わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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水虫かな?と思ったら何をするべきか?

暖かくなり、そろそろ水虫の季節です。

痒くなったかな?という時が治療の始めどき。

では受診の前には何を気をつけたら良いのでしょうか?

 

1)水虫の診断は菌を確認して始まる。

菌がいれば水虫確定です。

逆に言えば、菌がいなければ水虫とは言い切れません。

というのも、痒くなる原因は水虫以外にも沢山あるからです。

湿疹が一番多いのですが。

ある研究では足の痒みの半分は水虫では無いとのこと。

したがって、菌を見つけないと診断はできないのです。

 

2)受診前に市販薬を塗らない。

先の項目でも書きましたが、水虫の診断は菌を確認するところから始まります。

なので、受診前に薬を塗ってしまうと、わからなくなります。

もしも菌がいても塗り薬で全て死んでしまえば観察はできません。

とすると、湿疹と間違えて診断してしまう可能性があります。

そして湿疹の薬を塗ると水虫は増えやすくなりますので、結果として

治療には余計な時間がかかってしまうのです。

 

3)持病は正確に申告してください。

というのも、水虫の症状は免疫力により決まります。

免疫が落ちている状態では水虫はつきやすくなります。

また、痒みが出にくくなります。

なので、糖尿病の方、抗癌剤やステロイドを飲んでいる方、

放射線治療を行っている方は予め申告していただいたほうが

スムーズに診察を行うことができます。

 

4)家族に水虫がいないか?チェックしましょう

近親者に水虫がいる場合、環境の中には水虫の菌がそうでないところよりも

多くなります。

したがって、要注意。

子どもでもかかりやすくなっていますので、家族に居ないかは

必ず確認の上、診察を受けてください。

可能であれば怪しい人は全て連れてくること。

治療効果にも変わります。

いくら自分が治療しても、家族が菌をばらまいていたら・・・ねえ。

 

この4点は診察をうける上で結構大切なことだったりします。

早く確定診断をし、治療を開始する上では大切なことなので、

忘れずに確認してください。

 

花粉症が引いてきたら何をすべきか

今回は半分は自分自身へのお話になります。

 

4月も中旬を過ぎ、空気中の花粉の数も減少してきました。

花粉症持ちとしては有り難い季節になってきました。

ヒノキの花粉症のかたはもう少しかかりますが、もう半月もすれば落ち着きますから

もう少しの辛抱です。

 

これからの季節、花粉症持ちの方は何をしたら良いのでしょうか。

(自らの経験も踏まえて)まとめてみました。

 

1)空気清浄機のお掃除をしましょう

この春からいっぱいはらいてくれた空気清浄機です。

そろそろ大掃除をしてあげましょう。

フィルターや吸入口は大分汚れているのでしっかりと洗いましょう。

また、空気清浄ユニットですが、今のうちに交換しちゃいましょう。

交換を忘れると、大体来年の花粉の最初の時期は忘れっぱなしで、

目詰りしたユニットで空気清浄を行う事になります。

できれば、今のうちに交換を忘れずに。

 

2)エアコンのお掃除をしましょう

当然エアコンにも花粉が詰まっています。

そのままにしておくと、夏の暑い日にエアコンをつけたら

花粉が舞うはめになります。

当然冬の暖房で酷使していますので、しっかりと洗って挙げないといけません。

送風機部分だけではなく、熱交換器部分の隙間までしっかりと洗うことをおすすめします。

当然こうなると自分では手がでないわけなので、お金はかかりますが、お掃除サービスを

頼んでしまうのもありかと思います。

 

3)洋服も一気にクリーニングに出しましょう。

今までの季節に使っていた洋服。特にコートなどの外套ですが、

これから暖かくなりますから使用の頻度は一気に下がりましょう。

当然洋服の表面には花粉の付着がありますので、

クリーニングに一気に出してしまいましょう。

戻ってきたらビニールから外してタンスのなかにしまいましょう。

ついでに夏服もそろそろ出せば一石二鳥ですね。

 

4)これからが減感作療法の始めどきです。

数年前から舌下免疫療法という減感作療法が保険で使えるようになりました。

タブレットを舌の下に載せるだけの簡単な治療です。

それにより、タブレット内の花粉が体内に入り、軽いアレルギーを起こす。

ただ、毎日使用することで徐々にアレルギーが下がるという算段です。

この治療は花粉が飛んでいる時にはアレルギー症状は強くなるので、

開始できません。

そして、治療開始後の期間が長ければそれだけアレルギーの症状を

抑えられるので、始めるのであれば花粉がなくなったその瞬間から

始めるのが理論的にベスト、

というわけで、花粉症の時期が終わったらすぐに治療を開始したほうが良さそうです。

 

