わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。


現在YouTubeでの情報提供も行っております。
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2017/3/14
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2021/3/1
ブログ記事に対する返信は行っておりません
2023/1/3
Twitterはじめました
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2023/1/3
Noteはじめました
ブログよりも長くなりそうなお話、まとめたお話はこちらで記事にしております。


ブログ一覧

2013年10月2日 院内勉強会のお知らせ

勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様の御参加をお待ちしております。

2013年10月2日
生後1ヶ月から3ヶ月までのスキンケア CS-A-001
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚科にやさしいスキンケアをお教えします

2013年10月16日
わかば式アトピー性皮膚炎治療マニュアル AD-A-002
難しいアトピー性皮膚炎の診断から治療まで
ステロイドの使い方もふくめ、お教えします。

2013年10月30日
あざのはなし NV-A-001
生まれた時から有る赤ちゃんの「あざ」について
診断から治療まですべてお教えします。

時間
開場 10:15
講義 10:30-11:15
質問の時間 11:15-11:30

場所
わかばひふ科クリニック 待合室
180-0002
吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
0422-22-1232

定員
6名

費用
無料

講師
野崎誠
わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
駐車場は1台分のみあります。予約は受け付けておりません。
駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。

予約時の注意事項
キャンセルは前日まで、メールでお願い致します。
当日のキャセルは申し訳ありませんが、お受け出来ません。

個人情報について
個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

JTC801に期待すること 番外編 フィラグリンの異常は目でわかるのか?

すみません。まだ論文は手元にないので、今回は番外編をお送りします。

おかしいな、18日には雑誌のHPを除いたのですが、ありませんでした。

結構時間にルーズなのかもしれません。

 

さて、このフィラグリンの変異はある程度の割合で見られることがわかりました。

しかし、一般の病院では検査をすぐに行うことは出来ません。

現時点ではいくつかの大きな病院で検査を行っているくらいです。

では、フィラグリンが減少しているか否かをすぐに判断することが出来るのか?

実はある程度は判断ることができるとされています。

 

まず、フィラグリンの欠乏で起きる病気にかかっていること。

もともとフィラグリンの欠乏は「尋常性魚鱗癬」で見られることがわかっていました。

この尋常性魚鱗癬とアトピー性皮膚炎の合併が多いことからアトピーにも転用され、

原因の一つで有ることがわかったのです。

では、この尋常性魚鱗癬とは一体どのような症状なのか?コレは漢字が教えてくれます。

尋常性。これは「普通の」という意味です。尋常小学校は今は小学校ですね。

魚鱗。つまり、魚のウロコですね。

癬。これは皮膚の病気の事です。

魚のウロコのように皮膚が見えること。これが魚鱗癬の症状です。

尋常性魚鱗癬は子どもの病気です。

冬になって、すねの部分に白い菱型の模様ができる子がいます。

そして、その模様の部分から粉が落ちてくる。これが尋常性魚鱗癬の症状です。

 

まず、この尋常性魚鱗癬があると、フィラグリンの欠乏がある可能性が高いです。

もう一つは手足のシワです。

手には指紋、掌紋がありますよね。足にも同様ですが、

この特に掌紋がとても深い人がいます。

掌紋の深さとフィラグリンの欠乏には関係がある可能性が高いことが知られています。

 

スネと手のひら。その部分をチェックすることで、フィラグリンの状態を間接的に知ることが出来るのです。

子どもに絵本を読ませてみる

ちょっとした宿題があり、子どもが自分で絵本を読んでいるのを聞く機会がありました。

1年ぶり・・・とは行きませんが、数カ月ぶりでしょうか。

 

思ったよりも上手に絵本を読んでいます。

痛い時には痛そうな声で。時には優しく、時には早く。

緩急をつけながら絵本を読んでいます。

 

・・・ということは自分でもある程度文章が理解できているのでしょう。

事務長は思わずビデオを取っていました。

 

この絵本読み。

1年に1回くらいビデオに撮ってみて、どのように変わっていくのか見てみても面白いかもしれません。

 

・・・むう。なぜもっと早くに気が付かなかったんだ。

 

いたいのいたいのとんでけ (日本傑作絵本シリーズ)セミくんいよいよこんやです

夏の終わりにとびひが増えるのは、やっぱりエアコンのせいだと思う

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今回はこの人の話です。

 

夏休みも終わり、そろそろ秋の声が聞こえてきたような気がする今日このごろです。

と言うか、先週の台風の後は完全に秋が来たような気がしますね。

 

毎日診察をしていると、病気のはやりが見えてきます。

8月の下旬に少しへったとびひが9月に入って明らかに増えてきました。

これはなぜかと考えて居たのですが、まったく見当もつかず、

夜中も考えながら寝落ちしていたのですが・・・

 

朝に起きてみて、周りを見渡してみて、ピンときました。

「エウレカ」

と叫んだアルキメデスの気持ちが分かりました。

(いや、ユリイカでも、ユーレカでもいいんですけどね。)

 

エアコンなんですよ。きっと。

エアコンはエアコンでも、みんなつけるのをやめてしまっているんです。

それで、夜間の室温が上がり、汗をかき、とびひができやすくなってしまう。

もしくはとびひが広がってしまうのでしょう。

 

というわけで、エアコンのスイッチはもう少しつけておいたほうがいいでしょう。

または、ドアを開けて、周囲の空気と上手に循環させてもいいのかもしれません。

 

室内の環境管理の難しさを思い知った話でした。

 

お肌の乾燥注意報

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先日、事務長がポツリと、「足の裏が乾くんだよね・・・」と。

そうです。皮膚の乾燥が始まったのです。

 

大人の皮膚が乾くときには子どもの皮膚も乾燥してきます。

実際、今週になって、乾燥肌が悪くなって受診する子どもがだいぶ増えました。

多分そういうことなんだと思います。

 

また、テレビやインターネットなどで、温度とともに湿度にも注目してほしいものです。

湿度が50%をコンスタントに割るようになった時から皮膚の乾燥は強くなる印象を受けます。

 

例年は秋分の日を過ぎてからでした。

しかし、今年は今週に入ってから急に出てきました。

多分、台風が秋の空気を運んできたのでしょう。

そう、思っています。