わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ

フェイラー 新作入荷しました

当院では、赤ちゃんのお肌に優しいタオルとして、フェイラーをおすすめしております。

 

フェイラーは、以前は値段の高いオバちゃんぽい花柄のタオル、というイメージが強かったのですが、

ララルカという可愛いシリーズの他、ラブラリーというカワイイもの大好き女子が飛びつくようなデザインのシリーズも新たに展開しています。

 

このラブラリー、どれも可愛いのですが、時々大ヒットを打ちます。

少し前には、ツンツンバンビーノという、なんとも可愛いバンビちゃんの柄を出しました。

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もちろんあっという間に完売。

追加で入荷したのですが、またもや即完売。

当院には一枚入荷してあったのですが、やはりあっという間に患者様にお買い上げいただきました。

 

そして、つい先日またヒットの予感。

サムシングブルーという、ブルーの宝石柄が登場。ラメ糸入りのキラキラタイプです。

これは!と思いすぐに入荷の手配をしたところ、オンラインショップでは数日で完売しました。

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現在、クリニックには1枚のみ在庫がございますので、気になった方はお早めのご購入をおすすめいたします。

 

また、恒例となりましたチェスティとのコラボハンカチも、1枚のみございますので、ご来院の際にはぜひご覧くださいませ。

 

ツンツンバンビーノは、新宿のラブラリーに確認したところ、6月に入荷予定とのことでしたので、再入荷しましたらまたクリニックに置きたいと思っております。

ピンクリボン

 

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皆さんは、ピンクリボン運動をご存知でしょうか。

ピンクリボンとは、乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボルです。「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから1980年代にアメリカで発祥し、2000年ごろから日本でも盛んになってきました。

10月1日に、東京タワーやレインボーブリッジ、表参道ヒルズ、名古屋城、などをピンク色にライトアップすることが有名ですね。

その10月1日に、たまたま立ち寄ったショッピングモールで、ピンクリボンキャンペーンが行われておりました。

検診って、大切なことは分かっていても、日常の忙しさにまぎれ、ついつい後回しに・・
特に専業主婦になってしまうと、職場のような検診の時期も無く、費用もかかりますのでハードルがあがりがちです。

ですが、ガン年齢にさしかかり、人ごとではなくなってきました。

コレを機に、2年ぶりの乳がん検診、子宮がん検診を予約しようと思います。

キャンペーンで行われていたアンケートに答えたら、ピンクリボンバッジを頂きました。

まだ病院で仕事をしていたころ、ピンクリボン事務局から購入した時は、普通のピンクリボンのピンバッジでしたが、
今回頂いた物は、ラインストーン入りでした。

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こんな感じで頂きました。

そして一番ビックリしたのが、ピンクリボンアドバイザーなるものが出来たこと。

主催はNPO法人乳房健康研究会、協賛がワコール、アートネイチャー、中外製薬 という顔ぶれで、
この12月に第一回の認定試験が行われるようです。

認定試験なので、資格云々という意味では微妙ですが、
自分の体を守る意味で、最低限の知識を身につけるには、よい機会かもしれません。

ヒルドイドを顔に塗ることは本当に良いことなのか?

前回の記事に引き続き、ヒルドイドのお話です。

 

実は当院では顔面の保湿剤としてはヒルドイドはほとんど使用していません。

特に当院を初めて受診される方には全く使うことは有りません。

「ほとんど」と書いたのは既に他の病院で処方されていて、

それを継続して処方した場合のみです。

まあ、よくなっている状況をあえて変にしたくはないですから。

 

というのも、ヒルドイドでの副作用を経験したことが有るからなのです。

副作用なのかな、本来の作用な気もしますが・・・

 

ヒルドイドに含まれているのはヘパリン類似物質です。

この成分により、皮膚に保湿作用を認めるのですね。

ただ、この成分、血行促進作用があるので、

赤ら顔になることが有るんですね。

特に赤ちゃんや小児に見られることがあります。

 

なので、そういう薬剤として使用をするように考えているんです。

だから、ヒルドイドは成人も含めて顔には使用しない。

というように考えています。

 

実際に大人の方に使用したらどうなるのか?

そこについては正直経験が少ないのでよくわからない。

としか言いようが有りません。

もともと小児専門の皮膚科医ですし、美容もあまり詳しくないですし、

処方しないと決めているので、処方した経験がないから、

まあ、よくはわかりません。

 

でもね。

問題が出うることを知っているから、処方はしないことにしているんです。

 

保湿剤だったとしても望まない作用が出現することが有るんですよ。

だから、当院ではヒルドイドを顔面に使用することは有りません。

ご了承下さいませ。

ヒルドイドの美容目的での使用についての記事が掲載されました。

雨の中、クリニックで仕事をしながらニュース記事を見ていたら、

あらま、こんな記事が掲載されているではありませんか。

 

ヒルドイドの違法な美容目的使用は推計「年間93億円」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171020-00146383-diamond-bus_all

 