花粉の症状はとにかく花粉を寄せ付けないことが抑えることにつながります。

また、近年は根治も目指せる治療法が出てきました。

花粉の季節が終わりでももう一頑張りするだけで来年の症状は大きく変わりますから、

もうちょっとだけ頑張りましょうね。

3月はデータを整理して

ご無沙汰しております。

ブログ記事を書くのは久し振りですね・・・

でも、ここ1ヶ月は何もしなかったわけでは有りませんよ。

いろいろとやっていました。

ただ、花粉症が落ち着かず、なかなか仕事が進みませんでした。

結果としてここまで手が出せませんでした。

でも、もう花粉もピークアウトしたみたいなので、少しずつ記事も書き進めてきたいと思います。

 

ことし3月の仕事のテーマは2つありました。

一つは4月からの診察時間の変更。

もう一つはデータの保護です。

 

ちょうど今年の3月11日は東日本大震災から5年が経過した日でした。

医療機関の責任者として、あの地震の大きな教訓はデータの保護にありました。

被災し、津波に全てデータを持って行かれてしまった医療機関が多数ありました。

それによって診療の継続に支障をきたす事が多々ありました。

当然被災者の方が薬の詳しい内容や症状の経過、検査データの精密な情報を持っているとは

限らないわけして、そのために結果的に適切な医療が受けられなかった。

ということも起きています。

 

昔からの医療機関でしたら、紙カルテですから、データをコピーするのは至難の業ですが、

最近の医療機関であれば情報は電子カルテを始めとして電子化されています。

そのためにデータのコピーという作業は手間を厭わなければそんなに面倒なものでは有りません。

 

というわけで先月はせっせと診療データを中心とする重要なデータをハードディスクにコピーする作業をずっと

行っていました。

 

でも、結構大変。コピーに一日以上かかることもざらにありますし、データファイルの量も多く

気長に行う必要があります。

 

そして、コピーが終了したデータを梱包し、宅急便で田舎に送ります。

都内にも1個送りましたが(場所はヒミツです)

もう1回最初からデータのバックアップを取るのも前回と同じだけの時間がかかってしまうわけです。

 

結果として1ヶ月弱かかってしまいました。

という訳です。

 

 

でも、本当はこれでおしまいでは有りません。

あくまでも発送したデータは2016年3月というある時点でのデータに過ぎません。

現在も毎日診察をすればデータの中身は追加され、書き換わっていきます。

それをまた今度コピーして保管するという作業を定期的に行う必要があるのです。

データのおせわをするのも大変です・・・

2016年4月21日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

    
    
2016年4月21日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-029
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2016年5月12日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-028
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2016年5月26日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-030
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは直前まで承ります。問い合わせフォームよりご連絡ください。
防犯上の観点から電話ではお受けできませんのでご注意ください。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。


予約希望の方は最下段の問い合わせフォームよりご連絡ください。
折り返し、電話にて当院より予約状況の連絡をさせていただきます。
よろしくお願い致します。

映画 ドラえもん『のび太の 新・日本誕生』

春休みですので映画でも、ということで、子供と一緒に行ってきました。

大長編ドラえもんのび太の日本誕生 (My First Big)

不覚にも、泣いてしまいました・・

 

この映画は、1989年に公開された『のび太の日本誕生』のリメイク版ですが、ストーリーはほぼ同じですが、ラストが違うようです。

原作の漫画が出ており、こちらを購入して読んだところ、大筋は一緒ですが、やはり終わり方が違いました。

個人的には、今回のリメイク版のラストの方が好きです。

 

また、序盤のところどころに終盤のストーリーを補完するような話が加えてあり、リメイク版の方が分かりやすくなっていると思います。

 

 

声優さんが変わってから、なんとなく敬遠してきたドラえもんでしたが、若干の違和感はあったものの、ストーリーに引き込まれ、全く気にならずに見終えることができました。

かなり、オススメです。

 

『日本誕生』という位なので、旧石器時代になりますが、このあたりの歴史の勉強がはじまる年頃のお子さんには、ぜひ見せてあげたいと思いました。最初に面白いと思えるかどうかって、その後のモチベーションにすごく影響しますので。

というわけで、映画終了後パンフレットと一緒に、『しつもんドラえもん特別版』を購入。

 

帰りに書店に寄り、『ドラえもん・ふしぎのヒストリー①旧石器時代』と原作漫画を購入しました。

『しつもんドラえもん 』は、原作漫画の抜粋のほか、旧石器時代の解説がたくさんあり、子供は食い入るように読んでいました。

また、『ふしぎのヒストリー』の方は、それをさらに詳しく解説してある感じになります。

ちょうどこれから社会科が始まるので、歴史の勉強のスタートとしてはいいかな、と思います。

 

まだご覧になっていない方、是非お子さんと見ることをオススメします。