わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

雑記

日本の(高分子)化学力は世界一のようです

ドイツの科学力は世界一ィィィィィ

といったのは、ジョジョの中の誰でしたっけ………

 

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おむつの話の続きですが、

日本から海外に赴任したママさんが悩むのは

おむつと石鹸・洗剤でした。

保湿剤や化粧品なども合わないことが結構あったようです。

海外でもこれらの日本製品は売っているようですが、

一般のスーパーでは同じブランドでも質があまりにも違って困ってしまうそうです。

かと言って日本人剥けスーパーでは金額が結構貼りますし………

ということで、日本の家族からせっせと仕送りをしてもらっている人もいました。

 

確かに、娘をつれて海外に行った時にもおむつはがさがさで困りました。

繊維や高分子化学製品、特に民生品については日本のものが一番のようですね。

海外のお友達に日本からおみやげを持って行く時には

このようなものを持っていくと喜ばれることも多いですよ。

ちょっとしたtipsでした。

おむつかぶれとメーカーの関係

ひよこクラブ 2013年 05月号

職業柄、ひよこクラブは時々目を通すことにしている雑誌の一つです。

最新の5月号の付録で、紙おむつの調査をしていたので、購入してみました。

今回はその結果を見ながら経験を含めた感想を書きたいと思います。

 

今の紙おむつではトラブルはだいぶ少なくなったと年配の先生はお話をされます。

確かに、実際に娘に使った時も紙おむつそのものによるトラブルはあまりありませんでした。

しかし、これはあくまでも皮膚がしっかりとしている子の話であり、

乾燥肌やアトピーの子ではまた少し話が違います。

紙おむつを他のメーカーに変更したらその後オムツカブレが出たという話はありますし、

実際に経験しています。

メーカー名まできちんと把握しているわけではありませんが、印象としては

「安売りしないP」から別のものに変えたあとによく出ているようです。

逆は無いんですよね………(最も、メーカーを変えて出ていなければ受診はしないですけどね)

本当かどうかははっきりしませんが、あくまでも参考までに。

一人足りない?

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松合室から診察室に入ると中はこう見えます。

大人はこう。

子どもには…

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こう見えます。

 

おや、机の上に何かありましたね。

拡大してみましょう。

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机の上に、小さな指人形が載っています。

アンパンマンと、カレーパンマン。

佐藤製薬さんから頂いたサトちゃん。

(サトコちゃんもいますが、この時はたまたまいませんでした)

そして、ポコポッテイトのさんに・・・・あれれ?二人しかいません。

そうなんです。ムテキチがいません。

実は、ムテキチは、当クリニックの看板娘が気に入ってしまい、

手放してくれないのです。

しばらくは二人体制ですが、ご容赦ください。

 

ちなみに、ムテキチのモデルはラーテルという動物です。

タヌキではないのですぞ。看板娘さんや。

げんきの絵本 ポコポッテイト ポコポコ かくれんぼ

 

追記。

机の上に指人形がおいてあるので、小さな子はそこに向かって進んでいきます。

すると、その隣には椅子がおいてあり、

指人形で夢中の子どもをひょいと抱えて

お母さんは椅子に座ります。

それから診察を始めるのです。

いつの間にか、そんな流れができています。

子供連れで行く大人のためのレストラン

dancyu (ダンチュウ) 2013年 05月号 [雑誌]

 

第一特集のチャーハンも良かったのですが。

 

今回の目玉は子ども連れでいけるレストラン特集でしょう。

個人的には。

 

子どもが生まれてからは立派なレストランに行けず、結構ストレスになっていました。

赤ちゃんOKなレストランを知っていればぜひいけたのに………

子どもも楽しめる盛りつけとお皿で、美味しい料理をみんなで食べることができたら幸せですよね。

お店からすると赤ちゃんや小さな子ども連れはあまり利益が上がらないかもしれませんが、

色々なお店が増えてくれると嬉しいですね。

 

ニューフェース

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本日よりチャイルドスペースにお目見えしました。

 

アフラックではありません。アフラックではありません。

大事なことなので二回言いました。

 

ピーターラビット、あひるのジマイマさんです。

とある百貨店で見つけたので、連れて帰って来ました。(お代はしっかりと払いましたよ)

選んだ事務長いわく、「斜に構えているところがいい」そうです。

他の子たちはもう少し首はまっすぐでした。

 

どのあたりが斜めっているかは、来院して確認していただけるとわかるかと思います。

あひるのジマイマのおはなし (ピーターラビットの絵本 11)

端午の節句

少し早いですが、クリニックの窓は、端午の節句仕様になっています。

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少しわかりにくいかもしれませんが、鯉のぼりが舞っています。