皮膚科で一般的に保湿剤として使用されているヒルドイドソフトおよびヒルドイドローションの

美容目的での使用がかなり多く見られるというお話です。

 

実は既にこのお話は皮膚科領域では認識されていました。

だって、診察室でみんな言ってくるんですもの。

「美容液代わりにヒルドイドください」

って。

 

最初は

「あら、結構詳しい人もいるんですね」

と聞いていましたが(もちろん理由をお話して、処方はお断りしていますよ)

ですが、次第にどんどん人数が増えてきて、

ヒルドイドを顔に使いたいから処方してくれ。

とそのためだけに受診する人が来るに及び、

当院では結局通知を出すことにしました。

美容目的によるヒルドイドソフト/ヒルドイドローションの処方は行っておりません

いやあね、それで揉めた人がいるんですよ。

 

何でこんなことにと思って、Google先生に聞いてみました。

すると、ゴロゴロと検索結果が出て来るではありませんか。

 

それも美容系のブログやまとめ系サイトなど。

どんどん出てきます。

 

・・・いやあ、これはまずいでしょう。

と思ったら実際に記事が出てしまいました。

 

 

今回の問題は

・本来病気が無いのに処方できないはずの医薬品が美容目的のために処方されていること

ですね。

つまり、日本の保険のルールとして、病気がないのに薬を出すことはできないわけです。

なのに、そのルールを曲げて処方されている。

ということが問題になります。

 

でもね、その根底に有るものは

・美容に有効と謳って、医薬品を使っていることを喧伝し、自慢している人がいる

・そして、それをブログやまとめサイトで公開している。

ということも有るのではないかと思います。

 

私はあまり美容には詳しくないのですが、

世の中の美容にかける執念はものすごいものがあります。

宣伝とか広告とかもすごいですよね。

あれがいい。これが良いとか。

で、行き過ぎると、ルールとして使ってはいけないものを使ってみて、

それを世に広める人が出てくる。

ということになるわけです。

・・・なんか、昨年から苦しめられたWELQにも似ている気がしますが。

 

そして、その量があまりにも膨大であるために、それを抑えることができない。

そもそも、そのような不適切使用を薦めるようなブログをやめさせることが

出来るような法令などはありましたっけ?

また、純粋にその人手をどうするのかという問題もありますよね。

 

うーん。この問題についてどうしたら良いのかはわかりません。

考える時間もまだ無いので。

 

 

少なくとも1つ言えることは、ヒルドイドがこんなバカげた話で使えなくなるようであれば

これは非常に困るんだと言うことです。

どうしたら良いんだろう?

ヒルドイドソフト/ヒルドイドローションをヴィーガンに処方する前には相談しましょう

今日も昨日の話の続きのようなものです。

 

ヴィーガンという考え方があります。

ベジタリアン(菜食主義者ですね)を更に強調した考え方でして、

動物由来のものを一切使用しないように使用という考え方です。

毛皮もダメ。脂もダメ。

ときには化粧品もダメと言う人もいます。

 

そうです、ヒルドイドの成分がその部分に関わってくるんですね。

つまり、ダメ。

とは限らないのは難しいところなんですが、

ダメな人もいる。

(ゆるい人もいれば厳しい人もいるのです。詳しくはこちら。)

 

こちらは宗教では無いので、結構幅の有る考え方なのですが、

ダメな人はダメ。

 

なので、この人たちには逐一確認しながら処方を行う必要があります。

まあ、当人もわかっていますから、予め窓口でお話をしてくれると思うのですが。

してくれるといいな・・・

 

問題になる可能性があるのも確かなので、しっかりと確認をしてから処方したいところですね。

 

ヒルドイドソフト/ヒルドイドローションをイスラム教徒に使用してはいけない

今回は国際化のお話です。

特に保湿剤のお話ですね。

 

ヒルドイドソフトあるいはヒルドイドローションですが、

保湿剤としては非常にポピュラーな、良くみかけるお薬ですね。

実はこの薬はブタさん由来なんですね。

ブタアレルギーについてはまあ、問題ありませんので今回は置いておきますが、

ある意味それよりも深刻な問題です。

 

ムスリムのかた、イスラム教徒の方ですが、

使用してはいけません。

絶対に。

 

これは戒律によるものなので、合理的なものではありません。

使用することにより、直ちに影響が起きるようなものではありませんので、

そういった意味では問題ありません。

でも、彼らの心に大きな影響を及ぼす恐れがあります。

考え方なので、一律に話をすることはできないのですが、

当然避けられるものであれば避けたほうが良いものです。

彼らにとっては避けるべきものだからです。

 

なので医師としては処方はしないほうが良いものであったりします。

該当しそうな方にはあらかじめ確認したほうが良いと思います。

 

今回は注意してね。というお話でした。

 

ヒルドイドクリームが変わりました

現在何かと話題になっているヒルドイド。

ヒルドイドといえばピンクのヒルドイドソフトですが、

玄人の間でじわじわと人気が出ているのがクリームです。

・・・知らない?

