わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

雑記

医師に月給制はなじむのか?

今回も前回のお話の続きです。

 

「俺はやりたくてその仕事をしているんだい!」

という医師がいっぱいいることもも良く知っています。

趣味:論文を読むこと

という先生も居ました。

「死んだらタップリ眠れるんだから、生きているうちには寝ないで仕事をする」

という先生も居ました。

 

でも、その先生方に存分に働いてもらうにはどうしたらいいんでしょうね。

というお話です。

 

医師の仕事とはどんなものでしょうか?

サラリーマン?職人?学者研究者?管理職?教育者?

様々ですね。

いろいろな仕事が渾然一体として、これ。と決めることができませんが、

概ね上記の用に分けることができるでしょう。

 

この人達を一律に月給制・定時制という方法で縛ることが果たして良いのか?

どうもそうでもなさそうに思えます。

 

学者研究者にとっては時間を決められ、場所を決められることは

あまりメリットはなさそうに思えます。

なぜなら、彼らの仕事は実績を出してナンボだからです。

考えることはどこでもできる。つまり、時間と場所に制約はありません。

実験を行うのであれば場所に制約は生まれるかもしれませんが、時間に制約はありませんし、

資源の有効利用という意味では時間を縛ることは逆効果かもしれません。

そう考えると、この時間に勤務しなさいという考え方はあまり馴染みませんね。

月給制については問題ないかもしれませんが、インセンティブには乏しいかもしれません。

 

管理職については場所ば決まっていることが多いですよね。

時間も、一般の勤務者の時間に合わせたほうが管理しやすいですね。

まあ現状の方法でも良いかと思います。

 

教育者についてはどうでしょうか?

教えられる人は時間が決まっていますので、それに時間を合わせることになりますが、

概ね日中の時間帯ですね。

教える場所も決まっていますから、ここも固定。

現状で問題なさそうです。

(仕事量が多いのが一番の問題になりそうですが)

 

職人さんはどうでしょうか?

時間は相手によりますよね。特に医師は患者さん相手の商売ですから、

時間はその時間によります。でも、概ねお昼の時間帯ですね。

場所ですが、制限がある場合と無い場合があります。

器材が必要なものは場所に制限されますが、身一つで行えるものであれば

場所の制限はありません。

 

 

いろいろ考えてきましたが、

月給制、定時制に馴染む働き方、なじまない働き方があるようです。

 

だからね、職人系の医師、研究者系の医師には

別の方法で給与を渡して、ある程度自由にやってもらったほうが

良い結果が出るのではないかと思ったりもするわけです。

 

あとは、サラリーマン医師の問題点ももう一つ有るのですが、

これについては次回。

医師の時間外労働は無制限でいいの?

開業医は自営業者ですので、時間外労働はあまり関係ないですね・・・

というか、どこまでが仕事かどこからがプライベートかはっきりとわからない生活を

していますし・・・

 

さて、世間で話題の残業時間の上限制ですが、

医師に関しては除外されるようなお話が出てきているようです。

ソースはこちら

 

ああ、そうなんですね。

でもね、これ、本当にいいことなの?

医師自身の幸せにつながりますか?そして患者さんの幸せにつながりますか?

病院に入院した時に、過労でフラフラの医師に診てもらいたいですか?

 

・・・イヤです。

実際に月60時間以上残業で働いていたこともありますが、

結構キツイ生活でした。

まず、プライベートはなくなります。

本も読めないゲームもできない。デートも当然ダメですね。

次に仕事以外のことを考えることができなくなります。

そして、最後には燃え尽きるわけですね。

燃え尽きたことはありませんが、仕事したくないモードになることがあります。

まさに、忙しいと「心が亡くなる」んです。

当然ミスも増えますし、そのミスのリカバリーに時間が取られます。

結果、悪循環。

寝ていない自慢なんて、なんの役に立つこともありません。

 

その結果どうなるか?

優秀な先生、真面目な先生から先に戦場を離脱していくことになります。

周りにもいました。

カンファレンスから帰る途中に倒れてそれっきり病院に来れなくなった先生とかね。

仕事をすることで命を落としているんです。

これって、将来その先生が診察することができて、救うことができる患者さんが

どれくらいいるかを考えると、大きな損失ですし、

当然、亡くなった医師の家族や親族、友人たちもいっぱいいるわけです。

その人達はどうなるの?ということでもあるんです。

世界にとっては、過労死は減らしていった方が幸せな人が

増えるのは当たり前ですよね?

