わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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こういう日は暖房つけてもいいですよね

寒い、そして雨が降っています・・・

6月なのに肌寒い日もありますねえ。

 

そういう日の服装だったり環境の管理だったりは難しいものがあります。

厚着してもいいのですが、ジメジメベタベタしてしまいますし、汗もかいてしまいます。

かと言って薄着は嫌だし・・・

 

そんな日にはあえて暖房を少しだけ付けてみてはいかがでしょうか?

もしくは除湿に設定して温度を高くする。

 

温度を上げることはもちろん考えてとしてありなんですが、

湿度を下げるのはこの環境では難しいです。

確かに下げるのは簡単なのですが、今度は温度が下がり肌寒くなってしまいます。

 

なので、除湿をする時には設定温度を上げる方向で設定してみてください。

だいぶ快適になります。

 

暖房でも気温が上がる分飽和水蒸気量が上がり、相対湿度は下がります。

その分快適さが増しますので、こちらもおすすめ。

ちょっとだけ気温を上げたいときには除湿。しっかりと上げたいときには暖房。

 

こういう日にはしっかりと環境を整えて汗疹の予防もしっかりと進めていきましょう。

モイゼルト軟膏のアトピー性皮膚炎に対する処方を開始します

本日モイゼルト軟膏の販売が開始されました。

薬局にも納入されたとのことでもあり、処方を開始します。

 

モイゼルト軟膏はアトピー性皮膚炎に対する新規の塗り薬です。

特筆すべきは過去の他の塗り薬と異なり、感染症を起こしやすくする副作用がないこと。

したがってより安全に使用できる薬と考えています。

 

しかしまだ何分情報が足りていないので当初は少しずつ使用を開始することになりそうです。

現在の軟膏に追加して処方する感じになるのではないでしょうか?

副作用についてもプロトピックの刺激感のようなクセのあるものはありませんので、

そういった意味では使いやすいのですが、まだ炎症を抑える効果の強さが未知なんですよね。

 

というようにいくつかの小さな不明点はあるものの治療の選択肢が増えるのは

とても良いことではあります。

 

モイゼルト軟膏。今後に期待です。

またどの様にこの薬の特徴を生かしていけばよいのか、

当院での今年の課題になりそうです。

古くなったお化粧品はどうしましょう?

コロナ第6波が終了し、心配していたGW後の波もどうやら小なさそうな状況です。

感染対策についての再検討も始まり、人のいない屋外のマスクについても検討がなされています。

その際に問題になるのはお化粧品ですよね。

コロナ前に購入したお化粧品の再活躍はアリなのでしょうか?

 

まずお化粧品の有効期限について。

特に記載はされていないことも多いかと思います。

記載されていたらその指示に従っていただく必要があるのですが、

記載がない場合の考え方は「3年」です。

法律上、3年以下である場合は有効期限の明記が必要になるわけですね。

 

ただし、この期間は「開封前」である状況においてのみ有効です。

蓋を開けたらダメですよ?

また保管がしっかりされていることが前提条件となります。

直射日光の当たらない冷暗所で安静保存されていることが条件です。

洗面所に置きっぱなしは残念ながらNGです。

冷蔵庫も実はNG。温度の変化にさらされますので、実はあまり良くないです。

 

 

では開封後の期限はどうなのか?

一般的に毎日使用して使い切るまではOKと考えてよいでしょう。

しかしそれ以上の期間についてはあまり想定はされていないと考えた方が良いでしょう。

開封前に比べ、温度変化、酸化、湿気など、状況は化粧品に取って更に過酷になります。

そのために期限は短くなると考えてください。

 

同様のシチュエーションの塗り薬については一般的に3ヶ月くらいと考えられます。

したがって化粧品でも医薬品と同レベルを考えるのであれば3ヶ月。

もう少し余裕を見ても6ヶ月といったところでしょうか?

1年以上は確実にアウトですね。

実際の診察現場でも1年経過した化粧品でかぶれるケースを目にします。

 

なので、「コロナ禍前に購入した化粧品を使っていいか?」という質問に対しては

未開封かつ期限の記載の無い製品であればギリギリかな?

