わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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1ヶ月以内の海外渡航をされた方は受付で申告ください

 

ということで、1ヶ月以内に海外渡航をされた方は、受付にて申告をお願いします。

 

なぜかと言うと、麻疹が海外から輸入されているんですよねえ。

今年の日本国内のはしかの患者さんはかなり増えています。

コロナ後最高になりそうな勢いですね。

 

特にベトナムが多く、ついでタイ、フィリピンなど。

ベトナムではここ数年麻疹の予防接種率は伸びていない状況です。

どうしても集団免疫に足りない量です。

そのために発生数が多く出てきているんですね。

 

そして麻疹の性質が拡大を食い止めにくくしています。

麻疹は最初に発熱だけの時期があります。

その段階ですでに周りにウイルスをばら撒く状況になっております。

そのためにその段階で見つけたいけど、臨床症状だけでは決め手にかけることもあります。

その場合に判断基準になるのは海外渡航の有無。

麻疹は潜伏期はだいたい1-2週間とされていますので、

そこでもらった可能性が高ければ麻疹と診断しやすくなるのです。

 

というわけで、最近流行しつつある麻疹を食い止めるのに重要な情報が

海外渡航の有無

なんですよね。

 

お手数をおかけして恐縮ですが、海外渡航1ヶ月以内の方はその旨を受付スタッフにお申し出ください。

よろしくお願いします。

【お知らせ】2025年度の舌下免疫療法の開始時期について



2025年舌下免疫療法の開始時期について

スギのみの方は5月7日から
ヒノキのある方は6月2日から
となります

また現在シダキュア2000の出荷調整が続いているために、現時点での開始可能人数には制限があります。
先着順の導入となりますのでご注意ください

【ニュース解説】吉祥寺から病院が消えた…

元記事はこちら

https://toyokeizai.net/articles/-/855404 (一部有料)
https://dot.asahi.com/articles/-/251740
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240930/1000109558.html

 

2024年、吉祥寺南病院が突如として閉院しました。
2025年には森本病院も閉院し、吉祥寺から病院が1軒もなくなる事態となりました。

吉祥寺の病院で何が起きているのか?
どのような問題が生じ、今後発生しうるのか?
今後どのような形で地域医療が作られていくのか?
簡単に解説しました。

本件についての質問・相談についてはマシュマロからどうぞ。
https://marshmallow-qa.com/b6dx6esl6jou27p?t=Uu6lG7&utm_medium=url_text&utm_source=promotion

しもやけへのスキンケアはどうすればいいの?

しもやけへのスキンケアはどうすればいいの?

 

 

 

ということで今回もしもやけの話を続けていきましょう。

しもやけの発生を予防するためのスキンケアのお話です。

 

しもやけのスキンケアの基本は?

大きく分けて2点あります。

・濡らさないこと

・冷やさないこと

ですね。これが基本になります。

あとはどのようにしてその目的を達成するかです

 

濡らさないこと

まず大事なのは濡らさないことです。

塗れると濡れないとではしもやけのでき方は大きく変わるように思えます。

対応は簡単で防水すること。これにつきます。

蒸れることで汗をかいてしまい、濡れることというのはなくはないのですが、

頻度は少ないです。

なので、しっかりと防水して濡らさないことが大事になります。

・替えの靴下を用意すること

・濡れない靴を準備すること

がよい対応となるでしょう。

足が濡れるのは靴下が濡れるから。靴が濡れるからというわけですね。

 

靴下はシンプルに交換できる準備をすることで対応できます。

学校に、職場に替えを一つもっていきましょう。それだけでリスクは大幅に減らせます。

 

濡れない靴を用意することも大事です。

長靴でも十分ですが、防寒性の高いものを準備してもよいでしょう。

防寒性が高くても耐水性が低いものだとしもやけになってしまうのが難しいところですが…

 

そこで活躍するのはスノートレーナー、通称スノトレです。

簡単に言うと雪国用のスニーカーですね。

一般のスニーカーよりも防寒性、耐水性に優れたものになります。

東京ではほとんど見かけませんが、雪国では普通に売っています。

こういうの。

https://amzn.to/4hYjots

東京でもしもやけ予防に売ってくれればいいんですけどねえ…

 

 

冷やさないこと

もう一つのポイントは冷やさないこと。

しっかりと保温することも大事です。

 

足元の保温については専門家がたくさんいるのでそちらにお任せしたほうがよさそうです。

その専門家はだれかというと、

山屋さんですね。

吉祥寺だと石井スポーツ、モンベルなどの登山用品を扱っているお店がたくさんあります。

そこには足の保温グッズが多く展示されていますので、そちらを確認したり、

店員さんに聞いてみてもいいかと思います。

あとはビクトリア、アルペンなどのスキー用品屋さんも同様ですね。

どちらのお店にも足元保温グッズがたくさんありますので、

確認していただくとよいのではないでしょうか?

最近はモバイルバッテリーを電熱線につないで保温するような機材もありますから、

いろいろと聞いてみてください。

 

あとはドラッグストアで足元用のホッカイロを用意しても良いでしょう。

ただ気を付けてほしいのは低温やけどです。

熱くなりすぎないように、必ず靴の中用の製品を購入してくださいね。

 

 

この二点、濡らさない・冷やさないというのは予防のスキンケアでは大切なポイントとなります。

しっかりと予防していくことは大事なのです。

 

しもやけ雨にご注意を

しもやけ雨にご注意を

 

寒くなってきましたねえ。今日は雨のようですね。

ということで今回はしもやけのお話です。

 

しもやけ、外来で冬に目にする皮膚の病気ですが、患者さんが始めてくるには条件があるようです。

それは寒いこと、雨が降っていること。もしくは過去にそうであったことです。

 

しもやけの原因については完全にはわかっていないのですが、いくつかの条件が知られています。

まずは年齢。

小さい子はしもやけになりやすいです。逆に大人になると出にくくなります。

次に体質。

家族特に親がしもやけ持ちだと、しもやけになりやすいことが知られています。

最後に病気。

特に神経の病気、血管の病気ですね。

特に糖尿病の方はできやすい印象があります。

また血管に問題があり、循環が悪い方にもできやすい印象があります。

まずこのような要因があります。

 

そして気象条件。

病気を持っているかたは10度以下

子供は5度以下で出てくるという印象を持っています。

あとは雨の日がハイリスクですね。

 

この体質と気象条件が重なることにより、しもやけが発生するのです。

 

ですので、今日のような寒い日でそして雨が降っていると要注意ということになるのです。

 

今年の冬のしもやけシーズンが始まりました。

しっかりと予防していきましょう!