わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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湿度

親の唇が乾くとき、子供の皮膚は乾燥が始まっています。

今年も乾燥の季節が始まりました!

 

例年同じ様なお話となって申し訳ないのですが、

乾燥肌の季節が始まりました。

 

湿度の目安などありますが、最もわかりやすいのは

親の生活・習慣に関わるものであろうと思います。

 

特にこの季節、乾燥の目安となるのは親の唇の乾燥です。

当然冬場は乾燥するという方も多いかと思われますが、

なぜ最初に唇が皮膚よりも早く乾燥するのでしょうか?

それは唇の皮膚が普通の皮膚に比べて弱いからなのです。

弱さで言えば皮膚の表面の中でも最も弱いレベル。

だから最初の最初に乾燥症状が出るのです。

 

で、今までの診察の経験から、大人の唇の乾燥具合が、

どうも子供の皮膚全体の乾燥具合を図る良い目安となっているようです。

 

大人の唇がかわくとき、子供のお肌もまた乾燥している。

 

ということなので、しっかりと保湿剤を開始するようにしてくださいね。

 

というお話でした。

季節ボーナスがなくなる日(2019年9月)

季節ボーナス?何じゃそりゃという方もいるかと思います。

当院におけるそれは「湿度による湿疹の改善」のこととなります。

 

最近の外来で赤ちゃんや子どもたちを見ていて思うこと。

それは口の周りの乾燥が悪化してきたということです。

その理由として最も簡単なのが湿度が下がってきたことです。

これは季節的な理由なので仕方ないのですが、

秋になってきて、湿度が下がってきて、乾燥が悪化したことを

「季節ボーナスがなくなってきた」

と称しているんですね。

 

つまり、夏は湿度が高かったので、そのために湿疹の悪化は防げていました。

しかし、秋になり、湿度が徐々に下がってきたので、湿疹の悪化作用は徐々に薄れ、

乾燥するようになってきたのです。

 

ボーナスがなくなった。

皆さんドキッとしませんか?

でもまだ少しだけボーナスは残っているようです。

今のうちにしっかりと保湿の習慣を思い出していきましょう。

 

暖かくなるから乾燥するんだ(2018年3月)

春になりました。徐々に暖かくなってきましたね。

もう冬もおしまいです。

でも、冬もおしまいなのに乾燥肌になってきた子がたくさんいます。

何故でしょうか?

 

理由ですが、科学の問題を応用することでよく理解できるかと思います。

まず大前提として皮膚の乾燥度合いは湿度に依存することがあります。

はっきりとしたデータはありませんが、季節や環境からは十分に予想されることです。

 

では湿度はどのように計算されるのか?思い出してみましょう。

湿度=(現在の空気中の水分量)/(その気温の飽和水蒸気量)×100

で出しましたよね。

覚えています?

 

そして空気中の飽和水蒸気量は気温によって決まります。

一般的に気温が上がるほど飽和水蒸気量が上がりますよね。

気温0度で4.8g

気温5度で6.8g

気温10度で9.4g

気温15度で12.8gです。

 

さて、いくつか例を出しましょう。

気温5度、湿度50%の空気が温まり、気温15度になりました。

湿度はいくら?

まず空気内の水分量を確認すると、

6.8g×0.5で3.4g

それが気温15度になるので、

3.4g÷12.8gなので、湿度は26.6%まで下がることになります。

これだけ湿度が下がると皮膚も乾燥しますよね。

 

次に雨の日の例を見てみましょう。

気温10度、湿度80%の雨の日の夜に気温が5度まで下がりました。

翌日気温が15度になりました。

文章だけ読むと結構湿度は高そうに見えますが・・・

問題は気温が下がったときです。

最初の水分量は

9.4g×0.8で7.5gです。結構ありますね。

しかし気温が0度に下がると、飽和水蒸気量以上の水分は結露してしまいます。

結果水分量は4.8gまで減少します。

その空気が15度まで上がるので、

4.8g÷12.8ですから37.5%になります。

つまり、雨が降っても夜に気温が下がってしまう以上、

翌日の湿度は全然上がらないんですね。

 

実際はもう少し複雑ですが、このように寒暖差の激しい時期には

気温が上がることが逆に湿度を下げることにつながるので、結果として逆に皮膚の乾燥を

もたらすことになります。

 

いや、でも実際に計算してみると、想像以上のインパクトですね。

確かに乾燥しますよ。これでは。

 

皮膚の乾燥が取れるのはまだ当分先の用です。残念。

 

今年は「秋」が早くやってきた(2017年9月)

早いもので、もう9月です。

秋がやってきました。

というにはいつも早い時期ではあるのですが、今年はまさにその状態です。

というのも、寒い。

だけではありません。

乾燥もかなり強く出ている印象です。

 

湿度は気象予報であまり目にすることはないかもしれません。

しかし皮膚科医としての目は気温よりもむしろ湿度に注目が行くのです。

 

現在の湿度はどのくらいか?

これからどのように変化していくのか?

