わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

アトピー性皮膚炎

デュピクセントの治療を始めるには1日2日からがおすすめです

アトピー性皮膚炎の治療薬のデュピクセントですが

当院でも徐々に使用患者さんが増えてきました。

使用開始前に常に話題になるのが金銭の負担についてですが、

上手に治療を開始するとある程度金額を抑えられること、ご存知でした?

 

デュピクセントの治療は2週に1回です。

そして治療は初回に2本、2回目以降は毎回1本ずつです。

金額は自己負担額によって決まりますが、1本あたり2万5千円程度です。

 

つまり、

1本:2万5千円

2本:5万円(初回投与時)

3本:7万5千円

4本:10万円となります。

隔週投与なので、月末までの1ヶ月あたりの投与量は

初月で4本まで、それ以降は3本までとなります。

計算上はそうなります。

 

そこに医療保険システムのマジックが加わります。

具体的には高額療養費ですね。

こちらの金額は所得額により変動しますが、

多くの方が該当するのが8万円台です。

 

つまり、一月に4本以上になれば、その高額療養費が使えるので、

自己負担額をより少なくできる。

というわけです。

デュピクセント投与初月のみのマジックですが。

 

あとはカレンダーとにらめっこして予定を組んでいくのですが、

4本注射するためには隔週で3回の治療が必要です。

つまり、月初からのみ治療開始する必要があるのですが、

スケジュールの都合によってはときにマジックが適応できるときがあります。

もちろん医療施設のお休みなどもありますので、完全にカレンダー通りには行きませんが、

最近ですと

11月1日木曜日、2日金曜日

12月1日土曜日

2019年3月1日金曜日、2日土曜日

などとなっています。

 

治療をよりリーズナブルに受けたい方は、ぜひその日程に合わせてみても

良いかもしれませんね。

加湿器の準備はしましたか?(2018年10月)

前回の記事の続きです。

加湿器の準備はもうお済みですか?

というお話ですね。

 

空気の乾燥から皮膚は乾燥してきます。

なら空気に水分を与えればいいよね。

というのが皮膚科の加湿器に対する考え方。

 

昨年までの経験からすると湿度の目安は50%。

これ、意外に難しかったりします。

また、湿度を上げることで少し肌寒くなってしまうのも

使用を躊躇してしまいますよね。

 

でも、流石にそろそろ用意したほうが良さそうですよ?

 

デュピクセント長期使用患者さんのその後

今年の春にアトピー性皮膚炎の画期的な新薬である

デュピクセントが使用開始となりました。

当院でもすでに数名の方が使用を開始しております。

長期の方で3ヶ月以上経過された方もおりますので、

その傾向を簡単にお話していこうかと思います。

 

効果

もう皆さん効果出ていますね。

前回も書きましたが、

かゆみや睡眠問題は当日から改善する。

赤みは2週間で改善する。

といったところまでだったかと。

その後ですが、

ざらつきはやはり3ヶ月位かかります。

また。皮膚の厚みも3ヶ月で結構良くなりますがまだ残っているかな

といったところですね。

6ヶ月経てばずいぶんと良くなるかなと思って見ています。

 

副作用

直後は逆に意外にないような印象を受けます。

まあ、注射事態は痛いのですが、

その後数ヶ月立ってから目に症状が出るようです。

もともと言われていたアレルギー性結膜炎に似た症状が出ることが

結構ありました。

飲み薬と目薬で抑えることができるひとが多いのですが、

個人差が結構大きな印象がありますね。

 

コスト

こればっかりは厚労省がどう考えているかになるのですが、

皆さん、コストについては了解されて治療を開始しているので、

トラブルに成ることはありません。

でも、高いですよね・・・

この件についてはいかんともしがたいのですが、

再来年の4月の薬価改定を待ちたいところです。

ただ、朗報が一つありまして、3ヶ月治療を継続された方で

非常に調子が良くなった方の場合、本来2週間毎のところを

3週間程度に余裕をもたせて注射できるようになったひとがいます。

残念ながら全員大丈夫とまでは言えないのですが、治療間隔を

当初よりすこし伸ばしても大丈夫なひとがいました。

これは良いお話ではないかと思います。

 

治療を開始して3ヶ月が経過した方を見ていると、

そのような感じがしています。

 

非常に効果は高いですし、皆さん満足度も高く治療をしています。

近くの先生に塗り薬は処方してもらい、当院には注射のためだけに

受診している患者さんもおりますので、アトピーが全身に出ていて

日常生活を送るのが大変という方はぜひ一度ご相談くださいね。

 

悪天候が指先を救う(2018年10月)

今年の指の湿疹は皆さんなんとなく調子良いですね。

よくよく考えてみると気候天候の影響があるようです。

 

指先の湿疹の悪化因子は言わずとしれた外遊び。

多くは砂遊びですが、それ以外にも雲梯等があるようです。

また、学校行事による手荒れというものがありまして、

例えばイモ掘りとか、あとは運動会ですね。

 

