わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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冷静と情熱のあいだ

アラフォーには、懐かしいタイトルでしょうか。

竹野内豊、カッコよかった・・・はぁ(≧∇≦)

 

 

それはさておき、本日は医療における冷静と情熱のあいだのお話です。

先日、プライベートでケアマネージャーをされている男性の方と、お話する機会がありました。

 

薬剤師でもケアマネ資格を取得することは可能ですが、仕事内容とあまり一致しない為か、ほとんどいません。

実際には看護や介護の現場出身者が多いそうで、それ故ケアマネの世界も女性比率が高く、厚労省のデータでは7割以上が女性のようです。

私も正直、男性ケアマネは珍しいな〜と思い、お話をうかがったら、思いがけない話になりました。

 

女性ケアマネは、どうしても相手に感情移入しやすいから、それゆえのトラブルや問題を抱え込みがちで、男性とはそこが違うのかもね、と。

彼が言うには、『僕はそこは線を引いて、最初にできることとできない事を相手に話しちゃう。それで合わなければ、

ケアマネをチェンジできる事も説明しちゃう。だから、ストレスもトラブルもないよ』との事でした。

 

仕事での感情移入・・・。

 

確かに、若い頃やってました。しかも、こんな風にあからさまにビジネスライクな仕事をする人は、周りにいなかったし、いたのかもしれないけど、おおっぴらにはしていませんでした。

 

かつて大学病院で薬剤師をしていた頃、病棟で入院患者さんの服薬指導や副作用チェック、投薬量の確認などをしていました。

担当患者が20〜30人位いたのですが、仲良くなった方もいれば馬の合わない方もいました。話をしたがる方もいれば、面倒くさそうにハイハイ言うだけの方もいました。

訪問のタイミングが悪い!と怒鳴られた患者さんなどは、こちらも苦手意識が出てしまい、必要最低限しか行きたくないのが正直な所でした。

一方で、可愛がってくださるおばあちゃま達も沢山いて、その中にご家族に恵まれない境遇の方がいたりすると、必要以上に関わって世話をした記憶があります。

 

その当時は、そうした半ばボランティアに近い行動も、上司やナースから一生懸命やっていると評価を受け、私自身も自分の仕事に酔っていたのかもしれません。

そうした患者さんが一人二人なら対応できましたが、徐々に受け持ち患者が増えてくると、場合によっては対応しきれなくなることがありました。

また、そうした仕事が重なると、時間が足りなくなり、他の患者さんへの対応がおろそかになった事も否めません。

 

要するに、仕事にムラができてしまったのです。

私達の場合、ケアマネさんのように、患者都合での担当替えは不可能でした。従って、一部の患者さんは不利益を被ってしまったかもしれません。

 

時間は有限です。誰かに割く時間が増えれば、他の人にかける時間は削らざるを得ません。

でも、駆け出しの薬剤師だった私にその事を指摘する人は誰もいませんでした。

 

医療職は対人間の仕事です。そのため、気持ちに寄り添う事、すなわち感情移入は必要なことだと思っています。そして、女性は比較的、感情移入に長けている方が多いと思います。

ただ、その感情に振り回され、冷静な判断力を失うと、かかえる仕事の多さにいっぱいいっぱいになり、最悪の場合、投げ出したり、医療者本人がメンタルを病んでしまう事もおこります。

必要とされる事を寄り添ってやることは大事な事です。

 

しかし、その中でもどこまでを良しとするか。それは、医療者個々の価値観や判断に委ねられますが、

受け持つ全ての患者さんに不利益が出ないレベルを冷静にコントロールする事こそ、真のプロの仕事なのかもしれない、

と考えさせられました。

「あのときすきになったよ」

あのときすきになったよ (教育画劇みんなのえほん)

しばらくぶりの絵本紹介です。

 

『あのときすきになったよ』

 

娘の学校で、夏休みに読みたい本として紹介されていた中の1冊です。

 

正直、この絵のタッチは好きではありませんでした。

好みの問題なので仕方ないのですが、我が家は女ばかりということもあり、柔らかい色彩、可愛らしい絵の絵本に偏りがちでした。

 

学校からの、なかば強制に近い形でなければ、まず手に取らなかったと思います。

本の紹介文にも、『おしっこを漏らしてばかりいるので、ついたあだ名がしっこさん。最初は、私もしっこさんが好きではなかったけれど・・』と。

 

しっこさん、って・・・。オイオイ、イジメじゃないんかい。

ぜーんぜん興味をそそりませんでした。

 

でも、まあ仕方ありません。とりあえず、課題となっている8冊を全部目を通してみようと思い、大型書店に行きました。

数冊は、その場ではとても読み終えられない長さでしたので、パラパラ見で、短い本だけ全部読みました。

この本は、その中で一番短いものだったので、本を読むことがあまり好きではない子向けだったのでしょう。

 

このしっこさん。まあ、このあだ名は完全にイジメですよね。発行が1998年ですので、時代背景も違ったのでしょう。

まあまあ、期待どおりな子供です。しっこさんと呼ばれているのを知ってか知らずか分かりませんが、

登校拒否になることもなく、堂々としております。お勉強も、あまり出来そうではありません。

 

