わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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親指かくし

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先日、家族で散歩をしていた時の話です。

進行方向から大きな犬を連れて歩いているおじさんがやっていくるのが見えました。

いつも通勤の時に見知っているおじさんです。

 

すると、娘が慌てて言いました。

「大きな犬が来た時には、親指を隠さなきゃいけないんだよ」

・・・?

 

あれ、なにか違う。

確か、自分が子供だった時にも親指を隠すことは有りました。

でも、犬だっけ・・・?

 

妻も同じように怪訝な顔をしています。

 

ということで家に帰ってから調べてみました。

 

この親指隠しは昔から伝わるおまじないのようです。

対象は霊柩車。一部には救急車も含むようですね。

 

では、何故親指を隠す必要があるのか?

これは、「親の死に目に会えなくなるから」「親が不幸にあうから」

ということみたいです。

親指=親

というわけですね。

 

じゃあじゃあ、霊柩車が出現する前はどうだったのかというと、

「葬列」が通り過ぎるまでずっと

ということだったようです。

時が変われば同じものでも少しずつ変わっていくのですね。

・・・霊柩車を見た時に同じことをしようと思ったのは一体誰だったのでしょう?

 

もう一つ。我が娘が大きな犬を見た時にどうして親指を隠すようになったのか。

だれを介して情報が曲がって伝わってきたのか。

そちらも結構興味深いものがあります。

引き算ブラックジャック

ブラックジャックといってもモグリのお医者さんの話ではありません。

よろしくでもないですよ。

今回はトランプのお話です。

 

恥ずかしいお話ですが、娘の算数を教えるのに苦労しています。

まあ、先取りなので難しいのも当然なんですが、繰り下がりのない引き算でドツボにハマってしまいました。

その苦手意識を何とかしようとしておもいついたのが「引き算ブラックジャック」です。

 

ご存知、ブラックジャックはトランプのゲームの1種です。

大雑把に行ってしまえば、カードの目の合計が21により近くなるよう。そして、超えないようにしたほうが勝ちというものです。

カジノでもメジャーなゲームでもあり、一節によれば、負ける確率をかなり低くできるというゲームですが、

まあ、小学生相手に白熱しても仕方ありませんし、難しいルールを作るのもなんですから、

簡単にしてしまいましょう。

 

細かいルールを除いてしまえば、ブラックジャックはただの足し算です。

ですので、逆に引き算にしてしまうことも簡単です。

最初21に設定し、ゼロに近づければいいだけの話ですから。

 

でも、娘のツボは繰り下がりのない引き算ですから、21ではちょっと難しすぎます。

なので、そこも替えてしまいましょう。

 

ルールはこんな感じです。

・最初の数字は9です。

・カードを引いていき、9からその数字を引いていきます。

・その数字がより0に近いほうが勝ちです。

・ただし、数字がマイナスになってしまったら無条件で負けです。

こんなざっくりとしたものです。

ああ。大事なことを忘れてしまいました。

9以上のカードはすべて取り除いてくださいね。

 

そしてこの引き算ブラックジャックですが、様々なバリエーションを作ることができます。

足し算でも構いません。引き算でも構いません。

最初の数字と目標とする数字は様々に選ぶことができます。

(トランプカードの調節は忘れずに)

数字についてはサイコロを利用してランダムにすることもできます。

 

算数の苦手な子と言うのはよく聞く話です。

でもなぜか皆トランプは大好きです。

 

トランプでゲームをしながら算数の勉強もさせる。

その一つのツールとして引き算ブラックジャックはありかなと思います。

 

最後に一点だけ。

これで子どもがギャンブルにハマったという苦情はお受けできませんので、

あしからずご了承くださいな。

ハノイの塔

と言われても何が何やらわかりません。

という人が殆どかもしれません。

私も言われた時にはわかりませんでした。

 

でも、こういえばわかりますかね。

・塔が3本立っています。

・そこにそれぞれ太さの違う円盤はそれぞれn枚ありました。

・その円盤を別の塔に全く同じ形で移してください。

・1回で移動できるのは1枚だけ。また。細い円盤の上にはそれよりも太い円盤は置けません。

という数学パズルです。

 

つまり、こんなのです。

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やったことありませんか?

