わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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2023/1/3
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通勤ルートは3つあるとよい

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といったのは誰なのでしょうか。

はっきりとは覚えていませんが、なかなかよい言葉だと思います。

 

現在東大和療育センターでの勤務が始まり、そこへの通勤をどうしようかと考えています。

一番早いルートはしかし、混雑が激しいです。

一部の区間では満員電車の中を通勤しなければいけません。

また、乗り換えも非常に混雑した中で行う必要があります。

 

別のルートはより時間がかかります。

しかし、乗り継ぎは始発、始発で(Ⅰ本待つ覚悟さえすれば)座って通勤することができます。

 

他にも都心を経由する方法などがあります。

 

いつも同じ所に通勤するうちに通勤手段がひとつに固まってくることも多いのではないでしょうか。

人によっては、この時間帯のこの電車、この車両の、時にはこのシートとまで決まっていることもあるでしょう。

階段に近いところ、乗り継ぎに便利なところに行きたくなる気持ちもよくわかります。

でも、少し立ち止まって考えてみましょうか。毎日同じ、代わり映えのしない景色では飽きませんか?

たまには違うルートで行ってみませんか?急行はやめて、各駅停車で行ってみませんか?

と思う時もあるのです。

いつもと違う景色を見ることで何か得るものがあるのではないでしょうか。

たまには外をぼんやりと眺めてみてもいいのでは無いでしょうか。

 

そんなことを思いながら外を見ていました。

すると、西の方に、綺麗な富士山が出ていました。

 

ああ、そういえは冬至も過ぎましたね。

 

 

追記

無粋な理由ですが、いくつかの通勤ルートを知っておくには安全保障の問題もあります。

鉄道が事故にあって普通になった時に、別の路線にすぐに乗り換えることができるか。

地震などの自然災害の時に、寸断された道路を通って、どうやって家に帰ることができるのか。

これは、色々とルートを探し、知っている人が一番強いのです。

時間があるときにいつもとⅠ本違う交差点で曲がってみてもいいですね。

時に迷うこともありますが、これもまた一興です。

今は携帯電話で現在位置をGPSから検索すればすぐに自分の居場所がわかりますから、

いつものルートに戻ることも簡単ですよ。

虫さされを心配するときに確認しておきたいこと

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診察をしていると、虫さされについて相談を受けることがよく有ります。

特に、屋内でのダニ・ノミ刺症を心配して相談を受けることが有ります。

相談を受ける側から、「こんな風にしてくれると嬉しいな」についてお話したいと思います。

 

まず、屋内での虫刺されで考えられることについてお話していきましょう。

屋内で虫に刺されるにはまず、屋内にいなければいけません。

今さらなにを。と思われるかもしれませんが、これは重要な事です。

つまり、虫刺されの症状の強さは、その屋内に居る時間に関係してきます。

つまり、家族の発生状況をしる必要があるのです。

誰に、いつから出来たのか。

発疹の数はどのくらいか。痒いか、痒くないか。

を確認することが、診断の上で重要になります。

そのため、同居している家族全員を一緒に診察することが大事なのです。

多くは普段から家にいる子ども、母親、高齢者の順に出ることが多いです。
(父親に症状が出ることは少ないのが現状です)

また、特に高齢者では病気を持っていたり、飲み薬を飲んでいる方も多いのですが、

それが、虫さされの反応を歪めることが有りますので、

基礎疾患と内服薬の種類と量を確認する必要があるのです。

 

もう一つは虫の種類です。

多くの虫は「家に」もしくは「部屋に」憑きます。

しかし、一つだけ気を付けなければいけない虫がいます。

それが、疥癬です。この病気は「ヒゼンダニ」というダニの1種が原因で起きる病気ですが、

このダニは「人に憑きます」ので、別途考える必要があるのです。

ヒゼンダニの見つけ方ですが、疑わしい人の皮膚を削ってみて顕微鏡で確認します。

そして、顕微鏡の画面の中に虫がいれば確定です。

もう一つの見つけ方はステロイドを塗ることです。

ステロイドの作用として、湿疹を始めとするアレルギー反応を抑えることが有ります。

しかし、微生物は増やしてしまいます。

そのため、

部屋や家に憑く虫・・・ステロイドを塗ると症状はよくなるが、新たに症状が出てくる
(虫さされによるアレルギー反応は抑える。しかし、虫は退治できていないので、新しく刺される)

人に憑く虫・・・ステロイドを塗っても症状は良くならない。新たに症状が出てくる
(虫さされの反応は抑えているが、ヒゼンダニも増えてしまい結果的に症状が落ち着かない)

と違いが見えるのです。

(と書いていますが、厳密に区別をすることは大変です。皮膚科医に経過は見てもらってください)

診断と治療を同時にしていきましょう。というお話ですね。

 

次に、媒介する動物を考える必要があります。

いくつかの虫は普段は有る動物に憑いていて、時に人の血を吸うという生活をしているものもいます。

ですので、まず、ペットを確認する必要があります。ペットを飼育している人の場合は、

ペットの種類、年齢、持病、異常な行動の有無について確認する必要があります。

但し、ペットも高齢になると免疫が弱くなり、虫が憑いていても痒みを感じないことも有りますので、要注意です。

疑わしい場合はペットを獣医さんに診察してもらうことも必要です。虫が憑いていない証明があると、大分診断は楽になります。

また、野良ネコ、ハトが家のそばまで来ていないか注意が必要です。

同様にネズミも家にいませんか?ハクビシンということも有りましたが、野生の動物が家に住み着いていないか確認することも大事です。

最後にヒトです。野良のヒトはまずいないかと思いますが、

特に疥癬では注意が必要です。家族に介護や看護職の人がいないか。デイケアなどの高齢者が集まる施設に行くことがないか。

については必ず情報を確認する必要があるでしょう。

 