でも、この子は人の気持ちの分かるこでした。

一生懸命書いたであろう手紙、『わたし』をかばって、言い訳もせず、廊下にだまって立つしっこさん。

 

小学生の描く人物画のような絵。出てくるのは可愛げのない子供。

 

私のストライクゾーンからは、ほど遠い絵本でしたが、ラストまで読むと、たまらなくこの子が愛おしく思えました。

 

ぜひ、一度読んでみていただきたい絵本です。

2016年8月4日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

    
2016年8月4日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-031
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2016年8月18日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-033
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

2016年9月1日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-032
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2016年9月15日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-034
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは直前まで承ります。問い合わせフォームよりご連絡ください。
防犯上の観点から電話ではお受けできませんのでご注意ください。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。


予約希望の方は最下段の問い合わせフォームよりご連絡ください。
折り返し、電話にて当院より予約状況の連絡をさせていただきます。
よろしくお願い致します。

最近、乳児幼児の手足が真っ赤になる病気が流行しているようです

いや、これは昨年末くらいから少しずつ受診される方が居たんですけどね。

ここ数日一気に増えてきた印象があります。

1周間で10人弱来院しているので、もう流行していると考えても良いかと思うのですが。

 

まず年齢

赤ちゃんから乳児、保育園児が多いです

幼稚園児もいますが、少ない印象。

小学生以上にはほとんどいません。

 

症状

痒みはあったりなかったり。

手のひらと足の裏に赤い発疹が出てきます。

数日のタイムラグが有るかないか。1週間以上はあきません。

手と足の両方に出るのが特徴。

そして、左右は同じように出てくるのが特徴です。

場所は手のひら、足の裏は必須。

そして、肘や膝、手の甲や足の甲にも広がったり出てくることもあります。

時には耳に出るようです。

 

経過

大体1ヶ月で引くようです。

まず。赤みが出てきます。最初は点状。

それが融合して手の平足の裏全体に広がっていきます。

そして、パンパンにむくんでしまいます。

大体症状が出始めて1から2週間。

その後は徐々に引いてきます。

一部から皮が剥け、それが全体に拡大し、

シワシワになりますが、最終的には引いてしまいます。

これで1ヶ月位。

 

どうもみなさん同じような経過を取るのは不思議といえば不思議ですが。

逆に考えると原因が想定されます。

 

 

原因は多分ウイルス。

どうもお話を聞いていると直前に体調を崩して

下痢をしている子も結構いる様子。

なので、ウイルスに対するアレルギーの反応を強く考えるわけです。

 

あとは、左右対称であること。

これ、外からの原因ではありえませんよね。

虫刺されが左右対称?ありえません。

 

ということを考えると、ウイルスからの発疹だろうと思われるわけですが

正直はっきりとはわかりません。

 

でも、症状から疑うことは簡単ですので、

もしも心配でしたら一度受診してみてはいかがでしょうか?

 

松山英樹選手、リオ辞退。 虫刺されなら仕方ないのでは? その2:治療編

今回は前回に引き続き、虫刺されのお話です。

治療のお話ですね。

 

さて、虫刺されが強いなら治療をすればいいじゃないか。

というお話になったかと思いますが、

これも一筋縄ではいかないようです。

キーワードはドーピングです。

 

虫刺されの治療ですが、市販薬があるよね。と思った方。

実は市販薬は効果は低いです。

パンパンに腫れた虫刺されにはほとんど効果有りません。

 

病院では虫刺されに使用する薬剤は副腎皮質ステロイドです。

こちらは非常に良く効く薬です。

数日から長くても12週間の治療ですので、副作用の心配も特にありません。

一般の方でしたら。

スポーツマンに使う際もあまり心配のない薬剤とされています。

一般的なスポーツでしたら。

 

ただ、この薬、内服はドーピングに当たるために使用できません。

実際に、外来で処方する際に使わないでと釘を刺されたこともあります。

外用はOKなんです。血液には入らないために。

でも、たとえ外用であったとしても面積が広かったり、強い薬をガンガン使うと、

血液に入る可能性が出てしまいます。

そして、その境界線は読めません。

少量であればOKというのはそういうことなんです。

 

だから、読めない。

だったら、リスクを考えて使わない。

と考えるのもまた当然です。

 

では、ステロイド以外で抑えることができるのか?

正直厳しいです。

 

もう一つの治療法は抗アレルギー薬の内服です。

でも、こちらも問題あり。

 

と言うのは副作用で眠くなったりふらついたりすることも有るのです。

そして、炎症の抑制効果はステロイドの比べると弱いものです。

精密さ、集中を要する作業は多くの抗アレルギー薬では注意が必要と

説明書でも記載されているくらいですから

どうも、プロスポーツとは相性が悪いのです。

 

 

したがって、虫刺されの治療一つでも

プロスポーツの場合は一般的な方とは選択肢が変わってしまうわけなんですね。

 

いやあ、世界を股にかけて活躍するのも大変なんですねえ。