ここ数週間は運動会シーズンです。ということは運動会の練習で

手指がホコリまみれになり、湿疹が悪化するパターンが多く見られるのですが、

毎週末のようにやってくる台風のために今年はなかなか屋外での練習ができず、

屋内で練習することが多いようです。

で、結果として手や指の湿疹が抑えられているという状況にあるようです。

 

本当に皮膚の湿疹とは社会・環境に大きな影響を受けるんですね。

そろそろ保湿剤も冬支度を始めましょう

秋です。しかし本日は寒いですねえ。

最高気温20度を切っていますか・・・

 

さて、秋になってきたので、そろそろ保湿剤の変更を始めております。

今までは保湿効果は少し劣りますが塗り伸ばしの良いローション基剤を中心に

処方していました。

 

しかしそろそろ乾燥も強くなってきましたので、少しずつクリーム基剤に

保湿剤を切り替えていく予定です。

現時点では特に乾燥の強い子を中心に一部の子のみ変更していますが、

今後徐々に切り替えを進めていく予定です。

 

もしも、クリーム基剤に早期切り替えを希望される方は

一度外来に受診ください。そのときに相談していただければ

一気に切り替えることも可能です。

 

本格的に乾燥が始まる前にしっかりとした保湿剤で予防をしたいという方は

一度相談してみてくださいね。

 

冬がはじまるよ(2018年9月)

そういえば、昔そんな歌があったような気がしますが。

 

最近の外来で赤ちゃんの新患さんが増えてきました。

また、少しずつですが乾燥肌で受診される患者さんが増えています。

 

季節的にみて、今年は秋が早い印象があります。

この調子で行くのかイマイチ読みきれませんが、冬の乾燥も早く出てくる可能性があります。

特に今年は8月下旬に一時的に湿度がガクッと下がったので、油断は禁物です。

 

保湿剤、しっかりと塗るようにしてください。

夏は少しサボっていても問題のなかった子が、同様のやり方では冬にはパサパサになっています。

保湿剤をしっかりと頻繁に塗ってあげたほうが良さそうです。

顔のプロペトも同様です。

今まで以上に頻繁に塗ってあげましょう。

常にベタベタしている状態が理想です。

 

これからの冬をしっかりと準備して乗り切りましょう。

あ、準備は早いほうが絶対にいいですからね。

秋の季節の変わり目になぜ湿疹が悪化するのか?

多分夏と秋が一緒に動くからなんですよね。

 

最近の外来でよく目にするのが湿疹の悪化です。

いわゆる季節の変わり目というものでしょう。

ではなぜそのようなことになるのか?少し考えてみました。

 

1:まだ汗をかいている

気温が下がったとはいえ、まだまだ暑い時期もあります。

気温の毎日の変化が大きくなるのもこの季節の特徴ですが、

汗で悪化する湿疹の場合、まだ汗が出るために

湿疹が悪化してしまうことが時に見られます。

 

2:乾燥がはじまった

秋に入ると、一気に湿度が下がってきます。

それとともに皮膚の乾燥も進んでいきます。

そのために湿疹が悪化するということが見られます。

どちらかというと冬に悪くなるタイプの子の症状がで始まるのも

ちょうどこの季節からなのです。

 

この2点がまず上げられるでしょう。

汗をかくくらいの気候なら乾燥しないのではという疑問が出てきますが、

汗は気温に伴う症状

乾燥は湿度に伴う症状

と考えると、一緒に考えると逆に間違えてしまうことも分かるでしょうか。

秋は気温が高いけど乾燥している

という中途半端な時期であり、そのために湿疹を悪くしてしまうパターンが多くなります。

 

もちろん気温と湿度は相互に影響していますよ。

湿度が低いので汗が出てもすぐに蒸発してしまい、

汗をかいていないと誤解してしまう。

湿度が低いのでベッタリとした保湿剤を使ってしまい、

逆に汗を閉じ込めてしまい湿疹の原因となってしまう。

という理屈もありますので、影響はある程度はありますが、

まずは気温と湿度という面を考えて対処してあげたほうがいいでしょう。

 

対処法ですが、

1:汗

についてはとにかくシャワーをすること。

それに尽きます。この時期、汗はかいていないように見えるだけですので、

シャワーは非常に効果のある対処法です。

本当は冬になっても始めたいところです。

 

2:乾燥

そろそろ保湿剤の出番です。しかしこの時期はまだ気温も高いので、

冬用のクリームは不向きです。

ローション・化粧水レベルのさらりとした保湿剤を使用して

保湿を保ってください。夏の間は少しサボりがちでOKでしたが、

回数も徐々に増やしていったほうが良いでしょう。

 

