わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。


現在YouTubeでの情報提供も行っております。
https://www.youtube.com/channel/UC34LvaN6ePeTc2Ue4Ie0fJA

2017/3/14
ブログ内文章及び画像について、転載される場合は、予めご連絡をくださいますようお願いいたします。
無断転載につきましては、関係機関と相談のうえ、削除をお願いすることもございます。
ご了承ください。
なお、DeNA社およびDeNA社との資本・人的関係を含む関連諸団体からの転載申し出については、
一切お断りさせていただいております。

2021/3/1
ブログ記事に対する返信は行っておりません
2023/1/3
Twitterはじめました
最新の情報はこちらかもご確認ください。
2023/1/3
Noteはじめました
ブログよりも長くなりそうなお話、まとめたお話はこちらで記事にしております。


ブログ一覧

洗い物をお湯に変えたら一緒に手袋を(2022年10月)

寒くなりましたねえ。

洗い物も当たり前のようにお水からお湯に変えて行っていますが、

併せて指のケアもしっかりと始めていきましょう。

 

一般的に水に比べてお湯の方が皮膚の脂分を持っていってしまいます。

そのために指の乾燥がよりいっそう進んでしまうことがわかっています。

皆さん冬に入って手荒れで受診をされますが、お話を聞いてみると

きっかけとして洗い物をお湯に変えたタイミングで悪化していることも多いのです。

その方に最初のお話をするとびっくりされる方も多くおられます。

意外に知られていないんですよね。

 

洗い物をお湯に変えたら指先を守る意味でもしっかりと手袋をつけて食器を洗う。

冬に忘れずにやっていきたい指先のケアになります。

お気をつけくださいね。

デュピクセントの適応年齢が下がるかもしれません?(2022年10月)

先日キャッチしたニュースです。

 

アトピー性皮膚炎の治療薬であるデュピクセントですが、メーカーのサノフィさんから生後6ヶ月以降までの適応年齢拡大を申請したようです。

クリックして221026.pdfにアクセス

まだ、日程については確認できていませんが、もしもこれが通るとなると日本のアトピー性皮膚炎治療が一変するかもしれません。

今までは大人になって、長い湿疹の履歴のある人が対象となっていました。つまり、過去の積み重ねがあったということです。

しかし今回は湿疹が出てから魔もない小さなお子さんということでもあり、治療の効果が今までよりもより早く、高いことが期待できます。

まあ、まだ投与量や投与間隔などの情報が出ていませんので、今後情報を収集していく予定です。

 

当院でもデュピクセントの適応年齢が拡大したらば積極的に治療を行いたいと考えておりますので、院内の体制も順次整えていきたいと思います。

まずは現状できる治療をしっかりと進めて、湿疹を悪化させないようにしていかないとですね。

子どものアトピー性皮膚炎の治療選択肢は2歳から増えるのです

今日はアトピー性皮膚炎の治療薬についてのお話です。

ここ数年でアトピー性皮膚炎の治療薬の選択肢が一気に増えました。

現在そのハードルは2歳です。

つまり2歳になると一気に選択肢が増えるんですよね。

 

現時点でのアトピー性皮膚炎の治療の選択肢とその年齢です。

0歳からOK

保湿剤

ステロイド外用剤

2歳

プロトピック軟膏

コレクチム軟膏

モイゼルト軟膏

12歳

リンヴォック錠(内服)

サイバインコ錠(内服)

13歳

ミチーガ注(注射)

15歳

デュピクセント注(注射)

オルミエント錠(内服)

※内服、注射剤についてはある一定以上の症状の方のみ投与可能です

 

つまり、2歳までは炎症を抑えるのはステロイド一本槍で行く必要があるのですが、

2歳を過ぎるとそれ以外の選択肢が一気に増えるということです。

また、こちらの外用薬はステロイドではありません。

ということはステロイドの長期投与に伴う皮膚の菲薄化や色素の抜け、多毛といった

副作用もないということになります。

 

もちろん薬というのは必要に応じて使用するものですから、これをもって

ステロイドは一切使用しなくて良くなったということではありません。

ステロイド以外の薬にも欠点や弱点はありますからね。

ただ、多様な薬をうまく使い分けることによってステロイドの使用量は減らせるのではないか。

などと考えています。

 

2歳になったらアトピーの塗り薬、どう選んでいくかと一度検討みる必要がありそうです。

そろそろ加湿器の準備を進めましょう(2022年10月)

今朝、起きると喉がなんとなくいがいがします。

家族に聞いても喉のあれが出てきたみたいと。

 

ということは、冬の乾燥が本格化してきたということですね。

確かに気温表を確認すると日中の湿度が50%を切るようになってきました。

こちらの湿度、朝夕に暖房をかけるともっともっと下がっていきます。

 

外来で観察していると、乾燥肌の悪化の状況は湿度50%が一つの目安になっています。

どうもそのラインを超えてきたようです。

 

さあ、加湿器の準備を始めましょう。

そして乾燥肌のケアを今のうちから始めておいたほうが良さそうです。

準備、準備。

ゼクシィBaby 赤ちゃんが生まれたら読む本 に掲載されました

ゼクシィBaby 赤ちゃんが生まれたら読む本 に記事が掲載されました。

 

赤ちゃんの皮膚トラブルについて、スキンケアや治療法についてのお話をしてあります。

 

これ、アマゾンで調べたら引っかからなくて、よく見たらゼクシィの会員さんのみに
限定で配られる冊子のようでした。
どうりで引っかからないわけです。

 

https://zexybaby.zexy.net/baby/?vos=0mtkbner0347

 

リンクはこちらから。興味のある方は入会してみてもいいかもしれませんね。