最後に、もしも虫がいれば、捕まえるか写真を撮ってきてください。

それが出来なくとも、目撃情報でも構いません。(信用度は物証が無いため少し落ちますが)

もしも捕まえた虫がいれば、顕微鏡で確定診断を行うことが出来ます。

 

私が虫さされの診断を行うときには以上の情報を集めてから診断を行います。

虫が心配な方は上記の情報を持ってきてもらうと、診断を素早く行うことが出来ます。

診察前の参考にしてくださいね。

これから、トコジラミ刺症は増えるかもしれませんね

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開業して、9ヶ月が経ち最初の年末がやってきます。

多くの患者さんの診察を行いましたが、意外に多いと思ったのが、トコジラミでした。

すでに数人の患者さんを見ています。

今までほとんど診察していなかったのにね。と思い、色々と原因を考えてみました。

多くはその地域の状況に依るのでしょうね。きっと。

 

トコジラミ。南京虫(ナンキンムシ)と言った方が通りがいいかもしれません。

この虫は小さな虫です。大きさは米粒くらいでしょうか。

黒っぽい色をし、普段は扁平な円盤状の形ですが、ヒトの血を吸って丸くなります。

一般に古くなった住居に棲むことが多いようです。

 

問題は、その古くなった住居。というところです。

この住居の築年数はその地域が開発された時期によって、大きな格差があります。

東京という街の開発状況に大きく依存するところがあります。

吉祥寺が開発されたのは戦後すぐのことでした。

そうすると、昭和30年台頃に建築された建物は現在築50年くらいになります。

逆にバブル期直前の時期に建築された建物はまだ築20年と少し位です。

つまり、その地域の建物の老朽化の度合いとトコジラミの発生率には関係があると考えられます。

 

もう一つ、トコジラミの発生要因が有ります。

そこに住んでいる人の年齢です。

一般に築年数の高い住居に住んでいる方は、高齢者である傾向があります。

高齢者と若年者の違いはいくつか有りますが、

まず、症状の出方が違います。

同じ虫に刺されても一般には若年者の方が早く、強く症状が出ます。

これは免疫状態によって決まることなので、仕方ないのですが・・・

また、静的視力、動体視力のいずれも高齢者になると衰えてきます。

そのために「虫を視る」ことができなくなってしまい、結果的に発見や診断がおそくなってしまいます。

 

高齢化社会の問題は現在色々なことが言われています。

このトコジラミを始めとする環境害虫の問題も注意してみる必要がありますね。

 

しもやけ警報発令中

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冬も深くなり、毎年恒例の「雪に注意」がマスコミから出てきました。

今日の夜から明日の朝までどうも雪が降るようです。

時期を考えると地面の温度は十分に下がっていないので、

積もることは無いかと思いますが。

 

但し、気温はかなり下がっています。最高気温で10度以下、最低気温が0度くらいになりました。

実際の温度を考えると、早朝から朝にかけては5度以下といったところでしょうか。

 

そして、明日は雨。

ということは、結構な確率でしもやけになる子どもが出てくるでしょう。

要注意です。

 

さて、しもやけの対策ですが、まず、予防です。

暖かい靴を用意すること。可能ならスキー場などに行けるくらいしっかりとした防寒の靴を使いましょう。

同様にしっかりとした手袋や耳あても用意してあげてください。

靴下も忘れずに準備してください。

なお、靴下は替えを必ず持たせてください。

登校時に濡れたらすぐに。濡れなくても汗をかきますから昼休みか放課後に変えるようにお話しましょう。

 

帰宅したらすぐに暖かいお風呂に入れてください。無理でも足浴はさせたほうがよいでしょう。

床暖房やこたつもしっかりと準備してください。

室内でも暖かく乾燥した靴下を履き、スリッパや室内ブーツを履かせることで十分に予防ができます。

こたつもよいでしょう。

くれぐれも裸足でフローリングの床を歩かせないでくださいね。

また、温度の下がる時間帯にでは特に不要不急の外出は取りやめたほうが良さそうです。

 

残念ながらしもやけになってしまった場合、痒くなることが有ります。

保温に気をつけることも大事です。また、痒みにはステロイドの塗り薬も有効です。

 

ここまですれば、しもやけはしっかりと予防できます。

頑張って。

年末年始の診察のご案内

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当クリニックの年末年始の診察のご案内です。

 

年末は2013年12月28日土曜日まで
年始は2014年1月4日土曜日からとなります。

年末年始は混雑が予想されます。
診察希望の方はお早めに受診ください。

 

2013年

12月28日土曜日 診察9時から12時

12月29日日曜日 休診

12月30日月曜日 休診

12月31日火曜日 休診

 

2014年

1月1日水曜日 休診

1月2日木曜日 休診

1月3日金曜日 休診

1月4日土曜日 診察9時から12時

1月5日日曜日 休診

1月6日月曜日 診察13時から17時30分、18時から19時

以降は通常通りの診察となります。