わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

海外旅行

1ヶ月以内の海外渡航をされた方は受付で申告ください

 

ということで、1ヶ月以内に海外渡航をされた方は、受付にて申告をお願いします。

 

なぜかと言うと、麻疹が海外から輸入されているんですよねえ。

今年の日本国内のはしかの患者さんはかなり増えています。

コロナ後最高になりそうな勢いですね。

 

特にベトナムが多く、ついでタイ、フィリピンなど。

ベトナムではここ数年麻疹の予防接種率は伸びていない状況です。

どうしても集団免疫に足りない量です。

そのために発生数が多く出てきているんですね。

 

そして麻疹の性質が拡大を食い止めにくくしています。

麻疹は最初に発熱だけの時期があります。

その段階ですでに周りにウイルスをばら撒く状況になっております。

そのためにその段階で見つけたいけど、臨床症状だけでは決め手にかけることもあります。

その場合に判断基準になるのは海外渡航の有無。

麻疹は潜伏期はだいたい1-2週間とされていますので、

そこでもらった可能性が高ければ麻疹と診断しやすくなるのです。

 

というわけで、最近流行しつつある麻疹を食い止めるのに重要な情報が

海外渡航の有無

なんですよね。

 

お手数をおかけして恐縮ですが、海外渡航1ヶ月以内の方はその旨を受付スタッフにお申し出ください。

よろしくお願いします。

デュピクセントの飛行機内持ち込みには書類が必要です

デュピクセントの治療歴も長くなってきた患者さんの中には

旅行や出張などでデュピクセントを飛行機内に持ち込む必要が

出てくることもあります。

今回はそんなお話です。

 

まず、デュピクセントの飛行機内持ち込みそのものについて。

これは一定の条件をクリアすれば問題ありません。

そして、手持ちで持ち込みを行う形になります。持ち込み手荷物というものですね。

預け入れは基本的には禁止となります。

(航空会社に指示された場合はその限りではありません)

というのも、預け入れ荷物は基本的に与圧はされません。

高度数千メートルの中、与圧も暖房もされませんので低温にさらされます。

そのために薬の成分が変質してしまう可能性、

注射器が凍結してしまい正常に稼働しない可能性。

が出てきます。

したがって必ず持ち込み手荷物としての取り扱いが必要になるわけです。

 

もう一つは航空会社の許可について。

こちらは書類をしっかりと用意する必要があります。

サノフィさんのWebに、海外渡航国内旅行用にそれぞれ書類がありますので、

そちらをダウンロードし、必要事項を医療機関にて記載して貰う必要があります。

これがないと空港で飛行機に乗るか、薬を破棄するかの難しい二択を迫られる可能性が

ありますので、要注意です。

 

また、医療機関に持参しても外来の混雑状況によっては即日に書類が用意できない

可能性がありますので、ご注意ください。

 

旅行に行く前には必ず。できれば、決定したらすぐに医療機関に相談してください。

薬の心配をせずにゆったりと旅行を楽しみたいところですね。