今回も前回のお話の続きです。
「俺はやりたくてその仕事をしているんだい!」
という医師がいっぱいいることもも良く知っています。
趣味:論文を読むこと
という先生も居ました。
「死んだらタップリ眠れるんだから、生きているうちには寝ないで仕事をする」
という先生も居ました。
でも、その先生方に存分に働いてもらうにはどうしたらいいんでしょうね。
というお話です。
医師の仕事とはどんなものでしょうか?
サラリーマン?職人?学者研究者?管理職?教育者?
様々ですね。
いろいろな仕事が渾然一体として、これ。と決めることができませんが、
概ね上記の用に分けることができるでしょう。
この人達を一律に月給制・定時制という方法で縛ることが果たして良いのか?
どうもそうでもなさそうに思えます。
学者研究者にとっては時間を決められ、場所を決められることは
あまりメリットはなさそうに思えます。
なぜなら、彼らの仕事は実績を出してナンボだからです。
考えることはどこでもできる。つまり、時間と場所に制約はありません。
実験を行うのであれば場所に制約は生まれるかもしれませんが、時間に制約はありませんし、
資源の有効利用という意味では時間を縛ることは逆効果かもしれません。
そう考えると、この時間に勤務しなさいという考え方はあまり馴染みませんね。
月給制については問題ないかもしれませんが、インセンティブには乏しいかもしれません。
管理職については場所ば決まっていることが多いですよね。
時間も、一般の勤務者の時間に合わせたほうが管理しやすいですね。
まあ現状の方法でも良いかと思います。
教育者についてはどうでしょうか?
教えられる人は時間が決まっていますので、それに時間を合わせることになりますが、
概ね日中の時間帯ですね。
教える場所も決まっていますから、ここも固定。
現状で問題なさそうです。
(仕事量が多いのが一番の問題になりそうですが)
職人さんはどうでしょうか?
時間は相手によりますよね。特に医師は患者さん相手の商売ですから、
時間はその時間によります。でも、概ねお昼の時間帯ですね。
場所ですが、制限がある場合と無い場合があります。
器材が必要なものは場所に制限されますが、身一つで行えるものであれば
場所の制限はありません。
いろいろ考えてきましたが、
月給制、定時制に馴染む働き方、なじまない働き方があるようです。
だからね、職人系の医師、研究者系の医師には
別の方法で給与を渡して、ある程度自由にやってもらったほうが
良い結果が出るのではないかと思ったりもするわけです。
あとは、サラリーマン医師の問題点ももう一つ有るのですが、
これについては次回。