その他にこの季節に湿疹が悪化する要因はいくつかありますが、

それについてはまた今度お話をしていきましょう。

デュピクセントを処方してみての皮膚科医からの評価

今年発売されたアトピー性皮膚炎への新薬、デュピクセントですが、

当院でも処方を開始して1ヶ月以上が経過しました。

すでに数名の患者さんに対しての治療が始まっていますし、

一部の方はすでに1ヶ月以上経過しております。

ここで医療者側から見たデュピクセントの評価をお話したいと思います。

 

一言で言えば

・ものすごく効いている

でしょうね。

 

もう少し細かく見ていくと、症状ごとに微妙に異なるのですが、

すぐに良くなるものが

・皮膚の赤み

・かゆみと睡眠障害

この2点に関しては、初回に注射しただけで劇的に改善します。

 

これよりももう少し時間がかかるのは

・皮膚の乾燥

・皮膚のざらつき

いわゆるテクスチャですね。

こちらは上記に比べてもう少し時間がかかりそうです。

なお、これは理論的にも十分に予想されていまして

湿疹部分に新たに形成させる皮膚は弱い。

ということがすでにわかっているんですね。

なので、炎症が引いてしばらくしないとしっかりとした皮膚ができてこない。

したがって現在のざらついた皮膚つまり湿疹がある時に形成された皮膚はしばらく残ってしまう。

というわけなんです。

 

また、それよりも更に時間がかかるのは

・皮膚のごわつき

・色素沈着

・アミロイド苔癬

ですね。こちらは数カ月はかかるでしょう。

これも同様に皮膚の炎症が収まって正常な皮膚ができて初めて収まっていくものなので

どうしてもより時間が必要となります。

また色素沈着も真皮に存在する色素の消失には下手をすると年単位の時間がかかりますので、

こちらもデュピクセントの開始後であったとしても早急な改善は難しいでしょう。

アミロイド苔癬も沈着物であり、時間はかかるでしょうね。

 

デュピクセントの治療開始により、アトピー性皮膚炎の治療手段は一気に広がることになりました。

特にかゆみ、睡眠障害が落ち着くのは生活の質を一気に押し上げることになるでしょう。

診察をしていても、金額のことはいろいろ言われるにせよ、薬の効果が弱いと言われることはありませんでした。

患者さんがごきげんな状態で受診してくれるのはこちらも非常に嬉しいものがありますね。

 

以上、デュピクセントの使用報告でした。

デュピクセントの治療を開始する前に確認すべきこと

さて、今回もデュピクセントのお話です。

今回は投与前のお話です。

 

デュピクセントですが、アトピー性皮膚炎に対して高い効果を持ちますが、

それ故に使用できる方に細かな条件が設定されています。

その条件をクリアした方のみ治療を行えるということになっています。

 

ます施設側の条件です。

こちらはアトピー性皮膚炎の治療に精通している医師が条件となります。

・5年以上の皮膚科の研修

・6年以上の臨床経験。ただし3年以上はアトピー性皮膚炎を含むアレルギー診療の臨床経験

治療開始を検討できるのは十分な経験を積んだ皮膚科医もしくはアレルギー科医である必要があるわけです

 

次に患者さんの側の条件

・アトピー性皮膚炎と確定診断されていること

がまず最初に必要となります。

 

ついで

・アトピー性皮膚炎に対して適切な治療を6ヶ月以上行っていること

・塗り薬の副作用などにより、塗り薬の治療が行えないこと

が必要です。

つまり、まずしっかりと治療を行って下さいというメッセージです。

 

最後に症状が一定以上の程度であることの確認が必要です。

・全体的に湿疹の強さが強いこと。(IGAスコア3以上)

・それぞれの部分の湿疹の強さがある一定以上であること。(EASIスコア16もしくは頭頸部で2.4以上)

・広い範囲に湿疹病変があること。(BSA10%以上)

というように、いくつかの条件が課されています。

 

以上、いくつかの条件があり、そのすべてを満たす必要があります。

診察をして、症状を確認しないとわからない部分もありますが、

もしも治療を希望される方は一度ご相談下さい。

デュピクセント注射時の費用について

当院でもデュピクセントの治療が開始されました。

すでに数名の方が治療を開始、または治療予約を行っております。

プリントをお渡しした方も10名を超えました。

 

その際に問題になるのが費用負担について。

特に注射時にどのくらいの費用が必要となるのかという点についてです。

 

というわけで試算してみました。

なお、当院でのケースですので、他の医療機関ではまた少し異なるかもしれません。

当院は院外処方。0床の診療所での計算となっております。

 

初回投与:約5万円

2回目以降:約2万5千円。

 

概ね注射1本につき、2万5千円が必要と考えられます。

検査や診察・治療内容によってはもう少しかかるかもしれませんが、

注射+診察のみであれば概ね上記のようになります。

 

治療を希望。でも金額がはっきりしなくて治療開始を躊躇されている方は

是非参考にしてみてください。

 

最後に注意ですが

もしもより精確な金額の確認が必要な場合は、実際に治療を希望される医療機関に

ご相談してみてください。