を見ながら処方を行っています。

 

赤ちゃんや小さな子のお肌は非常に敏感なものです。

だから、周辺環境にも大きく依存するものなのです。

そのため、湿度の低下により皮膚の乾燥が一気に進み、

結果として湿疹の悪化をきたすことも多いのです。

 

印象ですが、その境目は湿度55%程度。

その目で見ると・・・

今年はすでに日中にはその湿度を下回る日が出ています。

最近過ごしやすくなったわけですね。

(湿度は気温の不快感に強く影響しますから)

 

診察をしていても、子供たちのお肌は少しずつ乾燥を増しているように見えます。

例年は9月下旬くらいからその兆候が見えるのですが、

今年はいつにもましてその傾向が強く現れているようです。

 

そろそろ、冬の支度を始めたほうがいいですよ。

保湿剤もあまりきちんと塗っていなかった人は、

しっかりと塗るようにしたほうが良さそうですね。

除湿暖房という選択肢

実はこの天気の時のエアコンの使い方が難しかったりするんですよね。

 

気温は20度以下。しかし、雨が降っていてジメジメしている。

そんな天気な今日このごろです。

まあ、梅雨の前半戦では往々にして存在する気象条件ですよね。

 

エアコン、どうしましょ。

となるのも当然です。

特に湿度のコントロールが重要です。

結構、こんな天気からとびひが出てくるんですよね。

 

そういうときにはどうするか。

まずは除湿。そして体感温度が下がるので加温。

本当は除湿暖房ができるのが一番いいんですけどね。

空気中の水分を取るだけの除湿機が一番良かったんですが、そうそう転がっていませんからね。

 

除湿して、気温を上げる。

もしくは一枚着込む。

この時期にはそのように対応してあげたほうが良いでしょうね。

 

 

暖かくなるからアトピーが悪くなる?

春です。随分日も高くなり、温度も上がってきました。

そして、湿疹も悪くなった子も沢山来院されます。

春の季節の変わり目には湿疹が悪くなる。

とよく言われますが、どうしてでしょうか?

 

印象論には成るのですが、どうも温度は関係しているようです。

というのも、気温が一気に上がると、その後しばらくしてから受診する患者さんが増えるのです。

でも、夏の用に温度が上がり汗をかいて悪くしているわけではない。

となると、むしろ温度により変化する何かが悪さをしているように見えます。

 

温度により変化し、乾燥に影響するものといえば、湿度です。

考えてみると、湿度とは温度により、影響を受ける数値です。

気温により変化する飽和水蒸気量に対する、現在の水蒸気量を以って湿度の計算をするわけですから。

つまり、晴れた、水蒸気量そのものが変わらない空気の温度が上がると、

逆に湿度が下がるという状況になるのです。

そのために湿度の下がった空気の影響をうけて皮膚の乾燥も悪くなる。

という考えが成立するのです。

 

暖かくなったら乾燥に注意。

なんとなく違和感を感じますが、それもまた事実です。

まだ、加湿器をしまい込むのは早いかもしれませんよ・・・

 

乾燥肌が出てきました。

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今年は夏が短かったですね。

というお話です。

 

今年の8月下旬から9月にかけての気象は例年とだいぶ異なりました。

日照時間の低下、気温の低下、降水量の増加など、例年の9月から10月の

天気が前倒しされて現れていれうようにも見えます。

その影響もあるのでしょう。秋の乾燥肌の子がチラホラと出てきました。

 

例年であれば秋の乾燥肌が出てくるのは秋分から体育の日の当たり、

おおよそ9月下旬から10月上旬あたりでした。

しかし、今年は9月上旬です。

 

この違いはどこから来たのか?

一つは気温でしょう。明らかに下がっています。

もう一つは湿度です。

晴れた日の日中の湿度が50%を割る日が出てきています。

どうも、この条件が秋の乾燥肌が出てくる要因になっているようです。

 

ということで、今年の秋の乾燥は早い。という訳です。

さあ、みなさん冬の支度を早めにしていきましょう。

今年の冬はどのような天気になるでしょうか・・・

雨が降ったらとびひが増える?

雨がふると、気温が下がるために、とびひは減りそうなんですが、

実は逆にとびひがの患者さんが増えることがよくあります。

 

原因は湿度です。

湿度が上がることで、細菌の増殖が早くなってとびひになるのか?

とおもいきや、どうも、そうではなく、

むしろ、湿度がきっかけとなってとびひを作っているようです。

多湿の環境で汗をかいてしまい、その汗を通してとびひが

拡大しているようですね。

 

なので、雨の日は湿度を上げないように

エアコンをつかって除湿をしっかりとしてみてくださいね。

 

いろいろな指数がありますが・・・

天気予報のページを見ると、沢山の指標が有ります。

その中でも皮膚に関係するものといえば、どのような物があるのでしょう・・・

とおもって、調べてみたらいろいろ有りますね。

 

うるおい指数(リンク

肌荒れ指数(リンク

 

あとはこんなものも有りますね。

洗濯指数(リンク

 

まあ、探せばいろいろ出てきます。

いい参考になりますね。

 

でも、一つ気になることがあります・・・

それって、どのような定義で、どうやって算定しているの?

 

気になって調べてみましたが、全く情報は出てきていません。

どうも、部外秘なようですね。

 

乾燥といっても様々です。

室内の?屋外の?

エアコンは付いている状態?ついていない状態?

など、疑問点が沢山出てきますが、どうも誰も教えてはくれなさそうです。

知りたいのならば、日本気象協会に入れというのでしょう。きっと。

 

まあ、あくまでも参考にして下さいね。というくらいに考えれば良いのでしょうか。

 

自分で計算したいなー。と思っている人もいるかと思いますが、

ちょうど良い計算式を見つけました。

面倒臭いのですが、昔行った、湿度の計算を思い出してみてはいかがでしょうか?

 

外気温度の飽和水蒸気量×湿度=外気水蒸気量

外気水蒸気量/17=X

 

ここで求められるXとは、「エアコンを使って室温を約20度に上げた時の室内の湿度」となります。

目安は50。50を割っている時には空気が乾燥しているという指標になります。

(室温25度にしたいときには17→23にして計算してくださいね)

 

飽和水蒸気量?分からーん。という人は下のリンクを参考にして下さい。

リンク

 

以上、今回は簡単な乾燥指数の求め方でした。