わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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皮膚科でも花粉症の治療は行っていますよ(2020年2月)

実は今までもずっと治療していたんですけどね。

今年は少しおおやけにしようかと考えています。

 

当院でも花粉症の治療は行っております。

まあ、自分が花粉症持ちでいろいろな治療をしてみているという点もあるのですが、

小さなお子さんを持つママさんや、妊婦さんの間で、

小児科や内科、耳鼻科で花粉症の薬をもらうのは嫌だ

という方が結構おられるのです。

つまり、風邪をそこでもらいたくないわけなんですね。

なので、周りに感染症の人が座っているリスクの少ない皮膚科に行って花粉症の薬を貰いに来る。

ということみたいです。

 

もちろん、鼻の中を除くことも、目の中を確認することも皮膚科医はできませんので、

とりあえずの抗ヒスタミン剤の飲み薬を出す、目薬を出す、鼻薬を出す。

くらいのことしかできませんが、それでも構いませんという方は

皮膚科を受診するということも選択肢に入れて見ても良いのではないでしょうか。

流石に、ステロイドの内服やら点眼点鼻やらについてはきちんと耳鼻科・眼科に行ってくださいとなりますが、

まずは最初の治療だけでもという方はご検討ください。

なお、花粉症に対する最も強力な注射剤、ゾレアについても

最低限の治療を行う準備は進めておりますので、ご希望の方はご相談ください。

 

今回は春の花粉症のお話でした。

子どもたちの手荒れが悪化しています(2020年2月)

最近見ていて思ったところですが、

子どもたちの手荒れが悪化しています。

ひどい子になると割れて出血していることもあるようです。

 

原因は直接的には手洗いと消毒薬の使用回数の増加。

間接的にはCovidでしょうねえ・・・

 

気をつけるこは、手洗いの回数を減らせないということです。

なので、刺激の少ない手洗いを検討していく必要があります。

一般的に薬用のハンドドープでは刺激感が強く出てしまいます。

洗浄力が高いのはありがたいのですが。

なので、ハンドソープは保湿剤入りのものがおすすめです。

 

あとはしっかりと保湿すること。

頻繁にハンドクリームもしくは保湿剤を塗るようにしてください。

こちらは回数勝負になります。薄くて構いませんので、塗る回数を増やしましょう。

もう一つは保護すること。

外出時に手袋をしっかりとさせましょう。できれば室内でも手袋をしたほうが

良いのですがね。

 

湿疹ができたときには放置はしないようにしましょう。

まず何よりも痛いし刺激になるので、消毒を嫌がって行わなくなってしまいます。

そのために感染症のリスクが上がってしまいます。

また、湿疹そのものにもリスクが潜んでいます。

ほったらかしにしておくとその部分から細菌が入って二次感染を起こすことがあります。

感染とまで行かなくても増殖した細菌が口に入れば、食中毒のリスクにもなりえます。

なので、すぐに抑えましょう。

皮膚科を受診して、お薬を処方してもらうのが一番ですね。

 

でも、なによりも悪化させないことが大切です。

洗う、流す、乾かすに加えてその後の保湿と保護をしっかりとしてあげるようにしましょうね。

 

 

 

現在当院では院内用にキュレルのハンドソープを使用しています。

もしよろしければお試しあれ

 

 

デュピクセントの「在宅自己注射を推奨」に変更します(2020年2月)

当院のデュピクセント治療についてのスタンスです。

現在デュピクセントは在宅自己注射及び通院注射の双方が可能となっております。

 

今までは注射方法については「希望に応じる」というスタンスでしたが、

今後は注射方法について「在宅自己注射を推奨」という方針に変更することにしました。

通院注射を強く希望されない方は在宅で自己注射を行って頂く形になります。

 

理由は新型コロナウイルス感染症(以下Covid)です。

今後日本では患者数が急増することが予想されます。

普通に市中で感染しうる環境になることも推定されます。

 

そのためにアトピー性皮膚炎の注射を受けに医療機関を受診することですらリスクとなります。

交通機関を使用している中で、待合室の中で、もしかしたら医療関係者から

Covid感染を受けてしまう可能性についても検討を行うべき時期に来ております。

 

そのため、感染リスクを最小限に抑えうる方法としての

在宅自己注射について前向きに考えて頂く必要があると判断いたしました。

 

本当にありがたいことなのですが、デュピクセントは今までの内服治療、

つまり、ステロイド内服、シクロスポリン内服とは異なり、

体内の免疫力を低下させるリスクは少ないとされています。

せっかくそのような画期的な治療法が出てきて使用しているのに、

通院中にCovid感染の追加リスクを背負うことが果たして必要なのかどうか、

検討していただきたいと考えております。

 

そのため、当院では今後当分の間、デュピクセントの投与方法について

「在宅自己注射を推奨する」という方針で治療を行うことにいたしました。

現在通院注射を行ってる方にも上記について説明を行ったうえで

治療法について検討いただくことにいたします。

 

よろしくお願いいたします。

2020年3月のデュピクセント注射日程について

2020年3月のデュピクセント注射の日程についてです。

 

デュピクセントの注射ですが、最低2週間以上を開けるようにとされています。

投与本数は初回2本、2回め1本、3回め以降も1本ずつとなっております。

また、自己負担額は1本辺り2万5千円程度となっており、

多くの人の月別自己負担額の上限は8万円程度となっております。

 

つまり、デュピクセントを月に3回投与できる日程で治療を開始すると、

自己負担額が4本10万円のところ、8万円程度で治療を行うことができるという、

ちょっとした裏技のようなことを行うことができます。

 

そして、2020年3月についてはその有利な日程が出現します。

3月2日月曜日ー16日月曜日ー30日月曜日

です。

翌日の3-17-31日も同様に有利な日程になるのですが、あいにく当院はお休みなので、

3月は上記1日程となります。

 

デュピクセントの投与を検討されている方の判断の一助になりましたら幸いです。

 

なお、(当院に限らない話ですが)

デュピクセントをクリニック内に常備してはおりません。

すべての患者さんの投与スケジュールを把握した上で、必要最低限な量のみ

院内にて保管をしております。

したがって初回受診日当日にデュピクセントの投与を行うことは不可能です。

可能であれば1週間以上前。少なくとも3営業日前には受診されますようお願いいたします。

 

皮膚特殊外来の予約時間を拡大します

今回は外来予約枠についてのお知らせです。

 

ありがたいことに皮膚特殊外来の予約も徐々に増加してまいりました。

当初は幼稚園児から小学生のイボの治療を行うために外来枠を開設しましたが、

より小さな年齢の子や大人など、徐々に対象年齢が拡大を続けている状態です。

また、より小さな年齢の子が感染する水イボについても治療の対象を拡大いたしました。

そのため、今まで外来から診療時間枠の拡大を求める意見を頂いております。

 

皆様から様々なご意見をいただき、今後診療時間の拡大を図ることにいたしました。

今までの予約枠の時間帯は

平日 14時から17時半

土曜 9時から9時半

でしたが、今後は

平日 10時から12時(月水金) 13時から17時半 18時から19時(月金)

土曜 9時から9時半

とさせていただきます。

つまり、平日の時間枠を拡大いたしました。

 

注意事項ですが、

イボの治療において、最大4時間という貼付時間は変更ありません。

従って夜間診療の時間帯において処置を行うと貼付時間は午後11時までとなってしまいます。

生活習慣を検討の上、予約を行うようにお願いいたします。