わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

冬の病気

洗い物をお湯に変えたら一緒に手袋を(2022年10月)

寒くなりましたねえ。

洗い物も当たり前のようにお水からお湯に変えて行っていますが、

併せて指のケアもしっかりと始めていきましょう。

 

一般的に水に比べてお湯の方が皮膚の脂分を持っていってしまいます。

そのために指の乾燥がよりいっそう進んでしまうことがわかっています。

皆さん冬に入って手荒れで受診をされますが、お話を聞いてみると

きっかけとして洗い物をお湯に変えたタイミングで悪化していることも多いのです。

その方に最初のお話をするとびっくりされる方も多くおられます。

意外に知られていないんですよね。

 

洗い物をお湯に変えたら指先を守る意味でもしっかりと手袋をつけて食器を洗う。

冬に忘れずにやっていきたい指先のケアになります。

お気をつけくださいね。

そろそろ加湿器の準備を進めましょう(2022年10月)

今朝、起きると喉がなんとなくいがいがします。

家族に聞いても喉のあれが出てきたみたいと。

 

ということは、冬の乾燥が本格化してきたということですね。

確かに気温表を確認すると日中の湿度が50%を切るようになってきました。

こちらの湿度、朝夕に暖房をかけるともっともっと下がっていきます。

 

外来で観察していると、乾燥肌の悪化の状況は湿度50%が一つの目安になっています。

どうもそのラインを超えてきたようです。

 

さあ、加湿器の準備を始めましょう。

そして乾燥肌のケアを今のうちから始めておいたほうが良さそうです。

準備、準備。

冬の乾燥肌が始まったようです(2022年10月)

今日の外来、小さなお子さんのお久しぶり受診が多かったです。

 

乳児期には一年中乾燥傾向のある子どもたちも年齢が上がってくると

皮膚がしっかりとしてくるので夏場は湿疹がなくなります。

ただ、秋冬には湿疹の悪化が見られるようになるのですが、

どうもここのところその悪化が多く見られるようになってきました。

 

この季節に湿疹が悪化するのは普通にあることですので、

まずは対処することを考えていきましょう。

 

早めに受診。早めに治療開始。

大事なポイントですね。

 

機能性衣類と冬の皮膚科(2022年10月)

今週、吉祥寺の東急百貨店にワークマン女子が入るとニュースになっていましたね。

メーカーさんのサイトはこちら

 

メディアでもよく取り上げられるようになりましたが、

作業着を高機能化し、町中でも着られるように、誰でも着られるように

進化させたものと考えています。

その少し前にはスポーツウエアのファッション化もありましたし、

幅広い業界からの流入があるようですね。

そして高機能化も進んでいるように見えます。

夏は速乾性や汗の匂い抑制などもありましたでしょうか?

ときにこれからの季節については保温、防寒といったものが機能性の主体となるのでしょう。

 

保温防寒自体はありがたいですし、積極的に取り入れても良いかと思います。

しかし気をつけてほしいのは逆に室内の温度の高いところでは発汗してしまうということですね。

室内に入ってすぐに脱いで体温の上昇を抑えるなどの対策が必要になることもあります。

 

実際、皮膚科の診察をしていると数年前よりも明らかに大人の汗疹がふえてきたように思えます。

症状自体は軽くしっかりと治療すればすぐに収まるのですが、市販薬などでかぶれてしまい、

逆に長期化してしまうケースも有りました。

汗疹といえば夏というわけでもないようで、冬場もしっかりと汗の対策を

行っていく必要がありそうです。

欲を言えば朝起きたとき、帰宅直後のシャワーは冬場もしっかりと行っていきたいものです。

 

冬もしっかり汗の管理をしていきましょう。

しもやけ予防のために雪の降る前に確認しておきたいこと

明日、雪ですってねえ???
どうなるかわかりませんがとにかく準備だけはしておいたほうが良さそうです。

ということで皮膚科らしくしもやけの予防のお話です。
とにかく予防大事。
というか治療法あまりいいのは無いんですよね。

まずスケジュール管理ですね。
出かけないのが一番のリスク管理になります。
転倒事故などのリスクも減らせますしね。
必要な物品等は本日中に購入しておくと良いでしょう。
どうしても出かけないといけない人も短時間に減らした方がいいですし、
可能でしたらスケジュールの変更も検討しましょう。

 

次に靴の準備。
冷えない靴を準備しましょう。
普通のスニーカーや革靴はNGです。
まず生地が厚いこと、ついで濡れないこと。
冬用のブーツ、山用の靴などあれば準備しましょう。
雨の日用のゴム長靴でも通常の靴よりはだいぶリスクを下げられます。

あとは靴は予め温めておくといいですね。
お部屋に上げてしまいましょう。
なんでしたらこたつに入れておくのもOKです。
これだけで冷え方は変わってきますので。

 

あとは靴下も同様です。
一般の靴下よりは山用もしくは冬用の靴下の使用を検討しましょう。
こちらも予め温めておくとなおよし。
あとはでかけた先で濡れた靴下を変えられるように
予備を1足か2足用意するといいかもしれません。

 

しもやけのリスクは足が一番ですが、それ以外にも手指、耳にもリスクがあります。
同様に山用もしくはスキー用・冬用の装備を確認して準備すること。
手袋・耳あてなどもしっかりと外出時には装備することなど気をつけていきましょう。

