わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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飲み薬を飲む人は全員必ず血液検査をしましょうね。

皮膚科なので、塗り薬がほとんどです。

飲み薬を出すことはあまり有りません。

他の皮膚科医よりも少ないかな?

 

また今年も薬の副作用のニュースが出てきました。

高血圧の薬を飲んでいる人に副作用が出現し、

なくなった人も出たとのこと。

 

まず最初に大切な事を一点

飲み薬で副作用が出るリスクは、どんな薬でも、誰にでもあります。

次に大事なこと一点。

副作用によっては頻度は少ないですが、命に関わります。

最後にもう一点だけ。

副作用はいつどのような形で出るかは誰にもわかりません。

 

 

この3点。処方する側としては忘れたことは有りません。

できれば、飲む人も必ず知っていてほしいことなのです。

 

どんな薬でも自分の体に存在しない化学物質が入っている以上、

その成分に対して異常な生体反応を起こす可能性はあります。

 

そしてその反応は時に激烈になることがあるのです。

今回の記事にある、横紋筋融解症や腎不全などということもありますし、

スティーブンス・ジョンソン症候群など、皮膚にも重症の副作用が起こりえます。

時には皮膚症状から生命が脅かされることも有るのです。

 

なので、薬を飲まなくても済む環境であれば、

薬は飲まないに越したことは有りません。

 

薬は飲むものでは有りません。

リスクとメリットを天秤にかけて、飲むかどうか考えるものなのです。

 

後一点だけ、マスコミにお願いです。

メッセージ性が高く、話題になるからでしょうが、

死亡者が出たことをセンセーショナルに記事にするのではなく、

なぜそのようなことになるののメカニズムについてきちんと検証して

記事にしてもらいたいですね。

そのうえで、薬をのむという行為に対するスタンスを考えて欲しいのです。

一医療従事者からのお願いです。

 

 

 

子どもの虐待は見抜けるのか?

今年も年始から悲しいニュースを目にしました。

3歳の女の子がやけどを含む全身に傷を負い、なくなったというお話です。

非常に悲しく、残念なお話です。

なぜこのような自体になったのかはこれからのお話ですが、

早く虐待を見ぬくことも大切なことでしょう。

 

皮膚科を長年やっていると、虐待を確認して欲しいという連絡を受けることがあります。

入院している患者さんの傷を見て、虐待かどうかを確認して欲しいとのことですが、

これは非常にむずかしい判断を強いられます。

主にヤケドが話題になりますが、「虐待」と確信をもって連絡出来たことは未だに有りません。

 

なぜか?

症状だけで見ぬくのは難しいのです。

ヤケドや外傷の症状から解ることは、こういう傷が出来た。ということだけ。

なぜこうなったのか?についてはわかりません。

明らかに特徴的な状況があれば分かりますが、そんなことは有りません。

(いやらしい話ですが、虐待を行う側は目立たないように傷をつけるからです)

自分で熱いものを触ったのか、親に押し付けられたものか?

難しいのです。

 

これが意識不明の子の傷だけを見せられて判断することは非常に難しい。

虐待の判断を行うのは傷だけを見ているのでは無いからです。

本人に話を伺う際の本人の様子や状況。

親や周囲に話を確認する際の様子や状況。

むしろ、病気以外の部分を総合的に判断し、病気の裏に隠れているものが無いかどうかを

確認する必要があります。

 

となると、虐待の判断を医療機関「だけ」で行うには限界があることがよく分かります。

むしろ近所の方の方が重要な情報を持っていることもちらほら・・・

当然そのような人からは医師は情報を聞き出すことができません。

そうすると、大切になってくるのは児童相談所や警察などの、

周囲から情報を聞き出すことが出来る機関の存在が重要になり、

その情報を確認しながら虐待かの判断を行わなければいけません。

 

社会が見つけ、病院でケアをしてあげる。

虐待の対応には社会全体で当たる必要があるのでしょう。

 

 

 

最後に一点だけ、最近のニュースで気になったこと。

児童相談所の人も、その子、その家族だけではなく、

その周囲の人や警察にも情報を当たるべき何でしょうねえ。

情報の共有について考えさせられます。

今更レゴにハマってみる

レゴ デュプロ ミッキーとミニーのバースデーパレード 10597

レゴ スター・ウォーズ ビルダブルフィギュア ダース・ベイダー 75111

ブロックラボ アンパンマン たのしいのりものバケツ(ワールドブロックシリーズ)

 

レゴに目覚めました(^o^)

1歳半になった下の子が、最近レゴが大好きです。

最初は、赤と黄色がトレードカラーの例の丸顔のアイツ(笑)のブロックがスタートでした。
いわゆる食玩と呼ばれる、お菓子つきのオモチャですが、昨今はオモチャがメインとなり、お菓子は申し訳程度についているものの方が多いようです。

その食玩を、移動時の時間つぶしに購入したのですが、コレに大ハマり。
とはいえ、まだハズすことしかできず、バラバラにしては『やって〜!』と持ってきます。
1回2回ならともかく、10回を超えてくると、まあ面倒臭い・・

ならば、自分ではめられるかしらんと、帰宅後に上の子がほとんど使わなかったレゴを出してみると、目を輝かせて飛びつきました。

でも、やっぱりハズすのみ。

お母さん、調べましたよ。

そうしたら、結構レゴにハマっているパパママがいらっしゃるんですね〜。
その中で、もともと自分がレゴ好きで、娘さんをレゴ好きになるよう、工夫して与えておられる方のブログを発見。

レゴ(この場合は、1〜3歳向けのデュプロです)の、ポッチ4つのブロックをはめるのは、小さな子供にはとても難しいことで、まずはポッチ1つのものをはめることからスタートすると良いとのこと。