未開封で期限の記載のある製品についてであればその期限に従ってください。

開封品であればすべてNG。

となります。

また、いつ購入したか覚えていない開封品はやっぱりダメでしょうねえ・・・

 

 

あとはコットンなどの付属品になりますが、こちらもコロナ禍前に使用中のものは

もう何も考えずに捨ててしまったほうが良いでしょうね。

化粧品もそうなのですが、表面や内部で雑菌やカビなどが繁殖している可能性があります。

なので、消耗品についてはもったいないのですが、新品を購入の上での使用をおすすめします。

自分の体を健康に保つための製品でトラブルを起こすリスクは最低限にしたいところです。

自動ドアの故障について

2022年5月27日現在、自動ドアが故障しております

外からの手押しセンサーの調子が悪く反応しないことがあります。

(現在修理対応を相談中です)

 

ドアの自動を切って開けておくこともあるかと思いますが、

雨の状況によってはドアを閉めざるを得ません。

ドアが閉まっている場合、センサーが反応しない場合は

ノックして声をかけてください。

 

お手間をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

春の毛虫の季節の到来です

また今年の春も毛虫の季節がやってきました。

 

とうとうチャドクガと思われる虫刺されの患者さんが来院されました。

実際に「黒い毛虫」を確認されていますし、刺されたところの分布も

特徴的ですので、確定でしょう。

 

昨年の春はとても患者さんが多かったのですが、今年は遅い印象があります。

このまま患者さんが少ない状況で落ち着いてくれると嬉しいのですが・・・

 

毛虫に注意。

もしも虫を見かなくてもパラパラと分布する小さな赤くて痒い発疹を見つけた場合は

早めに皮膚科受診を考えてくださいね。

ワキ汗の治療薬の選択肢が増えました:ラピフォートワイプ新登場

今週からワキの多汗症治療の薬の選択肢が増えました。

ラピフォートワイプの登場です。

 

現在当院で処方できる治療薬は2種類あります。

・塩化アルミニウム

・エクロックゲル

 

ここに3種類目が登場したわけですね。

 

今回の薬は不織布に染み込ませた形の剤型となります。

珍しいですよね。

しかしその形から想像できるように使用方法は簡単。

中に入っている布を取り出して腋の下を拭い、

そのままゴミ箱にポイ。

すればいいだけです。

 

なんて簡単なんでしょう!?

 

ただし注意点もいくつかあります。

目が眩しくなる、しみる。口が渇くなどの副作用があります。

特に塗った後に手を洗わないでいるとその手で顔を触った後には

その副作用が強く出るかもしれません。

また、手や足の多汗症には今のところ使用はできません。

新薬ですので、1回の診察で2週間分しか処方ができません。

 

ただ何よりも簡便なのはありがたいところです。

 

これからの季節に気になるワキの汗ですが、

一度受診されてみてはいかがでしょうか?

2022年夏休みのおしらせ

2022年度の夏休みのお知らせです。

 

最終診療日は8月10日水曜日

8月11日木曜日は祝日です。

 

診療の再開は8月17日水曜日となります。

 

 

8月11日木曜日から16日火曜日までは夏休みとなります。

診察日程の調整が必要なかたはお早めにお願いします。

8年間誰にも気付かれず

本日始めて指摘されました。

 

とびひの患者さんに渡すプリント、ひとつだけ「とひび」になっていました。

気付きませんでした・・・

 

もしもとびひのプリントをお持ちの方がおりましたら探してみてくださいね。

意外に気が付かないものですね。

運動会の前はイボ治療は一時お休みを

しましょうね。

せっかくの運動会、イボの処置をした後に水ぶくれになって歩けないというのも

切ないので・・・

 

原則として運動会の1週間前からはイボの治療は推奨していません。

こちらは液体窒素も皮膚特殊(カンタリジン)も同様です。

何らかの方法で皮膚に水疱を作るという点は一緒なので。

 

それにしても未だに運動会を裸足で行うところが多いですね。

靴にすればいいのにと思うのですが?

 

追記

イボの中断についてはこの時期は運動会だけではありませんね。

甲子園の予選などに代表される最後の運動大会などについても同様に考えるとよいかと思います。

練習試合や定期戦などの場合は処置してしまうことも多いかと思いますが、

このあたりの判断は難しいところですね。

イボの処置は毎週行えますが、それと天秤にかけて重要なイベントのときはスキップすることも考えてみてください。