 

あとはしっかりと寝ること。
あわてなーい。いそがなーい。
慌てて水たまりにハマって濡れると一気にしもやけになりますからねえ。
あとは寝不足だと末端部の循環が悪くなっている可能性もありますから。
前日は早寝。当日は時間に余裕を持ってゆっくりと準備することが意外に大事です。

今週はしもやけに注意を

週の中盤に雨か雪が降るんですってねえ・・・

ということで今週はしもやけに注意です。

雨よりも雪のほうがまだマシではあるのですが、
皮膚を低温に晒すこと、濡らすことはしもやけの誘引となります。

靴の選定、靴下の選定、手袋や耳あての使用など、
温度管理の徹底をお願いします。

しもやけは予防で抑える病気です。
昭和の時代から治療方法には変化ありません。
一番の治療は時間経過というくらいですから。

天気予報を見ながらしっかりと予防していくことが大事ですね。

 

「2月の勝者」とアトピー性皮膚炎

2月の勝者というドラマ、ご存知ですか?

まだ見てはいないのですが、原作の漫画は読んでいました。

今は忙しくてフォローできていませんが・・・

舞台が吉祥寺なので、ニヨニヨしながら読んでいましたね。

この場所知っている!

 

さて受験についてあれこれ言うほどの知識はないのですが、わかっていることもあります。

それは

アトピー性皮膚炎の子の受験は大変

ということ。

 

実際に親しい人の話を聞いたこともありますし、患者さんからもたくさん見聞きしています。

ゆる受験が増えたといってもガチ受験している子も多いでしょうしね。

アトピー性皮膚炎のかゆみってかなり厄介なんですよね。

集中力を阻害してしまいますし、睡眠時間その他の時間も阻害されます。

また薬を塗る時間というハードルも課されてしまいます。

 

以前より治療をどうすべきか考えていたのですが、新薬の登場で一気に状況が

変わる可能性が出てきました。

内服JAK阻害薬です。

現在12歳から内服可能ですので、誕生日が過ぎた受験生にも使用可能です。

いくつか事前に検査が必要であり、内服処方開始までに少し時間がかかりますが、

内服開始すれば1日2日でかゆみは一気に改善します。

湿疹も当然良くなっていきますので、本人のストレスもきっと減るでしょうね。

集中力も増す可能性が高いですし、塗すぐりも減らせる可能性があります。

 

こうやって考えてみると今の時期には非常に良い薬のように見えますね。

お値段はどうしてもそれなりに掛かってしまいますが、保険診療ですので、

小児医療券も使用可能です。

また期間限定で初めてやめることも可能ですので、春までは頑張るという

使用方法もあるでしょう。

 

結構症状の強いアトピー性皮膚炎持ちの子で受験を考えている子については

少し考え見てもいいかもしれませんね。

もちろん中学受験だけではなく、高校受験、大学受験、就職活動いずれも

使ってみる価値はあるかもしれませんよ?

ぜひご検討ください。

 

乾燥の季節がやってきました

冬です!寒いです!

ただ皮膚科に取っては寒さよりも乾燥のほうが問題になるのです。

 

最近皮膚の乾燥の悪化が目立って来ました。

カサカサの悪化。それに伴い湿疹の悪化。

いずれも起こっている状況です。

 

皆さん、加湿器の準備はよろしいでしょうか?

保湿剤の準備もよろしいでしょうか?

ただ、痒くなってくると保湿剤だけでは症状を抑えることができません。

しっかりと薬を使ってかゆみを抑えていく必要がありますからね。

 

この冬も頑張ってスキンケアして保湿して乗り越えていきましょう!

そろそろ加湿器の準備しませんか?

秋も深くなってきました。
気温もじわじわと下がってきました。
今回はそんな秋の準備のお話です。

日中の湿度を確認すると、連日50%を割るのが当たり前になってきました。
夜間の湿度もじわじわと下がってきています。

またエアコンの稼働時間も徐々に伸びてきたと思います。

そうなってくると問題になるのは室内の湿度。
だいぶ下がってきているはずです。

そうです、そろそろ加湿器の出番がやってきたのです。

そろそろ日中の居室、夜間の寝室の加湿器を動かしていく必要が出てきましたね。

乾燥肌対策にも加湿器、準備しましょうね。

手荒れがとにかく悪化しています(2020年2月)

消毒回数、手洗い回数が明らかに増えたからでしょうね。きっと。

 

当院でも手荒れの患者さんの数は明らかに増加傾向が見られます。

少なくとも子どもたちについては例年よりもとにかく多い印象を受けます。

 

まあ、COVID対策としての手指消毒や手洗いの回数の増加があるので、

やむを得ない面もあるのですが。

 

ひりひり感くらいまでの自覚症状であれば市販の保湿剤で対応は可能です。

しかし、かゆみが出現する場合、ひっかき動作が出ているような場合は

保湿剤ではもう対応不可能です。

ステロイドを塗り始めたほうが治りは早いので、

早めに皮膚科受診したほうが良いかと思います。

 

とにかく今は感染症の予防をしっかりと行うこと。

その上でその予防による影響を最小限に食い止めていくことが必要です。

早めに対応を始めるようにしてください。

 

今回は手荒れのお話でした。

具体的な対策のお話を確認したい場合はこちらから確認ください。