハードディスクの用量は最大で2TBになります。

文書データのみを保管するのであれば1冊1GBもあれば十分すぎるほどですので、(実際は数百MB以下です)

ハードディスクの中に2000冊程度を入れることが出来るというわけです。

つまり、リアルで文庫本1冊の中にデジタルで2000冊のデータが入るというわけですので、言い換えれば密度は2000倍になります。

 

ただ、デジタルにすれば良いというわけではないのです。

デジタルには向いているもの、向かないものが有ります。

 

これは次にお話しましょう。

転勤医師のための荷物収納術3 空間のコストを下げる方法

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さて、次にこの空間のコストを下げる方法を考えてみましょう。

コストを下げるにはどうするか。

 

まず安いコストを利用することにしましょう。

しかし、これには限りが有ります。

空間のコストがかからないということは、不便であることと同義語です。

使いにくい、そもそも遠いなどの問題出るために限度があるでしょう。

 

ついで空間の使用効率を上げるのも方法になります。

先ほどの計算でも見ましたが、普通のお部屋でもトイレやお風呂場などの部分にはモノを置くことは出来ませんから。

そういった意味では大きな家の方は空間の効率は良いのです。

但し、気をつけるべきは、逆にコスト総数が増えてしまうことでしょう。

 

もう一つ、収納の使用効率を上げるのも一つの方法になります。

実はこの収納の使用効率。データ密度と言っても差し支えないでしょうが、

大きく二つに分けることが出来ます。

ひとつは、あくまでも書籍・雑誌のまま保有するという考えかた。

もう一つはデジタル化するという考え方です。

 

この二つの考え方については次回お話をしていきましょう。

2014年2月19日 勉強会のご案内

勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

    
2014年2月19日

わかば式アトピー性皮膚炎治療マニュアル AD-A-006
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

2014年3月5日

生後1ヶ月から3ヶ月までのスキンケア CS-A-003
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚科にやさしいスキンケアをお教えします

    
2014年3月19日

わかば式アトピー性皮膚炎治療マニュアル AD-A-007
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

2014年4月2日

生後1ヶ月から3ヶ月までのスキンケア CS-A-004
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚科にやさしいスキンケアをお教えします

   
2014年4月16日

わかば式アトピー性皮膚炎治療マニュアル AD-A-008
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

    
2014年4月30日

子どもがうつる皮膚の病気(イボ、水イボ、とびひ) ID-A-001
保育園、幼稚園、学校で結構もらう皮膚の病気です
夏になる前にしっかりと治しましょう

2014年5月7日

生後1ヶ月から3ヶ月までのスキンケア CS-A-005
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚科にやさしいスキンケアをお教えします

    
2014年5月14日

虫さされのはなし IB-A-002
誰もが一度は刺される虫さされ
原因から虫の種類、治療法までしっかりと確認しておきましょう

    
2014年5月21日

わかば式アトピー性皮膚炎治療マニュアル AD-A-009
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

時間
  開場 10:15
  講義 10:30-11:15
  質問の時間 11:15-11:30

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
 おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は1台分のみあります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは前日まで、メールでお願い致します。
  当日のキャセルは申し訳ありませんが、お受け出来ません。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

転勤医師のための荷物収納術2 空間のコスト

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さて、医師のための荷物収納術の2回めです。

今回はまず、荷物のコストについてお話を進めていきたいと思います。

 

コスト、大事ですよね。

医師にとっては当たり前のように聞く話ですが、

部屋の一つが医学書及び雑誌で占拠されているという話があります。

幸いにしてまだ医学書で床が抜けたという話は聞いたことがありませんが、

多分、床が傾いたり、かしいでいるというのは十分にありうるでしょう。

また、一般に医師は本好きな人も多いですから、更に専門書以外の書籍も加わることになります。

 

ここで考えたいのが空間のコストです。

実際に書籍をおいておくことにより、どれだけのコストがかかるのか考えてみたいと思います。

さて、取り出したるは1冊の文庫本です。

縦15cm,横10cm,厚み2cmの本で660円でした。(計算を簡単にするために概算値を出しています)