 

したがって医師の残業時間制限は当然行ったほうが良いと考えるのです。

 

現状どうなのか?

こんな感じですって。

約35%。

この数字は多いと見るか、当然と見るべきか・・・

 

でも、この割合は減らしたほうがいいでしょうね。きっと。

 

 

 

・・・というお話をしたらこんな反論が返ってきました。

「若いときは寝る間も惜しんで知識と経験を習得することが大事なんだ」

まあ、たしかに一理あります。

 

でもね、その知識をより短時間で効率よく上手に伝授するにはどうするか?

という方策を考えてみてもいいと思うんです。

医者なんて自分の専門以外の分野にはテンで疎いものなので、

その方法を真面目に考えている人はどのくらいいるのでしょうかねえ。

 

少なくとも、私は寝不足の医師には診察をされたいと思いませんし、

寝不足のまま診察をしたいとは思いません。

なので、寝ている時には起こさないでね。

見なきゃ出せない

正確には「湿疹を」見なきゃ「薬は」出せない。

ですね。

 

いやあ、時々あるんですね。こんなこと。

足の湿疹なのにストッキングを履いているとか。

見ていない部分の薬の塗り方を相談されるとか。

 

・・・わかりませんとしか言えないですよね。

皮膚科なんだから過去に見たこと有るでしょ。

と言われてもそれは見ていないですから。

 

もしもうまく行かなかったり診断を間違っている可能性もあるわけですから、

見ていないものに対して診断を求めるのは如何なものかと思ってしまうのです。

 

そんな平日の午後の診察でした。

 

・・・とりあえず、足の湿疹を見てほしいストッキングの方は、

トイレにチェンジュングボードがありますから、脱いでから診察をすることにしましょうね。

 

 

あなたはだあれ?

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必要があって、時にいろいろなサイトを情報を探して渡り歩くことがあります。

まとめサイトの弊害については今後何処かで書くこともあるかもしれません。

今回は触れないでおきましょう。

今日のお話は、サイトの信頼性の問題についてです。

 

いくつかの分野のサイトをチェックすると、よくまとまっているねえ。

きれいなデザインだねえ。

と思うようなサイトが出てきます。

 

でもね、これ、誰が書いているの?

というサイトが非常に多く見られます。

 

特に多いのが化粧品サイト。

ついで病気のサイトもそれなりにありますかね。

脱ステロイドのサイトにも結構そういうものが多いんです。

 

いやあ、よくないですねえ。

だって、誰が書いているかわかりませんもの。

 

まあ、尤も、効果あったなかったなどというものはある程度幅がありますから、

どうしてもぼやけた形になります。

ただね、問題なのは、「これが効く」と書いてあるモノ。

 

その効果を一体誰が保証しているのでしょうか?

誰が書いたかわからないサイト。

そして、なんだか訳の分からない商品。

有効性?データはありますが、出典はなし。

検索サイトで上に出たから?

いえいえ、そのデータはお金を出せばいじれることが分かっていますし

(そういう業者もたくさんいますね)

検索サイトで上に来たサイトがしっかりしたことを書いているわけではないことも

新聞やニュースで出ているとおりです。

 

何を信じたら良いのかわからない。

などと言う話を聞きますが、少なくとも医療の分野についての専門家の言うことは一つ。

「信じることなんかしても仕方ない」

だけです。

信じるか信じないかではない。

情報を読んでまとめてウラを取って。

情報の出処を確認して、書いている人の信頼性を確認して、

初めて、前向きにその情報に接する。

 

それだけなんです。

信じるものは救われる?そんなことはありません。

ずーっと、考えなければいけないのです。

恋人たちのクリスマス

いよいよ師走。
街もクリスマスの装いになってきました。

恋人がいる人もいない人も、なんだかソワソワする季節です。

少し前ですが、井の頭線に乗ったら、こんなつり革がありました。

 

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ラブ注入♡

古いね〜(笑)

2.5日目のカレー

先日、夕方の買い物の時に、家族からカレーの要望が出ました。

今からかぁ・・・

が、正直な気持ち。

作るのはカンタンですが、作りたてはあまり美味しくない。

煮込む時間もないし・・・。

カレーの裏ワザは、TVで様々なものが紹介されていますが、正直なところ、インスタントコーヒーを入れようが、チョコを入れようが、ケチャップを入れようが、美味しくなったと思ったことがありません。