 

昔々にやった記憶がありました。

おぼろげなその記憶を便りにやってみると・・・

以外にできるじゃあないですか。3枚でしたけど。

4枚もなんとかできました。

 

でも、5枚がなかなかできません。

さすがに枚数が多くなってくると実物を用意することができないので、

探してきたアプリを使ってiPadでやっていたのですが、

ああでもない、こうでもないと四苦八苦。

 

そうしているうちに娘にiPadを持って行かれてしまいました。

まあいいやと思って、数十分後、「できたー」の声が。

なんと5枚のパズルもできているではありませんか。

 

小学生の娘に負けてしまいました。

集中力の敗北です。

 

ちなみに、n枚の円盤を動かすのに必要な回数は最短で(n×n)-1回となるようです。

プログラミングや数学の問題にもってこいのようですねえ。

 

手のひらと足の裏だけの赤い発疹(2014年3月)(2017年追記あり)

(2018年3月追記)

2017年-2018年にも同様の発疹が流行しています。

こちらのページも参考にしてください。

 

 

 

今年に入ってからでしょうか。

 

手のひらと足の裏だけの発疹が流行っている印象を受けます。

年齢はだいたい2歳から4歳まで。保育園の子が多いかな?

手のひら、足のうらが全体的に真っ赤になり、ぱんぱんにむくんだような感じになっています。

時には手指、足趾の甲まで赤みは出ることがあります。また、点々とした赤みができることもあります。

しかし、不思議なことに足首、手首を超え、体の方に広がってくることはないようです。

 

詳しく話を聞いて見ると、風邪を同時に症状が出ているようです。

風邪の症状はあまり強いものではなりません。発熱、咳、腹痛といった一般的なものです。

でも、全身の症状が引くのと同時に皮膚に症状が出てくることが特徴です。

 

痒みはあまりなさそうです。でも、ときどきこすりつけるくらいの痒さはあるようです。

痛みはありません。

 

症状ですが、1ヶ月位で赤みは徐々に引いてきます。

引いた後には少ししわしわした皮膚になり、皮がめくれたように見えることもあります。

でも、心配は要らなさそう。その皮がめくれたら後は何も残りません。

 

詳細な検査は行えませんが、(なにせ採血させてくれませんからね)

多分ウイルス感染に伴う発疹の一種かと考えています。

皆さん元気ですので、痒み止めの塗り薬(必要があれば飲み薬も)出して経過をみてばみんな落ち着きます。

 

まだぽつりぽつりと出ているようですので、要注意ですかねえ。

もしも心配でしたら皮膚科を受診してください。

近くに住んでいる方でしたら当院でも診察可能です。

 

でも、この症状は武蔵野市だけかなあ。うーん。

 

 

「ゼロ」

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」
著:堀江貴文

 

世間ではホリエモンと呼ばれている著者ですが、初めて知ったのはいつ頃でしょうか。

年齢は大きく変わりません。しかし組織の中の一人として仕事をしていた自分と比べて

上場会社の社長であり、大型の買収合戦をしてみたり、プロ野球球団を持ってみようとしたり、

選挙に出てみたりと、非常に輝いて見えました。

しかし、その後世間の風向きは変わります。

裁判で有罪となり、刑務所に収監されてしまいました。

この辺りの経過は未だに何がどうなったのかよくわかりませんが、

刑務所から戻ってきた著者の初めての書籍となります。

 

彼を見ていて、一つわからなかったことがあります。

どうしてそれだけのことをしているのか?彼はなぜそのような仕事をしているのか?

です。

人生の目的と言ってもよいでしょう。

マスコミの報道からはわかりませんでした。

当然ですね。マスコミ自身によるバイアスがかかっていますから。

本人の著作も読んでみました。

でもはっきりしませんでした。

(多分その頃は自分自身でもよくわかっていなかったのかもしれませんね)

ずっとモヤモヤしていた気持ちは「ゼロ」を読んでみてなんとなく理解できるような気がしました。

 

つまり、

あの仕事とこの仕事を分ける理由なんてないじゃん。

と思ったわけです。

本人の中ではすべて「やってみたい」仕事なんですね。

それを周りが、ITやらメディアやら政治やらラベリングして分けていたんですね。

そのラベルしか見ないから、軸が見えなかったんですね。

 

やりたいことをやり、そのために周囲との摩擦が起きる。

いろいろなことを進めようと思うから、周囲との摩擦が大きくなる。

その摩擦がすこしずつ大きくなり、破断点を迎えた。

とかんがえると、あの時のホリエモンブームが理解できるように思えます。

その「周囲との摩擦」をなんとなく感じる若い人たちが喝采を送り、

「摩擦のないように人生を送ってきた」年長者たちは苦々しく感じる

という反応を示すのも当然のことでした。

 

刑務所の中でやりたいことを考え、世の中に戻ってきた著者が

今後何を考えて、何を行っていくのか、ゆっくりと見て行きたいと思います。