紹介されていたのが、お花のブロック。

これは我が家のレゴには入っておらず、急いで探しました。

そしてつかみやすい形状のもの、楽しいものが、レゴ初心者には良さそうだったので、お手頃価格のレゴデュプロ ボートあそびセットと、アイスクリームあそびセットの2つを購入しました。

アイスクリームのクリームブロックが、手のサイズにちょうど良かったようで、握りしめて遊んでいました。

ボートは、本当に水に浮くので、お風呂で遊んで大興奮。

また、別購入したお花のブロックは、数日で見事にはめられるようになりました。

意外だったのが、柵のブロックを基礎板にはめることにハマったこと。
これは2カ所はめないといけないのですが、子供には楽しかったようで、やっとこはめては、『ヤッタ〜!』と叫んでおりました。

つられて、上の子も参加。
対象年齢の時には興味がなかったのですが、今頃楽しさに目覚めました。

これから、だんだんレゴの世界が広がっていくんでしょうね。

ちなみに、後に追加して買ったミッキーとミニーのバースデーパレードもオススメです。

国家議員が育休を取るということ3:やってみなはれ

さて、先日から2回に渡ってお話をしてきた、このお話も今回で最後です。

今回は「国会議員」のお話です。

 

ニュースのコメントを見ていると、「国会議員だから」認められない。

というお話も耳にしました。

そうなの?

 

まあ、国会議員のシステムに育休が無いからというのであればまだ話はわかります。

でも、これはシステムを作ればいいんですからね。

今回のケースは無理だったとしても今後システムを整備し、利用できるようにすれば良いのですから。

 

でも、気になったのは「一般の会社員なら大丈夫だけど、国会議員はダメ」という論調です。

これは非常に危ういと考えます。

理由は2つあります。

 

まず一つ目。誰かが休むと困るシステムであること自体が迷惑だということ。

国会議員は衆参あわせて700人はいるかと思います。

その中の一人が休んだだけで回らなくなるシステムは問題含みでは無いでしょうか?

そもそも民主主義というものは権力を分散し、相互監視させることが肝のシステムです。

誰か一人が欠けることで回らなくなるシステムであれば、

間違っているのはむしろシステムの方を考えなければいけません。

もちろん迷惑をかけるのは良くないので、その部分は考えるべきですが、

 

もう一つ、国会議員であるからには様々な経験をしてもらうべき。

と私は考えているのですが、いかがでしょうか?

人間、話を聞くよりも本を読むよりも経験することでより多くの知見を得ることができます。

ですので、是非国会議員の方にも育休をとってもらいたい。

そして、子育てや家事を行うことでいろいろな事を感じてもらいたい。

システムの問題や不備を見つけたらそれこそ国会で論議して欲しい。

そして、より問題のないシステムを作れるような法律を制定して欲しい。

と思うのは私だけでしょうか?

 

それを、国会議員だからダメというのもなんだか、視野の狭い議論の様に見えてしまいます。

 

いろいろと難しい問題ですが、私なりの考え方を書いてみました。

疑問や反論なども受け付けます。

コメントをかいていただければ有り難いです。

国家議員が育休を取るということ2:出産直後にパパさんができること

昨日のお話の続きです。

 

では、パパさんは育休を取れるのであれば、どうすれば良いのでしょうか?

 

おっぱいを上げるのは不可能。でも、ミルクを作ることはできますよね。

泣いている原因を探すのはママさんより下手かもしれません。

でも、オムツの中身を確認することなら出来るでしょう。

ママさんが外出するときの数十分を、赤ちゃんと一緒に

皿洗いだって、ゴミ出しだって、出来るはずです。

一人暮らしをしたことがあれば、それなりにご飯を作ることが出来るでしょうし、

洗濯を行い、それを干すことも可能ですよね。

 

実はママさんが望んでいることはこういうことです。

まずはパパさんは自分のことは自分でやる。

それが最低レベルです。

次いで、余裕があれば家事手伝いと

赤ちゃんのお世話を出来る範囲でしてあげること。

これができれば十分です。

それだけでもママさんの負担は随分軽減されるのです。

 

また、もう一点。ママが忘れているパパさんにやってほしいこと。

それは、ママさんのケアです。

ママさんは多くの場合、いっぱいいっぱいになっています。

赤ちゃんの虐待をしているお母さんの話がマスコミから聞こえてきますが、

多くは余裕をなくした状態で事件が起こっています。

ママさんの愚痴を聞いてあげたり、話をするだけでも追いつめられた感じが大分

減ってくれるのです。

 

パパの仕事は出来ることを自分で行うところから始まります。

そうやって考えると、やることはたくさんありますよね。

もちろん仕事をしながらでも対処できる人もいるかと思いますが、

家事にしても育児にしてもやればやるだけ、仕事が出てくるものです。

なので、しっかりと時間を取ってお世話してあげるのに越したことは有りません。

パパさんが育休をお世話できるのであれば、当然そうしてあげたほうが良いでしょう。

 

 

最後に1点。パパさんにはメリットは無いのでしょうか?

いいえ、そんなことは有りません。

赤ちゃんを育てること。家事をすること。

それはいままで全く行わなかったことです。

言ってみれば経験ゼロ。レベルゼロから始まることです。

ゼロから赤ちゃんを育てること。

そして、パパという、今までとは全く異なる視点から社会を見ることは

大きな気づきをもたらしてくれるでしょう。

直接仕事に結びつかないこともあるかと思います。

でも、その経験はきっと役に立つのでは無いかと思います。

 

パパさんの育休については積極的にとってもいいのでは無いでしょうか。

ウチの場合、もう開業していたので、できませんでした。

非常に残念ですが。