う〜ん・・・

とりあえず作り始めましたが、我が家は子供カレーと大人カレーを2種類つくるので、意外と面倒くさく、時間もかかります。

子供の分は取り分けりゃいいじゃん、とおっしゃる方がいるのですが、なにしろ我が家のカレー消費量はスゴイのです。

大人カレーだけで、5皿分のカレールーが2箱必要。

なぜなら、家族全員がカレー大好きで、おかわりは当たり前、上の子は、子供カレーの他に大人カレーを夕食で食べ、翌日はお弁当に持っていきます。

大人は、当然翌日の朝食もカレーをがっつり。

どこのイチローですか・・

という状況なのです。

加えて、下の子はアンパンマンのカレールーが大好きで、丸呑みグセがあるため、噛まないといけない硬さで、なおかつほどほどの大きさに野菜を切り刻まないといけません。

かくして、豚肉600g、挽肉100g、ニンジン2.5本、タマネギ4個、ジャガイモ6個という量のカレーを作ることになったのです。

子供用の野菜は7〜8ミリ角に刻みます。

そこで、全部鍋に放り込み、野菜だしを入れて煮込み始めるまで、一時間弱。

はあ、後は足りない野菜分を補うのに、蒸しナスのポン酢和えを作って終わり。

というところで、なんかいい裏ワザないかな〜と、スマホをいじると・・

『一晩寝かせたカレーになる方法』

出てきました。

半信半疑ながら、氷水で一度冷やす、という方法を試してみることに。

なぜこれを選んだかというと、理由が理論的?だったから。

サイトによれば、カレーを作る時に、食材から水分が抜けるそうです。そこで、出来上がったカレーを氷水につけてを冷やすと、今度は逆に食材が水分を吸いこみ、食材の味わいが深みを増すのだそうな。

理系のせいか、コクがでるとか、深みが出るからといった感覚的なことは、気のせいじゃん?と思ってしまう所があります。

医療の世界にも、プラセボ効果、という、立派な名前をつけた気のせいもありますし。

なにはともあれ、カレールーを投入し、溶けたジャガイモが好きなパパと、硬いジャガイモが好きな娘の為に、2回に分けて時間差でジャガイモを投入したあと、冷やしてみることに。

ここで、大問題。

大量のカレーを作る為、我が家はいつもズンドウ鍋でなみなみ作るのですが、こんなものを冷やせる容器がない。

う〜ん。

仕方ありません。

本当に一晩寝かせる分と、裏ワザ分とに分けて、半分の量を片手鍋に移し、大量の氷水をいれた深めのフライパンにドボン。

15分位で、充分冷えました。

それをまたコンロで、熱々に。

結論。

美味しくなった!

信じられませんが、美味しくなりました。

一晩寝かせたカレーの味かどうかは分かりません。

でも、明らかに作りたての時にあるカドがとれ、丸味のある味に変わってました!

すご〜い!

たっぷり食べたあと、残してある作りたてカレーをたべたら、やっぱり作りたての味。

この裏ワザは、本当に美味しくなりました。

ちなみに、残った分の裏ワザカレーを、作りたてカレーに加え、翌日の朝食べたら・・

美味でした〜。2.5日目のカレーですね。

機会があれば、皆様も試してみて下さいね。

吉祥寺でタヌキをみる

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いや、本当ですってば。

井の頭動物園ではないですよ?普通に町中ですよ?

 

先日、夕方に仕事を終え、勉強会に行こうとクリニックを閉めてバス停に向かう時に、

吉祥寺通りを横切る一匹の動物が居ました。

 

ネコ?にしては大きいし、

イヌ?にしては尻尾大きいしなあ。

と思いながらぼんやりと眺めていたら。

目が合いました。

 

おやおや。タヌキですね。

 

タヌキは道を渡ろうとしていたのですが、途中であきらめて東側の路地に入って消えていきました。

 

地方に住んでている方。

そして、首都圏でもあまり近所では無い方にはピンと来ないかもしれませんね。

吉祥寺にタヌキなんて。

でも、結構出るんです。

 

近くには関町公園や善福寺公園など、大きな公園もいくつかありますし、

このあたりの住宅は完成後30年以上経過しているものもたくさんあります。

少し路地にはいると、築50年を超えるような建物もチラホラとあります。

 

そのような環境ですので、タヌキが住み着くことも有るんですね。

患者さんの中にもそんな話をする方がいるので、

なんとなくそんなものかなと思っていたのですが、

この目で見てしまうと、やっぱりなという思いです。

 