このコストを計算してみましょう。

対象となる物件は吉祥寺です。おや、クリニックの上の物件が空いていますね。

24.83平米で月7万8千円です。でも、バス、トイレなどがあるので、実際に使えるのはその1/3と言ったところでしょう。

部屋の高さ2.5mと仮定して、文庫本1冊の占めるコストを考えましょう。

ちょっと計算してきます・・・・

 

 

 

 

 

出ました。

年間0.5円かかっています。

さて、660円の文庫本に対して年0.5円の維持費です。

大体年率にして0.1%を少し切るくらいでしょうか。

 

もちろん、この中には機会損失のコストは考えていません。

機会損失とは、その行為をやめて(今回は本をおいておくことですね)そこに別の物をおいておくことで

得られたかもしれない利益のことです。

 

いかがでしょう。

そして、その本を年に1回見ることもなかったら・・・

と考えると、結構空間のコストがかかっていることが理解できるのではないかと思います。

言い換えましょう。空間対効果は悪くないでしょうか?

もちろん、その本はなによりも大切なモノだと考える方も居るでしょう。

そのようなものはしっかりと取っておけば良いのです。

問題は、そこまで大切ではない本についてなのです。

前項でお話した、たまにしか見ない医学雑誌なども当てはまるかもしれません。

 

では、どうすれば空間のコストを下げることができるのかを、次に考えていきましょう。

転勤医師のための荷物収納術1 はじめに

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そろそろ年度末です。

私の周りでも、人事異動の声が聞こえてきました。

まだまだ友達の先生は医局に所属しており、それに伴って引っ越しも多くなるのです。

今回は、それに絡めて、転勤する医師のための荷物収納術について考えてみたいと思います。

 

お医者さんは一般に本を沢山持っているというイメージをお持ちでしょうか。

もちろん、本も沢山持っています。

でも、はるかに本よりも雑誌を多く持っていることが多いのです。

 

ある学会に所属すればその学会の雑誌が届きます。

みんな幾つもの学会に在籍していますので、その数だけ雑誌は届きます。

また、それぞれの分野についての商業雑誌も沢山持っています。

総合的な雑誌もあれば、随筆がたくさんある雑誌もあります。医師会からも雑誌が届きますねえ。

しかし、医師にとって最も大切なのは症例報告や総論の乗っている雑誌なのです。

 

これらの雑誌はどのように使うのか?

ある特定の分野についてまとめられた論文(これを総論と言います)は、読み物として読めます。

逆にある意味厄介なものは症例報告と呼ばれるものです。

この症例報告は「私はこういった患者さんを経験しました」というお話なのです。

つまり、珍しい病気を持った人、ある特異な合併症を持った人、一般的な治療では良くならず特殊な治療が必要だった人、

世界で始めての病気の人、などなど、

非常にバラエティに飛んでいます。

 

この症例報告の難しいところは、いつそのお話が必要になるかわからないことです。

診断のつかない患者さんについて過去の記録をひっくり返してみる、

とある病気の患者さんに対して一般的な治療法で良くならなかった場合の、第2の方法を考える。

珍しい病気と病気が合併している患者さんの治療を考える。

薬の珍しい副作用を調べてみる。

など、ある時に必要になる「かもしれない」というところが厄介なのです。

その時に過去の雑誌をひっくり返して確認するという作業が必要になるのです。

 

そのため、医学雑誌は捨てることが出来ません。

・・・そして、医師の経験年数とともに雑誌の数が膨大になってしまうのです。

 

多分、このような問題は弁護士さんや学者さんなどにも共通して存在する悩みかもしれません。

でも、医師の場合違うことが一つあります。

転勤が多いのです。ひどい時には年に1回。これを数年繰り返すこともあります。

そのために荷物 の収容というのはとてつもない問題になってしまうのです。

 

次回以降は私の過去の転勤生活で経験した、荷物特に本や雑誌の収納術についてお話をしていきたいと思います。