スタッフが切り絵で上手に作ってくれました。

来院時にぜひ探してみてください。

 

ニセモノ学術誌

なるものが増えているようです。(元ネタはこちら

 

寡聞にして皮膚科の領域では聞いたことがありませんが。

ニセモノ学会は見たことがあります。

その分野に詳しい人間からすると「なんだかなあ」

ですが、まったく知らない分野だと思わず信じでしまいそうです。

 

今はインターネットで簡単に色々な検索ができますから、

その人のプロフィールにニセモノ学術誌が載っていた場合、

思わず早合点してしまいそうです。

「こんなにたくさん論文を書いている」=「その分野に精通している」

と思いますからね。

ある種の広告となるわけですね。

 

また、ニセモノ雑誌を編集する人間もそこあたりは心得ているわけでして、

たくさんのお金を要求してくるわけです。

同じ穴の狢と言ったところでしょうか。

 

一昔前に流行った「学歴ロンダリング」のようなものでしょう。

(学歴ロンダリングについてはこちら

 

医者は特に開業すると全然関係のない話になってしまいますし、

医学雑誌の場合、変なことを書いてしまい、それが一般化すると

それで迷惑を被る患者さんが出てくるので、ほとんどみられないと思いますが、

他の分野では、偉くなるためにニセモノ学術誌を利用する人がいるのかもしれません。

そこまでして、偉くなりたいんですね………

フッ化水素酸による熱傷

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フッ化水素酸。化学式ではHFですね。

 

つい先日、この薬剤を使った事件がありました。

靴の中にフッ化水素酸を塗って、女性に傷を負わせた男性が、

殺人未遂で逮捕されたそうです。

「殺人未遂?」とおもわれるかもしれませんが、

フッ化水素酸を知っている人間であればそれも妥当と考えてしまいます。

 

幸いなことに私の周りにはこの薬剤の治療を行ったことはありませんが、

HFには皮膚科医としてはあまり接触的に関わりたくはありません。

なぜか?非常にタチの悪い薬剤だからです。

一般的な酸では、皮膚の中で中和されていきます。

そのため、酸の影響はアルカリのものよりも一般的には軽くなってきます。

しかし、フッ化水素酸のたちの悪いことは、体内のCaと結合してしまうことなのです。

特に細胞内のCaがHFにより欠乏してしまうことにより、細胞は破壊されます。

当然血液内からもCaが欠乏しますから、最終的には心臓の動きもおかしくなってしまい、

死に至るのです。

また、神経細胞のCaもおかしくなりますので、めちゃくちゃ痛いそうです。

 

そのような薬剤ですから、靴に塗っていようが死に至る可能性は十分にあるのです。

しかも、犯人はHFの管理者だったとのことですから、その危険性は十分に知っていたと考えるべきでしょう。

塗られた人が傷つくだけでは済まないことを。

 

ちなみに、このHFですが、ホームセンターでも売られています。

よく、汚れが落ちるのです。

しかし、濃度は薄いですが、皮膚につくとやけどすることは変わりません。

見つけても近寄らないようにしています。気をつけて。

レーザー照射の顛末は?

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サッカーのワールドカップ最終予選。

ヨルダン戦で日本の選手にレーザー(ポインター?)の光が

当てられていたことがニュースになっていました。

いくらなんでもあんまりだろうと思います。

これで少なくとも私のヨルダンに対する心象はだいぶ悪くなりました。

その後、日本のサッカー協会はFIFAに抗議文を提出したようですね。

 

ただ、そのニュースで気になることがありました。

マスコミのこのニュースの取り上げ方は

「サッカーの試合を行う時に、障害になる」

ということが最初に出ていました。

 

しかし、レーザーを病院で扱っている人間としては

順番が違うだろう。

と思います。

まず、眼への被害を最初に考えて欲しいのです。

 

少なくとも医療用のレーザーを扱っている人間の一人として

眼へのレーザー照射にはいくら気をつけても使いすぎることは無いと考えています。

特にレーザーの照射孔を直接覗きこむなどもってのほか。

今までに若い先生の指導をしていて、このような事態になったことはありませんが、

もしもそういうことになりそうなときは怒鳴りつけることも辞さない覚悟です。

そのくらい、眼へのレーザーは気をつけるべきものなのです。

 

今回の抗議文の中身まではわかりませんでしたが、

まず眼への影響を出し、

ついでサッカーの試合に対する影響を述べる。

それが筋だと思います。

今の日本代表の選手が何年サッカーをするのかわかりませんが、

少なくとも、サッカーをやめても、その人の人生は続くのですから。