ちなみに、タヌキと一緒に入ってくるノミやダニからの虫刺されも結構な数で見られます。

そのつもりで診察していると、結構そんなお話がありますね。

 

というわけで、吉祥寺でタヌキを見た話でした。

本当だよ。

ピーターラビット展

ピーターラビット展に行ってきました。

作者のビアトリクスポターの生誕150周年記念ということで、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中でした。

実はわたくし、子供のころからピーターラビットが大好きで、絵本の他にも数々のグッズを所有しています。

子供が生まれた時には、ウェッジウッド社のピーターラビットの子供用食器を購入したかったのですが、すでに生産中止になっており、泣く泣くあきらめたこともありました。

(現在は、またウェッジウッド社で一部生産されています)

我が子にも好きになって欲しくて、親子チケットを購入してあったのですが、どうにも都合がつかず、会期終了が迫ってきたため、一人で行くことに。

平日ということもあり、おばさま(おばあさま?)集団と、若い学生さんのような方々が、主なギャラリーでした。

たくさんの原画が飾られ、ピーターラビットのお話の他にも、ポターの生涯やナショナルトラスト運動についても、たくさんの展示がありました。

資料は、とても興味深いものばかりでしたが、ピーターラビット展がある度に足を運び、特番などは録画し、たくさんの文献も読んでいたので、知っている内容が多く目新しいものはないなぁ・・と思いつつ見ていたら・・

ん???

『ピータロー兎』という資料が。

昭和15年発行の、幼年の友 という雑誌で紹介されたようですが、あまりにヒドイ(笑)

ピーターうさぎ、やピイターうさぎは分かりますが、ピータローって・・

笑わせていただきました。

ピーターラビットは人気があるからか、ピーターの生誕やら、ビアトリクスの生誕やらにかこつけて、◯周年記念がやたらとあります。

約20年ほど前に、ピーターラビット生誕100周年記念で、英国フレデリックウォーン社から、絵手紙の復刻版、私家版の復刻版、1993年にイギリスで出版された愛蔵版のセットが出たのですが、久々に引っ張り出して見ました。

当時まだ学生で、お金もなく、わずかのお小遣い生活だったのですが、どうしても欲しくて清水買いしたなあ、と感慨深いものがありました。

今回は、グッズは素通りし、絵本のコーナーに。

ピーターラビットの絵本は、絵本としてはかなり小さいサイズです。

また、子供がめくるにはサイズも紙質も難易度が高い。

下の子は、字はまだほとんど読めませんが、好きな絵本は、読めないなりに暗記した部分を読んで見たり、絵を眺めたりして楽しんでいます。

でも、一人では難しいのよね・・と思いつつ、絵本コーナーに行ったら、ボードブック版がありました!

ただ、英語版でした(苦笑)

でも、日本語も読めてないんだから、英語版でも関係ないかな、と購入して見ることに。

ただ、恥ずかしながら、英語でスラスラはとても読んであげられないなぁ、と思ったら、すぐ横に、ピーターラビットで学ぶ英語!

しかも、英語で読んでくれるCD付き!

セットで買ってみることにしました。

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日本語版は、大型のしかけ絵本を見つけました。こちらは人気らしく、最後の1点。

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ピーターラビット、好きになってくれるといいなぁ。

今回は10月11日までと終了してしまいましたが、ご興味のある方は、是非行ってみてくださいね。

フェイラータオルの新作が入荷しました

吉祥寺駅前のイルミネーションの準備がどんどん進んでいますね。

町はクリスマスモードになりつつ有るようです。

 

ということで、当院も少しずつクリスマスモードです。

今年のクリスマスシーズン向けのフェイラータオルの新作が入荷しました。

各1枚ずつの入荷となります。

ご希望の方はスタッフにお申し付けください。

みなさんが思っているよりも早くなくなることがありますので、

お早めにどうぞ。

 

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なぜ皮膚科でフェイラーと思われる方も多いかもしれません。

実は赤ちゃんのお肌を服には一番いい製品なんです。

いつまでも固くならず柔らかい製品。

我が家でも5年以上普段使いしている製品がいくつもありますが、

ほとんど硬くなっていません。

他のメーカー品はみんな硬くなってしまうんですが。

 

なので、当院ではフェイラーのタオルをお薦めしているんです。

それに、使うならもっと可愛い柄のフェイラーの方がいいですよね。