 

そりゃあそうです。

保湿効果はあのヒルドイドソフトよりも高いのですが、

欠点が一つありました。

 

・・・それは、匂い。

独特の絵の具のような匂いがするんです。

 

なので、処方してもある程度の確率で使用しきれなくなる人がいるという欠点がありました。

 

しかし、しかーし!

なんと、その匂いのない新製品が投入されるようになったのです。

先月くらいからでしょうか?

匂いの無いヒルドイドのクリームが徐々に出始めてきました。

 

また、製品も少し変更有ります。

1本20gだったものが25gに、

チューブも金属っぽいものから樹脂製に変わりました。

なので、赤いヒルドイドが出てきたのです。

 

保湿効果は多分今までの製品とはあまり変わらないはず。

というか、変わるようであれば市場に出せませんから。

 

ということで、当院でも徐々にヒルドイドクリームは新型に切り替わります。

なお、現在旧型の在庫も(倉庫に有る限りとのことですが)残っているようですので、

「あの匂いがなきゃヤダ」という人はお早目に来院くださいませ。

ひなまつり

3日は、桃の節句でしたね。

我が家も定番ですが、ちらし寿司とハマグリのお吸い物、菜の花を用意しました。

我が家はお寿司大好きなので、今回はマグロやエビを散らした、バラちらしにしました。

チビさんは生魚はまだ怖いので、アナゴで代用し、彩りにカニカマをチラシました。

まあ、子供達の食べたこと食べたこと!上はマグロ大好きなので、ビックリするくらい食べ、ひし餅もあられも甘酒も入らなくなりましたf^_^;

下の子も、最近遊び食べがひどくなり、困っていたのですが、

『もいし!もいし!(おいしい、の意味のようです)』と叫びながら、モリモリ食べてくれました。

ところで、このちらし寿司、由来はなんだろう?と調べたら、あらビックリ、ちゃんとした由来はないようです。

ハマグリは、貝合わせでも知られるように、その貝殻は、対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから、仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められた縁起物です。

同じように菱餅やひなあられにも由来があるのですが、ちらし寿司には明確な由来は見つかりませんでした。

しいて挙げるなら、具に使う海老が腰がまがるまで長生きするように、レンコンが見通しがいいように、などといわれるようですが、あとのたまごや絹さや、桜でんぶなどは、彩りを華やかにということだけのようです。

人生40年、はじめて知った事実でした・・・f^_^;)

ひと夏に手足口病に2度かかる!?(2024年8月)

今日も手足口病のお話

 

診察をしていて気になっているのですが、7月の手足口病と今の手足口病、

少し症状が違うような気がするのですよね。

 

7月のは先のブログにも書いたとおり、手足口肘膝尻と広い範囲に大きな発疹が出るのが特徴です。

そして多分爪が落ちる。

今の手足口病は発疹のサイズが小さいのが以前のと異なる点です。

そして発疹の領域は手足口とおとなしい。

その違いがあります。

 

多分原因となるウイルスが違うんでしょうねえ。

コクサッキーとエンテロとかかなあ?

 

手足口病は簡単に説明すると夏風邪の一種であり、それが皮膚にも症状を及ぼすわけです。

夏風邪もいくつものウイルスが原因となるように手足口もいくつものウイルスが原因となり

症状が出ます。

そして免疫はそれぞれのウイルスに対して別個に付くので、コクサッキーの手足口にかかったから

エンテロの手足口を防ぐものではありません。

つまり、ひと夏に2回手足口になりうる。というわけなのですよ。

 

まあ今回感染して免疫が付けば今後数年はそのウイルスにはかかりにくくはなるのですが。

ただ今年の夏は大変ですよねえ。というお話でした。

 

ヒートテック皮膚炎?

ヒートテックを始めとする機能性肌着。

特に冬場は温熱肌着の厄介になるかたも多いかと思います。

しかし、その下着が湿疹を悪くすることも有るのです。

 

よく見られるのが、小さな子ども。

年齢は幼稚園前から小学校入学前くらい。

大腿2歳から5歳位でしょうか。

男の子よりも女の子のほうが多いかな?

 

症状はみんな似ています。

背中の上半分。特に中心部に乾燥と引っかき傷ができること。

同じように左右の肩甲骨の直下にも同じような湿疹ができます。

体の他の部分の乾燥はあまり強くないのに、何故か背中だけ症状が強いです。

 

高齢者は少し違います。

下着の中全体です。

高齢者は乾燥が強く、粉を吹いていることも有ります。

痒いのは一緒です。

 

なぜこのような症状が出来るのか?

実はよくわかっていませんが、いくつか可能性が有ります。

まず皮膚及び皮膚と下着の間の温度が上がることにより、

痒みを強く感じる用になること。

また、下着と皮膚がこすれることも影響としてはあるかもしれません。

 

いずれにしてもあまり小さな子に、あったか下着を着せると思わぬトラブルになることもあります。

寒そうか、そうではないかをよく見ながら洋服は選ぶようにしましょう。